東方回帰譚   作:神白海里

34 / 43
34話 臓物を喰らい尽くす

夜「ならお前を倒せばこの異変は解決だ」

 

西行妖「やれるものならやってみるがいい」

   「だがいいのか?」

 

夜「何がだ」

 

西行妖「貴様の死おもなかったことにする力は強力だ」

   「しかしそんなことが何の代償もなくできるか?」

   「いや、不可能だ、死とは生命の抗うことのできない理だ」

   「次にそれをしても、反動で命を落とすんじゃないか?」

 

夜「・・・・ッ?!」

 

西行妖「その反応からするに図星のようだな」

 

(こいつの言うとおりだ、死を洗い流す力の仕組みはダメージの軽減と圧縮と肩代わり)

(本来なら死ぬはずのダメージを軽減させ、圧縮する)

(そしてそのダメージを自分の一部、今回は片方の腎臓に肩代わりさせている)

(それによって腎臓一つが損傷した代わりに死をなかったことにできた)

(だが内臓が損傷している状態でもう一度これをすれば、おそらく体が耐えられない)

(だけど、この力にはもう一つ効果がある)

(隙さえあれば・・・)

 

西行妖「・・・死ね」

 

弾幕が放たれる

 

(くっ・・避けられるか・・・・?)

それは夜に向かっていき、着弾音と共に土煙が舞う

 

西行妖「ふはははは、この体を使い幻想郷を支配してやる」

 

夜「なに勝った気でいるんだよ!」

 

西行妖「なにっ!」

 

西行妖は夜の蹴りをくらい吹き飛ばされる

西行妖「ぐはっ・・・」

「どうして・・・確かに直撃したはず」

 

夜「俺だけに気を取られてたな」

 

西行妖「まさか?!」

 

西行妖が先ほどまで夜のいたところを見ると

妖夢がいた

そして弾幕は斬られている

 

西行妖「魂魄妖夢!!」

西行妖は怒り狂い妖夢に向かっていこうとした

 

【スペルカード発動】空間「空白空間」

しかし夜のスペルによって引き寄せられる

 

夜「今度こそ終わりだ」

 

西行妖「くっ、しかし今、我を倒せば幽々子は助からないぞ」

「貴様らはどうする?」

 

夜「一つ教えてやるよ」

「みずがめ座の能力はもう一つある」

「その能力は全てを解放して自由にする力だ」

 

西行妖「ま、まさかその力で幽々子を解放するつもりか?!」

「やめろ!そんなことさせるか!」

西行妖は弾幕を放つ

しかしそれは水によってかき消される

そして夜は西行妖に触れて言う

夜「幽々子の中から消えろ」

水が幽々子を包み込む

 

西行妖「がっ・・・づぁ・・・あああああああ」

 

叫び声をあげると幽々子は倒れた

 

夜「俺の勝ちだ・・・」

 

夜が宝瓶宮を解除した

すると

夜「ゴホッゴホッ」

夜は吐血した

 

夜「大丈夫ですか?!」

妖夢が慌てて駆け寄ってくる

 

夜「大丈夫。慣れてないのに能力を使いすぎただけだ」

 

妖夢「あの、幽々子様を助けてくれてありがとうございました」

 

夜「ああ、これで異変解決だ!」

(今回で新たな力が手に入った)

(いつかこの力を使いこなせるようになってやる)

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。