黎明の軌跡 Break the Nightmare   作:テッチー

71 / 76
人物ノート

《――黎の軌跡――》

 

★ヴァン・アークライド

 カルバードの首都イーディス、その旧市街に事務所を構える《裏解決屋(スプリガン)》。

 甘いものと車を愛し、物事の貸し借りは好まない自意識上はハードボイルド。ホロウコア《メア》の能力を介することで、異形の姿――グレンデルへと変身する力を持つ。

 とある夏の日の朝、事務所に現れたフード姿の男の持つ《バルドルの箱》の力によって、白霧の漂う異世界へと飛ばされてしまった。夢に囚われた人々を解放しながら謎を解き明かし、ヴァンは多くの協力者たちと共に《ロア=ヘルヘイム》からの脱出を目指す。

 

 

☆アニエス・クローデル

 アラミス高等学校に通う一年生。曾祖父の遺した謎の導力器《ゲネシス》の捜索をヴァンに依頼したのをきっかけに、自身もアークライド解決事務所でアルバイトをするようになった。

 ヴァンに続いて《ロア=ヘルヘイム》に呼び込まれたアニエスは、霧の世界からの脱出の糸口を探すべく、変わらず彼のサポートに尽力する。しかし様々な苦難はアニエス側に訪れることが多く、恥ずかしい目に遭うこともしばしばである。

 その《ゲネシス》はリィン・シュバルツァー戦後に、ヴァンのホロウコア《メア》と共になぜか消失してしまった。

 

 

☆フェリーダ・アルファイド

 愛称はフェリ。猟兵団《クルガ戦士団》所属の少女で、ある依頼を通じてヴァンたちと関わりを持つ。依頼終了後はフェリの父からの勧言もあり、アークライド解決事務所にバイト2号として雇われることになった。猟兵として育った環境ゆえか、礼儀は弁えつつも、一般常識からは若干ずれたところがある。

 《ロア=ヘルヘイム》においては、執拗にヴァンの愛車を付け狙う破壊者へと化してゆく。彼女の手によってピックアップトラックはいかなる変貌を遂げるのか。

 

 

★アーロン・ウェイ

 《煌都》ラングポートで名を馳せる東方華劇の女形で、真紅の長髪を後ろで束ねている。根っからの遊び人気質だが、その実の性格は仲間想いであり、時に向こう見ずでさえある。年上女性が好みで、お子様ガールズには興味がない。

 異世界にあってもペースは変わらず、普段通りのノリでヴァンたちに同行する。観察眼に秀でており、《ロア=ヘルヘイム》に隠された謎を一早く察することも多い。

 何かと多方面に無礼を働くが故、お目付け役を担うアニエスの心労が絶えない。

 

 

☆リゼット・トワイニング

《マルドゥック総合警備保障》のサービスコンシェルジュだが、アークライド事務所へは出向という形で所属している。ヴァンとは通信越しではあるが、メンバーの中ではもっとも付き合いが長い。

 クールな容貌とは裏腹に常に淑やかな応対で親しみやすく、冗談にも合わせてくれる有能さを持つ。異世界にも一瞬で順応した。

 戦闘時は大型拳銃とブレードギアに合わせてシャード技術を応用したりするなど、距離を問わないマルチな戦い方を行う。

 尚、普段着用している制服はMK社のもので、メイド風味であるもののメイド服というわけではない。しかしながら当の本人はメイドムーブが多かったりする。

 

 

★カトル・サリシオン

 十五歳という若年ながら、バーゼル理科大学の修士課程に在籍。物理工学、生体工学、天文学に造詣が深い。

 中性的な容貌を持つがゆえにシンパシーを感じられたのか、何かとワジが絡んでくる。

 武器はパルスガンを使用し、自らが主体となって開発したFIOとXEROSという二体の導力ドローンも駆使して戦う。

 同年代のアニエスとは仲が良く、フェリのことも可愛がる半面、ヴァンやアーロンのようなワルい系のお兄さんにはあまり免疫がなく、時々怒ったり呆れたり。リゼットにはバーゼルで救われた記憶があるため、ある種のリスペクトを感じている。

 《ロア=ヘルヘイム》で起きたとある事件から、FIOとXEROSが人間不信になってしまい、それが最近の頭痛の種。

 

 

☆ジュディス・ランスター

 カルバードの映画女優で、その演技力と容貌から大衆人気が高い。反して裏の顔は義賊と謳われる怪盗《グリムキャッツ》である。

 ジュディスは隠しているつもりだが、言動や体捌きから簡単に看破される他、遊撃士協会やマルドゥック社にも正体は掴まれている。要するに全バレの上で、大きな支障はないから見逃されている状況。

 連接刃《ステラビュート》を駆使して、360度を攻撃範囲にした立ち回りを得意とする。うっかりイメージがついてしまっているが、物理攻撃、アーツ攻撃共にバランスよく扱えるマルチラウンダー。しかし本人は動きまくる上、連接刃をぶんぶん振り回すので、仲間たちはあまり近くで戦いたがらない。

 

 

★ベルガルド・ゼーマン

 本名はグンター・バルクホルン。元聖杯騎士の第八位を務めていたが、現在では聖痕をガイウスに継承し、ベルガルド・ゼーマンを名乗っている。

 《ロア=ヘルヘイム》には、龍來に向かうヴァンたちとバイクですれ違った直後に囚われている。尚、アークライド事務所とは雇用契約を結んでいない為、仲間ではなく同行者扱いとなり、ヴァンたちに記憶の拡張は発生していない。

 メンバーの中では最高齢だが、戦闘時には崑崙流を駆使した体術で、立ちはだかる障害を完膚なきまでに圧砕していく。

 ノルド攻略時に守ったフェリ、ティオ、アルティナ、ミリアムの“孫ズ”には非常に懐かれており、ベルガルド自身も可愛がっている様子。ただしベルガルドがあげるお菓子はチョイスが渋すぎるのか、彼女らにはあまり喜ばれない。

 

 

☆エレイン・オークレール

 サラ・バレスタインと並び、23歳という若さで最年少のA級遊撃士に昇格した。アガットは24歳でもC級だったのに。

 ヴァンの幼馴染であり、元恋人という関係。恋慕の想いはまだ残っているものの、態度をツンツンと硬化させてしまうことが多い。

 《ロア=ヘルヘイム》のミシュラムでヴァンからもらったみっしぃキーホルダーは、密かに自分の《Xipha》のストラップにした。

 戦闘能力は高く、シャード戦術と剣技の組み合わせを得意とし、高速移動からの斬撃が並み居る敵を切り払う。

 アニエスとエレインは、ヴァンに対する互いの気持ちを察しつつ、しかし双方引かず、見えない攻防戦を水面下で繰り広げていくことになる。

 

 

《――閃の軌跡/閃の軌跡Ⅱ(虹の軌跡)――》

 

★リィン・シュバルツァー

 トールズ士官学院生卒業生で、現在はトールズ士官学院・リーヴス第Ⅱ分校の教官として教鞭を振るっている。

 その経歴は波乱に満ち、十月戦役、クロスベル戦線、北方戦役、ヨルムンガンド戦役と多くの戦いを、灰の騎神《ヴァリマール》と共に駆け抜けてきた。また八葉一刀流の剣聖としての称号を持つ。

 世間一般では英雄としての扱いだが、その実力を除いては普通の好青年である。半面、不可抗力は多く、本人の意図しない形で同期やら教え子やらとの接触がやたらと発生する。

 なぜ《ロア=ヘルヘイム》に囚われることになったのか、現状はリィンにもわかっていない。

 

 

☆アリサ・ラインフォルト

 トールズ卒業後は実家のラインフォルト社に正式入社し、忙しい日々をこなしている。

 会長である母イリーナの威光は一切使わない姿勢と、確かな考案力によって、第四開発室の男子勢の人気はすさまじく高い。その半面でアリサの意中の人であると目されるリィンは、彼らが開発した新兵器(非人道タイプ)の標的となっている。

 自らで機甲兵に乗り込むなど、戦闘時に前線に立つことが多くなったが、導力弓の鍛錬は怠っていない。

 十月戦役中はアリサ専用機甲兵《レイゼル》を駆り、スカーレットの《ケストレル》と幾度となく交戦したが、終戦後はトールズの臨時教官と生徒という関係を経て、現在ではわだかまりなく接している。技術職としての関係からはティオ、ティータと、共通点の多さからはエリィと仲が良い。尚、《トヴァル・ランドナー被害者の会》の副会長でもある。

 

 

☆ラウラ・S・アルゼイド

 アルゼイド流師範代。武人然とした性格で、堂々とした立ち振る舞いを常とする。戦闘においてはバスタードソードを振るい、前衛で仲間の敵を勇ましく薙ぎ払う。

 半面、意外にも可愛らしいものが好きで、特にみっしぃに対する想いは愛の域に達している。女子力向上に努めており、料理の探求には余念がない。ただしそこから生まれ出づる物体は、煉獄の魔物もかくやと言わんばかりの凶悪な代物ばかりである。最近は菓子作りにも手を染めた。

 暗黒物質の生成レパートリーが増えるに伴い、リィンの胃も破壊されていくが、ラウラ本人に壊滅的料理下手の自覚はない。

 

 

★エリオット・クレイグ

 トールズ士官学院卒業後にプロの演奏家として活動しており、レコードの売り上げも順調。

 本人は至って穏やかな性格なのだが、帝国中に広まった《猛将列伝》のせいで、エリオットは猛将扱いされ、順調に信者が増えていっている。

 移動しながらアーツ駆動を行うムービングドライブを会得しており、魔導杖使いでありながらフィールドを自在に駆ける立ち回りが可能。後にムービングドライブはアルフィンにも伝授され、激走皇女様を生み出すことになった。

 音楽家活動の一環で聖アストライア女学院に講師として招かれ、教壇に立ったことがある。しかし校舎から帰るところを信者たちに目撃され、『性アストライアを手中に収めたエリオット・クレイジー』などと号外新聞がヘイムダルの全地区にばら撒かれる羽目になった。

 《ロア=ヘルヘイム》ではそのように騒ぎ立てる輩もいないからと内心安堵しているが、アーロンが新規のファンになったりと気の抜けない日々は続いている。

 

 

☆フィー・クラウゼル

 帝国遊撃士協会所属、B級遊撃士。元は《西風の旅団》に属する猟兵で、西風の妖精(シルフィード)の渾名を冠していた。

 猫のように気まぐれに行動し、どこでもよく眠る。トールズに在学中から面倒くさがりで、それは卒業してからも変わっていない。

 戦闘においては、大気の流れを感じて相手の行動を予測する“先読み”が使える。武器の双銃剣は十月戦役で作成したゼムリアストーン製のゼロス・ウィンドをずっと愛用中。

 自分と似通う境遇からフェリを気にかけており、お姉さん分として彼女を可愛がるようになっていく。

 

 

★マキアス・レーグニッツ

 トールズ士官学院を卒業後は政治学を学び、エレボニアの司法監察官として勤めている。ユーシスとは犬猿の仲であり、学生時代より丸くはなったものの、その関係は大きく変わっていない。

 十月戦役で共に行動していたクレアを慕っており、恋敵の吹奏楽部部長のハイベルとは幾度となく戦い続けている。クレアが絡むとお互いに修羅と化すため、割と本気の殺し合いに発展することも少なくない。

 武器はクレアから譲渡されたミラーデバイスと、レーザー弾と実弾を切り替えられるショットガンを使用。中距離広範囲はミラーデバイスをフル活用できる間合いのため、マキアスの独壇場となる。

 精神とメガネがリンクしているため、心に傷を負うとメガネも破損する。

 

 

☆エマ・ミルスティン

 トールズⅦ組の初代委員長。優しく包容力があり、ミリアムやフィーなどのちびっこの面倒を良く見るお母さん的な存在。在学中は三つ編み丸眼鏡のテンプレ的委員長だったが、卒業後は眼鏡を外している。あとおっぱいが大きい。

 魔女の眷属(ヘクセンブリード)としてあらゆる術を行使でき、様々な場面で仲間を助けてきた。

 帝国に狂い咲いた一輪の用務員ことガイラーさんが天敵で、何年も戦い続けている。少なくとも《ロア=ヘルヘイム》にいる間はガイラーさんに絡まれることはないと一息ついた矢先、別の天敵であるヴィータが現れてしまった。

 そのヴィータにいじめられる(可愛がられる)たび、しっかりめにテンションを落とす。あとおっぱいが大きい。

 

 

★ユーシス・アルバレア

 トールズ卒業後はバリアハートを治めるアルバレア家の当主として、忙しい日々を過ごしている。ケルディックの人々は彼の領主着任を心から喜んだ。

 魔導剣《スレイプニル》を振るい、状況に応じてあらゆる間合いのアタッカーとして活躍する。煌魔城のマクバーン戦で《スレイプニル》は砕け散っており、現在使用している魔導剣はジョルジュが再作成した二代目になるが、元々の完成度が高かった為に性能は大きく変わっていない。

 尚、同窓生のロジーヌはユーシスの為に週一でバリアハートに通っては、献身的なメンタルサポートで彼を支え続けている。ロジーヌが城館に来訪した時は、総出での歓待の後、使用人が全員城内から消えるという謎の気遣いが起きるという。

 

 

★ガイウス・ウォーゼル

 元トールズⅦ組メンバーの一人で、ノルド出身であることから留学生という立場だった。卒業後はノルドに帰郷。カルバードとの国境紛争の最中に重傷を負ったベルガルドから聖痕を託された。以降は守護騎士第八位を継承し、《絶空鳳翼》を名乗る。尚、守護騎士の先輩であるセリスからは可愛がられている模様。

 相当の立場ではあるが、美術部の先輩だったクララには未だに頭が上がらない。脱がされ仲間だったリンデとは親密な仲である。そのリンデはなぜか最近、ノルドの風習や文化について理解しようし、一生懸命に遊牧民の生活について調べているらしい。

 

 

☆ミリアム・オライオン

 トールズ旧Ⅶ組メンバーの一人。トラブルメーカーとムードメーカーの両方の性質を併せ持つが、フィーとセットで行動するとトラブル側に寄りがち。時と場所を選ばずユーシスに抱きつきに行ける数少ない人物でもある。

 戦闘時は銀色の戦術殻《アガートラム》を召喚し、多種多様のトランスを駆使して、フィールドを問わず変則的な活躍をする。

 アルティナとは姉妹の関係にあたり、とにかくアルティナに「お姉ちゃん」と呼んでもらいたい。

 天真爛漫な性格だが、意外にもお化けが怖く、ローエングリン城などの寂れた場所は苦手としている。

 

 

★クロウ・アームブラスト

 かつては帝国解放戦線の《C》として、リィンたちの前に幾度も立ちはだかった。十月戦役以降はヴィータの勧めもあって、《身喰らう蛇》の執行者No.XⅢとして行動することになる。最終的にはリィンたちと協力して《黄昏》を戦い抜いた。基本の得物は双刃剣だが、銃も扱いながら近、中距離で立ち回るオールラウンダー。

 本校、分校問わずトールズメンバーとの関係は良好で、特にエリゼには命を救われた恩義があることから、何かと彼女を助けたり、便宜を図ろうとしたりする。相性が良いらしいアッシュにも度々構いに行くが、これ以上悪いことを教えるなと、リィンからブロックされることも多い。

 

 

☆トワ・ハーシェル

 トールズ士官学院の元生徒会長であり、卒業後はNGOに所属しつつ、一年後にトールズ分校の主計課教官として赴任した。

 クロウたちと同期だが、ユウナたちより年下に見える幼い容姿をしているが、アンゼリカ曰く「それがトワの完成形態」とのこと。指揮、立案、事務、統括能力は極めて高く、《十月戦役》時はカレイジャスの艦長代理も務めた。

 武器は魔導銃を扱うが、後方支援を担うことが多い。日夜襲い来るアンゼリカの魔の手から逃れながら、《ロア=ヘルヘイム》脱出の糸口を探す。

 

 

☆アンゼリカ・ログナー

 四大名門であるログナー家の息女であるが、トールズ在学時からバイクを乗り回す破天荒ぶりだった。泰斗流の使い手であり、近接戦では無類の強さを誇る。

 隙あらばトワに抱き着き、隙なくともトワに絡みつく。彼女が嫌がってもそれはそれで美味しい。アルティナやらティオやらのエンジェルズがいる《ロア=ヘルヘイム》は何気に居心地が良かったりする。ニューフェイスであるフェリも即座に気に入った。次はアニエスとの接触を計っている。

 

 

★ジョルジュ・ノーム

 クロウの同期で、リィンたちの先輩にあたる技術部員。恰幅のいい体格と温厚な性格で親しみやすい青年であったが、「気づいちゃったんだね」発言から悪逆の一途をたどる。(ただし《虹の軌跡》ではクロウ生存ルートのため、上記の発言に至る経緯はやや違う)

 やらかしにやらかしを重ね、紆余曲折色々様々なことがあって、最終的には仲間として戻ってきた。同期の仲でも特にアンゼリカには思うところがある模様。

 《ロア=ヘルヘイム》の“何か”に関わっているようだが、本人はそれを頑なに明かそうとしない。

 とある事情からリゼットは彼に対して感謝の念があり、何かと便宜を図ろうとしたり、ヴァンたちの過度の追及から庇おうとしたりしている。

 

 

☆サラ・バレスタイン

 元旧Ⅶ組の担任教官で、現在は遊撃士として活動している。身体能力が高く、武芸全般を得意としており、入学当初のリィンたちでは全員でかかっても歯が立たなかった。導力銃と強化ブレードを駆使した自己流の戦い方を得意とする。

 反面、私生活はルーズで彼女の部屋には酒ビンが常に転がっている。そこは《ロア=ヘルヘイム》でも律儀に再現されていた。酒豪ではあるが、飲み比べではシャロンには敵わず、大体潰される。

 かつて《北の猟兵》を率いていたバレスタイン大佐の養女であり、その影響でナイスミドルを好むようになった。ベルガルドはどストライクだが、彼の周りで遊ぶ“孫ズ”のせいで中々近付くタイミングを掴めないでいる。

 

 

☆シャロン・クルーガー

 《身喰らう蛇》の元執行者にして、現ラインフォルト家のメイド。第三学生寮における旧Ⅶ組の世話係も担当していた。アリサにとっては姉も同然で、恋愛の相談をよく受けたりもする。

 ラインフォルト家を何より大切に想っているが、しかしアリサをいじって追い詰めることにも悦びを覚えている。ヴィータがエマをいじめる時の心情を理解できる数少ない人物でもある。メイド仲間であるクレアとは仲が良く、アークライド事務所のリゼットもメイドだと勘違いしている。

 得物は短剣と鋼糸。扱いが困難を極める武器だが卓越した技量を駆使し、目にも止まらぬ速さでアリサの服をリィンの前で切り刻む。

 

 

☆クレア・リーヴェルト

 鉄道憲兵隊所属で、階級は少佐。十月戦役ではリィンたちのサポートに尽力し、エリゼ入学後は第三学生寮の世話係として着任する。シャロンからの言いつけでメイド服を着ることになり、当初は恥ずかしがっていたものの次第にそれが日常の私服と化していった。

 《黄昏》時は敵方に回りもしたが、戦乱後は元の関係に戻ることができ、新Ⅶ組の卒業式にも出席した。

 戦闘時の役割はミラーデバイスを用いた多角射撃で、広範囲のカバーを行うマルチシューター。その戦法はマキアスにも引き継がれている。

 スカーレットとは出会った頃は互いに警戒していたが、寮で共に過ごした経験と、新Ⅶ組を見守る立場だったことから親密な間柄になっている。

 

 

★トヴァル・ランドナー

 帝国遊撃士協会所属のA級遊撃士。十月戦役の頃からリィンたちに協力し、様々なバックアップに尽力した。半面、やらかすことも何かと多く、水面下で被害者の会が発足していることを彼は知らない。

 遊撃士協会ユミル支部の支部長を任されており、ユミルの人たちからは絶大な人気と信頼を集めているが、領主令嬢であるエリゼからは真逆の評価を受けている。彼女から辛辣に扱われるものの、当の本人は「思春期だし、反抗期だし、素直になれないんだろうなあ。でも心の中では頼れるお兄さんと思ってるんだろうなあ」とエリゼの態度を都合よく曲解する習慣がついている。

 

 

☆ヴィータ・クロチルダ

 エマと同じ《魔女の眷属》にして、《身喰らう蛇》の使徒第三柱。しかし結社は近々抜ける話になっている。

 能力自体はエマよりも高く、術の種類も豊富で霊力感知にも優れた一流の魔女である。

 結社の中ではアリアンロードと同様に比較的常識人に分類されるが、エマに対しては「いじる、いじめる、もてあそぶ」の三連コンボを絶やさない。一応、妹分への愛情はあるらしい。

 戦闘時は蒼い扇を魔術の媒介とし、中距離から広範囲の敵をいともたやすく殲滅する。

 待機拠点は第三学生寮でエマの部屋をシェアしており、ヴィータがいる時はエマはだいたい隅っこで大人しくしている。

 

 

☆セリーヌ

 エマの使い魔というポジションだが、様々な場面で全員のサポート役に回ることが多い。通常は黒猫の姿で活動しているが、戦闘時などは少女の姿へと変じる。魔力を増幅する首元の鈴を武器とし、生み出した炎弾を放って敵を倒す。

 本人は猫扱いされるのを嫌うが、新鮮な魚には目がなかったり、体を撫でられると力が抜けたりする猫っぽさが隠せていない。特にミュゼの撫で方はテクニシャンらしく骨抜きにされてしまう。エリゼはセリーヌへの好感が高いため、ミュゼに負けない撫でテクを磨いている最中。

 人間の機微がわからないと言いつつも、人間に深い興味を抱き始めている。

 

 

《――虹の軌跡2.5 Dragon's breath――》

 

☆エリゼ・シュバルツァー

 リィンの義妹。十月戦役の煌魔城決戦において、緋の騎神の起動者となり、同時に《エンド・オブ・ヴァーミリオン》の呪いを受ける。その呪縛を解くために聖アストライア女学院を中等部卒業と共に、トールズ士官学院特科Ⅶ組に入学した。

 Ⅶ組として過ごしたアルフィンとセドリックとは親友と呼べる仲で、クレアとリアンヌに対しては色々あったが姉同然に慕っている。尚、昔から何かとやらかすトヴァルは、いつか仕留めるべき敵と認定済み。いつその時が来ても良いように、愛用のレイピアの先端は常に鋭く磨き上げている。

 

 

★セドリック・ライゼ・アルノール

 エレボニア帝国皇子。トールズ本校新Ⅶ組の唯一の男子のため、何かと気を遣ってばかりいた。二年に進級してからはシャーリィ・オルランドも転入してきて、さらに心労が増していく。

 在学中はモテまくっていたが、エリゼしか見えていなかったので浮いた話はない。リアンヌ・サンドロットから《アルグレオン》を継承しており、銀の騎神の起動者として“黄昏”を戦い抜いた。白兵戦においては第二世代型魔導剣《フレスヴェルグ》を扱うなど戦闘力は高いが、穏やかな性格ゆえに自分からはあまり攻めない傾向にある。

 

 

☆アルフィン・ライゼ・アルノール

 エレボニア帝国皇女。トールズ本校新Ⅶ組のイベント立案委員長、及びトラブルメーカーとしての地位を初期から確立させたが、本人にその自覚は薄い。

 天真爛漫に青春を謳歌し、エリゼとセドリックを振り回す。反面、他者の心情を察することに長けており、様々な面でサポート役に回ることも多かった。

 セドリックのエリゼへの気持ちも気づいていて、奥手な彼の背中をやたらと押すが、セドリックにはよく迷惑がられている。

 全力疾走の時だけ移動しながらアーツ駆動が可能となる《ムービングドライブ・フルスピード》を駆使して、前衛だろうが後衛だろうがロイヤルダッシュで走り回る。

 

 

☆スカーレット

 元帝国解放戦線の幹部《S》にして、現トールズ本校Ⅶ組専属教官。

 十月戦役ではリィンたちと対立していたが、オーロックス砦戦にてアルフィンから騎士になって欲しいと勧誘を受け、終戦後に《(あか)の騎士》としての誓いを立てることになった。

 授業はスパルタそのもので、ランニングでエリゼたちを追い立てるためだけに専用機甲兵《ケストレル・レギンレイヴ》を持ち出したこともあった。

 着任当初は言いつけられた役目として仕方なく教官職を担っていたが、今ではやりがいを持って生徒たちを機甲兵で追いかけ回している。

 アルフィンがムービングドライブを使用すると危なっかしくて気が気でなく、自分も全力疾走で彼女について行かないといけなくなるから、できればそれは使って欲しくないと思っている。

 

 

《――閃の軌跡Ⅲ/閃の軌跡Ⅳ――》

 

☆ユウナ・クロフォード

 トールズ士官学院第Ⅱ分校、特務科Ⅶ組所属。明朗快活な性格をしていることから、リーダー的な役割を担うことも少なくない。あまり座学は好きではないが、全体成績では平均以上をキープしていたりする。

 クロスベル生まれのクロスベル育ちであり、特務支援課に憧れている。最近、ロイドが愛用しているジャケットの色違いも手に入れた。

 マシンガン内蔵の特殊警棒ガンブレイカーを扱い、ガンナーモードとストライカーモードを切り替えながらマルチレンジで戦うことができる。

 妹弟の世話もしていたことから家庭的な一面もあり、掃除、洗濯、料理など一通りの家事をそつなくこなす。

 

 

★クルト・ヴァンダール

 トールズ士官学院第Ⅱ分校、特務科Ⅶ組所属。真面目な性格であるがゆえに、何につけても考え込む癖がある。偉丈夫の多いヴァンダールの家系において、突然変異級にスマートな美男子だが、幼い頃からそれがコンプレックスでもあった。

 ヴァンダール流の双剣術を習得しており、速さの乗った鋭い連撃を得意とする他、回避からのカウンター戦法も積極的に狙っていく。

 ラウラには弟のように可愛がられているが、その分手料理もよく振舞われる為、リィンと同様に煉獄旅行の常連となった。

 異母兄であるミュラー・ヴァンダールと、リベールのユリア・シュバルツとのお忍びでの会食に同席するという一大イベントの待ち合わせ中に、クルトは《ロア=ヘルヘイム》に呼び込まれている。

 

 

☆ミュゼ・イーグレット

 トールズ士官学院第Ⅱ分校、特務科Ⅶ組所属。蠱惑的な発言が目立ち、何かにつけてリィンを誘惑するが、様々な方面かたの妨害を受け、大体失敗に終わっている。

 武器は魔導騎銃からの遠距離支援、及びアーツを使ったサポートを先頭の基軸にした後衛詰め。ちなみに多少の魔術も扱え、その指南をしたのはヴィータである。

 本名はミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエンで、アルノール家の分家にあたり、故にアルフィン、エリゼとは遠い親戚でもある。獅子戦役時代に《緋の騎神》の起動者となった偽帝オルトロスの血族の流れを汲んでおり、実はエリゼの呪いを解く為に《テスタ=ロッサ》の起動権限を自分に移植しようとしていた。要するにエリゼを助けようとしていたのだが、当のエリゼ本人は今でもそのことを知らないままだったりする。

 

 

☆アルティナ・オライオン

 トールズ士官学院第Ⅱ分校、特務科Ⅶ組所属。元は感情の希薄な少女だったが、分校で仲間たちと過ごす内に心豊かに成長していった。

 戦闘時は漆黒の戦術殻《クラウ=ソラス》を扱い、近、中、遠距離のオールレンジで活躍するが、本人はあまり立ち位置から動かず《クラウ=ソラス》が頑張る。

 分校ではマスコット的な扱いで、何かと頭を撫でられたり、頬ずりされたり、抱きしめられたりする。主には同性からだが、リィンも不意に頭を撫でてきたりするので、不埒な人扱いにしているが、実はそんなにイヤじゃない。

 ミリアムとは姉妹関係にあたり、何かと構ってくる彼女にうんざり顔を見せたりもするが、実はそんなにイヤじゃない。

 

 

★アッシュ・カーバイド

 トールズ士官学院第Ⅱ分校、特務科Ⅶ組所属。不真面目そうに見えて、実際に不真面目な面もあるが、要点はしっかり押さえて卒なくこなすタイプの典型。第Ⅱ分校の初代生徒会長だが、それを仕組んだミュゼを副会長に任命し返した。

 何かと注意してくるリィンのことはわずらわしく思うも、口にはまず出さないが尊敬はしている。しかしクロウとの性格の方が合うため、一緒につるむことは彼の方が多い。そしてクロウと遊んでいると、もれなくリィンが後ろからついてくる。

 文芸部ゆえに、様々なジャンルの本に触れる機会が多い。そのためエリオットの猛将疑惑を把握していて、半分は誤解であろうと思っているが、もしかしたらガチで猛将なのかもしれないとも疑いを持ち、密かに探りを入れている。

 

 

☆デュバリィ

 元アリアンロード直属鉄機隊の筆頭隊士にして、現サンドロット薬局の売上を支える看板娘。

 売り子になってもうっかりミスが多く、湿布百枚を一万枚と間違えて発注し、大量の在庫を抱えてリアンヌを苦笑いさせた。尚、それらの湿布はアルゼイド流の門下生が全て買い取っている。ご近所のお年寄りからの評判はすこぶる良く、ぜひ孫の嫁にとお見合い予約が止まらない。

 《ロア=ヘルヘイム》にはリアンヌからとある依頼を受けている最中に呼び込まれている。しかしその依頼はデュバリィにとって不本意なものであり、そのせいで覚醒直後は機嫌が悪かった。

 大剣と盾を併用した戦法を得意とし、《神速》の渾名に相応しい速度と突破力を備えている。こう見えて強い。こう見えて。

 

 

《――零の軌跡/碧の軌跡――》

 

★ロイド・バニングス

 クロスベル警察、特務支援課のリーダー。冷静、真面目が基本の性格だが、思い切りが良かったり、熱くなったりもする熱血漢。

 帝国による占領を乗り越え、再事変も解決し、クロスベル独立にあたっての最大の功労者とも言える。

 愛用武器は制圧用トンファーの接近戦型だが、虎の闘気をまとって突撃したり、太陽のごとき高熱を生み出したり、制圧の概念が色々とおかしい。

 天然ジゴロの気があり、平然とクサい台詞を連発。男女問わずに落としにかかる人たらしでもある。

 リィンと組んで合コンを主催することがあったら、確実にカタストロフィが起きるであろうと界隈では恐れられている。

 

 

☆エリィ・マクダエル

 特務支援課のメンバーの一人で、ロイドのサポート役に回る事が多い。クロスベル市長である祖父に育てられ、高潔な思考を持つ。

 武器はアンティーク銃だが、エネルギー弾を発射することも可能であり、構造的にはトワ・ハーシェルが持つような魔導銃に近いものである。

 エレボニアへの留学経験もあり、その際は聖アストライア女学院に一年間ほど通っていた。

 ロイドのことは異性として意識し、彼の人たらしな面を理解しつつも、他の女性と仲良く話しているのを見ると内心でジェラシーが湧く。その辺りの性格も含め、趣味や話が合うらしく、アリサとの仲は良い。

 

 

☆ノエル・シーカー

 クロスベル警備隊所属で、特務支援課にも臨時メンバーとして入った事がある。性格は軍人気質で、同年代にも礼儀正しい。

 二丁のサブマシンガンや電磁ネット、ロケットランチャーなど多彩な武器を扱うが、どこから取り出しているのかは不明。《ロア=ヘルヘイム》では世界のルールとして呼び出せるので、その辺りを疑問に思う必要はない。

 しかし彼女が最初に召還したのは、寝る時に必ず抱きしめている黒いクマのぬいぐるみだったりする。

 乗り物全般が好きで、バイクの操縦もお手の物。カーマニアでもあり、ヴァンとは非常に気が合う。

 

 

★ランディ・オルランド

 元は猟兵団《赤い星座》の分隊長で、本名はランドルフ・オルランド。現在はクロスベル警察特務支援課のメンバーの一人。一時期はトールズ第Ⅱ分校の教官も務めていた。

 スタンハルバードを基本武器とし、主には後衛の盾役となりながら前衛で敵の数減らしを担う。

 遊び人気質で《ロア=ヘルヘイム》内でも当初はカジノに囚われていたが、仕事は割ときっちりやるタイプ。

 ユウナなら「ユウ坊」、ティオなら「ティオすけ」など、女性を独特の符号で呼ぶことが多いが、男性では唯一マキアスだけが「マッキー」と呼ばれている。尚、アルティナは「アルきち」と、デュバリィは「デュバりん」と呼ばれることに文句を言っている。

 

 

☆ティオ・プラトー

 クロスベル警察特務支援課のメンバーの一人。猫耳型のカチューシャがトレードマークで、何よりもみっしぃを愛している。ついには愛が限界を超え、ミシュラムエリアを創造した主格者にまで成り上がった。

 武器は魔導杖。開発にも携わり、初めて実戦で魔導杖を通常使用したのがティオである。性格は面倒くさがりだがフィーほどではなく、よく眠りもするがフィーほどではく、気まぐれな一面もあるがフィーほどではない。

 《ロア=ヘルヘイム》という限定された空間では貴重な技術者であるため、皆からは重宝され、頼られ、もてはやされ、最終的には酷使されるという運命をたどる。

 

 

★ワジ・ヘミスフィア

 特務支援課のメンバーとして行動したこともあるが、本当の所属は七耀教会封聖省、星杯騎士団の守護騎士、第九位である。

 中性的な容貌と、歯に衣着せぬ言動で、飄々とした態度を取ることが多い。人間関係の距離感はつかず離れずを保つものの、ロイドは特にお気に入りで「愛」を表明したこともあった。時々、ロイドの取り合いでランディと口論に発展したりもする。

 ワジ曰く、アガット、レクター、アッシュ、クロウに、彼自身を含めてバッドボーイズというチームらしい。

 

 

☆リーシャ・マオ

 クロスベルの《アルカンシェル》における看板アーティスト。しかしその正体はカルバードの東方人街で伝説の凶手とされる(イン)である。

 大剣を振るいながらも身のこなしは俊敏で、剛柔兼ね備えた体捌きで敵を圧倒する。そしてその露出の多い衣装とグラマラスなボディで、トワやティオなど持たざる者たちをも圧倒する。

 待機拠点はもちろん特務支援課事務所だが、“囚われ”からの解放のされ方が恥ずかしかっただけに、常にロイドたちと顔を合わせることになるこの場所からの離脱を密かに求めている。「しばらくはカルバードチームでお世話になりたい」とジュディスに相談したところ、「いいからクロスベルチームの方にいなさい」と断られた。

 

 

《――空の軌跡 FC/SC/the 3rd――》

 

☆エステル・ブライト

 リベール遊撃士協会所属。《リベールの異変》に始まり、クロスベル、エレボニアと様々な国家を舞台に事件の解決に貢献してきた。

 天真爛漫な元気娘というイメージが根強いが、ヨシュアのことも意識してか最近では女性らしさに磨きをかけたいとも思っていたりする。

 棍を使った接近戦を基本とし、長いリーチを活かして複数の敵を同時に相手取ることも可能。父カシウスから棒術の指南を受けた為、八葉一刀流の動きが随所に見られるが、流派に属しているわけではない。

 リベール組のチームリーダーとして、ヴァンと協力しながら《ロア=ヘルヘイム》の謎に迫っていく。

 

 

★ヨシュア・ブライト

 リベール遊撃士協会所属。冷静沈着な性格で、整った容貌も兼ね備えているため女性人気は高い。尚、女装経験あり。

 元は結社の執行者で、二刀を使ったスピード重視の剣技を得意とする。アッシュとは同郷の出であり、何かと気にしている。

 エステルとは義理の姉弟のして恋人という、字面だけ見ればアブナイ関係だが、いたって健全な純愛で二股の影は微塵もない。彼を見習った方がいい人間は結構いる。

 姉弟であり、相棒であり、そんな雰囲気が前面に出ているから、一見して付き合っているのかわかりにくいが、レン曰く『それなりにイチャイチャしている』らしい。

 

 

☆クローディア・フォン・アウスレーゼ

 リベール王国の王太女。エステルたちと出会った当初は素性を隠し、ジェニス王立学院に通うクローゼ・リンツと名乗っていた。レイピアを武器とし、フェンシング大会では優勝したこともある。

 ヨシュアが初恋相手。恋愛にはかなり積極的で、ヨシュアには告白済み。なんなら学院祭のキスシーンでは彼の唇を本気で奪うつもりだったと、あろうことかエステルにカミングアウトしている。

 好奇心旺盛で新技術にはよく興味を持つ。導力ネットゲーム《ポムっと》の開発費用は提供はクローゼによるものだった。孤児院に身を寄せていた時期もあり、料理上手で家庭的な面も持つ。

 

 

★オリヴァルト・ライゼ・アルノール

 エレボニア帝国の第一皇子で、アルフィンとセドリックの腹違いの兄となるが、家族関係は良好。思考回路はアルフィンと似通うため、セドリックがノリについて行けないことも多い。

 シェラザードにプロポーズをし、《ヨルムンガンド戦役》の終戦後に結婚した。尚、かつてシェラザードと酒の飲み比べをしてしまい、消えることのないトラウマを負わされている。

 リベール組にはオリビエの名前で定着しており、オリヴァルトと呼ばれることはまずない。ちなみに母親のアリエル・レンハイムはトールズ士官学院の卒業生。

 

 

☆シェラザード・ライゼ・アルノール

 結婚に伴いシェラザード・ハーヴェイから名前が変わる。尚、彼女の苗字は生来のものではなく、かつて所属していた旅一座の名前からハーヴェイと名乗っていた。

 性格は勝気で姉御肌。戦闘時は鞭を振るい、興が乗ると「おーほっほっほ」と女王様のように笑う。エレボニアの民は敬愛する妃殿下が、絵にかいたような女王様笑いをするとは夢にも思っていない。

 サラ・バレスタインは同い年で先にA級遊撃士に昇格したため、強いライバル意識があったが、飲み友達として仲はいい。

 《ロア=ヘルヘイム》にはご懐妊中に呼ばれてしまったため、戦闘行動にはあまり参加できない。正確には参加しようとして周りに止められる。

 

 

★アガット・クロスナー

 リベール遊撃士協会のA級遊撃士。リベールで活躍していた頃から《重剣のアガット》としての異名を冠していたが、実はその時点ではC級遊撃士だった。C級なのに異名を持つことに恥ずかしさを感じない鋼のメンタルを持つ。その頑強さは、かつての敵、レーヴェの最期を看取った際に、そこまで実力伯仲でないのにも関わらず『勝ち逃げ……されちまったな』と、往年のライバル感を勝手に醸し出すほどの精神構造を誇る。

 事あるごとにティータとの関係を勘ぐられ、周りの仲間からよく囃されていた。むしろ少女にしか興味が湧かない趣向なのでは、と密やかな疑念が広まりつつある今日この頃。

 

 

☆ティータ・ラッセル

 三高弟の一人であるアルバート・ラッセルを祖父に持つ少女で、トールズ第Ⅱ分校の生徒でもある。

 リベールチームの妹的立場であり、しかしアガットには妹分とだけでは見られたくないという年頃の繊細な感情を持つが、強敵と見るや飛び上がってダイブするだけのアガットさんには中々想いを汲み取ってもらえない。

 帝国留学も後押ししてくれたレンとは、ずっと変わらない親友。恋バナもしちゃう仲だが、アガットの朴念仁っぷりの話になると、レンがアガットに対してイライラし出すので、うかつに話題に出せなくて困っている。

 

 

★ジン・セヴァック

 カルバード遊撃士協会所属の準S級遊撃士。《不動のジン》の名を冠し、武術として泰斗流を修めている。不動とつくが、本当に動かないわけではない。

 二アージュ近い身長で、無精ひげを生やした巨漢。酒好きで腰に自前のひょうたんをぶら下げているが、酒癖は悪くなく、酔ったサラのように誰かに絡みにいくこともない。分別を弁えた大人である。尚、《ロア=ヘルヘイム》に取り込まれたメンバーの中では最年長。

 リベールの異変、D∴G教団事件、ヨルムンガンド戦役と活躍しているのに、なぜか影が薄い。泰斗流道場の師匠の娘であるキリカ・ロウランには頭が上がらないという弱点もある。

 

 

☆レン・ブライト

 リベールからの留学生という立場でありながら、アラミス高等学校の生徒会長を務めている。元は《身喰らう蛇》の執行者。

 自由奔放に行動したり、他人を煙に巻く発言をしたりもするが、その実は思慮深い。

 アニエスのことは後輩として可愛がっているが、時々いじめたくなるらしい。

 身の丈を越える大鎌を振るい、走って、飛んで、切って、投げてと、アグレッシブな戦法を取る。導力工学の知識やプログラム構築も一流であるため、《ロア=ヘルヘイム》において技術担当としても活躍する。

 

 

《――創の軌跡――》

 

★ルーファス・アルバレア

 貴族連合のブレインとしてカイエン公爵と行動を共にし、その実はオズボーン直属の《鉄血の子供達(アイアンブリード)》であり、黄昏とクロスベル再事変を経て、現在は新生帝国ピクニック隊のメンバーとなり、最終的な立場はラピスの従者である。

 剣技とアーツを組み合わせた戦法を用い、総合戦闘力はトップクラスに高い。

 なぜか霧に囚われながらも、自分が囚われていると自覚できていた。《ロア=ヘルヘイム》にはクロスベルのとある場所から呼び込まれている。

 

 

★スウィン・アーベル

 かつては《四の庭園(フォーガーデン)》という暗殺組織に属しており、ナーディアと共に抜け出している。その折にヴァンとは出会っているが、《ロア=ヘルヘイム》には彼との縁ではなく、クロスベル再事変での縁で呼び込まれている為、1207年の姿と記憶しかない。

 合体可能な双剣を得物とし、素早い連撃と必殺の一撃を切り替えながら戦う。朴念仁だが常識人。ある種の主人公気質だが、それがナーディアをやきもきさせる。

 

 

☆ナーディア・レイン

 スウィンのパートナーとしていついかなる時も行動を共にする。新生帝国ピクニック隊の発足者。《ロア=ヘルヘイム》では年齢の近いアニエスとレンと仲良くなった。

 ルーファスが働かないと文句をよく言うが、スウィンに言わせればナーディアも大差ないとのこと。戦闘では針と糸を駆使して立ち回りつつ、ちょくちょくルーファスを狙ったりもするが、今のところ全て見切られている。生粋の面倒くさがりではあるものの、なんやかんやでラピスの面倒は妹分としてよく見ている。

 

 

☆ラピス・ローゼンベルク

 ヨルグ・ローゼンベルクの作った人格と心を持つ人形。自らがローゼンベルク人形であることに誇りを持っている。ピクニック隊のマスコットのような存在だが、ルーファスの主人であるため、度々彼に食料調達の命令を下したりしている。ギミック仕込みのアタッシュケースを変形させた十字斧を使い、体躯の小ささに似つかわしくない剛撃を繰り出す。

 その体の仕組みを調べたいメカニックチームに日夜狙われている。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。