オールスター5を次話で販売するから、ようやく一旦切りの良いとこになる。
営業、営業、日々是営業。
デパートに魔術店に本屋にゲームセンターにキャラクターショップに玩具屋さん。
お知らせ更新後はガレリーナ社のいつものメンバーはオールスター5を営業している。
発注数を増やしてくれるところもあれば、少し少なめに発注している営業先もあったりする。
そんなこんなで私達は働くけど、休みはしっかり取らないといけない。
「うぼああああああ」
休日、私は忙しかった日々の反動で、完全にのびていた。
「リナだらしないわよ」
「ここ最近神経使う事多かったから、今日はだらけさせて~」
普段ならゲームするんだけど、今は何となく脳味噌使う気が起きなかったりする。
でも、後でやるけどね。
「しょうがないわねえ。地球から帰ってきてからの仕事で忙しかったのは理解してるから今日だけよ」
「あ~い」
母さんに気の無い返事を返す私。
ただまあ本当に忙しかったからなあ。地球訪問して親善して観光して輸入。
帰ってきたら営業して商談して設置作業してお知らせからまた営業。
……どんだけ働いてんだ私。
いやまあ残業はあんまりしてないけど、それでも未成年者の仕事量じゃないよねこれ。
とはいっても自分が好きでやってることだしなあと思いつつ、目の前にある塩豆大福をもぎゅもぎゅ。
「ふああ」
完全に気が緩んでるせいか、さっきまで寝てたのにあくびが出てくる。
ついでにあったかいお茶も飲む。
「う~ん、アニメでも観るべきかな」
のんびりというか脳味噌働かすより、ぼけーっと画面見るだけの方がいいかもしれない。
「日本の国民的映画アニメで95年以降とか海賊とかポツモン。
ゲーム原作のやつもあるし、ドラゴンもまたぐ女主人公もいいかねえ」
ユウジ時代だと、宇宙バトル・星座バトル・世紀末バトルも好きだったなあ。
他にも筋肉プロレスに野球漫画も面白かったなあ。
「ただマルデアだと受けるかなあ?
エンタメとして魔法バトルが日常にあるから、地球人感覚で面白くてもマルデア人感覚だとどこまで面白く思ってくれるか分かんないんだよねえ」
現在はドラクアとポツモンで好評だが、次のアニメ候補だとやっぱりスタ2が筆頭かなあとも考える。
宇宙戦争もあるけど、初代だと絵がもう古すぎるかなあとも考えてしまう。
かといって最近のだと、私がついていけないから正直微妙だったりするのだ。
超巨大コンテンツなのは理解してるからこそ、同時にマルデアでどのように展開していけばいいか分からない。
ゲームだって山ほど出てるし、アクション・シミュレーション・対戦など様々なジャンルで展開。
玩具もグッズにプラモにアクセサリーにイラストに服飾品などなど。
もういっぱいありすぎてお目目グルグル状態だったりするのであった。
まあプラモは作ってみたいなあと思いながら、結局やらなかったしなあ。
敵追尾型レーザー砲とかはロマンあってカッコよかった。
そういえば、ソウラシリーズ作った会社はアーマーズ新作作る気はあるんだろうか? まあ今作られてもスウィッツだと多分性能的に無理だろうけど。
新作のエルドラドリンズもマルデアに是非とも輸入したいけど……スウィッツだと性能が足りなさすぎるのだ。
あと、やっぱりネット環境必須だよねえ。
あ~マルデアでスウィッツをネットに繋げたい。そしたらもっと盛り上がるだろうけど根本的にプログラムが違うから、マルデアと地球のプログラムを同時解析する必要があるだろうなあ。
……どうやればいいか全然分かんないから現状無理だな。
でも現状はまだまだ輸入したいゲームはいっぱいあるけど、段階ってものもある。いくら面白くてもマルデアの人達が戸惑うような感じにはしたくないからね。
アーケードで例えると、パラパラみたいなやつでセンサーに反応させて踊るやつとか、画面タッチすることで楽しむやつとかだ。
理解出来れば遊んでくれるだろうが、多分初めて見たら何が何だか分からないだろう。
玩具だってそうだ。
さっきプラモの事を考えたけど、実際あれって作業用具結構必要なはずだ。
凝る人だと最早プラモより金かけてるみたいだし。
そうなると販売する時は初心者専用キットがいるだろうし、作り方の動画とか必須じゃないかな?
でも既にフィギュアは限定だけど販売したから、作りたがる人は潜在的にいるかもしれないね。キャラクターを組み立てるのとメカを組み立てるのだと全然違うかもしれないが。
そういえば原寸大で観光名所の一つになってるんだっけ?
一度見てみたいけどコックピットまで作りこんでたかな。やっぱりコックピットから見る景色こそ浪漫な気がする。
ペダル踏んで多種多様なボタンを操作ごとに押しまくり、アクロバティックなシーンを演出。
……よく考えたら初心者が操作以前に動かせないな。
本当に子供の頃見てた時と、ある程度物事を考えれるようになると、アニメの見方が変わってしまうのがよく分かるけど、それはそれで成長してるんだなあと実感すべきか悲しくなると思うべきか。
とりあえずアニメで改めて考えると、確実に行くならポツモンの劇場版持ってくるべきだな。
ただ劇場版持っていくとポツモンソフトの第二弾、第三弾販売考えないとね。
新ポツモン達が活躍していくんだから、アニメだけに登場させたらゲームやってる人達が絶対新作要望出すに決まってるし。
でもポツモン優遇しすぎになるかなあとも危惧する。
売れてるし人気だから多少の優遇もありだろうけど、遊んでない人からしたら自分が気に入ってるのもちゃんと大事にしてるか気になるところだ。
以前から考えているニッチなゲームも販売したいんだよね。
人を選ぶけど、他には無い独創性や自分の好みにハマると抜け出せなくなるのだ。
昔の女神転承なんか、もろそれだった。
敵悪魔を仲間にするシステム。その悪魔たちを合体するという悪徳感。更に強く個性的な悪魔を従えて戦うRPG。
3Dダンジョン形式という子供心に難易度高すぎだろう!? って突っ込んでたわ。
しかも不意打ちで主人公だけ狙い撃ちみたいにされてゲームオーバーとか。
……私含め当時のゲームプレイヤーの大多数に気に入られるわけ無いわなと今なら理解できるよ。
いや面白いよ? でも物語は理解しにくいし攻略情報無かったら本気で延々とダンジョン彷徨って投げ出しそうになってもおかしくない。
ただ、だからこそクリアした時の達成感は、他のゲームでは無いほどの達成感も味わえるのだ。
だけど、マルデアで気に入られるかというと難しい。
このゲームだと主役とも言える悪魔たちは地球の神話を元にしている。
だから元々そこに興味のあるゲーマーが購買層でもあった。
しかし、マルデア人にとっては全く知らないことであるから、まずそこから始めなければいけないだろう。
また難易度も高いから更にハードルを高くしてしまう。
合体なんか情報が無ければ、強い悪魔や装備品の作り方も分からないだろう。総当たりしてたらいくら時間があっても足りないからね。
いっそのこと仮面で売ればいいかなあとも思うんだけど、そっちはそっちで現代日本がどんなものか分かってないと、まごつくかなあとも思ったり。
あと、歴史シミュレーションゲームの代表メーカーのとこもそうだ。
ライトゲーマー向けの作品もちゃんと手がけてるけど、大元は歴史好きのゲーマーが購買層として支えてきたメーカーでもある。
競馬もそうだが、あそこは本当に独特のシステムで作っているし、やはり前提条件として元々の歴史を知っていることっていうのもある。
勿論まったく知識が無い人でも遊べるように工夫してくれているのだが、……うんまあうん。
結果は推して知るべし。
置いてけぼりになること間違いなしだろうなあ。
プレイしながら必死に遊び方勉強して、ゲーム内での解説や遊び方とか専門用語とかを覚える必要あるし、……全部読んでたらラノベ数冊分の文章量で済まなかったかな?
歴史のIF展開とかをよく目玉にしてるけど、……歴史知ってる事前提です。
「リナ~? まだごろごろするの? それだと毛布もってくるわよ」
「え? そんなに長い事ごろごろしてた?」
母さんから呆れたような表情で問われる。
自分的にはそんなに長い事ごろごろしてた気がしてなかったので、時間を見てみる。
「1時間近く寝転がってたわよ」
「……あれ?」
「とりあえず掃除するから、そろそろどきなさい」
「はい」
なんか休日のお父さんみたいな感じで言われる私であった。
その後、自分でさっきの時間の事を思い出すと、
「これって休日にも仕事の事考えてたことになるのかな?」
ある意味仕事人間みたいかもしれない。
ちなみにフェルクル達は競馬ゲームの次は中国歴史ゲーに手を出したようだ。
ちょっかいかけてくる異民族に腹立ちながら、倍以上の兵力で数年がかりで殲滅できない事に嘆いていたのであった。
そして草むらの長は別のスウィッツを起動して、どうすれば倒せるかゲーム内にある説明書を読んでいたことをここに記す。
ある意味この子達こそニッチなゲームを楽しんでないかなあと私は思うのだった。
今回のは私がどうお話作っていくかをリナに語らせてる感じかなあと思えども、リナが販売方法でどう悩んでいるか書かないと説得力出ないなあと思ったりします。