流石人気投票1位…
と言う訳でビッキーが行き倒れクリスちゃんを拾って連れて帰りまふ。
……なんか、数日前に会った白い女が倒れているのを見つけた。
「……なんだ?」
どうやら意識が無い様だけど…?
「おーい、生きてるかー?」
軽く肩を揺すっても反応無し。
仕方ない、拠点に連れて帰ろう…起きればよし、起きなきゃオーガのご飯にすれば良い。
女を背負って拠点へと帰る。
胸大きいなこいつ…
「…フィーネ…なん…で…」
女は寝言で何やら人の名前らしい物を小さく呟く
もしかして捨てられたのか?
背中にむにっとした柔らかい感触を感じながら拠点へと帰宅して、ベットに女を寝かせる。
嗅ぎなれた肉の焼けた匂いが女からしたので少し服を脱がせて確認すると、体中に火傷の様な傷跡がある。
とりあえず回復魔法を掛けて治療をしておいた。
女が目覚めた時の為に新たに契約した仲魔、妖精シルキーに頼んで胃に優しいスープを用意して貰う。
それからしばらくして、女が目を覚ました。
「んっ……」
「あ、起きた?」
私の声にギョッとして飛び起きる女を見て、思わずくすりと笑みが零れた。
「おはよう」
「お前…確かこの間の…!?」
「あぁ覚えてたんだね、あの時聞いてたと思うけどもう一度、私は立花響、よろしく」
「へ…?あぁ…アタシは雪音クリスだ…よろしく…」
サラッと自己紹介する私に呆気に取られた彼女もまた自己紹介をする。
するとノック音がして、シルキーが暖かいスープを持って入って来る。
「あら、起きていたのね。サマナー、スープここに置いておくわね?」
「うん、ありがとねシルキー」
シルキーが暖かいスープの入った皿を2つ、机に置いて出ていった。
スープの皿1つをクリスに渡す。
「飲みなよ、シルキーの料理は美味しいから」
「施しなんざ…」
「飲まないなら良いよ、私が飲むから」
「…っ、飲まねぇとは言ってねぇだろ!寄越せ!」
クリスは奪い取る様にスープ皿を受け取ると、スプーンで1口掬って飲んだ。
目を見開いて数秒ほど動きが止まると、ガッつく様に飲み始めた。
「そんなにガッつか無くてもスープは逃げないし、おかわりもあるよ」
「んぐっ…悪かったな…おかわり頼んでも良いか…?」
「良いよ、少し待っててね」
席を立ち、皿を持って部屋を出る。
シルキーに頼んでトレーに2皿用意してもらって部屋に運ぶ。
部屋に戻ると、そわそわと落ち着き無く辺りを見回すクリスがいた。
「おかわり、持ってきたよ」
「あ…おう、さんきゅ!」
スープの入った皿を見て、パッと花開く様に表情を明るくして皿を受け取りスープを貪る様に飲むクリス。
「さて、飲みながらでも良いからどうして倒れてたのか聞かせて貰える?」
「ゴクッ…別に、アンタにゃ関係ねぇだろ…」
「倒れてた君を拾ったのは私なんだけどね…まぁいいや、これから話すのはただの独り言だよ。」
「……?」
スープを飲みつつ、私は身の上話をクリスに話した。
ライブの事、イジメや迫害の事、家族や親友に見捨てられた事、自殺を考えていた事、スティーブンからプログラムを受け取った事、復讐する事を決めて実行した事。
それらを話終えると、クリスはどこかバツの悪そうな顔で呟いた。
「アンタも…随分苦労してんだな…」
スープを飲み終えたクリスは、皿を置いて静かに話始める。
「アタシは…前に上司がいるって言ったろ?その上司に捨てられちまってさ…アタシにとっては家族みてぇなもんだったんだ…」
ポツリポツリと心の内を吐露する。
「アタシさ…ガキの頃に、パパとママに連れられてバルベルデって国に行ったんだ。戦争してる国でさ、パパとママは有名な音楽家でボランティアの為にその国に行ったんだ。」
己の過去を吐き出して行く。
「そこでパパがヴァイオリンを引いて、ママが歌を歌って回ってた。戦争で親を失った子供達や辛い思いをした人達の心を少しでも癒そうとしてたんだ。」
思い出したくも無い惨劇を思い出す。
「たまたまアタシが現地の仲良くなった1人の女の人と出掛けてたら、泊まってた街が内戦に巻き込まれてさ、みんなみんな殺されてた。パパもママも孤児も老人も誰もかも…その後アタシは捕まっちまって、捕虜として色んな所を連れ回された。」
胸に宿った信念の焔を呟く。
「その後フィーネが現れて、あたしを連れ出してくれたんだ。家族も友達も失ったあたしに、唯一手を差し伸べてくれた大人だったんだ、戦争なんて下らない物を無くしたいって願うあたしに、フィーネは力をくれた…戦う意志と力を持つ者を滅ぼせば思いは遂げられるって言われて…信じてたんだ…」
信じた者に裏切られ捨てられた少女は、ただ俯いて嘆いていた。
その姿は以前の自分と似ていて…なんだか放っては置けなかった。
だからこそ、疑問をぶつける。
「でも、なんかおかしな話だね?」
「何がだよ…?」
「クリスの両親、なんで年端も行かない子供を連れて戦争してる国に行くの?いくらボランティアとは言えさ、普通子供連れて行かないでしょ?何を考えてたんだろうね?」
「それは…分かんねぇけど…」
「多分さ、何も考えてなかったんじゃない?だって考えてたら小さな1人娘連れて戦争地帯なんて行かないよ普通。と言うかそもそも戦争してる国に行こうとか誰も思わない。」
そう告げると、両親の行動を疑問に思ったのか不思議そうな顔で考え込んでいた。
「…確かにそうだな…パパとママは何を考えてたんだろ…」
「さぁ?案外自分より不幸な人を見て自分達はなんて幸福なんだろう!とか思ってたりしたのかもね?それかそんな不幸な人達に優しくしてあげる自分達優しい!って優越感に浸ってたのかも?」
「……否定したいけど、改めて考えてみるとそうじゃなきゃ戦争してる国に小さい1人娘連れて行ったりしないよな…」
クリスは自分の両親の事を思い返して項垂れていた。
「それで死んでちゃざまぁないってんだ…パパとママのバカヤロウ…」
自分の有り得たかも知れない楽しげなもしもの姿を想像して、クリスは更に落ち込んでいた。
「まぁともかくさ、行く宛て無いならしばらくここに居ると良いよ、ご飯もあるし雨風も凌げる、クリスなら私達は歓迎するよ」
そう言ってクリスに手を差し伸べると、クリスはマジマジと手を見つめた後、静かに手を取った。
裏方作業員として妖精シルキーを登場させました。
今後登場するかは未定です。あくまで家事要員としての契約ですので。
と言う訳でクリスちゃん仲間化フラグ立ちました♡
という事でアンケートします。
クリスちゃんをサマナーにするかどうかです。
召喚プログラムを渡しますか?渡しませんか?
クリスちゃんに召喚プログラムは
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スマホ型COMPを渡す
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ビッキーと同じガントレット型を渡す
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渡さない