それでなのですが、今後のお話を作る際に、私が気になっていることを言わせてもらいます。
話数を重ねる度に考えるのは、本編に登場してないソフトで話を作ってもいいのかなということです。
作者が戻られた時に考えてたソフトの話をされていたら、作者がやりづらいかなと思うからです。
ソフトの話だからネタ的に完全に被っちゃうし、内容次第では書けなくなりそう。
私的にはそうならないように、掲示板とか懸賞とかも本編の話の中で有り得そうと思いながら書いてました。
ゲンと遊びながら、だべる
フェルがマルデアと地球の両親の家を繋いでくれた時から、数日後の休日のことである。
ちょうど地球でも休日であったため、私は久しぶりにゲンと遊ぶ約束をしたのだ。
以前ポツモンで子供達が幻を手に入れた時に送ったメール。
そこで私はリナとしての自分と言うより、ユウジだった時の感覚でゲンに遊ぼうと送信していた。
そんなメールをゲンは覚えていて、お互いの休日を利用することにしたのだ。
ゲンには昔みたいに家に来てもらって、マルデアと家が繋がった事を説明し、部屋は防音してるので、いくら騒いでも外には聞こえないようにしてることを伝える。
最初は理論とか理屈とか現実的にとか混乱したが、最終的には魔法だから考えるだけ無駄と言う結論に至ってくれた。
つまり地球の理論は通じないんだから、なるようになれということである。
そして、約束通りポツモンで遊ぶことになったのだが、
「ああああああ、また負けたーーーーー!」
「ふはははははは、ポツモン歴25年の俺に勝てると思ったかーーー! ざまあああ」
「む、むかつくー」
40超えたおっさんになったゲンが憎らし気に笑っている。
ユウジの時にマルオカートやボムバーマンで対戦して遊んでた時にも、こんな感じだったことを思い出す。
お互いの家に遊びに行っては対戦ゲームしたり、漫画を貸し合ったり、宿題を一緒にして、そして学生時代のよくある馬鹿をやっていた。
あと時々えっちいので盛り上がったり……。中学生だったからなあ。
当時は大してえっちくない画像でも、中学生にとっては充分興奮する要素だったのだ。
幻影少女とか……。
まあ、それはともかくマルデア用にリメイクされたポツモンだが、地球側でも販売の要望は高かったし、お客さんの中にはマルデア語で遊んでみたい人もいたそうで、マルデアで売っているポツモンと地球で売っているポツモンでも普通に対戦は出来るようだ。
そしてゲンはきっちりポツモンをプレイしていて、厳選したポツモンもしっかり捕獲していた。
「まあ、初代が発売した時から遊んどるからな。効率的にプレイする方法はわかっとるし知り合いも遊んでるから、交換もお手のもんの俺が、そう簡単に負けるわけ無いわ」
「それは理解してんだけどね。4連敗したらさすがに凹むよ」
「何言うてんねん。昔はドンキューで同じステージで死にまくっても楽しんどったやろうが」
「それはそれこれはこれ」
あ~、ゲンと遊んでるせいで言葉遣いがリナじゃなくてユウジになってる気がする。
「なんやったらカートやるか? 昔一緒に遊んだスーファム版も地球側のスウィッツでオンライン契約してたら遊べるし、マルデアで販売した方でもええで」
「それもいいかなあ」
「まあ今のリナとしての立場から考えたら、俺なんかと遊んでてええんかとも思ってまうけど」
そんなふうに遠慮してくれてるところで、ゲンもやっぱり社会人として立派になってしまってるんだなあと思ってしまう。
「別に気にすることないよ。確かに地球だと超有名人扱いされてるのは理解してるけどマルデアじゃ一応一般人だよ? 私」
「17歳の少女が起業して副社長やってたら、一般人と思えるか?」
「……思えないね」
「普通にテレビで紹介されててもおかしない」
「……うん」
確かに客観的に見たら、私って同年代から見たら凄い事してたのか。
でも、自分がしたいことしてるだけなんだけどなあ。
「まあ、でも実際地球人から見たら、リナにはめっちゃ感謝してんねん。
台風とか火山とかチタルム川のことは確かに嬉しい。
でもな? それ以上に嬉しいのはお前が希望を運んでくれてることや」
「希望?」
そりゃあ地球にとって喜ばれるものは運んできた自信はある。
でも、それは私がユウジとしての記憶があるからこそだ。
「ユウジがリナになってから、どう生活してきたかは知らんけどな?
ぶっちゃけリナとしてのお前が来る前、日本は暗い方ばっかに気が向いてた。
日本は何十年も給料は上がらん。企業は人を使い捨てにする。
人同士の繋がりは減っていって、自分の利益しか考えずに他人を蹴落とすし昇進しても責任だけ負わされるイメージしかないから、偉くなることに価値は見出されへん。
政治家は相変わらず権力争いする世襲議員ばっかでアメリカにへこへこするだけで期待できへん。外国見渡してたらどっかでは戦争してて、いつか本当に第三次世界大戦起こるんちゃうか? っていう悲観的な考えや」
「それは」
ゲンの言葉に私は正直上手い言葉を言えない。
実際マルデアでは今でも地球全体を見下している。
その見下した考え方を否定しようにも、マルデアにある資料を見る限り、どこかで戦争をしている。
またお互いの利益しか考えずに、自分の住む星を汚染しているのに見て見ぬふりどころか更に汚してでも欲望を満たそうとしている人間を見てしまえば、そんな考え方を変える事は出来ないだろう。
「でもな、お前の行動が切っ掛けをくれた。
知ってるか? あのチタルム川を汚してた企業は軒並み移転していって川をそのままにする運動は世界中から注目されてる。
お前がイタリアで女の子を助けたことで、イタリアンマフィアは世界中からバッシング受けとる。
アルゼンチンで宗教を騙って詐欺してたのを潰してから、宗教に対して目を背けてたやつらもいた。
情けなかったんやろうな。自分が生れ育った星やのに、宇宙人から駄目だしされてるようなもんやということにな」
「私は別にそんなつもりじゃなかったけど」
「やろうな。国連とか権力者とか俺には縁が無いから分からんけど、確実に変わった。
自分の星を大事にしようという人もそうやけど、企業全体も明るい未来のイメージが出来て、正社員で雇用するところが増えてきた。
特にゲーム会社関連なんか凄いで?
リバイバルブームは勿論やけど、ゲーム機・ソフトの売り上げは右肩上がり。グッズ関連もぼんぼん売れるし、昔のゲームのリメイクを発表するメーカーも増えた。
結果として設備と人材に投資できるという安心感ができた。
そのおかげで娯楽関連の製造会社も増産する為の雇用・ゲーム会社はゲーム開発の人材募集と育成。
同時に製造する為の原材料を輸入して、自国で製造するから昔の物作り大国が戻ってくるんやないかって期待もある。
子供の夢にゲームプログラマーの割合増加。
ゲームセンターも最近は盛り上がりが凄くて、バイト募集の張り紙がそこら中にある。
最早ゲームという文化は地球の誇りみたいな扱いや。
んで、その輸出するソフトの中心になってるのが日本やねんで? そら日本の人間からすれば嬉しくてしょうがないわ」
「はー、賑わってるだろうなあとは思ってたけど、さすがに経済状況までは確認してなかったよ」
「そらそうやろ。そこまで気にしとったら反対にめんどくさいこと考えたくなるから、お前はお前らしくやってくれればええんや。寧ろ地球側の理屈気にせんほうがええと思うで」
「あ~まあ私もそこまでは深く考えてないけどねえ」
「各国の言葉全部覚えてきてて何言うとる。あれめっちゃ評判ええからな」
「確かに毎回そこは喜ばれてるよ。何かリナになってから勉強が凄く楽しかったしね。
あと魔法はやっぱり浪漫だった!」
「そこ無茶苦茶羨ましいわ! 魔法やぞ魔法!? あとガキの時お互いに「かめはみ波」撃つ真似して遊んでたことも思い出したわ」
「あったあった。ちなみに私は魔法だけど本当にやったら、マルデアで母さんに怒られた」
真面目な話だったはずなのに、いつのまにやらユウジ時代の馬鹿やってた時のことやマルデアでもそれを現実でやったことを話し出す私。
そんな会話が楽しくてしょうがなくて、いつの間にやら夕方近くまで話し込んでしまう。
「んで、こんなゲームも面白いで。
キャラゲーやけど悠永幻想曲ってやつ。
俺らも当時はキャラゲーとかもやってたし、ドキメモとかも覚えてるか?」
「ドキメモかあ、ゲンは恋愛シミュレーションゲーム結構やってたから覚えてるよ。
でも今考えたらあれって有り得ないよね?」
「……まあなあ、知り合って速攻でデート申し込むってどうよ?」
「チャラ男通り越してるね」
「真面目に考えたら、恋愛シミュレーションはほんま妄想やったわ」
「あーでも中には名作もあるからなあ。輸入考えてるんだよねえ。
ただ受けるかどうかもそうだけど、ああいうのって声も大事だから」
マルデアだとさすがにそこまで用意できる資金は無いのと、どうやって制作するか分からないから、まだ保留してる案件だ。
いつかフルボイスにもしたいところだけど、浮いた資金は魔石や縮小ボックスにするから難しいんだよねえ。
「声かあ。今時のゲームはフルボイスは当たり前やけど、マルデアやとゲームはまだ一部定着したぐらいやもんなあ」
「テイルズで歌ったけど、あくまでも歌だけだし」
「世界中で聞かれた気分はどうや?」
「……ノーコメントで」
ぐだぐだ会話になってきたなあ。
「そういや双六形式のもあったな。ネクセトキングってやつ。
あれも無茶苦茶な内容やったけど、全体的にはよく出来てたな」
「どんだけ恋愛ゲーやってたのさ」
「……思春期真っただ中の時代で、当時は恋愛シミュレーションゲーム全盛期やったからなあ。
何だかんだで男同士のゲーマーやとそういうソフト持ってるやつ多かったんや」
「あ~リナになったから恋愛に関しては何とも言えなくなったけど、ユウジ時代の事考えたら理解できてしまう」
本当に肩肘張らないどころか、脳味噌使ってないだらけた会話になっていく。
「……ちなみにエロゲもしてたの?」
その瞬間、ゲンの表情がひきつる。
「おま、俺としては会話のネタにせんとことおもてた事言うか!?」
「しょうがないじゃん。私だって当時は同等性が大人気だったから、そういうエロいのあることは知識として残ってるんだから」
「うああああ、あの当時あの会社のゲームのポスターがゲーセンにあったから否定できん」
「ふ、認めたくないものだな。若さゆえの過ちと言うものを」
「やかましい! 今の俺にマジで突き刺さる台詞を言うなあ」
「まあメカアニメのやつも、どこかで輸入するだろうから、その内マルデアでも通じるかも」
「お前は黒歴史と言う言葉をマルデアの辞書に載せるつもりかー!」
リナにとってマルデアの会社の人達とも、両親ともこんな会話は出来ないだろう。
ある意味ゲンが相手だからこそ、ここまでお馬鹿な会話になるのだった。
そして、また時間が合えば遊ぼうという約束を二人は交わす。
そこにはあの懐かしかった時をもう一度重ねたいという気持ちがあるのだから。
男としては恋愛シミュレーションゲームしたくなるのです。
「ToHeart」はよかったなー。
とりあえず前書きで書いた内容が気になるので、アンケート作らせてもらいます。
参考にしたいので、よければ投票お願いします。