少し短いですが、ちょうどいい形だったので。
次回からは書き溜めするので、また暫くお待ちください。
構想はあるのですが、結構大変になりそうなので。
年始休みも終わりが近づいた頃。
「クッリアー!」
遂に私は仮面5Rの追加ボスを倒し、エンディングを迎えた。
「あ~楽しかったああ。
これマルデアの皆に遊んでもらいたいや」
他のゲームをクリアした時も似たようなこと思ったけどね。
しかし、何だかんだで120時間以上かかってクリアしたので、結構疲れた。
ピコン!
ん? デバイスから聞こえたからメールでも来たようだ。
『マルデア国地球親善大使マルデリタ嬢へ』
あ、国連からのメールか。
しかし、あちらは私が休みなのを知ってるはずなんだけどなあ。
とりあえず内容を確認してみる。
……。
「これは出来るかと言われたら、可能かもしれないけど自信持てない」
それは国連に参加する国々で相談した結果による依頼で、魔石と私の力で出来るか確認するためのメールだった。
無論国連側も私の不安を織り込み済みなようで、その場合は他にも候補に上がった依頼内容もあるので、断ったとしても当然の内容とも書かれていた。
他の候補になる案件も掲載されていて、そちらは今までの実績から考えれば問題なく成功できそうな依頼内容でもある。
砂漠の緑化計画。
海のプラスチック製品・沈没船回収。
環境浄化。
資源発掘作業。
他にもあるそうだが、計画次第で魔石・縮小ボックスの輸出数の割合を変更したいとのこと。
これは縮小ボックスがある程度数が揃った事で、魔石は消耗品だが応用性が高い事が挙げられる。
また以前スカールさんとの会談でしていた私がいない場合でも、最悪使用する機会があることを考えれば、魔石を大量に所有しておきたい旨だった。
そのメールを読み終わり、私は静かに考える。
あのチタルム河浄化の時、国連が求めていたのは原子力による核汚染物質の汚染除去だったのは間違いない。
それに対し、私が汚染除去してしまえば、各国は核という世界を破壊するような技術を更に推し進めていく可能性があったからこそ、私はそんなことをしてほしくなくて行動でそれを示した。
結果、国連は私の行動から気持ちを汲み取って、地球の事を改めて考えなおしてくれたんだと思う。
だからこそ上記のような依頼内容になっている。
「いいことだよね……」
上記の内容だって実行すれば、世界中の人々は喜んでくれるだろう。
当然だ。
自分の住む星が奇麗になることに気分が悪くなる人はいない。
でも、それはやろうと思えば少しだけだとしても、出来る事なんだ。
だから、私はその自信の無い一番初めに書かれていた依頼内容に強く惹かれていく。
そう、ユウジだった時に授業で教わったが、その時は何も気にせず通り過ぎていたこと。
80年代、日本がバブル経済でとんでもない好景気を迎えている最中に判明し、そして今は代用したものが温暖化原因となって、様々な場所で議題となっている内容。
①地球温暖化
②大気汚染
③海洋汚染
④土壌汚染
⑤酸性雨
⑥森林破壊
⑦砂漠化
それらは常に世界中で議論をしている。
そして私の行動で皆が少しずつ意識が変わってきていて、誰かが誰かの為に動いてくれる。
しかし、それでも世界は待ってくれない。
また、どんなにやりたいと思っても、その技術が無ければ実行することが出来ない。
その為に、国連は私にこの依頼を頼んだのだろう。
どれほど可能性が低くても、たとえ失敗に終わる可能性があるとしても。
少しでも成功してくれれば、現在・過去・未来の人達に希望を与えることが出来て、尚且つ過去の自分達の所業を清算できるというのならばと。
正直に言えば、私の魔力とか魔石うんぬんというより、知恵が必要だ。
その為に、私は国連に詳細・計画・規模などを改めて国連に教えてほしいと返信する。
同時に成功する保証は無いとはっきり明言しておいた。
当然だ。
マルデアでは日常にあるものでも、地球では私が持っていくしか入手方法が無い貴重な消耗品であり、使い方次第で地球では出来ない奇跡を起こせるのだから。
同時にもう一度私は図書館に行って、調べ物をすることが必要だ。
そうすると、すぐに国連から連絡が来る。
あちらも私の返答をいくつも想定していたようで、簡単に決められる内容でない事。
実行するにしても、どのように進めるか話し合わなければ何も進まないのを理解してくれていた。
また、今すぐに実行するのでなく、将来的な計画の1つとして考えてくれていいので、企画倒れでいいから深く考えすぎないでほしいと配慮してくれていた。
今までの私の行動だけで、充分感謝しているのだからと。
そうして、私と国連のメールのやり取りを終える。
正直、休み気分が吹っ飛んだ。
でも、この問題は今、考えるだけではどうにもならない。
ゆっくりと後ろに倒れて、大の字で仰向けの体勢になる。
そのまま深呼吸して右手を天井に向かって伸ばして、自分の手を見る。
この手で私は天災排除をした。
ゲームを楽しんでいた。
皆にゲームを届けてきた。
そうして皆が笑ってくれた。その気持ちを届けてくれた。
でも独りよがりにもなってないだろうか?
ああ、頭の中が纏まらなくてぐるぐるしていく。
だから、私はゆっくりと国連からの依頼を呟いてしまう。
「……オゾン層の修復……か」
そう、いつか元に戻るとはいえ、それは人の咎によって産み出された産物のことを。
第二部構想前に単発で書いてた没ネタ載せようか考え中。
完全に別次元な為、細かい事気にしないで読んでくれるなら投稿しようと思います。