リナの星間貿易異聞録   作:ayasaki

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エルデンリングをやる前に、無事LCD-GC243HXDB購入。
18日に発売したHorizon Forbidden Westも遊びたいけど、既に積みゲーが10個近いので片付けたいが……私がやりたくなるゲームって大概骨太だから減る前に新しいの買ってしまう。
スチーム・プレステ・スイッチのセールがーセールがー。
あ、それと今回で2万UA越えみたいです。
読んでくださった方、感想書いてくださる方本当にありがとうございます。


憧れた小道具

「何で此処?」

 ハリウッドに降り立った私にフェルが問いかけてくる。

 この前は、あくまでも街中だったから、いまいち同じ場所に来たと思えなかったようだ。

「ここはアメリカの観光地でもあり、世界一有名な映画産業場所だよ」

「おお、映画」

 マルデアでも普通に映画はあるので、フェルもすぐに理解してくれたようだ。

「でも何でここに?」

「あ~単純に来てみたかったんだ」

 うん、まあ物凄く単純に言うとミーハー気分だったりする。

 この前のはあくまでもE4イベントの為に訪れたから、こっち観光してなかったんだよね。

 なんだかんだ言ってユウジ時代にもハリウッド映画は見たことあるし、最新のゲームソフトの中に蜘蛛のヒーローが主役のゲームもあったから、せっかくだから見に行きたいなーと思ったのだ。

 時期的にはまだ早いが、その内輸入予定である、あの豪華なコラボ格ゲーのこともあるしね。

 まあ、その前にあのちょっとコミカルでもありブラックジョークにもなってる格ゲーも捨てがたい。

 とりあえず意識をハリウッドに戻すが、実際子供の頃にハリウッド映画を見た時に、凄くびっくりしたことを覚えている。

 パソコンの普及率なんて1割にも満たない時代で、コンピューターグラフィックという言葉さえ聞き覚えはなく、あくまでも実際に演じているシーンを撮影していくのが昔の映画だ。

 なのに、あの世界を代表する作品は、当時としては有り得ない想像力と工夫によって作られた。

 始まりはたった一本だったのに、世界中の人々を魅了して、遂には40年以上の歳月をかけて完結したあの作品。

 普通は始まりの物語からの筈なのに、実際には途中の歴史であり、一部だったという。

 あの時から人々は宇宙というものに対して、どんな憧れを抱いただろう?

 地球から初めて宇宙に飛び出し、宇宙から地球という星を見た宇宙旅行士の台詞も思い出す。

「地球は青かった」

 日本ではこちらの方が有名だが、

「神は見当たらない」

 という言葉の方が海外では有名らしい。

 また史上初めて月面着陸したのはアポロ11号という宇宙船で1969年7月20日。

 アメリカのニール・アームストロングという人だった。

 それから半世紀以上、人は想像の世界の中で、様々な宇宙人を表現してきた。

 異形だが心優しい宇宙人・クラゲのような火星人・異常に醜い姿で残虐な宇宙人。100メートルを超える巨大な怪物みたいな宇宙人。

 そんな様々な宇宙人を想像する中で、遂にマルデアという星を見つけ、私という宇宙人が地球で今歓迎されている。

 あの星間戦争の映画でも色んな宇宙人は登場したが、その想像力は凄かったとしか言いようが無かった。

 同時にやっぱり男の子としては、劇中の戦闘シーンであの光の剣に憧れを抱いたものである。

「さてと、今回は目的地の近くに降りれたし、多分すぐに国連の人も来るだろうから」

「また国連~? 日本は~?」

 以前ほったらかしにしてて、暇だったことも根に持っているなあ。

「これは大事なお仕事なの。マルデアと地球が少しずつ仲良くなるためなんだから」

「ぶ~」

 そうして私はハリウッドに浮遊しながら入っていく。

「おい、あれってリナじゃないか?」

「飛んでるフェルクルも一緒だ! 全然違和感がない」

「ってことは本物!? もしかしてハリウッド映画も輸出されるのか!?」

 前回はイベントに参加すると事前に告知されていたから、横断幕とかも用意されていたけど、今回は観光だから、現地の人に知らされてなかったようだ。

 同じように観光していた人達が、私とフェルが来たことに驚きを示しながらも通りやすいように道を空けてくれる。

 そして周囲を見渡せば、あの暗黒騎士のコスプレをした人もいるし、主人公側のコスプレをしてる人もいる。

 他にも獣っぽい恰好をした人もいれば、あの金色のロボットのような奇天烈な恰好のファンもいた。

「……人間以外もいるの?」

 事情を知らないから、フェルとしてはびっくりしてるようだ。

「違うよ、あれはコスプレもしくは仮装っていうの。

 好きなゲームや映画のキャラに憧れて作った衣装だよ」

「なるほど!」

 元気よく返事するが、本当に理解してるかなあ。

 まあついでだし、SNSにもハリウッドに来たことを報告しておこう。

『ハリウッドに観光しにきました。前回はE4の為で寄れなかったのですが、今までとはまた違った場所なので面白いです』

 こんな内容をハリウッドの文字を背景にした画像を入れて投稿する。

 するとすぐに反応が返ってくるのだが、確認する前にこちらに近づいてくる集団がいた。

「リナ嬢を発見! 本部に連絡。一部は警護だ」

 そうして私の周囲が直に物々しい警護で固められていく。

「大使、再び訪問して下さり嬉しい限りです。

 我々は警護に当たります。後程ハリウッドの観光案内をするものが来ますが、先に見ておきたいところなどはありますでしょうか?」

 警護する責任者の人が私に挨拶と要望を聞いてきた。

 なので、私としては、やっぱりちょっと憧れた光の剣を模倣した玩具を見てみたかった。

「では、お土産屋さんに連れて行ってもらえませんか?

 玩具でも光の剣が見てみたいんです」

「承知しました。あの映画はハリウッドの顔でもありますから専門店並みに揃えているところはありますので」

 そう言って、責任者さんが道案内しながらも、警護部隊も一緒に移動していく。

 そしてお店に到着すれば店員さんが驚いていたが、私が来たと分かれば店長自身が挨拶してきて、早速光の剣を見せてくれる。

「これ何? リナ」

 見た目は、只のステンレスタイプの棒に蛍光灯みたいなものが付いてるようにしか見えないので、フェルからしたら私が何でこれに興味を持ったのか分からないのだろう。

「これはね、こういう玩具! なの」

 そうして稼働ボタンを押せば、あら不思議。

 蛍光灯部分が光りだし、振り回せば映画のような稼働音と、少し衝撃を与えれば剣がぶつかり合った時の音が響き渡る。

「おお!? 意味分からんけどカッコいい!」

 フェルも使い方が分かったようで、中央部分が持ち手になっている方の同じ玩具を使って振り回してみる。

 さすがにフェルの体格だと、片手では持てないから両手持ちだが、そこまで重くないから問題無く振り回せている。

 そうして、ある程度振り回して楽しんでたと思ったら、こちらを見てにやりと笑う。

「……ふっふっふ、リナここで会ったが百年目、覚悟せよ」

 あ、以前やった武士道ブレイズ2の真似事を始めた。

 う~ん、でもさすがに玩具だから、本気でぶつけたら壊れちゃうから無理だ。

「フェル、さすがにそれは無理。本気でぶつけ合うようには出来てないから」

「そうなん?」

 まあ、魔法で強度増強すればいけるけどね。

「……確かにそうですね、でもリナさんの光の剣による戦闘シーンが観れるなら安いもんです! 壊れたら壊れたでそれもまた迫力あるシーンになるので、やっちゃってください!」

 玩具を渡してくれた店長が途中まではちょっと残念そうに呟くも、壊していいからぶん回してほしそうだ。

 いや、さすがに剣技なんて知らないから、魅せる戦闘シーンなんか出来ないよ?

「あははは、映画ではカッコいいとは思いましたが、私だと下手くそな演技にもなりませんから」

「いえいえ、リナさんがやれば物凄く絵になります」

 そう言う店長の顔は、本気でそう思っているようだった。

 周囲を見渡せば同じように頷いている人達が見受けられる。

 さすがに過大評価しすぎなんだけどなあ。

 その後、案内役も到着し私とフェルはハリウッドを存分に観光させてもらった。

 ハリウッド映画の俳優さん達に会うことは出来なかったが、色んな玩具や観光名所を見せてもらったので、フェルも初めて見るものがいっぱいあったので楽しそうにしていた。

 アメリカが世界に誇る数々のヒーロー達の映像や、二次元バージョンのゴーグルをつけたリーダーに爪男に、風を操る女性キャラを見たり。

 あと、何故か忍者になってる亀達とか。

 ユウジだった時にも見たことあるんだが、子供心になんで亀が忍者? と思ったがファミコムソフトで暴れてるのもあったことを思い出す。

 他にも観光用の撮影風景だったり、音楽を聞かせてくれたりなどで、本当に楽しませてもらった。

 VRとか3Dとか体感型など、ただ流れる映像を鑑賞する形から変化していってるんだなあと、ゲーム以外の進化を教えてもらった。

 そうして観光も終われば、以前泊まったホテルとまた違うホテルに案内される。

 同時に出発前に食べていたご飯も消化されていたし、フェルもお腹空いてきたみたいだ。

「いい匂いがする~」

「ええ、到着に合わせて当ホテルのシェフが調理しております。

 ご希望していただければ、すぐにお食事できますがいかがでしょうか?」

「食う!」

 相変わらず食欲に忠実である相棒だが、丁度いいし私も食事にしよう。

 ただテーブルマナーとかは分からないので、そこは大目に見てもらいたい。

 まあ、あとはいつも通りにフェルが口いっぱいにご飯を頬張るシーンを撮影し投稿する。

 

『フェル様の新しい食事だ~』

『いつも思うが、何であの体格であんだけ食えるんだ』

『魔力に変換してるのかも』

『光の剣を振り回すフェルとリナが良かった』

『あの映画をマルデア人達が見たら、どう思うんだろう?』

『猫と鼠の宇宙人が実在する星だしなあ』

『撮影中だった俳優が、リナに会いたかったと呟いてた』

『リナならCGいらずで、ド派手なアクションシーンやれる』

『既に何回もやったじゃん』

 

 ちなみに光の剣の玩具はそのまま貰えた。

 あと、何故か私が来た時に高確率で発生する事件は無かったので、良い事である。

 ヒーロー扱いされてるけど、私一応マルデアでは一般人枠です。




原作であればゲームにちなんだイベント発生でしょう。
実際入れようとしたんですが、取って付けたような陳腐な事件内容に見えてしまって削除です。

高性能なゲーミングノートパソコンも買いたいが、最低5年は使うこと考えたら20万以上になるなあ。
昔はデスクトップだったけど、普段使いの手軽さはノーパトの方が圧倒的。
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