赤と青の星はそれぞれの方法で輝き方を模索しはじめる
星の輝きを支えてあげよう
きっと貴方の希望の光になるはずだから
「え〜〜!そりゃ大変ですよ、あの2人のマネジメントは」
都内のとある居酒屋。取材を申し込まれていた苺プロ社長、斎藤ミヤコは取材の場をこの飲食店に設けていた。こういった場を人の入りが多いファミレスなどで行われることは意外と多い。ある程度雑多な場所の方が盗み聞きされる心配も少ないし、話もしやすいからだ。
かと言ってガンガンビールを飲むのはどうかと思う。取材する方としては口の滑りが良くなるので好都合だが。いま飛ぶ鳥を落とす勢いで芸能界を駆け上がる2人を支える敏腕女社長は大ジョッキを勢いよく流し込んだ。
「考えてみれば……いえ、考えてみなくてもおかしかったんです。あの2人は。特に兄の方。最初の方は行く先々でやらかして。初仕事なんてPVのモブだったのに現場騒然NG叩き出して、一発レッドカードですよ?どうやったらそんなことできるっていう。妹も兄とは違うベクトルで目が離せないっていうか…とにかく普通じゃないんです、あの子達は」
唇を突き出して放つ2人の愚痴だったが、その響きはどこか自慢げで嬉しそうだ。
「天才?私は否定しないですけど、本人達は否定するでしょうね。そして私もそういう風にあの子達を呼びたくはないです。なら何かって言われると難しいんですが……」
酒で赤くなった顔を少し歪めながら天を見つめる。その先に何か見えたのか、一転して笑みを浮かべた。
「導かれてるんです、あの子達は。きっと」
それがなんなのか、ミヤコは答えなかった。神様なのか、それとも別の何かなのかはわからない。けれどミヤコは確信を持った様子で断言した。
「寵愛と試練、どっちも正しく与えられて、それぞれのやり方で乗り越えてる。一人一人では劣るかもしれない。でも2人だから、あの子達の愛はきっと星に届く。星を超える」
空に向けて開いた手をグッと握り込む。何を掴んだのか、記者には分からなかった。
「だから私は───」
テーブルに置いていたスマホが振動する。電話のようだ。相手が誰かを確認するとミヤコは慌ててコールをとった。
「もしもし!?えっ、トラブル?今すぐ!?ああ、わかった。ちょっと待ってて、すぐ行くから──ごめんなさい、2人に呼び出されてしまいました。話はまたいずれ!」
電話で酔いが吹き飛んだのか、即座に立ち上がり、会計を済ませると慌ててタクシーを拾う。不安と緊張で焦るその顔はマネージャーというより、母親の姿だった。
▼
双子コーデというものをご存知だろうか?
最近ではシミラー(similar)ルックと呼ばれている。服装やアイテムの中で友達や恋人と同じカラーやデザインで揃えるというファッション。少し前は仲の良い同性の友達同士で流行していたが、近年では恋人と楽しむことが多い。例えば彼氏が真っ赤なTシャツに白いパンツというコーディネートなら、彼女は真っ赤なワンピースに白い帽子。といった2人でトータルコーディネートを行うというものだ。
写真にも映えるし、仲の良さもアピールしやすい。気軽に挑戦できるという点で優秀なファッションと言える。
ならば本物の双子が同じ格好をしているのは仲の良さの現れなのか?残念ながら違う。理由のほとんどが一々違うデザインの服を買うのが面倒だから、だ。それも幼児の頃までだろう。思春期の双子はそれぞれで服装や髪型を変えたがることが多い。わかりやすく見た目で差別化を図り、自分は兄弟と違うという事をアピールするためだ。14〜8歳の思春期少年少女が双子コーデをしているとすれば、インスタメートル映え狙いか、本当に仲が良い酔狂兄妹だけだろう。
そして星野アクアと星野ルビーはそのごく一部の、部屋着はもちろん、2人で外を歩く時も平然とペアルックをやらかす酔狂兄妹だった。
しかし同じ格好で歩く2人がバカにされるようなことは一度としてない。フォトグラフィックから抜け出したかのような美形兄妹のシミラールックはドラマのワンカットのように画になっており、ルビーがやってるインスタに写真がアップされると軽くバズることもあった。
今日の2人の格好もその一つ。部屋着として使っている黒のTシャツの胸元にはTWINSと白抜きで描かれている。苺プロの事務所でPCを開いた少年の後ろで、全く同じデザインのTシャツを着た少女が覗き込んでいた。
「今度アクアが出るドラマってソレ?」
凄まじく整った容姿に星の輝きが特徴的な美男子と、性別以外ほぼ同じと言っても過言ではない美少女が2人で仲良くパソコンを囲んでいる。星野アクアと星野ルビー。母親から絶世の美貌を受け継いだ美形兄妹であり、それぞれ役者とアイドルを志している。
「ミヤコのお喋り」
「怒らないでよ。所属タレントの広報活動は事務所の立派な仕事なんだから」
情報の発生源を軽く睨む。苺プロ現社長、斎藤ミヤコ。もうそこそこ年のはずだが、10年前からほとんど老けない美魔女。流石にこの人に無断で仕事するわけにもいかない為、ミヤコには教えていたのだが、こうも早くルビーに話すとは思わなかった。ミヤコはホントルビーに甘い。いや、オレにも結構甘いけど、オレ以上にルビーには甘々だ。
「ママとの約束の第一歩だね!私は将来アイドル!アクアは役者って!」
「記念すべき第一歩にしてはしょっぱい仕事だがな」
「そんなものよ。駆け出し役者の初仕事なんて。名前ありの役が貰えるだけ恵まれてるわ」
「わかってる」
「なんて作品?」
「今日あま」
「あっ、アクアの部屋にあるやつ!?面白かった!」
「勝手に入るな。そして読むな。大事な資料とかも置いてんだから」
逆のことオレがやったら、はちゃめちゃ怒るだろーに。まあ見られてはヤバいようなもの、あの部屋には置いてないが。それでも位置とかが狂うのは少し困る。
とか思っているといつのまにかミヤコも後ろにくる。開いていたネットのページには『今日あま』についての情報が記載されていた。
「最近できたネットTV局制作ドラマ。全6話でもう3話は放送済み。メイン級のキャストも殆ど新人。規模としては小さいわね」
「アクアのはどんな役?」
「最終話に出てくる悪役みたいよ」
「向いてるじゃん。悪い顔してるもんね」
「うるせーな、お前とほぼ同じ顔だよ」
性別差のお陰で判別は難しくないが、お互いピースの特徴は殆ど同じ。2人のことを知らない人がいても一発で血縁だとバレる容姿だ。アクアの言い分は正しい。
しかしルビーはむふんと胸を張り、自慢げに応えた。
「確かに顔のパーツは似てるけど、お兄ちゃんは性格の悪さが顔に出てるからねー」
「お前は頭の悪さが顔に出てるな」
「はぁ!?」
「あ?」
「やめなさい2人とも」
至近距離で睨み合う2人の間にミヤコが割り込む。言い争いなどしょっちゅうの2人だが、アクアがルビーの挑発に乗るのは珍しい。この2人が本気で口喧嘩したら高確率でまずルビーが負ける。そうなる前に止めなければならない。
「ルビー、先に悪口言ったのは貴方でしょう?喧嘩は口火を切った方が悪いのよ」
「………はぁい」
「アクアも。貴方にしては随分大人げないじゃない。容姿の悪口だからイラッとしたの?これから容姿への批判なんて役者なら嫌ってほどされるわよ?その程度サラッと流しなさい」
「…………わかってるよ」
わかってるけど、苛立ちが湧くのを止められない。顔も忘れてしまったが、母の数少ない形見であるこの身体の事を悪く言われるのは例えルビーでも良い気はしない。コレは忘却の彼方へ消えたアクアの残滓なのか。それともオレ自身のプライドなのかはわからない。だがオレにとっても大切な感情だと信じていた。
「まったく意外とナルシストなんだから」
「意外じゃないと思うけど」
「ルビー!言ってるそばからこの子はもう!」
「…………ルビー」
「なに?」
「悪かったよ、ごめんな」
謝り、手を差し出す。すると妹は一気に困った顔になった。先に謝られたことで、良心の呵責が一気に襲ってきたのだろう。根はいい子なのだ。兄が差し出した手に対し、妹は俯いたまま、手を取った。
「私も、ごめんなさい」
「ありがとう。じゃ、一緒にドラマ観ようぜ。『今日あま』過去放送分。ネットTVのだから今観れるから」
「っ──うん!観る観る!」
2人で並んでPCの前に座る。その様子を少し後ろでミヤコが微笑ましく見守る。アクアもルビーも基本的に引きずらない性格であることに安堵した。切り替えの早さは役者にもアイドルにも重要な要素だ。失敗も成功も引きずって現場に持ち込めば大失敗の要因になることもある。もちろん失敗の反省はすべき事だし、成功の自信は持っていい。だが反省が過ぎれば萎縮につながり、自信が過ぎれば驕りに化ける。成功にも失敗にも適切な距離感を保たなければいけないのだ。
───アイも、引きずらない性格だったわね
思わず嬉しくなってしまう。アイは死んでしまったけれど、彼女の生きた証はここにいる。この2人が成していく事、その全てにアイが関わっている。この2人を通して、私はいつでもアイに会える。彼女は私達の希望の星だった。その星は消えてしまったと思っていた。けれど違った。希望の星は、まだちゃんと2人の中で輝いていた。
───今は、この子達に尽くそう
2人の夢を応援しよう。2人の旅路を支えよう。天の星にまでこの2人の光が届くように。
この子たちの光が、誰かに繋がるまで。
私が、この2人を守ろう
そっと2人の頭に手を添える。振り返った表情には2人とも何?と言わんばかりのクエスチョンマークが浮かんでいた。その不思議顔に笑みを返す。
「少し開けて。私も観たいわ」
2人の椅子の距離が少し開く。三人で並んでPCを共有する姿は、紛れもなく家族の一ページだった。
▼
「…………酷いな」
そっとPCを閉じる。 今まで放送された3話分全て観た。そして残念ながらこの感想しか出なかった。演出や裏方は悪くないのに、企画やキャスト。特にキャストが酷すぎる。演技レベル素人以下。中途半端に上手いフリしようとするからもうグダグダ。コレなら全部棒読みの方がまだマシだ。コイツらドラマ見てるのか?素人でもわかるレベルの大根ぶりなのに。
「今日あまってこんな作品だったっけ!?」
「…………概ねこんな感じじゃなかったかしら」
「構成悪過ぎ、オリキャラ多すぎ、筋書き変え過ぎでストーリー意味不明。演技ヘタ以前の問題。大人の事情入り込みすぎ。総合して、なんつーか……」
「酷いね!マジかこれ!」
「アクア、ルビー、正直に言いすぎよ」
自分がプロデューサー的立ち位置だからか、ミヤコは作品を庇っていたが、どう見ても酷すぎる。原作レ○プどころかバラバラ猟奇○人レベルだ。擁護できる範囲をはるかに超えてる。
「お兄ちゃんこんなの出るの?評判下がるよ?もっと仕事選んだら?」
「ルビーやめろ、決意が揺らぐ」
ほぼ無名のオレは下がるような評判持ってないし、失うものないから大丈夫、と思っていたが、コレほどとは想像してなかった。やり方次第で流れ弾喰らって評価マイナスまで落ち込むことは十分あり得る。
「それにロリ先輩ももっと演技上手いハズじゃん。なんでこんなヘタにやってるの?」
「ヘタ以前の集団の中で一人上手かったら周りのドヘタが一層目立つ。作品を成立させるために抑えてんだろうよ」
今のあいつの演技を知らないからなんとも言えないが、明らかに子供の頃よりはヘタだ。あの演技力は天性のもののはず。実力が子供の頃より落ちたとは考えにくい。ならばわざと下手に見せてると考える方が自然だ。
───でも、裏方は優秀だな
監督目線で見れば、脚本と演出は役者にちゃんと合わせていると分かる。クソな演技でも観れる作品に仕上げるテクニックが随所で光る。
素人が描いた絵でも額縁が立派なら様になって見えるように、撮り方次第でダメな演技のカバーはある程度できる。このドラマをギリギリ観れる作品に成り立たせているのは演出のマジックと、有馬かなだ。
「しかし、随分自分を小さく纏めやがったな、あの元天才子役」
ドラマ全体を壊さない抑えた演技。大人になったという見方もできるが、媚びた演出と言えなくもない。
───少なくとも、オレには悲痛な叫びにしか聞こえないな
作品のためなら自分を殺す。作品のため、大衆のため、身を粉にする。
『だから私を使って』
一挙手一投足からそんな悲痛な叫びが聞こえてくるような演技だ。完全に自身を『商品』として扱い、商品価値をアピールしている。
正直思うところがないわけではない。まだ16、7歳の少女。何にでもなれると夢見ていいはずだし(ルビーはちょっと夢見過ぎだが)、なれるだけの才能も実力も持ってるはずだ。それなのにこんなにも早く自分に見切りをつけてしまっている。恐らく有馬かなの演劇の哲学は芸術ではなく、ビジネス。間違ってるとは思わないが、同じことをしたいとも思わない。限界を決めるのは全ての正しい努力をしてからで遅くないはずだ。
───でも……
「今のオレに足りないのは、コレかもしれない」
「え、下手に演技すること?そんなのマネしない方が良くない?」
「いーよな、アイドルに夢見るアイドルは。悩みなさそーで」
「はぁ!?どういう意味?!」
「そーいう意味だ。有馬だってやりたくてやってるわけじゃないくらいのことは気づいてやれよ。アイドルにだって仮面は必要だぞ」
▼
「───と、一応説明はしてやっといたが…」
「うっるさいわねぇええええええ!!アンタの妹まじ死ね!入学してきたら絶対イビる!はい確定!」
時は少し流れて再びラブホテル。流石に2回目だからか、緊張した様子は前回よりは無く、自然体に振る舞っている。詳しいスケジュールの伝達という事で時間をとってもらい、一応今日台本はもらった。が、伝えられたスケジュールは本読みぶっ飛ばして即リハ即撮影。撮影日は明日。台本もらった次の日。オンエアは来週。つまり撮影してからその場で編集、即納品。言ってて怖くなるガバ超えてバカスケジュール。コレはキャストも悪いが、企画が悪すぎる。
「言っとくけど、この世代で私ほど演技できる役者そうそういないから!でもこの大根集団の中で私だけバリバリやっちゃったら他の大根ぶりが浮き彫りに出てぶり大根でしょ!」
「あんま勢いで喋るな。炎上するぞ」
ぶり大根が少しおかしくて笑いながら注意する。今は誰でもSNSで有名人を叩ける時代。迂闊な一言が命取りになりかねない。この口も性格も悪い知人は特に心配になる。
「しっかし、どんな役でも演るとは言ったが、想像以上に酷い現場とスケジュールだ。まあネットTV局のドラマって時点で名作作ろうとは思ってねーんだろうけどな」
ネットドラマの視聴率は地上波放送のドラマとは比べ物にならないくらい低い。それこそ原作ファンか、関係者しか興味を持たないだろう。しかしネットとは見ようと思えば全世界から見ることができる。大衆の目に触れられるチャンスであることは間違いない。ドラマ自体、作品の宣伝が目的なのは真実の一つ。今回のネットドラマは恐らくキャストの売り込みが第一目的なんだろう。売り出し中のモデルや見込みのある役者に機会を与える。それもプロデューサーの大事な仕事だ。
「でもそれだけじゃ作品が破綻する。だから私みたいな演技がちゃんとできるキャストも呼ばれてるってわけよ」
「確かに、キャスト陣の中で有馬だけ毛色違うもんな」
ほとんど無名の役者やモデルばかりの中で有馬だけがビッグネーム。仮にもかつて全国に名を轟かせた天才子役。今更知名度アップを狙う必要はないし、駄作ドラマに出演するというのは自分から落ち目だと認めているようなもので、下手をすれば黒歴史扱いされかねない。
「ま!モデル共に混じっても負けない顔の良さもあるんでしょうけど!あのPほんとメンクイよねー!アクアも写真見せたら一発OKだったし!」
「遠回しに褒められてんのかな?ありがとう」
役者とは基本的に自信家が多い。根拠のない自信がなくてはやってられないというのもある。常に不安を抱え、一つの番組が命懸けであることを自覚し、それでも自分は大丈夫と言い聞かせなければ、本当の意味で役者とは言えないだろう。
「しかしようやく台本に目を通せたけど、裏方は優秀だな」
台本にはセリフが書かれてるだけではない。裏の演出、大雑把なカメラワークも書かれている。読み込めば作品が破綻しないよううまく立ち回っているのがよくわかる。コレはきっかけ次第で良くなるかもしれない。
「演出が鏑木Pだからよ。あの人メンクイでキャストは美形第一主義だけど、他は堅いの」
「それでもコレは売り手の事情が前に出過ぎだな。これじゃ面白くなりようがない」
「…………一度、原作者の先生が現場に来たの。あの失望した顔はキツかったわ」
お互い悪意があっての事ではない。役者や裏方は個人個人では精一杯やっている。しかし自らが魂込めて作り出した作品のバラバラ猟奇○人現場を見せられては、落胆を見せるのも仕方ないだろう。
「あなたも気をつけなさいよ。問題ある現場だし、ちょっと勘違いしてるモデルとかもいる。彼らと軋轢生まれない程度には仲良くして」
「お前がソレ言うか」
「私だから言えるのよ。役者にとって、演技力なんて及第点があれば充分。一番大切なのは結局コミュ力。私は子供にしては演技ができたけど、それを鼻にかけてたせいで、旬を過ぎたらあっという間に周りから人がいなくなった」
芸能界には才能が集まる。若手NO.1と呼ばれる役者だけでも一体何人いるだろう。役者の代わりはいくらでもいるのだ。代わりはいる中で自分を使ってもらうために必要なのは周囲と良好な関係を築けるか。この子ならまた使おうと思ってもらえるか。そのために最も必要なのがコミュ力。
「だから監督が貴方に実力とコミュ力つけてからって言ったのは流石だと思ったわ。私にはそんなこと言ってくれる大人、周りにいなかったから」
「でも、オレ達ももう大人だ」
カメラの前に立つ以上、未成年だなんだは言い訳にならない。一人のプロとして、責任と自覚を持つ必要がある。
「そうね。私も貴方も、子供が言い訳になる時期はもう過ぎたわ。作品を良くするためならコネで役者引っ張ることもする。いやぁ、私も汚い大人になってしまったものよ」
「綺麗な大人なんてのはオレが知る限りいねーけどな」
15、6歳の少年少女がもつ感性としては老成し過ぎている。しかし良くも悪くも人の悪意を多く見てきた二人は精神的に大人にならざるを得なかった。
───私だって、ホントは本気でやりたい。でも作品のためならヘタな演技だってする。藁にだって縋る
「藁で悪かったな」
「…………口に出てた?」
「顔と感情に出てた。ま、そう思ってくれてる方が助かるけど。オレ今スランプ気味だから。あんま期待するなよ。」
「期待してるわよ、星野アクア」
貴方は私に初めて敗北を与えてくれた役者なんだから
最後まで読んで頂きありがとうございます。三連休は筆が捗りますね。ですが、ストック尽きたので次回から少し更新速度が落ちると思います。それと今回から前書きに詩の形を借りた四行詩を書く事にしました。過去回にも追記しています。寒いかもしれませんが、ハンターハンターで見て以来、一度はやってみたかったのでお付き合いください(不評が多いようなら消します)。
それでは感想、評価よろしくお願いします!面白かったの一言でもいただければ幸いです。