忍の末裔が呪術師になるようです   作:H-13

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1年生と顔合わせ出来たけど1人死んでるってマ?

伏黒恵、釘崎野薔薇。2人の後輩の入学が決定している。ただ6月に実際高専に居るのは恵一人だけだ。

 

『宿儺の指』の回収役に伏黒恵が指名された。

 

仙台まで行くとの事で朝一から見送りを真希としてから、普段通りの生活に戻っていく。

 

問題はここからだった。後を追う様に仙台に向かった五条先生から真夜中に愉しそうな声で電凸を食らった。内容を聞いて、寝ていた頭が一瞬で冴えてしまった。

 

宿儺の器。その確保。上層部へのおど……交渉を経て乙骨憂太と同じく高専預かりとするらしい。

 

電話が掛かってきた段階で隣で寝ていた真希も起きていた為、次の日には速攻で二年全員にこのことが知れ渡った。乙骨の件もある為かそこまでの騒ぎにはならなかったが、あの指を直接飲み込んだというか取り込んだというか……食べたその虎杖君の度胸と胃の強さにはびっくりしている。

 

学長にもすれ違った時に聞いてみたが、しっかりと面接はした様子だった。納得のいく答えが出てきた事に満足しながら、会える時を楽しみにして居た。

 

 

 

なんだかんだと忙しく、久々に恵と会えば、隣には初めてみる顔があった。情報通りなら彼女が釘崎野薔薇だろう。なんとも通夜の様な雰囲気漂わせている理由も分かっては居る。

 

「なんだ、辛気臭い顔してその虎杖ってやつが喜ぶと思ってんのか?恵。そいつには会ったことねぇけどさ。」

 

 

真希にも伝えてはあるが暗い空気に耐えきれず、ずかずかと階段に腰を下ろす二人の目の前に現れて、そんなことをずかずかと言う。真希の根本が去年から変わってない証でもあり、悪いところでもある。

 

「禪院先輩。」

 

「だから苗字で呼ぶんじゃねぇよ。」

 

「真希、その辺にしておけ。恵、釘崎野薔薇、災難だったな。」

 

「ツナマヨ。」

 

「……何あの人達(人じゃないの混じってるけど)」

 

「二年の先輩。呪具使いの禪院先輩、呪言師の狗巻先輩、パンダのパンダ先輩。それと魔眼使い、千葉先輩。あと一人の乙骨先輩っていう尊敬できる人はいるけど今は海外だ。」

 

「パンダのパンダ先輩って説明になって無くない?」

 

「いやー、すまんな喪中なのに。」

 

「(バッチリ喋るじゃん)」

 

「京都高との交流会に出て欲しくてな。去年は俺が人数の問題で京都に行った。3年生が色々あって停学食らってる影響もあってその枠をお前たちに頼みたい。」

 

パンダの言葉を巡が引き継ぐ。キッチリと身体のラインにピッタリと合う制服の真希と、口元が完全に覆われている棘。ダボッと袖が広がっており背には家紋がデカデカと入れられている巡。制服?ナニソレオイシイノ?のパンダ。四者四様の服装の中で巡が一番制服の範疇からズレているものがない。

 

「1日目団体戦、2日目個人戦。殺す以外なら何をしても良い呪術合戦だ。私は知ったこっちゃ無いけどな。」

 

「真希は呪力が全く無い代わりに素の身体能力お化けだ。呪力無しの殴り合いならこの世で一番強いんじゃないか?」

 

「ま、怪我しないように本番まで二年と一緒に体育だな。芯がしっかり固まれば力は自ずと付いてくる。やるだろ?死なないようにシゴいてやる。」

 

「「やる。」」

 

___________________

 

 

「いらっしゃいませー。一名様ですか?」

 

「はい、一人です。」

 

呪霊。それも意思疎通を言語か、それに準ずるモノで取れる特級相応の呪霊が複数体。そんな中に一人だけヒトが居た。呪霊には夏油傑と呼ばれる人が。

 

長髪。前髪。胡散臭い袈裟姿。去年東京高専へ押し入り乙骨憂太の持つ祈本里香を取り込まんとした特級呪術師その人である。然し五条悟がしっかりと殺したはず……。違いと言えるとしたら額の縫い目と、家族と大切にしていた呪詛師達の姿が見えない事だけ。

 

「今の宿儺の実力は大体察せた。千葉巡も去年の百鬼夜行で面白いデータが取れたよ。花御、方向性としては君と近いだろうね。」

 

「『呪術師で、ですか。それは興味深いですね。』」

 

「御託はいい。我々はどうすれば呪術師に勝てる?それを貴様に聞いているのだ。」

 

「2つ、欲を言えば3つ条件を満たせば勝てる可能性の方が高くなる。五条悟を戦闘不能にし、両面宿儺を仲間に加える。これで丁度5割。3つ目は千葉巡の眼を潰す事だ。無論殺しても大丈夫だけど全員で掛からないと難しいかもね。五条悟よりは簡単だろうけど。」

 

「千葉巡といったか。何故眼なのだ。」

 

「写輪眼。万華鏡写輪眼。呪術界隈にはあまりに関わる事の無かった最強の魔眼使い一族『うちは』の末裔。それが今呪術界に足を踏み入れた。これは偶然か、必然か。結構特殊な一族でね。彼の場合は領域展開にも眼が関わっているだろうし、彼の力の半分以上はその眼だ。奪ったりは無理で彼にしか扱えないけど、眼という媒体を力にしている時点で潰せば使用は出来なくなるだろうね。」

 

「なるほどな。貴様の知っている限りでは儂の強さはどれ程だ」

 

「甘く見て宿儺の指8.9本かな。」

 

「そんなものか。十分!」

 

五条悟に獄門疆を使う事、漏瑚はそれを不要だと断言し手元に置きたいが為に五条悟を襲撃することを選んだ。花御は千葉巡の元へ向かう。仲間に引き入れる、その可能性を探るために。また夏油が言った言葉、呪霊よりも精霊に近い自分と同じ方向性とはなんなのか、そんな疑問もその彼を見れば分かるのだろうと。

 

因みに店長も客も漏瑚によってちゃんと炭になりました。なんまいだぶ。




夏油傑inメロンパン
ちゃんと五条先生が火葬してたらなー(すっとぼけ。)
長生きしているからちゃんと驚異になり得るうちはの情報も得ているが輪廻眼とかの最高機密レベルは知らない。領域展開解除後の雰囲気が人間では無く自然に限りなく近いものだったことから花御にはそう伝えた。ちゃんと監視の目はあるんやで呪術師の諸君。ちなみに喋っていることはメロンパンが知りうる限りのものを伝えています。輪廻眼や須佐能乎等の詳細は知りません。

漏瑚
無理ゲーに無理ゲー重ねられてるけどまだ力量差を知らないため獄門疆手に入ると大興奮中。

花御
巡君ロックオンされてますよー。

陀艮
ぶー!ブー!(呪胎なう)
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