リナの星間貿易異聞録   作:ayasaki

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Haagen-Dazsのマカダミアナッツ・クッキー&クリーム味が美味すぎる。
でも高いから偶に食う程度です。


魔石運用方法

 オーロラを堪能したあと、案内の人に御礼を言ったら私達はジェット機で移動する。

「本当せわしないわねえ。でもオーロラは凄く良かったわ」

「マリア、ジェット機の中だから安全とは言え緩み過ぎだ」

 マリアさんの感想にジャックさんが注意する。

「まあ気持ちは分からんでもない。あれはとても美しかった」

 でもジャックさんもオーロラには心奪われていたようだ。

「にしし、マルデアに帰ったら自慢してやろう」

 フェルは私が撮影したオーロラを見ながら、ニヤニヤしてる。

 地球の神秘をとても気に入ってくれてるようで、私としても嬉しいし、私もあんな綺麗な現象を見れて満足だ。

「さてと、二人ともそろそろ寝たほうが良いわよ。

 興奮してて寝れないかもしれないけど、横になって体休めておかないと」

 確かにそろそろいい時間である。

 時差もあるし、マリアさんの言う通り寝ておいたほうが良い。

「う~国連」

 ニューヨーク=国連のイメージになってるフェルだが、今回は先に観光を楽しめたから、この調子なら大丈夫そうかな。

「その後は日本行くからね。オールスター5が楽しみだし」

「おう!」

「ははは。まあ楽しみは大事だが、楽しむ為にも体調管理は大事だぞ」

 そんな感じで和やかな雰囲気も醸し出しながら、私達は就寝するのだった。

 何だかんだで寒い所にいたから、体は疲弊していたようで寝ようとしたら結構すぐに眠れることになるのであった。

 そしてジェット機の中で就寝・起床・食事をしていれば、あっさりとニューヨークに到着しスカールさんとの会談だ。

「おはようマルデリタ嬢。

 ノルウェーは楽しかったようだね」

「おはようございます。ええ、とてもいい土産話にできそうです」

「ああ、是非マルデアの人達にも教えてあげてほしい。

 私も生で見たいが、仕事があるからね」

 スカールさんは私の相手だけが仕事じゃないし、色んな事を担当してるから相当忙しいだろう。

「では、改めて魔石・縮小ボックス・木の実をお渡しします。

 連絡で木の実も現物で欲しいと連絡ありましたので、一部だけ換金しましたがよかったんですか?」

「ああ、アルゼンチンで妖精の羽の粉を使っただろう。

 そして実際に畑をその後も観察・調査したところ、色々有り得ないようなデータが検出されたんだよ。

 ただ、確認する限り良好なデータばかりだったのでね。

 その研究成果で一部の研究者達から木の実や妖精の粉で実証実験をしたいとの要望が凄くてな」

「ああ、なるほど」

 こっちも木の実をマルデアでやった時に、何故かログハウスになったりしたし、科学的にあり得ない不思議な現象を研究出来る事を考えたら。そりゃあそうなるよね。

「まだ希望的観測だが、その研究が上手くいけば砂漠の緑化計画に役立つと考えたんだ。

 無論、外来種どころか地球外物質であるから、徹底した管理は必要だがね」

 色々やろうとしてるんだなあ。

 それだけ頑張ってくれてると、私としても持ってきてる甲斐があるので本当に嬉しいね。

「私は門外漢だから土に関しては何とも言えんが、畑で必須の養分である窒素・リン酸・カリウムが定期的に補充されてるらしい?

 本来なら生命が成長する為に生物たちが吸収して減っていくはずなのに、何故か減った分が追肥してないのに常に適量になってるそうだ。

 担当している研究者たちが頭を抱えていたよ」

 ……マルデアでも神秘扱いされてるから、地球だと更に理解不能になるよね。

「そしてマルデリタ嬢」

「はい」

「魔石に関しても、段階を踏んで地球人による実証実験をしていく予定だ」

 そう、以前から少しずつ考えていたことである。

 いくら私というマルデア人が魔石を一番有効活用できるとは言え、いざとなったら地球の人達が使う状況というのは出てくるのだ。

 しかし、地球からすれば魔石は消耗品で代替えが利かない上に、私が持ってくるしか入手手段が無い。

 だが、ゲーム・グッズなどの販売拡大で一回の星間貿易ごとの取引額は、初期と比べれば桁が変わってきている。

 勿論安易に使用は出来ないが、試験的に実施していく程度なら充分な量を確保できているということである。

「内容としては、実績もある医療分野をまず進めていこうと考えている。

 他にも実施したい分野は多数あるし、国連でも意見交換で一昼夜使っても纏まらないこともあったのだ。

 会議としては実りあるものであるから歓迎できるが、決定までが大変でな」

「お疲れ様です……」

 世界中の人達で意見交換。

 いい事であることは間違いないけど、語っているスカールさんからは哀愁漂う表情である。

「とりあえず取引している物に関しては、現段階では以上となる。

 そしてオゾン修復計画についてだが」

 スカールさんの表情が更に険しくなっていくので、私も気合を入れなおす。

「今回、北極圏体験をさせてもらいました。

 その中で思ったのは、気温に関しては基本的な防寒対策をすれば問題無いでしょう。

 ただ、魔法を使うにも距離的な問題が気になります」

「オゾン層は上空15キロ~50キロ圏内とされている。

 また南極であればオゾンホールの発生は3月。北極なら9月頃だ。

 必要であれば、超高高度ヘリも用意するし、必要な人員と情報は教えてくれれば準備することは約束させてもらおう。

 場合によっては開発もするので、マルデリタ嬢が本気で実行してくれるなら地球は全面的なバックアップをしていく所存だ」

「ありがとうございます。私も実行したいと思うのですが、そこに行くまでの道筋がまだまだ不安でして」

 地球の本気具合はスカールさんの言葉で理解できる。

 でも、私自身はまだまだ不安でしょうがないのだ。

「……マルデリタ嬢。

 本当にいいのかね?」

 スカールさんの声に籠められた感情は、私を心配してくれているのがよくわかる。

「これは地球人の咎だ。

 自分達で始末をつけられず、傷つけられた地球が運よく自己回復してくれていた。

 そして星間貿易という地球外からの贈り物によって、希望的観測が芽生えたことによる君頼りによる他人任せの計画なんだ。

 外交官という立場からでなく、私個人で言わせてもらうならば無理しなくていいんだよ?」

 ああ。スカールさんの言葉に虚偽なんてないだろう。

 純粋に私の事を心配してくれている。

 でも、私には地球人としての心も有る。

 だから地球が良くなると思う事は、困難でも可能であれば『やりたい事』でもあるのだ。

「大丈夫です。

 さすがに現段階ではです。

 少しずつ課題を解決していけば、私は出来ると思いますし、地球が良くなっていくのならば協力したいんです」

 だから頑張ろう。でも自分で勝手に抱え込まないようにする。

 ガレナさんの言う通り、皆を頼ればいい。そうすれば皆も助けてくれるんだから。

「……その心に感謝する。

 だが無理はしないでくれ。私達地球人は君を失いたくないのだ」

 そう言って、スカールさんは私に頭を下げるのだった。

 その後、今後の星間貿易でまた新たな商品や輸出品目になりそうな事柄を話し合う。

 オンラインゲームも少し話してみたが、私はオンラインゲームをやったことはない。

 スウィッツで無線利用すれば友達と一緒に遊べるが、インターネット回線は無理である。

 私の場合は地球訪問してる間なら利用できるが、お仕事中でもあるしオンラインゲームなんて毎日やるからこそのゲームだ。

 ソシャゲとかはスマホで気軽に遊べるようにしてるみたいだけど、結局はマルデアに帰る事考えたら、現状は無理だろうからね。

 そんなこともスカールさんと談笑する。

 スカールさんも最近のゲーム経済を勉強しているので、スカールさんなりの理論が出てくる。

 オンラインゲームもいつかは輸出するかもしれないが、その頃にはまた現代のと違った形になるだろうと教えてくれた。

 その言葉に納得する。

 実際ゲームの技術進化って凄すぎる。

 色んなゲーム開発者達が技術革新をしていき、ソフト・ハード双方で日進月歩どころか秒速単位で新しい何かを生み出してくれるのだから。

 そのおかげで私達ゲーマーは何十年経っても、新しいゲーム体験をさせてくれるから、その魅力に魅せられ続けているのだ。

 ちなみにオンラインゲームはゲンも20代の時遊んでたから聞いたのだが、結構楽しいけど時間がいくらあっても足りないそうだ。

 あと、ゲーム次第でプレイヤーはかなりの時間を拘束されるし、運営するにも人員や24時間365日体制とか定期的な更新を考えたら、現段階ではやめておいたほうが良いだろうね。

 でも同じゲームを楽しむ仲間が集まるから、気の合う友達を見つけると最高だってさ。

 まあ将来的に可能ならマルデアでも実現したいね。

 ちなみに私が地球から支給されたスマホだと使用上限は無制限だそうだ。

 請求は全て国連に行くそうだが、……明細全部伝わるから気軽に使えないよ。

 必要経費ならともかく、私的流用はいたしません。




KOEIの信長の野望新作が楽しみ。
三国志14PKも遊んだから思うんだけど、KOEIのシミュレーションゲームは説明書見なくても遊べるから楽だわー。
海外のだと、マジでマニュアルと睨めっこしないと遊び方理解できません。
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