リナの星間貿易異聞録   作:ayasaki

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タクティクスオウガリボーンプレイ中。
PS時代とやっぱ違うなあと思いつつも、キャラ育成が楽しくてしょうがない。


オールスター5準備中

「という感じでお知らせをする予定よ」

「なるほど、これなら今回もお客さん達に安心してお届けできそうです」

 ネズム王国との商談終了後、私はサニアさんと改めてオールスター5の宣伝計画を詰めていた。

 とはいっても、サニアさんが殆ど担当してくれたので今回の私はそれに乗っかるだけである。

「社長やリナ達が大変だったの理解してたからね。

 私もあんな大きな商談任されたらと考えたら、こっちはいつもの仕事だから寧ろ引け目感じたくらいよ」

「いやいや、そんなことないですよ。

 だってこの仕事だって重要なことなんですから」

 そう言って私とサニアさんはお互いを尊重し合う。

 ここら辺でお互い配慮してるから、いい関係になれてるんだろうなあと実感する部分もあるけどね。

「まあ、まずはお知らせ更新しましょ。

 タイトルとジャンル掲載に簡単な紹介動画。あとは音切草だけ注意喚起の文章いるし。

 私もプレイしたから分かるけど、文面と音楽でもあれだけ緊張感あるのに、客観的に考えたらグロイ場面を画像で入れて、それを自分で操作した結果となれば、そりゃ洒落にならないわよね」

「です。正直今後のゲーム販売においてホラーゲームは必要不可欠ですけど、バイアよりえぐいのもいっぱいあるんですよ」

「あ~日本以外のメーカーだっけ?

 ……そうねえ、少しずつ地球への先入観は変わってきたけど、どんなに面白くてもあんだけえぐいシーンだと、理解してる私でも引く事あるもの」

「そのうち大作として販売しますけど、正直どれだけ対策していてもお客さんの反応が怖い部分あります。

 でも下手に規制してしまってゲームの魅力を損ねてしまうのは嫌です」

「う~ん、ドワフ国側は寧ろ喜んで遊びそうだけど、ネズム王国やマルデアだと苦情は確実に来るでしょうね。

 だから過剰と思えるくらい周知はしとくのには賛成よ」

 ホラーゲームをどうしても特別扱いしてしまう私とサニアさん。

「でもまあ今回の音切草は大丈夫でしょ。

 マルデアだって伝奇とか怪奇小説とか恐怖体験とかは普通に販売したり放送してるし、その延長と考えてくれるとは思うわ」

「実際自分でも必要以上に怖がってるかなと考えてますから」

「そりゃしょうがないわよ。新しい事に挑戦する時は私だって同じなんだから。

 まあ最後は結局蓋を開けてみないと分からないってやつよ。

 準備も対策もしていても、終わった後は自意識過剰だったの笑い話になれば一番ね」

 そんな事を言いながら私とサニアさんは計画を進めるのであった。

 そしてオールスター5に関するお知らせを更新しておくと、早速ゲーマー達がコメントしてくれる。

 

『オールスター5きたあああ!』

『Fainal6きた! これでかつる』

『サニック2だチュウ。もうこれだけで購入確定』

『おお、これが前回の配信で言ってたホラーゲームか。確かに雰囲気あるな』

『赤毛の戦士かっこいい』

『頭突き原人の絵がコミカルだなあ』

『五郎右衛門も楽しそうだな。アクションで二人プレイってのもいいね』

『モム太郎とお供達がお間抜けっぽい絵だけど可愛い』

『ロッツマン新作じゃあああああ! 3じゃないのは気になるが遊ぶぞおお』

『発売は2月下旬ごろか』

『速攻で予約したぜ。80ベルで一か月は遊べるから、コスパいいよね』

『12月はタクティクスオウグという大作だったし、オールスター5というのは妥当だね』

『色んなゲームできるからオールスター好き』

『実際どれか一つでも当たりだと満足感あるよね』

『前回の4だと少し大人向けに近かったけど、今回はどっちかというと子供よりかな?』

『楽しければ何でもいいよ。一番はゼルドだが』

『Fainal入れるんならドラクアも入れてほしかった』

『マルオは今回は無しか』

『BEATMAXやればいいじゃん。音ゲー楽しいし今迄のゲームで新規映像楽しめるよ』

『X-TYPEも忘れるな』

『発売日はよこい』

 

 

 コメント内容を確認する限り楽しみにしてくれているのと、思ったよりホラーゲームに対する忌避感はなさそうだ。

 これなら問題無いかな?

 そして他にも気になっていることがある。

 それはタクティクスオウグのやり込み応募締め切りが近づいてきている事。

 ソフト自体は既に10万本以上売れているし、今も口コミのおかげでじわじわと売り上げを上げてきているのだ。

 また各卸先に第二生産分も渡しているので、今から買う人が品切れで買えないと言う事もない。

 そのおかげで毎日やりこみ応募は会社に届いていて、地球への次回訪問時に持っていく予定だ。

 ここらへんは前に開催した懸賞の時と同じで、人海戦術が必要だから地球側で出来る作業は全てやってくれる予定だ。

 地球側もマルデアプレイヤー達の声が楽しみなようで、制作した開発陣が手ぐすね引いて待っているらしい。

 その気持ちが凄い分かる。

 だって私も応募してきた人達の感想見るだけで、顔がにやけちゃうし嬉しくなる感想だと何度も思い出したり見返したくなるのだ。

 このゲームを選んでよかったなあ。地球に依頼して良かったなあ。マルデアで販売して皆が思いっきり楽しんでくれてるんだってね。

 本当なら応募してきた皆に商品を渡したいくらいだけど、そうすると作業量がとんでもないことになるし特別感も得られなくなるとかもある。

 やっぱり懸賞ってどこかで当選したという事実だけでも嬉しくなるという気持ちも大事なんだろう。

 他にもプレイヤー達の中には少しずつプレイ動画を配信する人も出てきている。

 ゼルドにはまった人・ネズム王国のネズさん以外にも、音楽BGMをマルデアの楽器で再現したりする人もいる。

 耳コピして、自分なりに楽譜を作り上げて楽しむ。

 そしてそれを聴いた人たちがまた新しい何かで楽しもうとしてくれるのだ。

 自分の好きなキャラを絵で表現してくれたり、そのキャラのどんなところが好きかで語り合ったり。

 または物語の良かった点や楽しかった内容で盛り上がっているのも見かけるから。

 あと、アニメに関してだが初回の再生数は50万回を超えている。

 2話目以降は20万から30万くらいだし、同じ人が何回も見てるだろうから実際には3分の2ほどが視聴者数かなあと思ってる。

 それでも万を超えるマルデア人が見てくれているんだからありがたい話だ。

 コメントの中にはアニメからスウィッツを知って、ゲームを買ってくれた人もいたようで他の視聴者から歓迎もされていたし。

 こんな感じで3年目に入る星間貿易によって、マルデアでの盛り上がりは引き続き好意的に受け取られている。

 私もこの前ガレナさんから聞いたインタビューに関して悩み中である。

 実際上手くやれば更に色々な人達に知ってもらうことが出来るだろう。普段考える事の無かった地球を知る切っ掛けになってくれるし、野蛮という先入観も取り除けるかもしれない。

 でも、それはあくまでも上手くいけばと言う事だ。

 聞かれる内容は多分何故地球に行こうと思ったんですか? とか今の自分の立場に不満は無いか? とかゲームと関係ない事ばかり聞かれそうな気がしてしまう。

 それならゲーム以外の質問禁止とかでインタビューしてという要望を出せばいいかもしれないが、それはそれで難しいかなあと思ったり。

 まあ何だかんだで他業種から注目されているという事自体はいいのだ。

 それだけゲームが一般に知れ渡っていくと言う事であり、ひいては地球へのイメージも変わっていくはずなのだから。

 それでもこのまま順調にいっても、マルデアが地球と正式に交流する未来はまだまだ先だろう。

 正直、上層部が今何を考えてるのか気になる時はある。

 放置されてるから興味がないだけと思うべきか、それとも様子を見てくれているのか。

 はたまた地球との交流を考えてくれているんだろうかって。

 どちらにしても私にこのまま仕事をさせてほしい。

 そんな簡単にいくわけないのは分かっているけど、仲良くなってほしいから。




あとちょっとで販売にようやくもっていける。
続きちまちま執筆中です。
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