《シャロン・ヴィンヤードside》
その男と初めて出会ったのは日本で開かれた大きなパーティだった。
自分で言うのもなんだけど、私は美しく女優として頂点に近い地位にいると世間からの評価や経験から理解している。
顔のいい男だったり、金や権力、野心があったり、あるいはゲスだったり、それこそ色々な男達を見てきた。
そしてそんな男達を魅了してきた。それも、全ては生きるために。
私は自らの力を卑下することは無い。むしろ誇っている。
私は貪欲だった。
女優として以外の、例えば戦闘訓練などの力を求めた私のパトロンになった、日本の烏丸グループが参加するパーティに参加した時には、ある程度裏の方でも自由に動き切る実力が着いた頃だった。
華々しい芸能界の欲の渦巻く澱みを知り、裏社会の苛烈さを知ると、表の有力者達のやり取りも酷く軽く空虚で物足りないような印象を受ける。
笑顔を貼り付けて、内心うんざりしながら周りを見回し、情報収集に励んでいると、1人だけ、ビッグジュエルのような男が混じっていた。
金髪で、目は鋭く、体もよく鍛えている。
そしてなにより、
息を飲むほど、美しい男だった。
「失礼、ミスター。お名前を伺っても?」
「こんにちはミス・ヴィンヤード。私はディオ・ブランドーと申します。」
心を震わすような、魅了して夢中にさせるような美しい魔性の声だ。
ディオ・ブランドー…いつからか現れた大資産家だったか。大の日本好きで、日本製品や日本古来の物、土地を買い漁っていたと聞く。
そして…………………情報屋でもあり、あの『死神』の窓口でもある男。
死神に狙われたくないのか、誰もこの男には手を出さないでいる。
思っていたよりもはるかに若い……おそらく二世か…
「まぁ、あなたがあの……
ミスターブランドー、あの、もし良ければ、連絡先を交換してくださらない?
あなたとはまた会う予感がするわ。
私も日本にはよく来るし、
今日初めてあなたと話したばかりだけど、あなたとなら良い友人関係を持てそうだもの。」
「奇遇ですね、ミスシャロン。いいですよ。
私もあなたとなら仲良くやれそうだ。日本好きの友人は貴重でね、日本について色々語れる相手は私としては有り難い。しかも今をときめく大女優だ!
男冥利に尽きる。」
組織としての仕事もあるが、この男とは本当に仲良くやれそうな予感がする。
願わくば、この人と敵対しないことを…と自分らしくないと思いながらも、祈っていた。
《ディオ・ブランドー(死神)side》
シャロン・ヴィンヤード…この頃にはもうベルモットになってるのか。ベルモットはやはり美しかった。
要注意人物としてマークはしているが、ほどほどの距離で良き友人関係にはなれそうだ。
あと、たぶん日本好きだろうし。
変な渾名つけたり、ポエムさえ呟かなければ、本当に好印象なんだよなぁ………
『名探偵コナン』の中でも、好きな登場人物3人の中の1人。
清濁併せ飲んで、生き汚いながらも自分を安売りしないし、この人間臭い感じ。
黒と灰色にどっぷり浸かりつつ、それでも光を見出して
その光を守ろうと裏から手を出すこの、この、この感じ!!
ただ、その見出した光が問題なんだけどな(白目)
シャロン、そのシルバーブレッドな少年、事件に嬉々として首を突っ込むことであなたの大事なエンジェルを結果として危険に晒してるんやけど、その辺気づいてる???
まぁ、まだこの世界では起こってないことだ。未来の話だ。気にしても仕方が無い。
もし、彼女が困っていたら、私に危害が及ばない範囲で手助けしてもいいな…
原作キャラの救済なんてする気はサラサラないが、1人の友人を失うようなことは惜しいしな。
彼女は、私、『死神』と縁を持つという結果を自らの力で勝ち取ったのだ。
はい、ベルモット登場です。
まずは友人関係として今後彼らは仲良くやっていくことになります。
ベルモット、会話がポエミー過ぎて難しいんだよなぁ……
恋人関係になるかは正直ビミョー…
ベルモット好きだけど、それよりも僕は灰原哀ちゃんが好きなので()