いずれ至る未成   作:てんぞー

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第玖話

 ”土佐”が右腕に装着された砲を前方へと受ける。演習場の奥には浮かぶようにターゲットが存在する。微妙に揺れ、そして動くターゲットに対して素早く狙いを定めると、”土佐”は思考の中でトリガーを引く様にする。それに反応する様に右腕の艦装は反応し、その砲身から砲弾を吐き出す。真直ぐ飛翔する砲弾はターゲットに衝突し、その頭の部分を綺麗に吹き飛ばす。

 

「15.2cm単装砲問題なし―――これが装備し、使えるって事は普通の戦艦同様に副砲ジャンルの装備を装備する事が可能って事ですね。では今度は此方の方をどうぞ」

 

 そう言って明石は”土佐”の前に別の小口径砲を置く。それは装備としては駆逐艦や軽巡巡洋艦に搭載される様な小口径の砲であり、ジャンルとしては主砲ジャンルになるが基本的には戦艦には搭載されず、使用できない砲になる。それぞれの艦娘には艦の種別が存在し、それに応じて装備できる装備、使える装備が存在する。艦娘が自分の使える範囲の外側の装備を使おうとすると、基本的に艦装は反応しない。それは一種の”セーフティロック”だとも言われている。だが、

 

「こうか」

 

 15.2cm単装砲を取り、装着していた場所に12cm単装砲を装着した”土佐”は再び海の上に浮かぶターゲットへと右腕を向け、そして射撃する。発生する小さな反動は”土佐”の強力な力の前に完全に抑え込まれ、砲弾は真直ぐ飛翔し、今度は胸の辺りを貫く。それを確認し、”土佐”は単装砲を下ろし、明石は鉛筆で軽く頭を掻く。

 

「やっぱり何でも使ってここまで来たって言うのは嘘じゃなかったんですね……小口径砲の主砲が装備できるって事は中口径や大口径の主砲も使えそうですしあんまり疑う必要はなさそうですけど……データないと嫌がる人が多いんですよねー」

 

「ははは、そこらへんサクサク進めちゃうか」

 

「ですね。とりあえず長門型艦装に付けた41cm連装砲と14cm単装砲です。これを装備して標的に対して射撃してみてください」

 

 明石がそう言うと、妖精が二十人ほど巨大な艦装を協力しながら担いで持ってくる。汗を流しながら運んでくる可愛らしい姿を解放すべく、”土佐”は片手で巨大なU字型の艦装を持ち上げる。U字型の艦装は長門型戦艦、長門の艦装だ。先端と中部に主砲が設置されており、現在は41cm連装砲と14cm単装砲がジョイントに設置されている。それを背後へと回すと、腰へと装着する様に艦装を固定する。

 

 この艦装自体が既に数トンの領域で重みをもっている。人間に装備する事は不可能だ。

 

 腕を組んだ”土佐”はそのまま艦装に一切手を振れる事無く操作してゆく。主砲は全て海の上に浮かぶ新たなターゲットへと向けられ、そして頭の上の妖精は軽く”土佐”の頭を叩く。それは”土佐”にとっては方向を修正する為にサインだ―――一種の観測射撃といっても良い。激動の逃亡戦を繰り返してきた”土佐”と妖精の間に言葉は必要なく、”土佐”の照準の誤差を妖精が修正してくれる。そうして完全にターゲットへと主砲を向けた艦装に、砲撃命令を”土佐”が下す。

 

 轟音、そして衝撃。

 

 上半身の筋力だけで完全に主砲の反動を打ち消し、そして”土佐”は確認する。二つの砲弾が的確にターゲットへと衝突し、木端微塵にそれを吹き飛ばす。着弾し、粉々にしたターゲットを眺めながら、”土佐”は小さく呟く。

 

「軽いな」

 

「一応長門さん用の艦装なんですけどねそれー……まあ、元々計画スペックを確認する限りでは完全に長門さんのを超える馬力の予定だったらしいですし、それに更にアッパー調整が入っていると予想をすればそういう事もある程度は納得できるんですけどね―――ただ長門さんを超える重量を持った艦装となると大和型以外ないんですけど……まあ、大和型はほとんどオーダーメイドみたいなものですからねー」

 

 明石はそう言いながら徹甲弾も問題なし、と呟き鉛筆を走らせている。その言葉を確認する様に”土佐”が艦装内をチェックすると、そこに装填されているのは九一式徹甲弾だった。何時の間に、と呟きながら長門の艦装を下ろし、それを横へ退ける。その間に妖精は次の装備を”土佐”の下へと運んでくる。

 

「それじゃ、まだ確かめなきゃいけない事は多くありますのでサクサク進めますよー。とりあえず魚雷とかをやったら次は―――」

 

 魚雷を受けとり、それを軽く手の中で投げて遊ぶ”土佐”は明石の話に耳を傾けつつ、視線を再び海の上に浮かぶターゲットへと向け、

 

 全力で投擲した。

 

 

                           ◆

 

 

「お疲れ様でした! それではこの明石さんが、妖精さん達と共に加賀型未成戦艦土佐のスペックに関して解説しようかと思います!」

 

「わーわー」

 

「どんどんぱふぱふー」

 

「ぱふぱふー……さばく……さぎ……」

 

「おいやめろばか」

 

 妖精の一人に他の妖精達が群がり、その言葉を封じ始める。明石は苦笑しながらもどこからか妖精が引っ張ってきた黒板にチョークで可愛らしくデフォルメの明石と、そして”土佐”の絵が描かれてる。注目、と書いてあって中々可愛らしいのだが、それよりも黒板の後ろにはみ出る様に隠れている巨大な砲としか表現の出来ない艦装の方が遥かに気になって黒板の方に集中できない。運んでくる際に妖精が十人ほど潰れて犠牲になるという事件が存在しているからその存在感は異常にある。

 

「土佐さん、こっちですこっち」

 

「いや、後ろの」

 

「後ですそれは」

 

 それよりも、と明石は言って咳払いし、黒板にチョークで書いた土佐という艦娘のスペックに関して解説を始める。

 

「それはまず初めに基本的な部分に関してだけど馬力と速力は共に完全に長門型の上―――これに関しては元からの仕様書でもそういう風だって出ていたし驚きはないですね。ただ”一人目”である事を考慮しても結構アッパー調整が入っている様でして、大和型に届くことは無くても、二次改装の金剛型と同列の馬力を持っています。火力へと繋がる筋力系に関しては完全に大和型とタメを張っていますね。装甲も高く、速力も高い! まるでわたしのかんがえたさいきょうの戦艦って感じのイメージですが」

 

 まあ、と明石が呟く。

 

「大和さんの”一人目”がちょっと卑怯を超えた領域なので特にずるいとは思えないんですよね。大和さんの伝説そこらへん次元が違うというか―――ぶっちゃけガッツポーズしたら姫級深海棲艦がふっとんだとかリアルでやっている領域なんで恐ろしいですね。しかもまだ存命中で改への改装も完了し、伝説量産中……と、話がそれてしまいましたね」

 

 ”土佐”にも大和の凄さは伝わったらしく、呆れ顔を浮かべるが、明石の話だとあまりスペック的な話では”土佐”も人の事を言えないようだ。

 

「基本的には艦載機が搭載できない事を除けば大体の艦装を装備できる事が土佐さんの魅力ですね。流石にソナーや爆雷は無理でしたけど。なので状況に応じて装備を変えられる事が”土佐”さんの強みだと思われます。これは”未成”という未完成、だからどっちへでも進めるって部分が強く影響しているんじゃないかと思いますけど―――」

 

 そこで黒板に、”2スロット”と書かれた部分を明石は叩く。

 

「残念ながら土佐さんの艦装拡張領域めちゃくちゃ少ないです……」

 

「うん……」

 

 艦装拡張領域とは艦装に装備できる主砲や副砲、そういった装備型艦装を装備するためのそれぞれの艦装に設定された”スペース”の事だ。元々艦娘という存在はオカルトの産物の様な存在だが、それでも一段とオカルトに踏み入れている部分は艦装に関してだ。

 

 艦娘は自身の艦装、及び装備している艦装であれば自由に出し入れする事が出来る。

 

 基本的に艦娘が所持しているという艦装は特別な事情で放棄されない限りは、初期から所有している物を使用し続けている。これは艦娘が生まれた瞬間から所持しているものであり、艦娘の意志によって自由に虚空から取り出す事の出来る代物となっている。そして艦娘にはそれぞれ、”拡張領域”というスペースを保有している。通称”スロット”と呼ばれるそれは艦娘や艦装に対して外付けの強化、パーツの装着を許せるスペースの事を示している。その中でも拡張領域が2スロットというのは戦艦としては死んでいると言っても過言ではない領域だ。このスロットに装着させるように装備した艦装は艦娘の意志を持って自由に出し入れする事が出来る。それだけではなく、自動で持っている弾薬を補給したり、魚雷の場合であれば弾薬が切れるまでは魚雷を自動再生成する事すらできる。故に拡張領域の数は、艦娘の戦闘力へとダイレクトに響く。

 

 もちろん、スロットに装着しなくても手で持ち歩く事は出来るだろう。

 

 だがそれは人間が銃を装備しているのと全く変わりがない。

 

 たとえば酸素魚雷が存在するとする。拡張領域に酸素魚雷を艦娘が使用する。艦娘の手からは酸素魚雷が消えるだろうが、所有している弾薬を消費する事によって酸素魚雷を再生成し、再び放つ事が出来る。だが酸素魚雷を領域に組み込んでいない艦娘が酸素魚雷を使用した際、それは普通の人間が魚雷を使用した場合と変わりはなく、その一発だけで魚雷は消えてしまう。

 

 これが艦娘がその圧倒的な身体能力とは別に保有する圧倒的なアドバンテージである。弾薬、鋼材、ボーキサイト、燃料。艦娘に使用されるのは全て艦娘に専用化されたそれだ。だがそれは普通の兵器等と比べると、遥かに高効率で同じ兵器を使い続ける事が出来る―――つまりランニングコストが低い。そして弾薬さえあれば武装を、艦装を使い続けられるという性質上、補給さえできれば長時間の戦闘行為が継続的に行える。

 

 故に、能力とは別にこの領域の広さは艦娘の強さへと繋がる。

 

 それが”土佐”には装備二つ分の余裕しかなかった。そして何よりも、”土佐”には初期から艦娘が保有している様な艦装が存在しない。別の艦娘の艦装―――たとえば長門の艦装を使ったように、それを所持して使うことも可能だろう。だがその本質が”土佐”の艦装ではない為、”土佐”が弾薬を所持していたとしても、”土佐”が自分で弾薬を装填する必要が出てくる。他の艦娘が自分の艦装に自動で装填させるような事ができない。

 

「土佐さんを改装すれば未成から正式型戦艦への昇格もあり得るので、そうなった場合艦装やスロットが増える場合があります。実際艦装の変化やスロットの拡張を確認できる子もいます。いえ、まだスロットがあるだけ土佐さんはマシなんですが問題は―――」

 

「―――二つ共埋まっている事か」

 

「ですね」

 

 明石は二つ共、既に埋まっているという。まず一つ目が―――常に”土佐”と存在していた妖精。明石はまだ調査中だと言うが、

 

「土佐さんと一緒に何時もいる子、おそらく土佐さん専用装備とか、そういう感じの子です。まだ具体的な調査が終わってないので詳しい事は言えませんが、おそらく索敵系、出力系の強化を担当している装備妖精なんだと思うんですけど……?」

 

 そう言って明石は”土佐”の頭の上で胸を張る妖精へと視線を向けるが、視線を向けられた妖精は即座に隠れる様に”土佐”の髪の中へと隠れて行く。この世界にいる誰もが妖精に何かを強制する事ができない。故に妖精が喋ろうとしない限りは聞きだす事は出来ない。だが此方はまだいい方だ。”土佐”の装備である為、”土佐”が装備しなくては意味がないが、解除ができる。その開いたスロットに別の装備を入れる事も可能だ。

 

 だが、

 

「土佐さんの2スロット目には解析不可能な装備が入っていて……装備の解除も出来ないんですよね」

 

 二つ目の領域に、解除不可能な装備が存在する。解除も、その効果も解らないと明石は言う。だが”土佐”は、それがなんであるかを即座に気づく。

 

 ―――あぁ、たぶんこれ俺だわ。

 

 装備という扱いで癌細胞の様に引っ付いているのは自分だと”土佐”は自覚した。だから調べられないし、外す事なんてできない。妖精の様に装着枠を圧迫しているのだ。だから以上の事から、

 

「”未成戦艦土佐”を総合的に評価すると”実にもったいない”という評価に落ち着きます。これから生まれてくる姉妹の事に関してはまだ解りませんが、現状把握できている土佐さんの能力を見る限り、物凄い強力であるのに、装備できないし艦装もない、なので身体能力を遊ばせているだけで他の戦艦……金剛型や長門型の様な活躍をする事だってできません」

 

 であれば近づいて格闘戦へと持ち込めばよい、と”土佐”は思考するが、それを否定する。その理由は”土佐”自身が良く理解している。

 

「だったら身体能力任せに格闘戦という手段もありますが……そこまで接近するとなると砲撃戦後の雷撃戦フェイズに入るぐらいまで敵に接近しなくてはいけませんし、そこまで接近する頃には少なからずダメージを受ける事になります。あとその場合は戦艦であるのに一番活躍するべき砲撃戦に貢献できないという凄まじいデメリットまで存在します」

 

 故に総評は”もったいない”で落ち着いてしまう。能力はあるのに、他の艦娘と同じ様に戦う事は出来ない。妖精を外して主砲の一つでも装備すれば話は別だが、それでも艦装を”土佐”は所有していない為、基本的には装備の最大スペックを発揮する事は出来ない。

 

「やはり砲撃戦カッコ物理カッコトジか……もしくは砲弾を投げるしか……」

 

「地味に出来そうな事を言わないでくださいよ。武蔵さんそれで一回やらかしてるんですから」

 

 ネタのつもりで行った”土佐”が、既に先駆者がいた事に軽く頭を抱えると、明石が咳払いをし、ですが、と言葉を付け加える。

 

「そんな土佐さんには私達第四技術部が開発した試作型艦装を用意しました!!」

 

「よういしたのです」

 

「しましたー」

 

「じしんのいっぴんです」

 

「ついにざいこしょぶんのときがきましたか。さんぱいだからしゃーないですな」

 

 最後の妖精が他の妖精達によって一瞬で簀巻きにされ、そのまま海の底へと沈められた。いい仕事をしたかのように汗を拭う妖精達の姿に軽くドン引きしていると、明石が黒板を退ける。その後ろに存在しているのは明石が他の妖精達に持ってこさせた巨大な艦装だ。

 

「これ、どうでしょうかこれ! オススメです! 超オススメです! 私と第四技術研究部と妖精さん達が海軍の要望に応える為だけに開発した艦装ですよ!」

 

 妙にテンションの高い明石へと”土佐”はジト目を向け、そして巨大な艦装へと向けて指差す。

 

「なに、この……これは」

 

 二つに折りたたんであるが、それでもあってもまだ長さは二メートルほど存在している様に、”土佐”の目には映っている。巨大な砲塔の様に見えるそれは艦を模したようなデザインが施されているからこそ艦装だと解るが、それにしても今まで”土佐”が見てきた艦装のどれよりも巨大だった。それをぺしぺし、と音を立てながら叩き、明石は胸を張る。

 

「ところでオチから話しますと”ベルセルク”って漫画を土佐さんは知ってますか?」

 

「……ちょこっとだけ」

 

「えぇ、まあ……これは大体そんなオチです。上の方から艦娘や艦装のデータが揃ってきたので”人間でも装備し、深海棲艦を倒せる艦装を今なら作れるんじゃね?”っていう事を考えちゃった人がいるんです。なので予算を貰ってそれぞれの研究部で開発とか始まっちゃって―――その結果生み出されたのがこの子です」

 

 明石は両手で艦装を撫でる。

 

「人間でも深海棲艦を倒す事をコンセプトとしているので必要な弾薬は艦娘との統一規格―――一番ありふれていた補給が簡単ですからね。同時装填数は三発までですけど装填プロセスは人間向けに簡単な仕様。連射性を落とす事によって普通の艦装の倍以上の射程距離とリ級であれば一瞬でミンチにする様な大火力を! それだけじゃなくて九十一式徹甲弾、炸裂弾、ナパーム弾にロケット弾などの各種特殊断弾頭も装填して撃つ事が出来ます素敵仕様! これを持っていれば先制爆撃や先制魚雷の様にアウトレンジから砲撃爆撃で深海棲艦を一気にミンチに! 人類が持てる最強兵器!! というコンセプトでしたが―――」

 

 潰れて紙のようにぺらぺらになってしまった妖精を明石は床から持ち上げ、そして”土佐”へと見せる。

 

「ごらんのとおり人類どころか艦娘でさえ持ちあげるのが困難な重量になりました。具体的に言うとトン単位」

 

「予算ドブに捨てただけじゃねーか」

 

「そ、そんな事ないですよー! 長門改や大和型なら持ち上げられるんですよ! ―――普通に使っている艦装だったら連撃できるのでこれのアドバンテージって先制砲撃ぐらいしか存在しませんというかそれ以外全部負けてますけど」

 

「予算ドブに捨てた上にしかも産廃じゃねぇか。最悪なコンボじゃねぇか」

 

「でもいいんです、その命令って実は陸軍の方から偽装されてやらされたものらしくて、計画自体消えてしまったので。お金も陸軍の方から持ってこれたらしいですし」

 

 明石はちなみに、と言葉を付け加え、

 

「産廃っぷりが気に入られて元帥の方が実はほそぼそと資金提供してくれてます。私もお給料だして整備とか改良とか地味に続けています」

 

「解った、明石さん割とロマン好きだったりマッド気質だろ」

 

 ”土佐”はてへ、と言いながら可愛らしく誤魔化そうとする明石の姿を見てから溜息を吐き、視線を空へと向ける。”土佐”には艦装がないため、また別の艦娘の艦装を使うか、また明石が作ったような産廃艦装を使う以外にまともに戦える方法がない。持ち運べるだけ魚雷を持って、投げつけるという手もあるが現実的ではない。

 

 ここに”土佐”には究極の選択肢が与えられていた。

 

「なやみどころですなー」

 

「お前が装備から外れれば大分問題解決するんだけど」

 

 言った瞬間妖精が再び”土佐”の髪の中へと隠れ、

 

 ”土佐”は青く澄み渡る空を見上げながら溜息を吐くしかなかった。




 ドラゴンころしと同じ様な経緯。

 あと基本的には現代パラレルな時代ベースなので漫画とかアニメ、サブカルチャー系は少なくとも存在します。流通経路が深海棲艦の手によって色々とアレなので海外のものはそんなに入りませんけど。

 そして欲しい艦娘が鎮守府に来ない。だから思った、書けばよいと。

 書けばでる。書けば艦これでは喋らないセリフを喋らせられる、動かせる……!

 圧倒的勝ち組。

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