ハイスクールD×D  十二星座の使徒   作:ミニチュアコンセント

4 / 43
第一章 旧校舎のディアボロス
1話 千年後の世界


「ふぁ〜……もう朝か」

 

自身の部屋のカーテンの隙間から朝日の光が漏れている。

俺はベッドから起き上がり、カーテンを開ける。

 

「眩し……」

 

朝日の光で目を隠してしまうが、部屋の窓からは町の景色が見える。

俺の家は駒王町と言う所にある。

 

ここは中々にいい町だ。

近くに大型のショッピングモールがあるし、でかい学園『駒王学園』もあるし、何より近所の人達が人付き合いで良い人達でばっかりだ。

 

こういう町はそうそうあるもんじゃない。

 

実はと言うと俺は、千年ぐらい前から駒王町に住んでいる。

昔は『駒王町』と言う名前ではなかったが雰囲気で分かる。

 

ここは今も昔も俺が住んでいる場所だと。

 

(あの巨乳天使ガブリエルを助けてだいたい千年ぐらい経つか)

 

俺はそんな事を急に考え始めたが、朝食を摂る為に一階へ降りる。

すると、キッチンの方から音が聞こえる。

どうやら朝食を作っているようだ。

 

ちなみに俺は一人暮らしではない。

いや、昔は一人で暮らしていたが灰色がかった(アッシュ)ブロンドの髪の人と二人で暮らすことになった。

 

俺はその人に声をかける。

 

「おはよう、ミラナ」

 

「あ、ハルトさん。おはようございます」

 

彼女は、明るい笑顔で返した。

 

「朝食作ってくれてたんだな。ありがとう」

 

「いえ…あの時居場所がなくなった私に手を差し伸べてくれましたから。恩返し、とまではいきませんがこのくらいなら…」

 

「そっか……だが無理はするなよ? お前は俺自身の宝なんだからな」

 

「……は、はい……///」

 

なぜ顔を赤くしてるのかわからんが…。

 

おっと、紹介が遅れたな。彼女の名は、

 

ミラナ・シャタロヴァ。

 

俺の家で暮らしている『元』シスターだ。

なぜシスターが俺の家に居るんだと思うだろ?

それは教会の、

 

『極秘計画』

 

を知ってしまったからだ。

それが、『極秘計画』の関係者の耳に入って殺されそうになり、たまたま近くに居た俺が助けたという訳だ。

 

教会の奴らは何考えてんだ?

こんなかわいい子を殺そうとしてたなんてな!

まったくもって腹立たしい!

 

………関係ないと思うが、ミラナは胸がデカい。

学園に居る『二大お姉様』よりもデカいかもしれない。

 

「あ…あの…お料理冷めちゃいますよ?」

 

っ!

いつの間にかテーブルに並べられてたみたいだな。

俺は席に座る。

 

「それじゃ、

 

「「いただきます」」

 

そう言い、料理を口に運ぶ。

 

「……ど、どうですか?」

 

と、ミラナはそう聞いてくるが俺は、

 

「上手い! また料理の腕をあげたな。ミラナ」

 

「……えへへ///」

 

顔を赤くし、恥ずかしがるが嬉しそうにも見える。

 

冗談抜きで、ミラナの料理は本当に上手い!

これ、俺より絶対上手だわ。

最初はあまり上手ではなかったが、よくここまで上達したもんだ。

 

料理とは関係ないが、俺は千年の間この世界のことでいろいろ知ったことがある。

簡単にまとめるとこうだな。

 

・この世界にはさまざまな神話体系がある。

・俺が千年前に助けたのは、三大勢力という者達らしい。

・三大勢力は、神・天使、堕天使、悪魔で成り立ってい

 る。

・逆に、俺が千年前倒した龍は『二天龍』と呼ばれる地上

 最強の龍らしい。

・三大勢力の神は、聖書の神と呼ばれている。

・聖書の神は神器(セイクリッド・ギア)と呼ばれる物を作った。

神器(セイクリッド・ギア)の中でさらに強力な物、神滅具(ロンギヌス)が今の所十三個

 もあるそうだ。

・その神器(セイクリッド・ギア)神滅具(ロンギヌス)は人間や人間の血を引いているハ

 ーフに宿る。

・他にも妖精、巨人、吸血鬼、妖怪、魔法使いなど。

 

こう思う。

「めっちゃファンタジーの世界」だと。

 

そう思っていると、ミラナも食べ終わったみたいだ。

 

「「ごちそうさまでした」」

 

俺達は食べ終わった食器を片付け、皿洗いをする。

二人で皿洗いをしてる時に、俺はミラナに言う。

 

「夕飯は俺が作るよ」

 

「……いいんですか?」

 

「いいって。ミラナに一日中やらせる訳にはいかないだろ?」

 

「……あ、ありがとうございます」

 

「そうすると、昼食どうすっかな」

 

流石に弁当は作ってないと思っていた俺だが、そんな心配はすぐに無くなった。

 

「……? お弁当なら作ってありますよ……?」

 

「マジ!?」

 

「はい」

 

そこには既に俺の分と、ミラナの分を合わせた二つの弁当があった!

 

あまりにも手際の良さに驚く俺。

 

こりゃあ、将来絶対良いお嫁さんになりそうだな」

 

「……お、お嫁さん///」

 

「こ…声に出てた?」

 

「………(コクリ)///」

 

「………ッ!///」

 

顔を赤くしながら頷く。

 

知らずに声に出てたようだ。

俺もミラナも赤面してしまったので、話をそらす。

 

「ま…まぁ弁当ありがとな///」

 

「……は、はい///」

 

まだ、赤面してしまっているが時計を見て登校時間だと気付く。

 

「そろそろ登校時間だな。準備するか」

 

「……は、はい!」

 

俺は、水を止めミラナも自室へと入っていき制服に着替える。

カバンの中にミラナが作ってくれた弁当を入れ、玄関へ行く。

 

玄関には既にミラナが待っていた。

俺達は扉を開け外に出る。

鍵をしっかり締めミラナに一声かける。

 

「よし、学園に行くか!」

 

「はい!」

 

そう言い、2人で駒王学園に向かった。

 

 




はい。感の良い人は気づいたかもですね。『極秘計画』とは何か!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。