【本編完結】星をなくした子   作:フクブチョー

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星照らす闇が広がる空
星をなくした子が愛した星が星座を作るだろう
目に映らない線が貴方たちを繋げる糸
一番星が15年の嘘で紡いだ絆



109th take 君が集まって星座になる

 

 

 

 

 

 

 

 

キャスト間オーディションが終わり、15年の嘘の下準備が整い始める。

 

それと同時にアクアは順調に引退の準備を進めていた。

 

アクアがレギュラーを張るニュース番組やMCを務めるバラエティなど、その全てで卒業を発表。表向きの理由は俳優業に専念するためとされた。

 

アクアが看板を張る『やれんの課、ワンチャン!』は来春に最終回を迎えることとなっている。

 

音楽番組等はレギュラーでなく、ゲスト的な扱いで参加する事がほとんど。作詞作曲活動もアクアが仕事を新しく引き受けない限り、問題ない。

 

徐々に仕事を減らしていき、まとまった稽古時間を確保できるようにもなりつつある。計画通り来年は『15年の嘘』と『劇場版リバーシ・アイドル/THE・LASTSTAGE』に集中できる予定だ。

 

全て順調。後は正式な台本が降りてくるのを待つのみなのだが……

 

「何を考えているのかな?」

 

夕暮れの海辺。何やら本を片手に頭を抱える少年の後ろから声がかかる。振り返らなくても誰がいるかわかり、蜂蜜色の髪の少年は大きく溜息を吐いた。

 

「相変わらず失礼な態度だなぁ。私のことそんなに嫌い?」

「ため息出る程度にはこの状況にウンザリしてんだよ」

 

このように背後に立たれることは初めてではない。映画の企画が進行し、アクアが飛び回るようになってから、このカラスを伴う少女との接触機会は激増していた。

 

「ま、驚きはしねーがな。神話の時代から、アンタらは基本かまってちゃんだ」

「かまってちゃんなのは君も一緒でしょ?」

「はっ。お前ら暇人と一緒にするな」

 

鼻で笑う。オレが人と関わるのはオレが有能な客寄せパンダだからだ。注目を集めるためなら何だって演じる。完全無欠の天才も、年相応の弱さを持つ少年も、全て演じてみせる。

 

「それでも君は、情を捨てきれない」

 

目的のためなら息を吐くように嘘をつく。顔も名前も知らない大衆のために忖度するなんてこと、一切しない。

 

しかしその代わり、彼のハードルを越えられるだけの才能と実力を持つ人間には、彼はかなり甘かった。

 

「貴方は今回、考えなきゃいけないことがいっぱいだよね。妹。イマカノ。自分を好いてくれてる子。内縁の妻。傷で成る絆。母親。そして、君がなくしてしまった子のこと」

 

その言葉に、星をなくした子は一切の反応を見せなかった。

 

「星野アイは、今どこにいると思う?君がなくしてしまった子は、まだどこかにいると思ってる?」

 

思っていた。どこかにいる、というかおそらく自分の中にいるのだろうと思っていた。アイはともかく、オレがなくした、4歳以前の僕はきっとまだ僕の心のどこかにいると思っている。

 

「安心して。もういないよ。星野アイも。かつて君に運ばれた魂も。確かに崩れて星と海に還っていった。もう二度と再形成されることはない。君はもう永遠に君のままだよ。君こそが、星野アクアだ。その点はもう安心していい」

 

ずっと不安だった。いつかオレが消えてしまうこと。なくした星野アクアが戻ってくること。前世の記憶をルビーが持っているなら、他にも同じような人間がいるのではないかと予想もしていた。その中にアイがいないという保証はどこにもなかった。

 

前世の記憶を持ったアイがオレの前に現れたのなら、オレの正体を見抜くのではないか。そんな不安はずっとあった。

 

───ああ、オレだ。オレの、ままだ。

 

夜眠り、目を覚ますたびにあった恐怖。不安。安堵。14年間、ずっと背にあり続けた。

 

常に予想し、傍らにあった最悪の想定は少女によって払拭された。

 

「死は死だよ。星野アイも、アマミヤゴロウも、何も思わないし何も考えない。二度と笑うこともない」

 

背を向けたまま、息を吐く。夜に染まりつつある空を見上げた。

 

「がっかりした?」

「全然。むしろ安心した」

 

振り返った時、アクアの顔にはいつもの笑みが戻っていた。

 

「それが一番だと思う。死んでまで思い悩む必要はないし、考え込む意味もない。悩みも、思考も、思いやりも。今を生きている人間のためにするべきだ」

 

───そんなことに思い悩むのは、オレ1人で充分だ

 

「オレがいま考えてるのはそんなどうでもいいことじゃない」

「どうでもいい?」

 

少女の首が少し傾く。今言ったことはアクアにとって何よりも大切な事のはずだ。どうでもいいと言い切れるモノではなかったはず。なのに今、彼はどうでもいいと言い放った。そんなことに構っていられる暇はない、と。

 

「オレと違ってお前暇なんだろ?頼んでもないのに何度も会いに来るくらいなんだから」

「………君って基本私のこと舐めてるよね。あまり調子に乗らないほうがいいよ。私がその気になれば君の魂なんて指先一つで……吹き飛ばす事はできないんだけど」

「映画の子役、やってくれねぇ?毎度ごちゃごちゃ厨二くさいことベラベラくっちゃべってるんだ。長台詞得意だろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「──ってわけで捕まえてきた」

「捕まってない、自分の意思」

 

五反田監督に連絡を取ると苺プロにいるようだったので、連れて行った。アクアが海辺で頭を抱えていた理由は子役が見つからない事だった。優秀な子役とは本当に見つけるのが難しい。長台詞覚えられるだけの頭を持ってる子供だけでも希少。それに加えてこのドシリアスな映画で無邪気な子供の存在はめちゃくちゃ浮く。演技とは大きく分けて陽の感情を演じるか陰の感情を演じるかの二つ。この両方ができる子供は本当にいない。

 

「オレが出来ればそれが一番なんだが…」

「あはは。流石のあなたもこればっかりはね」

 

台本片手に悩む夫の様子をずっと見ていた内縁の妻は笑みを漏らす。美と才能が集まる芸能界。大人の役なら代わりはいくらでも見つかるが、子役のキャスティングだけはどうしても運の要素が入る。

 

「あなたの子役時代も見たかったなぁ。作品はいくつかあるんでしょう?」

「見たら落胆するぞ。あの辺の出演作は本当に黒歴史だ。見るに堪えん」

「そんな事で落胆なんかしない。クリエイターならそういう時期は絶対誰にでもあるんだから」

 

腕の中で眠る絆をあやしながら夫の隣に座る。もう時期一歳になる愛娘は最近つかまり立ちができるようになっている。毎日見てやる事はできない娘の成長だが、それでもできるだけフリルの部屋に訪れるようにしている。数日見ないだけで驚くほど運動能力や筋力が発達しており、人の育つ姿には毎回感動させられていた。

 

「で、ようやく見つかったんだ。子役」

 

絆をベッドに寝かせると、自然な動作で隣に座る。ずっと空欄だった子役のキャスティングにようやく名前が書き込まれた台本を覗き込む。

 

「ツクヨミちゃんかぁ。子役にしては変わった芸名だね。なんか厨二っぽい」

「まんま厨二っぽいガキだよ」

「演技できそう?」

「さあな。実際見たわけではないから断言はできないが……まあ巷にいる子供よりはマシなんじゃねーの?ある意味子供の頃のオレよりヒネてるから」

「それは相当ヒネてるね」

「なんだと?」

「冗談。私はその頃のあなたを知らないから」

 

息を呑む。風呂上がりなこともあってか、声を立てないように笑うフリルの姿に思わず見惚れる。

一年前にはなかった艶と美しさを纏うようになっていた。

 

───ちっとも飽きないな。

 

2年間、密に付き合ってきた。ヘタをすれば家族とあかね以上に、誰よりも長い時間をフリルと過ごしてきた。美人は3日で飽きるという格言はフリルにはまるで適さない。日を追うごとに美しさを増す妻に、蜂蜜色の髪の青年は飽きるという感覚はまるで理解できなかった。

 

「お互い様だよ」

 

手を取られる。寄り添い、肩に頭を預けられた。夫の感触を全身で味わうように目を閉じて、身体を重ねる。首元で大きく深呼吸した。

 

「私も、毎日あなたに恋をしてる。初めて会った時と同じ……ううん、それ以上のときめきをあなたに会うたびに感じてる。私があなたに冷めるなんて日、一生来ないと思う」

 

心の中を見透かされることに驚かなくなったのはいつからだっただろうか。昔は不愉快だったが、今は心地よさすら感じている。それからしばらく2人は言葉を交わすことなく、手を重ね、唇を重ね、そして身体を重ねた。

 

「そういえば、まだキャストの欄に空きあるね」

 

お互い生まれたままの姿になり、寄り添い合っていると、情事が始まる前まで持っていた台本をフリルが手に取る。ツクヨミがキャスティングされたことでほぼ埋まった空欄の中、確かにまだ二つ空きがあった。

 

子役時代よりさらに前。幼児のころのアクアとルビー。この2人がまだ決まっていなかった。

 

「その辺りの頃の子供はどこかから引っ張ってくるだろう。言葉も碌に喋れない頃だから、ぶっちゃけ幼児なら誰でもいい」

 

しかしアイの人生がテーマである以上、出産のシーンは欠かせないし、生まれて間もない赤子のカットは絶対に必要になる。幼少期、オレたちがアイのライブに行ったことでバズった動画もあるし。

まああの頃から超絶可愛いくて天使だったオレとルビーだから?キャスティングはある程度厳しくなるだろうが、子役時代ほどではないはずだ。

 

「ふーん。誰でもいいんだ」

「フリル?」

「誰でも良いって言ってもできればあなたの面影がある子の方がいいよね?仮にもあなたの幼児期としてスクリーンに大写しにされるんだから」

「心当たりあるのか?」

「あなた、この映画で引退するんだよね」

「?ああ。諸々引き継ぎはあるだろうけど、メインどころ演るのはコレとリバドルで最後だろうな」

「これがあなたと共演できる最後の機会なんだよね」

「…………まあ、そうなるだろうな」

「だったら私からお願い……ううん、提案があるんだけど」

 

耳打ちされた内容は思わずベッドから崩れ落ちそうになる程の提案だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャストが全員決まり、監督も裏方も用意された。遂に最後の映画が、撮影に向けて動き始める。

 

「アクアさん!入られます!」

 

マネージャーの言葉と共にキャスト控え室に星の瞳の美青年が扉を開ける。

 

星野アクア(カミキヒカル・アイ役)

 

⭐︎5

 

タレント力・A

バラエティ力・A

ネットSNS・C

話題性・SS

役者・S

楽曲・A

 

デビューは子役。2年前のネットドラマ『今日は甘口で』で一部話題を呼び、不知火フリルにその才能を見そめられる。恋愛リアリティショー『今からガチ恋始めます』通称今ガチではMCを務め、番組の人気に貢献した。

その後、舞台『東京ブレイド』での活躍により、大手事務所にスカウト。移籍後一年で、日本国民で知らない者はいないと言われるまでの活躍を収める。代表作は主演を務めた『リバーシ・アイドル』。歌もダンスもギターの腕前も一流であることを世間に証明する。主だった賞レースを総ナメ。特に日本映画賞で主演男優賞とギャラクシー賞を受賞したことは記憶に新しい。一気にスターダムを駆け上がったシンデレラボーイ。最近役者業に専念すると発表し、務めていたバラエティのレギュラーを幾つか降板。カミキヒカルの殺人未遂事件の被害者としても話題を呼んでいる。

 

「いよいよ始まるね」

 

先に来ていた少女がアクアの元へと駆け寄る。容姿はほぼ同じ。男女の違いがあるため判別は難しくないが、二人のことをまるで知らない人間が見たとしても、一目で血縁者だとわかる。蜂蜜色の髪に凄まじく整った美貌を持つ少女。

 

星野ルビー(B小町・渡辺芽衣・アイ役)

 

⭐︎4

 

タレント力・A

バラエティ力・B

ネット・SNS・B

話題性・S

役者・D

楽曲・B

 

2年前に活動を始めたリブートユニット『B小町』メンバー。センターではないが人気の中核を務める。新星賞も受賞した飛ぶ鳥を落とす勢いのアイドル。先日アクアが巻き込まれた殺人事件でアイとの親子関係を発表。母の夢を叶えるためにアイドルをしていると断言した会見でフォロワーを爆増させた。二十八時間テレビのチャリティーリポーターにも推薦されている。間違いなくこれから来るタレント。一部では母親を、アイを超える逸材とまで言われている。

 

「今までの総決算!苺プロの未来を担う大事な仕事!……なのになんでこんなのがいるの?」

 

紅玉の瞳が蔑みの目で見下ろすのは年端をいかない子供。

 

「こんなのとはご挨拶だね。それは私が子供時代の君たちの役だからだよ」

 

ツクヨミ(アクア・ルビー役)

 

⭐︎1

 

タレント力・?

バラエティ力・?

ネット・SNS・?

話題性・?

役者・?

楽曲・?

 

顔立ちは整っており、美少女と呼べるだろう。しかし芸歴はおろか、家族構成も一切不明。経験も実績もない、星野アクアが抜擢した子役。

 

「よろしくね」

「………なんでもいいけど、仕事の邪魔はしないでよね」

「私はいつも助けになることしかしてないでしょ?」

「結果論で語るな。愉快犯」

「あっ!きたきた!」

 

手持ち無沙汰にしていた淑女がアクアたちを見つけ、こちらに駆け寄ってくる。顔色は少し悪く、若干震えている。わかりやすく緊張が見て取れた。

 

「私が映画なんてほんとに良かったのかなぁ!場違い感パなくない!?」

 

MEMちょ(B小町・ありぴょん役)

 

⭐︎3

 

タレント力・B

バラエティ力・B

ネット・SNS・A

話題性・B

役者・D

楽曲・B

 

B小町メンバーの1人。ユーチューバー出身で公式設定19歳。コケティッシュなキャラクターが人気を博していた。恋愛リアリティショーの出演で星野アクアとコネクションができ、その繋がりで兼ねてからの夢だったアイドル活動を始めた。星野アクアが認める努力家芸能人。

 

「さあ……実際のところどうなんだろう?」

「ネームバリューだけで言えば3、4枚落ちるのは事実だな」

「否定するかフォローしてよぉ!」

「大丈夫だよ、MEMちょ。貴女はこの私の推しなんだから」

「ふぇっ!?」

 

挨拶回りをしていた女優がこちらにコンタクトを求めてくる。手を差し出していたのは泣きぼくろの美少女。艶やかな黒髪は光に透かすと淡い翠を帯びる。

 

不知火フリル(姫川愛莉役)

 

⭐︎5

 

タレント力・A

バラエティ力・A

ネット・SNS・S

話題性・A

役者・A

楽曲・A

 

日本国民ならば誰もが名前を知る、推しも推されぬスーパーマルチタレント。恋愛リアリティショーに出演し、星野アクアと恋愛関係に近づいたことで一瞬人気に影を落とした。が、その後の活動で完全に復活。星野アクアの才能を見抜き、自身の事務所へ招いた慧眼の持ち主。一気にスターダムへと駆け上がった星野アクアと幾度も並び称される。この一年近く多忙を理由に活動を自粛していたが、今年になって高校卒業の目処も立ったからか。徐々に芸能界へ復帰を始めている。この映画は本格的な活動開始の第一歩として注目を集めている。

 

───上手いな

 

フリルがメムとやり取りするのを見て、心から感心する。緊張バリバリだったメムに、あの不知火フリルからファンです、と言ってもらった事で自己肯定感が爆上がりし、肩の力が一気に抜けた。共演者のモチベーションを上げることも役者には立派な仕事の一つ。気安い関係であるアクアやルビーではできないやり方でメムの緊張をほぐした。さすがと言わざるを得なかった。

 

───実際メムのことは推してるから本音もあるんだろうけど

 

「こういうところが如才ないよね、フリルちゃんは」

 

いつのまにかアクアの隣に来ていた青みがかった黒髪を背中まで伸ばした少女がするりと彼の腕を掻き抱く。フリルの一連のやり取りを見て、アクアと同じ評価をしていた人間がいた。

 

黒川あかね(B小町・高峯役)

 

⭐︎4

 

タレント力・A

バラエティ力・A

ネット・SNS・C

話題性・A

役者・S

楽曲・D

 

芸能活動は5歳から。子供劇団に入り、年齢と共に相応の劇団へと移り、才能を磨く。現在は一流の舞台俳優しかいないと言われる名門劇団ララライの若きエースを務めている。劇団から公共の電波へと活動を移し始めたのは2年前。恋愛リアリティショーへの参加がきっかけ。番組内で炎上騒動も起こしたが、結果的に大衆に名前を知られる契機となる。その後、星野アクアと交際を開始。彼の活動に引っ張られるように黒川あかねも俳優業を活性化させていく。昨年末は日本映画賞で新人賞も受賞。今や若手実力派女優では一、二を争う存在になりつつある。

星野アクアとの交際関係も継続中。美男美女のカップルとして、人気を集めている。

 

「ちょっと。いきなり人前でベタベタしてんじゃないわよ。ちゃんと挨拶回りしてきなさい」

 

空いているアクアの手を取ったのは赤髪をショートボブに切りそろえた童顔の少女。

 

有馬かな(B小町・ニノ役)

 

⭐︎3

 

タレント力・B

バラエティ力・A

ネット・SNS・B

話題性・C

役者・S

楽曲・B

 

かつて全国にその名を浸透させた元天才子役。楽曲等の活動も行なっていた。特にピーマン体操は当時全国の幼稚園、小学校で子供たちが踊った代表作。しかし子役としての旬が過ぎてからは一気に仕事が少なくなった。一発屋と呼ばれる部類の芸能人。しかし根強く活動は続けており、ネットドラマ『今日は甘口で』で一部注目を集める。その後リブートユニットB小町でアイドルとして活動開始。2年に渡りセンターを務め、新たなファン層を獲得するに至る。しかしすでにユニット卒業を発表している。卒業公演は来年度末に予定されている。

 

続々とキャスト陣が集まり始める。姫川大輝(上原清十郎役・⭐︎5)をはじめ、鳴嶋メルト(雨宮吾郎役・⭐︎3)など、錚々たるメンツが一同に介している。

 

───さすがはアクアが妥協なく検討した選抜メンバー。

 

キャスティング、その他諸々。裏でアクアが活動していたことを知る人間たちは集まってくる人間を見て嘆息する。誰も彼もがマルチな才能を待つか、一芸に秀でているか。そういう強い特長を持つメンバーで構成されていた。

 

最後の1人を除いて。

 

「すみません!遅れました!」

 

慌てて扉が開く。視線の先にいたのは、30代半ば頃の女性と、ベビーカー。

 

「アクアさん、ルビーさんの幼児期で撮影させてもらいます。キズナです。よろしくお願いします」

 

ベビーカーを押す女性が、幼児の名前を名乗り、深々と頭を下げた。

 

 

 

 




最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

絆、映画デビュー。と言ってもあくまで素材。幼児期の双子は絆を元に合成で撮影します。あのバズった赤ちゃんオタ芸は再現不可能ですから。五反田もできればあまりやりたくなかったですが、まあ幼児期のアクルビはほんの数カット出るだけですのでギリ納得しました。





以下、本誌ネタバレ





知ってた。この日がいつか来るだろうとは思ってた。だから拙作でもアクア刺されたのを本誌でやられる前にねじ込んだワケだし。
まだやりやがったとは言わないでおきます。だってこのままじゃまるきり歴史繰り返されてますやん。ミヤコさんが。なによりアクアとあかねがそこまで無防備晒すとは思えないので。何か対策してると信じてます。しかし前話との落差がエグすぎる。赤坂先生は筆者などより余程人の心が……予想していたことでしたが。だから拙作でもアクアは刺されて、そして未来であの行動を取ったわけですから。

それでは励みになりますので、感想、評価よろしくお願いします。面白かったの一言でも頂ければモチベーション爆上がりです。時間がかかっても感想には必ず返信します。
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