リナの星間貿易異聞録   作:ayasaki

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ようやくエルデンリングを星の世紀クリア。
レベル179の脳筋が120時間で達成。
面白かったけど疲れたw


相談と絵空事

「賛同できん」

 休み明け、私はガレナさんとサニアさんに国連からの依頼内容を相談した。

「同じく。リナそこまでする必要はあるの?」

 私としても覚悟できているかと問われれば、躊躇なく肯定することは出来ない。

「確かにお前の魔力は優れているし、魔法操作技術もある。

 そして魔石という補助を加えれば、やり方次第だが力押しで可能かもしれん」

「そうね。私や社長を足したとしても、リナの魔力にはかなわないわ。

 でも依頼の規模を考えれば、リナ1人でどうにかなると思えない」

 これは同じ魔法省で働いていた二人だからこそ、私より知識や経験があるので相談してみたのだが、予想以上にその考え方は厳しかった。

「昔の自分達の過ちを放置せず、また地球の技術で出来なかったからこそ、魔石とお前に頼るという考え方は間違っていないだろう。

 だがこれは今までの天災や環境の浄化とは話がまったく異なる。

 そして何よりもお前の身が危険すぎる。

 私はその依頼よりお前の方が大事だからこそ、現時点では反対させてもらう」

「リナ。よく考えてみて。

 私達マルデアでは魔石を使わず天災排除できるのは知ってるでしょう。

 だけど、それは何十人・何百人もの天災排除の専門家としてのマルデア人の集団だからこそ可能なのよ。

 それに体への負担もあるわ。

 魔力切れ程度なら寝てればいいでしょう。

 でも、はっきり言わせてもらうなら、あんたはそこから無茶する。

 2年近い付き合い程度でも、リナがどれだけ地球に心を割いてるか分かるもの」

 予想以上に二人からの意見が厳しいが、その意見に納得するしかない自分がいる。

「とはいえ、地球側も相当配慮して依頼したことを考えれば、絶対にしてほしいというわけではないのだろう?

 そしてもう一つはお前自身の心の持ちようだ。

 所詮現時点では机上の空論でしかない。

 だからリナ。まずはどれだけその問題の障害が存在し、いかに排除できるか調べてみろ。

 私とサニアでは所詮他人事でしかない。お前ほど地球に心を割いていないからな」

「ちょっと社長!? いくら何でも言い過ぎじゃ」

「いえ、私も理解はしてるつもりなんです。でもどうしても引っかかってしまって」

 そう、私自身怖くて仕方が無いのだ。

 でも、私は地球のオゾン層の脅威を知っているからこそ、修復できるなら修復したいと思う。

 二律背反しているような理屈と感情のぶつかり合い。

 他にも失敗したらどうしようとか、私だけの問題で済むのだろうかとかで、不安だらけになっているからこそ、二人に相談した部分もある。

「リナ、感情というのはそのようなものだ。

 だからこそ様々な面でいい部分も悪い部分も存在する。

 しかし、それがあるからこそ私達はお互い刺激を貰うこともあるんだからな」

「社長、なんか小難しい事言い出してるわよ」

「っふ、元は研究職の人間なんだぞ。小難しい事を幾つも常に考えるのが仕事だった人間には当たり前のことさ」

 ガレナさんの言葉にサニアさんが溜め息をつく。

「あ~もう、もう少し分かりやすく伝えてあげてください。

 リナにそんな言い方で通じる訳が無いでしょうに」

 どういうことだろう?

 とりあえず私からすればガレナさんの言葉がよく分からない。

 でもサニアさんは何となく理解できている。

「リナ、つまりはね社長が言ってるのは、もう少し視野を広げてみろって事よ。

 私達に相談したことはいいけど、まだあんたは自分1人で思い詰めてるわ。

 実際、地球側とどれだけ相談した?

 具体的にどう進めていく?

 そんなのさえ定まってさえない状況で考えたって、堂々巡りになって少しでも不安を取り除ける方法なんて見つからないって事」

「なるほど、そういうことですか」

 サニアさんの言葉でようやく理解できる。

 確かにその通りだ。

 修復の為の具体的な案も無く、抽象的にさえも決め切れていない。

 そんな状況でどうやるか考えたところで、安心できるはずがない。

 なんだろう。少し肩の荷が下りた気がする。

 答えが定まらないままに、考えすぎていたからこそ私は勝手に焦ってしまったんだろう。

「ああ、そういうことだ。

 顔を合わせた時から、思い詰めた顔をしていたからな。

 私たち以外の皆も心配しているんだぞ?

 お前がいてこそ、この会社は成り立っているんだ。そのお前がいい顔をしていなかったら皆調子狂うんだからな」

 そう言って、ガレナさんは少し表情を崩しながら、軽く笑ってくれる。

「……社長って本当にリナには甘いですね」

 そんなガレナさんをサニアさんがジト目で見る。

「自覚はあるな」

「その甘さを私達にも少し分けてくれてもいいんでは?」

「立派な大人のお前たちに必要ではないだろう」

「差別反対!」

「これは区別というんだ」

「物は言いよう!」

 なんかガレナさんとサニアさんの漫才みたいに見えてくる。

「だがリナ。

 実際問題、地球の問題に関しては知恵は貸せるが実際に実行するのはお前だ。

 私もサニアも地球に行く気は無いし、さすがに会社を放り出すことなど出来ん」

 その通りである。

 私が地球に安心していけるのも、ガレナさんが会社を運営してくれているからこそだ。

 またサニアさんも会社の宣伝や配信。

 他にも会社のサイト運営などを一手に引き受けてくれるからこそ、ガレリーナ社は恙無く経営できているのだ。

「結論を出すにはまだ早いでしょう?

 地球とのやり取りだけじゃ所詮計画立てるくらいしか出来ないんだから、まずはマルデアでの事考えておく方が建設的よ。

 今年の販売する新作もあるけど、フルボイスの試験もあるんだから」

「あ~確かにそうですねえ」

「そうだな。とりあえず場所は借りたし、使い方に関してはそこで体験してみよう」

 これはマルデアでまず音声収録を実際に試してみようという企画だ。

 フルボイス企画の一貫として、まずは自分達でゲームキャラを演じてみる。

 そこからどんな風に課題が出てくるか?

 また収録時間や金額が朧気ながらも実感できるだろうということで、マルデアで実験してみようということである。

「そっちは台本をデータで受け取ってるんでしょう?」

「はい。今後のマルデアで販売を考えている作品から、いくつか抜粋したのを演じてみる予定です」

 そう、スーファム時代が終われば次世代機の進化は凄くなる。

 アニメシーン・映像・音声・解像度・システム・技術。

 そんな様々な内容が次世代機では進化していったのだ。

 その進化の1つに音声があり、ゲームキャラクター達に声という形で更なる魅力を追加してくれていた。

 本来ならばスーファム時代の他機種としてPCエジソン・メガダラがあるのだが、さすがにマルデアで全ての機種関連のソフトを網羅するのは無理がある。

 しかし、オールスター5ではそちらのソフトも入れる予定ではある。

 ただ、ゲーム機に関しては、あと数年はスウィッツのみでソフト販売となるだろう。

 半導体不足が解消されれば、praystaic5も入るのだがどう販売していくかもあるので、とりあえず今考えてもしょうがない事なのだ。

「承知した。3時間レンタルしたから時間は充分あるはずだ。

 機器の使い方はレクチャーしてもらえるから、まずは一連の流れを理解していこう。

 そうすれば今後のフルボイス化への足がかりになる」

「はい!

 確かに歌った時の収録経験はありますが、マルデアだとどうするかですからね」

「普段のリナ見てるから、歌詞聞いた時は笑っちゃったけどね」

「もうサニアさん! 歌ってる時と普段は別ですよ」

「なら演じてる時はどうなるかな?」

「TKサニアちゃん?」

「掘り起こすんじゃないわよ!」

 そんな風に気を使ってくれたおかげで、気持ちが軽くなれた私は笑うのだった。




地球行く前に幾つかマルデアで必要な話を投稿します。
本当に時間進まない!
オールスター5もアーケードも早く出したいのに、真面目に考えれば考える程、下地作りしないと説得力と売り上げに拍車をかけれない!
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