そして悲報はメタルマックスワイルドウェストの開発中止に、開発元が移行。……メタルサーガの方は大丈夫だろうか。
マルデアでボイス収録体験や年齢規制にアニメ配信などで、様々な仕事を行ってきた。
その間に遂にオールスター5と新作アーケードの完成したとの連絡が来たのは、1月中旬終わりごろであった。
「ようやく新しいゲームが来るんですね!
凄く楽しみです」
「早く遊びたいわね。でも今回はいつもより滞在期間が長くなるんだったっけ?」
フィオさんとサニアさんが目を蘭々とさせている。
「ええ、とりあえず今回はオゾン層の問題もあって、その課題を知りたいので」
「無理はするな。まずはどんな障害があるか調べてくる程度でいい」
私の言葉にガレナさんが改めて、気を楽にさせてくれることを言う。
「はい、そこらへんは国連とも相談の上です。
それでなんですが、今回はノルウェーに行ってからニューヨーク。
そして日本の予定です」
「前に行ったイギリスの近くにある国だったな?」
「その通りです。
オゾンホールは南極のほうが有名なんですが、北極も出来るようなんです。
ただまあ環境的には似たところがあるんで、北極圏であるノルウェーにとりあえず行くだけ行ってみる予定です」
地球での調査報告や時期とかはあるが、最終的には現地へ行ってみないと理解できない事は沢山あると言う事だ。
「フェルはどうするんすか?
彼らは基本マルデア人と同じ環境で過ごしてますから、そんな環境に耐えられるんでしょうか?」
「前にアメリカの山で、魔法使って対策したんで一応大丈夫ですよ。
とはいえども、実際に修復作業する時だとそんな余裕無いでしょうから、そこも考え中です」
やろうと思えば、並行して違う魔法を発動させることは可能である。
だが、さすがに今回はノルウェー国内の北極圏までしか行く予定は無い。
グリーンランドに行こうとしたら、人が住んでるところは少ないので、さすがにワープでは怖い。
南極も同様だが、この前にアルゼンチンに行ったから、すぐ近くのチリはまた今度にしたい。
オゾン層修復計画は企画段階なので、出来ればまだ地球の人達に知れ渡ってほしくない事でもあるのだ。
可能性の低い計画が知れ渡ってしまって、それに過剰な希望を抱かれるのは国連としては回避したい事態だそうだ。
「承知した。
では明日の朝出発予定でいいな?」
「はい。ただそろそろ輸送機2台同時運用も考えるべきかもしれません」
そう、少しずつ星間貿易の規模は大きくなってはいるが、持ってくるのは私だけだ。
スウィッツ本体10万台・ゲームソフト10万本以上・アーケード・キャラクターグッズ・玩具等々。
特にソフトは増産を常にしていて、最初の頃に販売したゼルド・ドラクア・マルオは各ソフトの累計が10万を超えている。
そうなると、スウィッツ本体が売れる度に、ソフトの増産が必要となっているのだった。
「魔石と縮小ボックスの準備は問題無いか?」
「ええ、ドワフ国産魔石・マルデア魔石・縮小ボックスは問題無く揃っています。
ただ、国連の方にドワフ国産魔石は別保管してもらうように頼みました」
実際、ドワフ国産魔石を私は試しに使ってみたら、確かにマルデア魔石より負担や魔力消費量などの使用感が段違いだったのだ。
そしてマルデア魔石と混ぜて使ったりなどで、私なりの魔石運用方法を少しずつ試験中だ。
なので、地球で魔石を使う時の為に、国連に別管理してもらうように依頼していた。
国連側も承諾してくれて、厳重管理すると約束してくれている。
「ならいい。とりあえずオールスター5は2月下旬ごろ販売予定と考えておくよ。
他にも持ってくる品については、実物を見てないから何とも言えんがな」
「まあ正直そこまで利益が出る品にはならないと思いますが、好きな人はいると思います」
「だろうな。私も嫌いじゃないが販売商品を増やすという点では賛成だ」
そう、今回はまた新しい娯楽品を持ってくる予定だ。
誰でも遊べる品ではあるが、人を選ぶことは間違いないであろう。
「アニメの方も頼みますっす。
少しずつゲームを知らない人にも知られてきているようで、まだソフトはありますけど在庫減ってきているみたいです」
「いい感じですね。
この調子なら他のゲーム原作アニメも予定しておきます」
「スタ2のアニメが見たいです。
他のアニメも可能でしたらお願いします!」
横からフィオさんもお願いしてくる。
「ならfainalのアニメは無いのかしら?
もしくはタクティクスオウグとか。
マルデアでも人気出てきてるんだから、お願いしたら作ってくれないの?」
「だったらボーダーラインも欲しいっす。
激闘熱血プロ野球もアニメなら、マルデアでは受け入れやすいと思います」
あー皆が段々自分が欲しいのを要求しだしてきてる。
気持ちは分かるけど、一応予定があるんだから勘弁してほしい。
「お前達、欲しいのは分かるが会社としての営業計画があるんだぞ。
まずは眼前の目的を達成しろ。将来的には考えてはいるが足元を疎かにしたら新しいゲームを持ってくることが難しいんだからな」
そこにガレナさんが社長らしく締めてくれる。
「分かってはいるけど、欲しいものは欲しいんですよ。
とはいっても、まずはお客さんが楽しんでくれることが優先は理解してます。
配信でコメント見てると、そこ大事にしてると結構お客さんの反応違ってきますから」
サニアさんもサイト運営者として締めてくれる。
とはいえども、私が本気でお願いしたら上記のゲームのアニメを本気で制作してくれる自信あるんだよね。
……いかんいかん。確かに私情は入ってるけど調子に乗ってはいけないのだ。
ラグランジュポインツ・SDガンガム騎士物語・魔道物語とかのリメイクなら遊びたいかなあ?
あと、プリンセラメーカーに俺の躯を超えていくとかきゅんきゅんバニープルミエール……余計に変な方向考えてる気がしてきた。
でも現代のゲーム技術で昔のゲームをリメイクしてほしい作品は山ほどあるんだよね。
しかし、それ以上にまだ見ぬゲームをどんどん制作してほしい気持ちも大きい。
女神転承シリーズ外伝・防衛軍・フロンツミッションのリメイクはとても楽しみだし、ハスクラ系統のゲームだってまだマルデアには届けられてない。
海外ゲームだけど、死ぬ度に自宅へ強制的に帰宅するヘデスもいいし、吸血鬼の城探索ゲーもいい。
他にもワングと巨神や風の放浪人にRCOM2だって面白いのだ。
インディーズのゲームだと、今でもドット絵で制作が主流にしてるからチェックしたいところだが、さすがにプレイできる余裕が無い。
まあ、まずは今回のオールスター5だ。
地球で遊んだことがある人なら、間違いなく自信を持ってお勧めしてくれるだろうソフトだしね。
6も勿論考え中だが、出来ればその前に大作も挟みたい。
アーケードもあるし、ゲームセンター専用のも持ってくる予定だからね。
そうして、私は持ってきたいゲームを考えながら、出発日を迎えるのだった。
「さてと、ノルウェーの首都であるオスロでよかったな?」
「はい、まあ国境さえ越えてなければ何とかなりますから、よろしくお願いします」
「少し動きにくい」
寒い国に行くので、念の為フェルに厚着させておいたせいか、フェルが窮屈そうである。
いざという時は魔法で防寒すればいいが、一応用意しておいたほうが良いと思ったのだ。
「少し我慢してね。現地で大丈夫そうなら脱いでくれていいから」
「おう」
「よし、設定したぞ。
あとは何かあれば連絡してくれ」
「はい。それでは行ってきます」
そうして、私とフェルは今年初めての地球訪問をする。
次の瞬間、私の立っている場所は岩山であった。
「知ってた」
「うむ」
もうフェルも未知の場所に下りると言う事に慣れていて、とりあえず人里探すかあと行動開始する私とフェルであった。