ボーダーらいん!   作:モフりん

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初めてのオリジナル作品です。まだまだ初心者ですが広大な心を持って読んでくだされば感謝します。


1話 プロローグ

この世の中には面倒なことがたくさんある。学校、就職、スポーツの三大労働は俺が一番面倒くさいと思っていることだ。身体を動かすのは生活習慣病回避のためにいいとは思うんだが?ここで一つ、なぜへばるまで疲れる必要がある?ということだ。少し疲れる程度で適度に休みを入れる方が動いていることにはなるし、病気予防にも充分だと個人的に思っている。

それ以外のことでも基本俺はやるべきかやらなくてもいいのかというボーダーラインを決めるようにしている。自分が不利益になるようなことはもってのほかだ。それは違うだろとは思われるかもしれないが、これが俺の今のところの生き方なのだ。これから変わるかもしれないし変わらないかもしれないが。

さて、今俺は高校の自教室にいる。放課後の掃除当番が終わる頃だ。

 

「・・・ふう、やっと終わったかな・・・疲れたしすぐ帰ろう」

 

そう思い鞄を持って帰ろうとした時だ。ふと後ろから声が掛かった。

 

「なあ、森仁ー!帰りに本屋寄って行かないか?買いたい漫画があるんだ」

 

こいつは小学校からの幼なじみ、明浪翔弥(あけなみ しょうや)。俺とは違って明るく、気さくでスポーツ万能。昔から自然とクラスの中心的人物になっていたりする。そんな奴の一つの趣味、それがラノベと漫画集めという少し変わった人間でもある。

 

「漫画って言ってもまたラノベからアニメ化したやつがそのままコミカライズ化した物なんだろ?」

 

「おお、よくお分かりで。さすがは森仁さん」

 

「お前の集めるものなんてたかがしれてるからな」

 

まあこいつがラノベにハマった時は驚いたな。俺が読んでいたものをちょうど面白そうだと言って借りていってからの話だったからな。まあ、元凶は俺と言っても過言ではない。

 

「まあ、いいぞ?俺もちょうど新しい本買いたかったし」

 

「よーしそうと決まったら早く行こうぜい!」

 

「はいはいわかったからそう焦るな。時間はあるんだし」

 

決まったら即行動、翔弥のモットーだ。ゆったりしたい俺にとっては迷惑極まりないことなんだが。まあでもそれを利用してパシりに使えば便利なもので。プラマイゼロってとこだろうな。

そうして再び鞄を持ち、俺たちは学校の近くの本屋へ向かった。

 

俺たちの住んでいる街は都会でもなく田舎でもないような普通の街。スーパーが車で2、30分で行くような所でもない。行こうと思えば交通網もそれなりなのでどこへだって行けるし。ただ一つ言えることは、本屋があって良かったです。

 

「なあ、森仁はもう2年の文理選択は決めたのか?」

 

「俺は文系だな。そっちの方が点取れるし」

 

数学とか理科系は出来ないこともないのだが国語やら社会の方が勉強しやすいというのが理由だ。

 

「そうなのかー俺は理系だからクラスは別々になるな。小、中、高とずっと同じクラスだったけど来年で途切れるのか、なんか残念!」

 

「あ、そういえばいたなお前」

 

「何そのお前影薄いよ的な感じの目!ずっと一緒にいたのにそれはないだろお!?」

 

すまんな、こういうことは忘れるんだよ。ま、違うクラスでも頑張ってくれ。お前の趣味を分かってくれる奴がいるはず・・・いや、タイプ的に余りいなさそうだな。俺はさすがに他のクラスに行ける度胸はないからな?

 

「ああ、何その俺の未来を悟ったような顔!さっきといい今といい何なんだよお前!」

 

「さあ?ナンノコトカナー」

 

 

 

 

 

 

そうこう言い合っているうちに本屋へ着き、俺はラノベコーナー、翔弥は漫画コーナーへ。

 

「なんか面白そうなものはないかな・・・っと」

 

俺のラノベ探しはきまって一つの同じ文庫に絞っている。他の文庫で買うものがあるとしたら、アニメ化したものが面白かったらぐらいなものだな。これは結構の人がやっているのではないのだろうか?

・・・という訳でその文庫のまとめてあるところへ行き、よくあるおすすめの本の紹介をしている紙や、ずらっと並べてある本のタイトルを眺めたりする。

 

「う~ん・・・おっ?これは・・・」

 

俺は右上の端の本を手に取る。本のタイトルは「煩悩シンドローム」。これは一見普通の女子高校生に見える主人公が、とある理由でエロワード、またはそんなことを連想させる言葉に過剰に反応してしまうようになってしまったという困ったものを察していた幼馴染に明かし、お互いにハチャメチャしながらも助け合い、なってしまった理由を探していくという物語。

 

「なるほどな。ダメな気がするがダメ元で買ってみるか~?ん~でもな・・・」

 

そこから5分程度悩んだ末、結局購入することを決めた。

 

「よし・・・と。あいつはもう漫画買ったかな?少し漫画コーナーに様子見に行ってくるか」

 

本を持って、漫画コーナーへ行こうとし、ちょうどラノベコーナーをでるその時だった。

 

「へえ~、君、そういう本好きなんだ?」

 

「!?」

 

多分後ろの左の本棚の所にいる女の子・・・だよな?と後ろを向いて確認する。さっきはすぐ通り過ぎてあまり分からなかったが、見てみると髪はショートより少し長いセミロングで、色は少し茶色がかっている。はっきり言ってかわいい。さすがに言葉には出来んが。

 

 

「・・・・・」

 

少し驚いて固まっている俺を見かねて、また女の子はゆっくり口を開いたはいいが、はっとしたような表情をして少し周りをキョロキョロと見渡し、また俺の方を向く。

 

「あのね・・・」

 

これは・・・もしかして告白という奴ですか!?と生唾を飲む。次に彼女が言った言葉は──────

 

「────あのね、あ、あたしの主人になって下さい!」

 

 

「・・・・・は?」

 

期待はずれの訳がわからない出来事に俺はただひたすら戸惑った。

 




東方ssで見てくださっている方はお久しぶり、そうでない方ははじめまして。モフりんと申します。こうしてオリジナル作品を初めて書いた訳なんですがこれからどうなるかは自分でも想像ついていません。ある程度の構想はあるのでこれからじっくりと練っていきたいと思うんでよろしくお願いします。学生で部活経験者のため不定期更新になりがちなのでご理解を頂けると幸いです。
それでは誤字報告、感想などお待ちしています。ありがとうございました!
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