轟力鍾雷   作:ゲット虚無

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ワイvs先生

 

 

「ヤッホー!伝次。引っ越し作業はどんな感じ?」

 

「今終わったとこですよ五条先生」

 

ドアを開けた先にいたのは紙袋を持った銀髪の長身イケメン、そしてイケメンはまだ入って良いと言ってないのにズカズカと部屋に入って来る。………五条先生、俺だからいいですけどそれ他の人にやっちゃったら嫌われまっせ?

 

「いやー見るからに ザ・オタク!!って感じの部屋だねぇ~~」

 

本棚には大量の漫画、コミック、ゲーム、DVDが敷き詰められ、壁には様々なジャンルのポスターが貼られている。

 

 

「先生は嫌いですか?」

 

「いんや?僕も映画に関しちゃオタクの域なぐらいには好きだからね。こんな感じの部屋も全然いいと思うよー」

 

五条はそう言って、伝次から出された飲み物を飲んだ。

 

「?………これコーラだよね。なんかすげぇうまい」

 

「前に甘党だって聞いてたんでバニラエッセンス何滴か入れてバニラコークにしました。」

 

「あ~バニラコークね。パルプフィクションでヴィセントが飲んでるとこ観て憧れたよ。いや〜本場で飲んでみたいね」

 

「ゲロ甘いですよ?」

 

「大好物さ」

 

それからは先生と他愛ない雑談をしていた。

どんな映画が好きか?や一番好きな映画はあるかといった話をした。

 

ちなみにムカデ人間シリーズが結構気に入っていると聞いた時は耳を疑った。

 

 

「だってめちゃくちゃ笑えるじゃんあれ?あんな滑稽な映画はないよね。オチも含めてマジで最高」

 

 

あれほどおぞましい映画はないと思うが、見方よっちゃコメディなのかあれは?…

 

 

 

 

 

「はい。これ伝次が要望したデザインの制服ね」

 

渡された紙袋から制服を取り出し。パッと広げる

うん、ちゃん要望通りだ。 

 

 

上着が短ランになっている意外はごく普通の学ランと中に着れる白いフード付きのパーカー

 

「デザインの規定とかないからもっと色々イジれたのに」

 

「前いた高校でもこんな感じでしたから」

 

「ふーん。あっそうそう明日、他の一年に伝次を紹介するから」

 

(ふむ同級生か。)

 

 

「一年って今何人いるんです?」 

 

「伝次含めて三人。一人は男でもう一人は女」

 

「どんな感じですか?」 

 

「フッフッフッそこは見てのお楽しみ」

 

▼▼▼

 

今俺たちがいるのは高専内にあるグラウンド。

先生は自分の実力が如何ほどなのか知りたいとのこと

 

「全力で来てもらって構わないよ。なんなら?

 

………殺す気で来てもいいよ」 

 

先生はニカッと笑い。そう言った。

 

「んじゃまぁそれなら…ッッ」

 

脳に、そして筋肉に電気刺激を与えることによりリミッターを外し身体強化を図る。瞬間俺は五条先生の目の前に現れ電撃を纏わせた拳を叩きつける。

 

 

「雷陣拳」

 

 

それは俺の技の中でもスタンダートな技の一つ。電撃を拳に纏わせた技である。

前まではストロンガー同じく電パンチという名前にしていたが先生に「ダサくね?」と言われてから

変えた。そんなに悪いかぁ?

 

 

 

………!?

 

(手応えがない!!いや違う俺の拳は先生に当たってすらいない!!)

 

俺の拳は先生の顔面から数センチのところで止まっていた。であれば次は蹴りと電撃を纏わせた蹴りを放つ。

 

 

「電光蹴り」!!

 

 

バチバチと鳴る蹴りの一撃もまた見えない何かに阻まれていた。

 

「さっきの蹴りに打撃………間違いなく準一級は一撃で払える威力だった。イイねイイね。スカウトした甲斐があったよ!!」

 

「なら強いの行きますよ!!」

 

 

拳に纏わせた電撃の色が変わる。最初は黄色、それから蒼色に変わり、最後には紫へと変わる。

 

俺の電気は出力次第で強力になっていく。

 

切り替えのイメージはガスコンロだ。

 

火力を上げるのに

 

弱・中・強 が在るように。

 

俺の場合は

 

黃・蒼・紫 と切り替えるようにしている。

 

 

「....『出力最大・紫』」

 

 

「雷陣拳・紫」 

 

 

攻撃がまた阻まれ紫電があちこちに飛び散る。

 

「嘘だろ!?これも防ぐのかよ!!」

 

(………なら趣向を変えるッ!!)

 

出力を下げ地面に電気を放ち、砂鉄をすくい上げかき集めていく。砂鉄は段々と形作られ………ついには剣の形へと変わる。

 

これにより磁力操作による即席の武器が完成した。

 

「切れ味抜群の超振動ブレードならどうだ!!」

 

五条先生は先程とは違い、攻撃を避け続ける。

 

「ひゃ〜そんなので斬られたら痛そうだ」

 

「痛いで済めばいいですけどねぇ!!」

 

砂鉄の剣の一撃に続けて蹴りを入れるが難なく止められたと思っていたら五条先生は砂鉄の剣の刃を握っていた。

 

「嘘ォ!?なんともないんですか!?」

 

この砂鉄の剣の刃部分はチェーンソーのような原理になっていて、おおよそ素手で掴めるようなものではないというのに五条先生は平然と掴んでいた。

 

「うん」

 

そしてそのまま剣をバキン!!とへし折った。

 

唖然とした俺は術式を解除してしまう。剣は元の砂鉄へと戻りサラサラと風に舞った。

 

「一体どうやって………」

 

「無下限呪術」

 

「………無下限?」

 

「そ。これが僕の術式。伝次が触れたのは僕との間にあった無限さ」

 

「………無限ってマジすか?」

 

 

「マジマジ。うーんそうだな手、出してみて」

 

言われた通り手を差し出し先生の手に触れようとするが先程と同じように見えない何かに阻れ近づけない。

 

ひぇーなるほどこれが無限かぁ

 

「これってその無限がバリアみたいに五条先生の周りに展開されて攻撃が止まってるんですか?」

 

「そだね。まぁ止まってるっていうよりも遅くなって届いてないって感じかな」

 

「チート過ぎません?てかほぼ無敵じゃないですかそれ………」

 

 

「言ったろう?最強だって」

 

 

「なるほど………じゃあ」

 

先生は俺よりも格上だ。あの術式なら五条先生に勝てる奴はいないに等しいだろう………だからだろうか?

俺は今、先生に自分が出し得る最大限の実力をぶつけてみたくなった。

 

「先生、次は本気(マジ)でいきます」

 

「だーから来ていいって「なので」ん?」

 

「先生も受けるばっかじゃなくて手を出し下さいよ」

 

先生はその言葉を聞くとまたニッと笑った。

 

▼▼▼

 

 

ー-はい。死なない程度にフルボッコにされました。

 

………無限には勝てなかったよ。

 

てか....なんやねん!?あの『赫』ってヤツ!!

 

指からビーム出すとかフリーザかな?

 

いやまぁサンダーブレークができる俺が言えたことじゃないんだけども。

 

こっちが応用で空飛んだら先生も普通に飛んでくるし瞬間移動してくるし。

 

しかも先生の蹴りが重いのなんのって。

 

俺のオタク知識から捻り出した再現技も全く通用しなかった。たまたまポッケにあった百円玉を使っての超電磁砲(レールガン)ブッパもノーダメなのはあの作品が好きだったのもあって普通にショックだった。

 

あの無限バリアをどうにかしなければ先生には傷一つつけられないだろう

化け物過ぎる強さ。こりゃ最強の呪術師なんて呼ばれますわな。

 

 

 

 

俺は疲れにより、その場にへたりこむと長時間のリミッター解除の負荷により目と鼻から血が流れ出した。

 

「うわ、大丈夫?てかそんなに無理してた訳?」

 

 

「アハハは………いやー術式自体はいくら使用しても負荷はないんですよ?今まで俺って短期決戦で勝負を決めてたんでここまで長時間外しとくのはキツイんっすネ」

 

「え?」

 

「え?」

 

なんだ?既視感あるぞ………これ

 

「伝次。さっきの動きが素じゃないってのはわかってたけど

 

え、何?呪力で身体強化してたわけじゃないわけ?」

 

呪力で………身体強……化?

 

「えっと脳のリミッター解除+筋肉(及び運動神経)に電気刺激をかけた上での動きですけど………そんなことできるんですか?」

 

 

 

 

▼▼

 

楽。めっっっっっっちゃ!!楽!!

 

えぇ………今まで俺ずっとしんどかったのにこんな………えぇ

 

こんなお手軽な方法があったとか嘘やろ………

 

これもっと前にこの方法を知っていたら。昔、呪霊との戦いで何度か死にかける事もなかったのでは?

 

ちなみに五条先生にも軽く引かれた。

 

 

だって仕方ないじゃん!!今までこの力をスーパーパワーだって勘違いしてたんだから!!そんな方法があるなんてわかるわけないじゃん!!

 

 

 

 




・砂鉄の剣、超電磁砲
元ネタはとあるシリーズから。
ちなみに御坂ができる大体のことは主人公もできます。

・サンダーブレーク
元ネタは涙を流さないロボットことグレートマジンガー

術式による(強制的な)身体強化については、さんかれあやH×H等を参考にしています。
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