リナの星間貿易異聞録   作:ayasaki

30 / 83
Hey! It's time to party down!


末の日午前の部

「それでは超スタ2参加者の方はアーケードにご移動お願いします。

 ご自分の番号を確認してくださいね」

 こちらは去年もやったから、参加者達がスムーズに動いてくれる。

 もしくは今回が初めての人に声をかけて、割り振られたアーケードを教えてくれていた。

 これなら格ゲー側は問題無く進行していくだろう。

 さてポツモン側の説明だ。

「そしてポツモン対戦の方を説明いたします。

 まず入場の際配られた記載表に出場させるポツモンはご記入いただけたでしょうか?」

 確認の為、記入漏れやまだ記入してない人がいないようにする。

 すると、皆挙手してくれているので問題なさそうだ。

「今回は皆さんのポツモンの制限はありませんので、好きなポツモンをお使いください。

 そして対戦方法は、ゲームでも遊んだシングルバトルになります。

 次に予選を勝ち抜く条件は3勝です。

 但し先に3敗したら敗退になりますので、最大5戦できるのです。

 ここまでは問題ありませんか?」

 子供の参加者の方が多いので、私はゆっくりとルール説明をしていく。

「対戦相手は自分で決めていいの?」

 参加者の一人が質問してくる。

「はい、対戦相手はご自分で決めていただき、相手も承諾すれば対戦OKです。

 ですが、制限時間はお昼までです。

 それまでに3勝していなければ、3敗していなくても予選敗退となるのでご注意ください」

 イベントスケジュールもあるので、さすがに全ての参加者が終わるまでは待っていられない。

 まあ5戦する時間は充分あるので問題ないだろう。

「それと対戦相手についてですが、基本的に子供同士・大人同士でお願いいたします。

 ポツモン参加者には入場時にバッジもお渡ししておりますので、誰が参加者か分かりやすいようにしてくださいね」

 これもちょっとしたポツモン気分を味わえるようにしている。

 ゲーム内でも各地方のバッジを集める事が必要なので、自分が挑戦者でもあり虫取り少年のような立場の気分を疑似的に味わってほしいからだ。

「ただ、終了45分前からは子供と大人双方が合意すれば、対戦して頂いても結構です」

 こちらは単純に制限時間に近づけば、対戦相手が少なくなる為の措置だ。

 まあ、この予選で1/3ぐらいにまで減らしたいところだ。

「それではこちらも予選開始です。

 対戦スペースも用意してありますので、そちらをご利用ください」

 場所も用意しておけば、自分から声を掛けるのが下手な人でも、声を掛けられて貰えればいけるだろう。

 スムーズに対戦していけば、お昼までには余裕持って終われるので大丈夫だろう。

「そして予選参加者以外の方々は休憩場所も用意しておりますので、軽食などもそちらをご利用ください。

 今回もモント食堂より地球のご飯や、地球の甘味を使ったお菓子がありますので、興味があればご賞味くださいませ。

 私的にはカツ丼が美味しいです」

 これで参加者全員への声かけは終了だ。

 あとは午前中は参加者が好きにするから、私達は困っている人を見かけたらフォローしにいこう。

 さて、早速対戦が始まったので見てみよう。

「くらえ! ファイナルマトリックバスター!」

「うあああ、僕のケミィがーーーー!」

 おお、ザンギフの必殺技を華麗に決めた。

 やはり超必殺技で勝利すると映えるなあ。

 あ、こっちはコンボをきっちり決めていく。

 小パンチ・小キック・中キック・はこ~けんかあ。定番だけどこういうのをきっちり決めるのが強い人になるんだよね。

 さてニニアちゃんどうかなあ?

「あの女学生鬼か? いくら予選とは言え二連続パーフェクトとは」

 ……相当強くなってるようだ。

 だが、あの猫さんもである。

「ち、近寄る事さえ出来ねえ。ダッシュで接近しようとしてもリーチ長すぎて駄目だー」

「ニャニャニャ、今日も快調にゃ」

 うわあ、確かにダルサム自体が強キャラだが、扱いにくいキャラなのになあ。

 予選からのトーナメント表を見る限り、ぶつかるのが決勝とはいい意味で注目できそうだ。

 でも他にも上手い人はいるからどうなるかな?

 あ、ポツモンのほうもフィオさんが所々で対戦準備を整えてくれてる。

「それじゃあ対戦準備はいいかな?

 また困ったことあったら遠慮なく声かけてくれていいからね」

「うん、ありがとうお姉ちゃん」

 子供に礼を言われて、笑顔で応えている。

 一応何があったか聞いておこう。

「フィオさん、何かありましたか?」

「あ、リナさん。そんな大したことないですよ。

 対戦したそうでしたけど、どう声をかけたらいいか迷ってた子がいたので、同じように困ってる子と引き合わせただけですから」

「そうだったんですか。それも大事な事ですから助かりました」

「いえ、裏方ですがこれくらいなら大丈夫ですから」

 これなら、こっちはフィオさんに任せれば大丈夫かな。

 しかし、こちらもこちらでそこら中から声が聞こえてくる。

「ケメックス! まもり」

「スタンミー、君に決めた!」

「ハイリュウ、はかいせんこう!」

「バッジ、ゲットだぜ!」

 うん、楽しんでくれているなあ。やっぱり来年はもう少し広い会場にしないといけないかな。

 でも、こんなイベントに快く会場場所を貸してくれたのに、それも不義理だなあと思ってしまう。

 そこらへんはまた社内で相談してみることにして、とりあえず今はイベントを恙無くしんこうしていけるようにしよう。

 あ、軽食コーナーでも早速お菓子を購入して、食べてくれている。

「甘すぎないけど、食欲を誘う香りね。

 偶になら欲しいかも。

 あの子も後で欲しがるだろうから、お土産に買っていきましょう」

「子供の時ほど甘い物食えなくなってきてたからなあ。

 これくらいのほうがちょうどいいよ」

 夫婦らしき人が子供の大会参加に付き合っていたんだろう。

 その間に夫婦としての時間を楽しんでいる模様だ。

 他にも限定販売品コーナーで大量に買ってくれた人が、自分のカード残高の内容確認をしている。

「……買い過ぎたから、来月は貯金できんな。

 でもこの機会じゃないと入手できないからしょうがないよな!」

 ごめんなさい。でも購入有難うございます!

 試し売りなら少量販売だから気軽に出来るんだけど、正式に販売しようとしたら商業ルートとか考えるのと定期的にするにはまだ難しいんです。

 いくら輸送機があっても1人で運ぶから、許容範囲があるので必要以上に運んだらミスしそうで怖い部分もある。

 それに持って帰ってきてからの作業もあるから、まだまだ流通ルート的に厳しいのだ。

 ワープがあっても、商品を正確に分けるのは人間なのだから。

 さてと、この調子なら午前中は無事にいけそうだ。

 大会参加じゃなくても、休憩場所で雑談している人達もいるが、楽しそうに会話してくれているようだ。

「今年も最後に新作発表してくれるかなあ?」

「可能性はあると思うよ。たださすがに新年早々は無理じゃないかな。

 タクティクスオウグ発売されたばかりだし」

「オールスター5かアーケードか。

 シリーズものもありだと思う」

「ドラクア・final・ロッツマンはナンバリングあるから、遊びたい」

 あ~やっぱり欲しがられてるかあ。

 まあ幾つかのナンバリングの輸入は考えてるけど、1~4とかは過去作にしてしまってるから、いっそのことリマスター版持ってきた方がいいかも。

 ドラクアも1.2はスーファムで販売したから、コレクションで出せばいいかもしれない。

 ロッツマンも1~6コレクションあるし。

 まあ、オールスター5は現在鋭意製作中だが、タイトルリストは決まっている。

 ただ、あの時代はスーファムが圧倒的ではあったが、その他のゲーム機でも名作あったので、そちらからも選んでいる。

 あのソフト達ならマルデアの人達も楽しく遊んでくれるだろう。

 さてとお昼時間の準備を始めますか。




前書きはペルソナ5の「Take Over」の一部ですw
本当にペルソナ5ロイヤルは楽しかったなー。
ロイヤルバージョンのアニメやってほしいわ。

ペルソナ5の曲を個人で和訳したMAD見てると楽しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。