第二次スパロボZ 呪われし放浪者に憑依してしまった者   作:幻龍

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更新です。

今回で第二次Z編は終了です。第三次Zは別に作品を立てて、投稿するつもりでいるので、今回の話で、この作品は一旦完結します。
第三次Z編はこの作品の続編として、新規投稿するつもりでいます。チラ裏にある作品は不定期ですが、少しずつ書いていくつもりですが、続けられるか不安になるときがあります……。


最終話 再世の旅の終焉。そして、時獄への旅立ち

 地球連邦軍とZEXISの戦いは、道化のルルーシュがゼロによって刺殺されたことで終焉した。これにより、地球連邦は元々の理念に基づき、運営されることになった。

 

 アサキムは地球連邦の代表が誰になろうと興味がなかったので、早々に火星へ向かっていた。ZEXISがインサラウム軍に最後の決戦を挑み、聖王機が弱った所を狙い撃ちにするつもりである。尽きぬ水瓶は反作用が酷い代わりに、他のスフィアよりも強い力を引き出せる。おまけにユーサーが強い意志を持って、その力を行使しているので、機体もその恩恵を受けて強くなっているので、正面から挑むのは危険だと判断し、不意打ちや奇襲をすることにした。

 

 「遂に再世戦争も終結に向かう……そして、彼らも動き出す」

 

 自らを呪縛した連中に怒りを感じながら、火星に急ぐのであった。

 

 

 

 

 

 ユーサー率いるインサラウム軍とZEXISが激突した。

 最後の決戦なだけに総力戦になったが、暴君を演じているユーサーがいるため、アークセイバーの士気は低く、マルグリットの一喝により、ユーサーを置き去りにして撤退した。それにより、ZEXIS側が有利となり、クロウのリ・ブラスタがユーサーの聖王機に大ダメージを与え、戦闘不能状態に追いやった。

 

 ユーサーは敗北したが、インサラウムの再起に成功したことに半ば満足しているせいか、そこに敗者の悲壮はなかった。全ては、インサラウムの民が地球に受け入れられるようするための行動だった。これがユーサーのインサラウム再興に賭ける強い意志と民への慈愛だった。そして、その思いが尽きぬ水瓶の力を引きだし、ここまで戦うことを可能としたのだ。

 

 「言いたいことは全て言い終えたようだね。君の望み通りにしてあげるよ」

 

 アサキムはユーサーが遺言を言いきった直後、聖王機の近くにいきなり現れた。その為、ユーサーの話を聞いていたZEXISメンバーは大変驚いたが、彼の目的を思い出して、慌てて静止の声をかける。

 

 「さよならだ。ユーサー・インサラウム。来世では自身が幸せになれることを祈っているよ」

 「呪われし放浪者である、そなたにそんなことを言われても嬉しくないのだがな……」

 「僕もそう思うよ。でも、お互い太極に振り回されない人生を望んだことに変わりはない」

 「そうだな……」

 「アサキム!」

 

 クロウはアサキムの蛮行を止めるべく、彼の名前を大声で叫んだ。彼を止めることなどできないことは、自分がよく知っている。しかし、ユーサーにこのような方法で責任を取ってほしくないと、心の底で思っていたが故に、口から声が出てしまったのだ。

 無論、クロウやZEXISメンバーの言い分に、従うアサキムではない。シュロウガが聖王機を容赦なく切り裂き、聖王機は爆散、火球となって火星の荒涼とした大地に還った。

 

 (スフィアゲットだな。これで5つ……)

 

 アサキムは尽きぬ水瓶を得て、また一歩目的に近づいたことに内心歓喜した。

 5つのスフィアを手に入れた人物等そうはいない。今手にしているスフィアを全て使いこなす域までに、持っていくことができれば、残りのスフィアを狩るのも楽になるだろう。

 

 アサキムが色々と考えている内に、ガイオウが降臨して、ZEXISと最後の決戦を開始した。

 アサキムは目的の物が手に入ったことと、参戦すればZONEの封印に利用されると思い、傍観者に徹することにした。

 

 (火星を離脱するべきか……この場にいても何の意味もないからね)

 

 敵前逃亡になる心配はない。この時の為に、作戦や戦闘に参加する場合、拒否権を行使できることを、約束させてあるし、契約書にも記載して、連邦の了承を得ているからな。

 

 一方ZEXISは、ZONEを使い、無敵の盾を張るガイオウに大苦戦を強いられていた。クロウとセツコ、ランドは何とかZONEを停止させるべく、攻撃を加えているがZONEは止まる気配を見せていない。

 スーパーロボット軍団がガイオウを何とか押さえているけど、無敵状態の彼に対して、どこまで足止めできるかわからない。

 アサキムはZEXISから参加要請を受けても、無視しつづけた。罵声や怒りが7割、お願いや媚びが2割、その他一割の構成で、5秒ごとに届くから、正直やかましくてたまらない。

 

 ZEXISに封印されることなく、戦況眺めていられる場所に陣取っていたことが原因で、この時のアサキムは、心の余裕ができていたのと同時に、珍しく油断していた。そのことが自分の命運を分けることになるなど、思っていなかったと、後にヤケ酒を飲みながら彼は語ったという。

 

 『アサキム・ドーウィン!』

 

 その声が聞こえたとき既に、シュロウガは機動兵器に押さえ込まれていた。

 

 「何!?」

 『殿下の仇だ!』

 

 シュロウガを押さえ込んでいたのは、何とアークセイバーが搭乗するディム・リーとディム・サーだった。

 

 「暴君を見捨てたんじゃないの?」

 『我らを他の不忠義者といっしょにするな!!』

 『その通りだ! 殿下の命令で出撃はしなかったが、お前に撃墜された殿下は浮かばれん!』

 『せめて、お前だけでも道連れにせねば、アークセイバーの名折れだ!』

 『『覚悟しろ!』』

 

 複数の機体に押さえつけられて、シュロウガの高度が徐々に下がっていく。

 

 「君達。邪魔だよ」

 

 しかし、悲しいことに模造品のスフィアが搭載されているディム・リーとディム・サーでは、5つのスフィアを所持しているアサキムの、シュロウガに敵うわけがなかった。

 シュロウガが拘束を緩める為に、大出力で暴れ始めた結果、完全に押さえつけることができなくなり、一瞬の隙を狙って彼らの拘束を振り払うことに成功した。

 そして、シュロウガは彼らの目にも止まらない早さで、ディム・リーとディム・サーを切り刻み、最後に地面に機体を叩き落として破壊した。

 

 「せっかく、ユーサーが君達の為に再世の未来を残してくれたんだ。その事を大切にするべきだった」

 

 惨めに破壊されたディム・リーとディム・サーを見て、アサキムはそう呟いた。

 

 『そうだな。だから、お前も終わりにするべきだ』

 「クロウ・ブルーストにランド・トラビス!? 何の真似だ!?」

 

 アサキムはいつの間にかこっちに来ていた、クロウとランドに機体ごと捕獲されていた。

 

 「(アークセイバーと戦っている隙に接近したのか!) 何をする気だ!?」

 

 最もこの状況に至っては、彼らがすることなど決まっている。原作知識を持っている故に、意に沿わぬ友軍を無理やりZONE封印に使うなど、ZEXISがするわけないと高を括っていたことが裏目に出てしまったのだ。

 

 『人類の為に役に立つことをしてもらうぜ!』

 『アサキム! お前の旅を終わらせてやる!』

 『あなたの悲しみの旅もここで終わらせます!』

 

 セツコはシュロウガに向かって何かを施した。その何かをアサキムが悟るのに時間はかからなかった。

 

 「(そうか! 原作通りにする為、クロウが封印を行わないように僕にZONEの次元力が向かうようにするために用意した物か!) たった、二つのスフィアに抑え込まれる!?」

 

 凄まじい力に抑え込まれ、思わず悲鳴を上げそうになったが、何とか堪えた。

 

 「今回は僕の負けのようだね。でも、最後に勝つのはこの僕だ」

 「負け惜しみを言ってんじゃあねえよ。お前に次はねえんだよ」

 「負け惜しみじゃあないさ。それと君たちはこの後大変な目にあう。僕と同じ呪われし放浪者になったのだから。精々彼らに気をつけることだね……次に会うことがあったら容赦しないよ」

 

 俺はそう言い切った直後、ZONEに吸い込まれる感覚を体感した後、意識を失った。

 アサキムがZONEに封印されて、ガイオウの無敵の盾も消失した。

 

 「これであいつも苦しまなくて済む……こんな結末でよかったのかもしれないな……」

 「アサキム……」

 「(あなたの果てしない旅も終わりです……私も前に進もうと思います)」

 

 ランドとメールは複雑そうな表情を浮かべながら、アサキムが封印されたZONEを見ながら呟いた。

 セツコもZONEを見て、自分の憎しみの感情もここに封印して、前に進む決意をした。

 

 ガイオウは無敵の盾が消滅したことで、最終形態に変形を行い、ZEXISに挑んだが、ZEXISの平和を願う意志と連携の前に敗れ去り、静かにその戦いの人生に幕を下ろすのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 次元の将ガイオウが敗北して、地球圏の平和を取り戻したZEXISは解散し、ZEUTHメンバーは自分達の地球圏へと帰って行き、残りのメンバーもそれぞれの生活に戻って行った。

 

 そして、火星圏の監視が緩み始めたある日、ある科学者が火星に設置されているZONEにある装置を取り付けていた。

 

 「時間だな……ZONEブレイカー改作動」

 

 その瞬間ZONEの次元力が乱れて、科学者の視界いっぱいに光が満ちた。

 彼が目を開けると、漆黒の機動兵器が浮いていた。

 

 「……今回は約束を守ったようだね」

 「はい……」

 「ふふふ……。全ての終わりが始まる。精々君達の足掻きを見させてもらうよ……不屈の戦士達」

 

 アサキムはこれから起こる出来事を待ちわびながら、シュロウガ共々宇宙の彼方へと、行方をくらませるのであった。

 




ハイスクールD×Dの方は活動報告に書きましたが、一旦更新を停止するかもしれません。

そして、新たな作品を書くつもりですが、今の所候補は三つあります。

一つは前々から言っている、閃の軌跡の二次創作です。オリキャラバージョンと主人公であるリィン憑依のどっちにすべきか迷っています。

二つ目はガンダムseedの二次創作で主人公であるキラ憑依・転生する話です。ザフト側として最初から参加するか、それ以外に原作にはない勢力を作って所属させるかを検討していますが、それ以外に何か面白い案がないか思案・検討中です。

三つ目はスパロボZオリ主バージョン。ただし、戦闘は行わず、主人公が金儲けにひたすら邁進する物語です。ぶっちゃけ死の商人になったりするかもしれません。
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