ハイスクールD×D 十二星座の使徒 作:ミニチュアコンセント
1話 千年後の世界
「ふぁ〜……もう朝か」
自身の部屋のカーテンの隙間から朝日の光が漏れている。
俺はベッドから起き上がり、カーテンを開ける。
「眩し……」
朝日の光で目を隠してしまうが、部屋の窓からは町の景色が見える。
俺の家は駒王町と言う所にある。
ここは中々にいい町だ。
近くに大型のショッピングモールがあるし、でかい学園『駒王学園』もあるし、何より近所の人達が人付き合いで良い人達でばっかりだ。
こういう町はそうそうあるもんじゃない。
実はと言うと俺は、千年ぐらい前から駒王町に住んでいる。
昔は『駒王町』と言う名前ではなかったが雰囲気で分かる。
ここは今も昔も俺が住んでいる場所だと。
(あの巨乳天使ガブリエルを助けてだいたい千年ぐらい経つか)
俺はそんな事を急に考え始めたが、朝食を摂る為に一階へ降りる。
すると、キッチンの方から音が聞こえる。
どうやら朝食を作っているようだ。
ちなみに俺は一人暮らしではない。
いや、昔は一人で暮らしていたが
俺はその人に声をかける。
「おはよう、ミラナ」
「あ、ハルトさん。おはようございます」
彼女は、明るい笑顔で返した。
「朝食作ってくれてたんだな。ありがとう」
「いえ…あの時居場所がなくなった私に手を差し伸べてくれましたから。恩返し、とまではいきませんがこのくらいなら…」
「そっか……だが無理はするなよ? お前は俺自身の宝なんだからな」
「……は、はい……///」
なぜ顔を赤くしてるのかわからんが…。
おっと、紹介が遅れたな。彼女の名は、
ミラナ・シャタロヴァ。
俺の家で暮らしている『元』シスターだ。
なぜシスターが俺の家に居るんだと思うだろ?
それは教会の、
『極秘計画』
を知ってしまったからだ。
それが、『極秘計画』の関係者の耳に入って殺されそうになり、たまたま近くに居た俺が助けたという訳だ。
教会の奴らは何考えてんだ?
こんなかわいい子を殺そうとしてたなんてな!
まったくもって腹立たしい!
………関係ないと思うが、ミラナは胸がデカい。
学園に居る『二大お姉様』よりもデカいかもしれない。
「あ…あの…お料理冷めちゃいますよ?」
っ!
いつの間にかテーブルに並べられてたみたいだな。
俺は席に座る。
「それじゃ、
「「いただきます」」
そう言い、料理を口に運ぶ。
「……ど、どうですか?」
と、ミラナはそう聞いてくるが俺は、
「上手い! また料理の腕をあげたな。ミラナ」
「……えへへ///」
顔を赤くし、恥ずかしがるが嬉しそうにも見える。
冗談抜きで、ミラナの料理は本当に上手い!
これ、俺より絶対上手だわ。
最初はあまり上手ではなかったが、よくここまで上達したもんだ。
料理とは関係ないが、俺は千年の間この世界のことでいろいろ知ったことがある。
簡単にまとめるとこうだな。
・この世界にはさまざまな神話体系がある。
・俺が千年前に助けたのは、三大勢力という者達らしい。
・三大勢力は、神・天使、堕天使、悪魔で成り立ってい
る。
・逆に、俺が千年前倒した龍は『二天龍』と呼ばれる地上
最強の龍らしい。
・三大勢力の神は、聖書の神と呼ばれている。
・聖書の神は
・
もあるそうだ。
・その
ーフに宿る。
・他にも妖精、巨人、吸血鬼、妖怪、魔法使いなど。
こう思う。
「めっちゃファンタジーの世界」だと。
そう思っていると、ミラナも食べ終わったみたいだ。
「「ごちそうさまでした」」
俺達は食べ終わった食器を片付け、皿洗いをする。
二人で皿洗いをしてる時に、俺はミラナに言う。
「夕飯は俺が作るよ」
「……いいんですか?」
「いいって。ミラナに一日中やらせる訳にはいかないだろ?」
「……あ、ありがとうございます」
「そうすると、昼食どうすっかな」
流石に弁当は作ってないと思っていた俺だが、そんな心配はすぐに無くなった。
「……? お弁当なら作ってありますよ……?」
「マジ!?」
「はい」
そこには既に俺の分と、ミラナの分を合わせた二つの弁当があった!
あまりにも手際の良さに驚く俺。
こりゃあ、将来絶対良いお嫁さんになりそうだな」
「……お、お嫁さん///」
「こ…声に出てた?」
「………(コクリ)///」
「………ッ!///」
顔を赤くしながら頷く。
知らずに声に出てたようだ。
俺もミラナも赤面してしまったので、話をそらす。
「ま…まぁ弁当ありがとな///」
「……は、はい///」
まだ、赤面してしまっているが時計を見て登校時間だと気付く。
「そろそろ登校時間だな。準備するか」
「……は、はい!」
俺は、水を止めミラナも自室へと入っていき制服に着替える。
カバンの中にミラナが作ってくれた弁当を入れ、玄関へ行く。
玄関には既にミラナが待っていた。
俺達は扉を開け外に出る。
鍵をしっかり締めミラナに一声かける。
「よし、学園に行くか!」
「はい!」
そう言い、2人で駒王学園に向かった。
はい。感の良い人は気づいたかもですね。『極秘計画』とは何か!?