正直書いててあんまこれじゃない感あって納得行ってない…
闇堕ちビッキーは原作スタートする
薄暗い夜道を1人歩く、飲み物を切らしてしまった為にコンビニへと向かう途中だった。
両親への復讐を遂げてから約1年近くが経過して、16歳になった。
最近では何とかお粥なら問題無く食べれる様になって、コンビニやスーパーで売ってるパックのお粥を食べている。
少し広い公園の近くを通りかかった時、鉄と鉄を打ち付ける様な音が聞こえた。
それと同時に2人の女性の声も聞こえてくる。
その片方の声は、今でも耳の奥にこびりついた、あの歌声と同じ声だった。
風鳴翼、日本のトップアーティストのツヴァイウイングの片翼であり、かつて起きた惨劇でノイズを斬り伏せていた女。
私が迫害された原因となった惨劇の中心にいた女。
昔は大好きだったハズの歌も、あの迫害が切っ掛けとなり嫌いになっていた。
あの時の鎧の様な物や刀はなんなのか、ノイズと戦えたのは何故なのか、それが気になって音の方へと歩みを進める。
そしてたどり着いた先にいたのは……風鳴翼だ、間違い無い。
そして青い鎧を身に纏った風鳴翼と敵対する様に立っている、白い鎧を身に纏って紫色のやたらトゲトゲした鞭を持った小柄な女がいた。
2人がこちらに気が付いて振り向く。
「何者だ!」
「誰だお前…?」
「さぁね、私が何者とかどうでも良いでしょ?それよりそっちこそこんな時間にコスプレ?天下のアイドル様も大変だね」
「あっいや…これはコスプレでは無くてだな…」
「あーはいはい、そういう設定ね、良いよ別に無理しなくても」
「だから違うと言っているだろう!話を聞け!!」
そう言って怒鳴り散らす風鳴翼と呆れた様にこちらを見る白い鎧の女。
「こいつはあたしらの問題だ、部外者は引っ込んでな」
「…まぁそっちの白い人には悪いけどさ、私も色々そこのアイドル様には聞きたい事があるんだよね、そっちの用事はそれが終わってからでも良い?なかなかアイドル様とこんな風に話せる機会なんて無いからね」
「(あんまし一般人に手ェ出す訳にもいかねぇしな…)サッサと済ませろよな」
「悪いね、なるべく早く済ませるよ」
そう言って風鳴翼へと振り向くと、怪訝な面持ちでこちらを見ている。
「それじゃ早速だけど質問いいかな?」
「……なんだ」
「まず最初に聞くけど、あなたは何者で、どうやってノイズと戦えてるの?」
「答える義理はない、貴様こそ何者だ?」
「質問してるのはこっちなんだけど…まぁ良いか、んー…2年前のライブ生存者で、あんたともう1人、天羽奏がノイズを倒してた所を見ていた者かな?」
「なんだと!?」
随分と驚いている辺り、気付いて無かった…?
天羽奏は私に気付いて居たのに?
「まぁその後天羽奏の纏っていた鎧だか槍だかの破片が飛んできてさ、胸に刺さって病院で手術したんだよね」
「奏の…ガングニールの破片が…?」
随分と驚愕している様で、声が震えている。
まぁ相棒の武器の破片が守っていた市民の胸に破片とは言え突き刺さって手術したと聞けばそうもなるか。
「あぁアレってガングニールって言うんだ、カッコイイ名前だね。まぁそう言う訳でさ、ノイズと戦えてるその鎧とか武器は何かなーって気になってたの」
「……悪いが、教える事は出来ん」
辛そうな表情で風鳴翼は告げる。
まぁそうだろうとは思ったけど。
「あっそう…そうだ、一応名前は教えておくね、私は立花響。後で調べてみると良いよ。」
「おい、まだかよ?」
苛立った様子で白い女が話しかけてくる。
「サッサとしろって言ったろ!何やってんだよ!」
「いやーごめんね、ちょっとアイドル様とのお話しだからついね」
「ふざけてんのかテメェ!」
「いやそんな怒らないでよ、ほら、もう終わったから」
「あ?……チッ、ったく手間かけさせんじゃねぇぞ」
そう言って白い女は風鳴翼に向き直ると、やたらトゲトゲした紫色の鞭を突き付けた。
「おい人気者、さっきの続きと洒落こもうじゃないの」
「そう…だな…その鎧はあのライブで私の不手際で奪われた物だ…ならば私が取り戻すまで!」
……あの、ライブで奪われた?
「ライブで発生する大量のフォニックゲインを利用したネフシュタンの起動実験…ノイズの出現により手が回らなくなり奪われてしまったが、今度はそうはいかん!」
つまりなに?あの惨劇は、偶然では無かった…?
ツヴァイウイングと、そのバックにいる組織が行った実験によって招かれた物…?
「ねぇ、今の話は本当?」
「あ?アタシは知らねぇよ」
「部外者に話す事は無い、去れ」
「あぁ、いいよもう。その反応で全部事実なのも分かったから。」
ガントレットのタッチパネルに触れてプログラムを起動する。
「あの惨劇を起こした切っ掛けがお前らなら、殺すだけだから」
オーガとピクシー、そして新しく契約した闘鬼ゴズキと闘鬼メズキを召喚する。
「なっ!?」
「なんだコイツ等……」
「私の仲魔達さ、今からアンタを殺す悪魔だよ、風鳴翼」
「……貴様も敵か」
「なんかよく分かんねぇけど、お前もアイツをぶっ飛ばしてぇのか」
「私の場合は確実に殺したいの」
困惑した様な顔で白い女はこっちを見ている
「そうかよ…アタシは仕事だからな、上司からアイツを徹底的にボコして来いって言われてんだ」
「なら協力でもする?私は殺せて嬉しい、あんたも仕事を完遂出来て嬉しいでしょ?」
「あぁ…まぁ…な…」
歯切れの悪い返答が帰ってくるが、とりあえず協力関係と言うことで良いらしい。
「ならサッサとやろう」
私はプログラムから取り出した鉄パイプを握り締めて、風鳴翼を睨み付けた。
新契約悪魔は牛頭馬頭コンビでした♡
ビッキー居ないのになぜクリスちゃんが防人に喧嘩吹っかけたのかと言うと、ビッキーが二課入りしなかった結果、カ・ティンギル完成間近やし防人ボコしてしばらく行動出来んくしたろって言うフィーネの安易な考えのせいでした。
そのおかげでビッキーに見つかったよ!やったねフィーネ!ビッキーに防人と二課が目を付けられたよ!