第二次スパロボZ 呪われし放浪者に憑依してしまった者   作:幻龍

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警告。本文を読む前に読んでください。

この作品は非常に自己中心的な人物が主人公です。原作のアサキムをある意味で超える程の自分勝手をすることもあります。原作キャラの思いや心などのごみ箱にポイするかもしれません。一部のキャラ贔屓や酷い目に会う人物もいるかもしれません。

それでもいいのならお読みください。



本当にいいですね? 気分が悪くなっても作者は責任は持ちません。

では、どうぞ。
 


プロローグ 始まり

「ここは……。って、なんで身体に鎖が巻き付いているんだ!?」

 

 目が覚めたら、いつの間にかわけのわからない姿されていることに驚いた。

 何かいいことないかなと思いながら、眠りに入ったことは覚えている。その後は記憶にない。

 

 (落ち着け! 取り敢えずなんでロボットのコクピットみたいな乗っているのか……)

 

 自分が置かれた状況を冷静に考えようとしたときモニターに映る自分の顔を見て言葉を失った。

 

 「あ、アサキム・ドーウィンだと?」

 

 スパロボZに登場する謎に包まれた人物だ。太極によって、己の因果を無限獄に囚われて、異世界を彷徨う呪われし放浪者。原作キャラ達には嫌われる存在で、Zシリーズにおいて謎の敵。俺はその人物になってしまったようだ。

 その衝撃から立ち直るのにしばらく時間が掛かったが、取り敢えず記憶を探り、現状把握に努めることにした。

 

 (今はZシリーズ一作目か……つまり、ゲームでいうと最初の作品の話か……)

 

 アサキムになってしまった以上は仕方がないと結論して、これからのことを考えることにした。最も敵役なので前途多難だが。

 

 (無限獄から解放されるにはスフィアを集めるしかないんだよな……)

 

 呪われし放浪者から解放されるには、スフィアを集めて大極に至るしか方法がないのだ。それ以外の方法があるなら知りたいが、原作のアサキムですら見つけられなかったのだから、恐らくこの方法しかないのだろうと推測した。

 

 「とりあえず、ここは多次元世界……状況はグローリー・スターのメンバーを一人やったあとか……」

 

 さっそく憑依する前にした行動を思いだしたが、既に原作キャラとの和解はほぼ無理な状況だった。

 だが、救いもあった。それはアサキムが、連邦と敵対する組織に雇われていた事実があったのだ。これにより少なくとも、最低限の大義名分があるおかげで、恨みが最小限に済むことは幸いだった。

 

 (状況把握は完了だ。そして、操縦技術と次元力を制御する力は問題なし。シュロウガは動かせるし、何か憑依前より調子がいいな)

 

 原作キャラと敵対しても、シュロウガの動きは素早いし、逃げるだけなら問題ない。それにこの頃の原作キャラの実力もアムロとクワトロのような熟練パイロットや、スーパーロボット以外は大したことはないだろうし、憑依した結果パワーアップした自分アサキムなら難なく屠れるだろう。

 

 唯一の懸念である、人を容赦なく消すことに対する精神的ストレスだが、基本的に自分が第一だから、そんなことを感じたことは一度もない。基本的に他人の事など二の次だし、7歳ごろに誤ってナイフで犯罪者を刺したこともあった。そして、自分の利になるときは、頭を低くする演技もやることはできる。

 

 (原作キャラって軍人もいるくせに、何で敵が味方を撃墜したことに文句ばかり言ってくるんだ?)

 

 原作の主人公側は軍人やってる奴もいるにも関わらず、敵にばかり文句を言う。それが正直俺は気に入らなかった。特に自分の意志で軍人になったやつに文句を言われる筋合いはないと思うのだ。

 

 確かに仲間がやられれば怒るのはわかるが、アサキムの行動だって理由があるのだ。

 

 「さて、行動開始だ。悲しみの乙女に傷だらけの獅子……君たちのスフィアは僕が狩る」

 

 取り敢えず腕の鎖は機体操作の邪魔になるから外す。原作では外すことはできるかどうか不明だったけど、やってみたら動きを阻害する鎖は外せた。最もそれ以外は外せなかったけど……。じゃらじゃらして邪魔だ。

 

 俺は機体を起動させ、シュロウガを空に飛翔させた。

 

 

 

 「オーブ……南の島らしく、過ごしやすくていい国だ。しばらくバカンスでも楽しむとしようか」

 

 アサキムは現在オーブにいた。原作通りカイメラ隊と協力関係を結び、この国で状況が動くのを待っているのだ。

 オーブに来た理由は、アークエンジェルの独断行動をやめさせるためだ。勿論彼らを心配したからではない。俺は原作通りに動くつもりはないので、イレギュラー要因はなるべく排除しておきたかったからだ。

 

 だから、この件では紳士的に振舞った。フリーダムの相手をするのは面倒だし、目的の物を彼らが持っているわけではないからだ。

 

 ちなみに既に仕事は終わらせてある。ザフトの特殊部隊が、襲い掛かって来たとき、ザフト機体を退けるのに協力したあと、デュランダルが刺客を放った理由とこの世界について少し話しておいた。 そして、オーブを出るのはいいが、カガリを連れて行くのはやめろと釘を刺しておいた。国家元首誘拐はシャレにならないし、オーブを戦争に巻き込む原因になるからだと言ったから、たぶん考え直してくれるだろう。

 

 結果、ラクスとキラ、バルトフェルドは宇宙に上がり、マリュー等はオーブに残り、異星人の侵略等からオーブを守る為に残ることになった。

 

 (これで懸案事項は一つ減った。変装して別人として接触したからアサキムだとわからないだろうからね。それに自分が何もしなくても、戦乱によって、スフィアの因子は高まっていくだろうしね)

 

 アサキムの行動が因子を高めるための物であったことは明確だが、しばらくは様子を見ることにした。もし、因子が高まらなかったら、原作通りに自分で行動するしかない。

 

 (最も、原作と違ってある程度の正当性は手に入れるけどね)

 

 アサキムは、連邦の特殊部隊カイメラの協力者としての扱いは受けていた。黒幕は知っているし、次元力で金を作り、寄付して政府にいい印象を与えておいたおかげでもあるが。人脈を作っておくことは悪くないからな。

 

 (知りたがる山羊のスフィアを使いこなすには好奇心……。だったら、今のうちに好奇心を高めるようにしておくことも大切だな)

 

 知りたがる山羊の力を高めることができれば、シュロウガのパワーアップにもなるし、その気になれば次元転移も可能になるかもしれない。

 

 (当分は主人公キャラ達には接触する気はないから、当分はエゥーゴとザフトの後方を脅かす任務に従事しますか)

 

 そこで、カイメラを通じて、何か面白い任務ないがないかと訊ねたら、敵勢力の後方を脅かす任務を、自分の気分しだいでやれと命じられた。

 ジ・エーデルとの仲は微妙だから、これが限界だろうと感じたが、特に束縛のない自由度の高い任務なので了解と返事を出した。

 

 アサキムは任務を受けた後、シュロウガをザフト勢力圏に向けて発進させるのであった。

 

 

 




とりあえず、チラ裏で様子をして、ある程度したら通常投稿にする予定です。
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