昔々、ある所に1人の若者が居ました。彼はいったって普通の人でしたが、トラックに轢かれそうになった子供を庇って、気を失って居ました。そんな彼は目覚めるといつの間にか赤子になっていました。彼は最初は異世界転生したのかと、思いましたが、前世と変わらない風景だったので、前世の記憶を持っているだけだと考えました。
彼の名は、
「僕をここから出せ!!ショッカー!!!」
ショッカーに捕まり、改造人間にされていました。狂ノ介はある日登山をしてた所、突如、現れたショッカー戦闘員に気絶させられて、攫われてしまったのだ。
『ハハハハハハ!!!それは無理な事だな。お前既に改造人間になったのだ!!』
「こ、この声は、まさか、ショッカー首領か!!」
『ほう。何故私が、ショッカーの首領だと分かった?』
「そ、それは・・・」
『まぁ今はどうでも良い。それよりも喜べ。君は今、憎き仮面ライダー共を倒すショッカーの最強の戦士となったのだ!!』
「な、何故僕なんだ!!」
『貴様は知らないかも知れないが、貴様の潜在能力は驚くべき力を持っているのだ!!故に我々ショッカーは貴様に目を付けた。貴様ならあの憎き仮面ライダー共を倒せる存在に慣れると』
その時だった。突如ショッカーの基地にサイレンが鳴った。
『何事だ!!』
「た、大変です。仮面ライダー1号と2号が此方に向かっています!」
『何だと!?』
「ライダーが助けに来てくれたのか!?」
『ええぃぃ!!憎き仮面ライダー共め!!研究員、本田狂ノ介に洗脳装置をつけるのだ!!』
「分かりました。首領様」
「や、やめろぉぉぉ!!!」
だがそこで運命が別れた。研究員は洗脳装置と間違えて、何故かそこに落ちていた女性のパンティを狂ノ介の顔に被せてしまったのだ。
『研究員!!それはパンティではないか!!さっさと外せ!!』
「わ、分かりました!!だ、駄目です!!外れません!!』
『何だと!?』
研究員達が慌ていせいか、狂ノ介の変化に気付いていなかった。
「な、何だ!?この肌に吸い付く様なフィット感は!?明らかに今の僕は変態ッ!!・・・しかし、何だ、何だっていうんだ!!この体内から湧き上がるマグマは!?この罪悪感を打ち消す様に、押し寄せるマグマは!!ぼ、僕は・・・もう・・・」
突如狂ノ介の体が光り始めた。
「気分はエクスタクシィイイーーーーーーー!!!」
「「『!?』」」
狂ノ介の雄叫びによって首領達は気付いた。だが、時すでに遅し。
「フォオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
狂ノ介は拘束を解き、変化した。
そして場面は変わり、ショッカーの基地に2人の男がやって来た。
「本郷、ここで間違え無いんだな!!」
「ああ、ここにショッカーが攫った人が有る!!」
男達の名は本郷猛、一文字隼人。またの名を仮面ライダー1号と2号である。2人が基地に入ろうとすると一匹の怪人が現れた。
「「お前は、蜘蛛男!!」」
「現れたな、仮面ライダー共!!今日が貴様らの命日だ!!」
「何だと!?」
「さっさとそこをどきやがれ!!」
2号がそう言うと蜘蛛男は笑いながら言った。
「おっとこれ以上近づくんじゃない!!貴様らが近づけば俺は人質を殺す爆弾のスイッチを押すぞ!!」
「「何!?」」
「それがこのボタンだ!!」
蜘蛛男が爆弾のスイッチを出した。
「な、何だこの柔らかいスイッチは!!「それは爆弾のスイッチでは無い」な、何だと!?」
蜘蛛男が声のする方を向いた。するとそこには、
「それは私のほかほかのお稲荷さんだ」
変態がいた。
「イヤァァァァァァァ!!!」
蜘蛛男は女の様な悲鳴をあげた。一方のライダー達は唖然としていた。当たり前は今ライダー達の目の前には蜘蛛男と仮面ライダーにパンティーを被り、パンツをVの様な形にして履いている変態がいるのだ。
「な、何だ貴様は!?」
蜘蛛男が変態に言った。
「私か?私はショッカーにより捕まり改造人間になってしまった悲しき戦士!!ショッカーを倒すべく正義に目覚めた変態!!仮面ライダーパーバードマスクだ!!!!!!」
今変態がここに降臨した。