第二次スパロボZ 呪われし放浪者に憑依してしまった者 作:幻龍
艦これの二次創作が書きたい。だが、自分は未だに艦これをプレイできずにいる……。抽選が済んだ後➝そのことに気が付くの繰り返しで未だにできない。おまけにネット環境が微妙なのでできないかもしれない。原作の小説や漫画はよく見ているのですが……。それだけで二次創作を書くのは失礼なのかな……。
「アサキム!」
「やあ。ザ・ヒート。君の呼び出しに応じてやってきたよ」
ランドの過去とメールの身体の原因を暴露した場所。そこにランドはウォーカーマシンに乗って待機していたランドがいた。
「僕が自分の過去をメールに教えたことに切れたのかい? その筋違いの逆恨みから、僕に恨み事を言いに来たのかい?」
「そうじゃあねえよ。そのことは俺に責任がある。お前のせいだなんて言うつもりはないぜ」
「そうかい」
「だがな、どんな手品を使ったか知らねえが、人の過去を勝手にばらすなんて、お前さんは礼儀がなっていないぜ!」
「じゃあ、どうするんだい?」
「決まっている! お前のその根性を殴って矯正してやるぜぇぇぇ!!」
ランドが叫び声を上げながら突っ込んできた。
だが、急遽用意したと思われる、オンボロのダッカーではシュロウガを捕えることはできない。機体性能に差がありすぎるからな。
突っ込んでくるダッカーを軽くいなして、魔王剣・ディスキャリバーでカウンターを入れた。ガンレオンに乗っていない以上は相手をしても意味がないから、ランドがやられないように手加減するが、機体は破壊させてもらうつもりだ。
「ぐっ! ……アサキム! メールの身に起こったことは話してもらうぞ!」
「君がガンレオンに乗ってきたら考えよう。だから、今の君に話すつもりはないよ。トラジック・ジェノサイダー!」
「ぐわああああーーーー!!」
シュロウガはエネルギーに覆われている黒き獄鳥達を飛ばして、ランドの乗っていたウォーカーマシンを攻撃した。
無数の鳥達は容赦なくウォーカーマシンの装甲を抉っていき、最後に一体がスピンをしながら突っ込んで、機体を中破させた。
「くっ! やっぱり強いなお前さんは」
「そうだね(覚醒条件は整った。これこそ俺が望んだ状況だが……虚しいな)」
アサキムは傷だらけの獅子の、因子が高まっていくのを感じて、内心思い通りになったことに複雑な思いを抱いていた。
スフィアを集目るという点では問題ないが、原作キャラとの対決はますます避けられない状態になった。
「僕はこれで失礼するよ。あんまり長く同じ場所に滞在すると面倒事に巻き込まれるからね」
「待ちやがれ、アサキム!」
「ガンレオンに乗るなら、待っていてあげるよ」
ランドはガンレオンに乗ることは、アサキムの思惑通りになると思い、言葉に詰まった。
「……反論はなさそうだから、これで失礼させても……どうやら、余計な者達が来たようだね」
主人公の運の良さに思わず頭を掻きながら、ランドを助けに来たZEUTHを見た。
ランドはそのまま味方の援護で艦に戻り、すぐにガンレオンで出撃してきた。無論、その間ZEUTHが攻撃してきたが、スフィア覚醒で力を増したシュロウガに傷一つけられなかったが。ちなみに知りたがる山羊を完全に覚醒させるには、ZONEを使うしかないらしく、ステージシフトの境目を行ったり来たりしていた。
「いくぜ、アサキム!」
ガンレオンから次元力を感じた瞬間、シュロウガは殴られた。その容赦のない連続攻撃に、シュロウガがダメージを受ける。最後に地面に叩き落とされて、凄まじい衝撃が自分の身体を襲った。
これがザ・ヒートクラシャーか。何という衝撃とダメージだ。俺は不老不死だけど、痛みを感じないわけではないし、シュロウガも再生するけど、壊れもするのだ。スフィア覚醒に必要なプロセスだったとはいえ、正直この衝撃はきつい。
「フハハハハハ!! 遂に覚醒したようだね! 傷だらけの獅子! 君はやっぱり、面白いよ!」
だが、その代わりに傷だらけの獅子の覚醒は完了した。
「君の因子が高まったときにまた、会おう! それまでガンレオンを大切にすることだね!」
「おい! 一つぐらいは俺の疑問に答えていきやがれ!」
「その時がくれば悲しみの乙女と共に教えてあげるよ!」
アサキムはシュロウガを離脱させた。
スフィアを覚醒させる為とはいえ、遂にZEUTHを敵に回した。
警戒が強まるからこれ以降の接触はなるべく控えなければならない。
「悲しみの乙女と傷だらけの獅子……いずれ僕の手中に収める」
最終局面に入るまでは、しばらく後方を荒らすことにしますか。
それと地球支配を考える異星人や悪の組織も少し襲撃しておくとしよう。原作以上に正規軍を弱体化させているから、少し修正しておいた方がいいからな。新地球連邦軍はZEUTHが弱体化させてくれるだろうしな。
後方襲撃やスフィアの因子の高まりを観察しながら、色々イベントを遠くから見ていた。
チラムの首都をデストロイガンダムが蹂躙したとき、ZEUTH総出撃で食い止めていたが、街はほぼ壊滅した。肝心のデストロイを撃墜したのは、フリーダムがいない為、シンを守る為にセツコが撃墜したようだ。
その為か二人の関係は原作と違い、ギスギスした雰囲気だった。シンのセツコを見る目は、尊敬ではなくなり、セツコの方も罪悪感があるのか話しかける回数が激減している。
この二人の関係は悪化したけど問題ないだろう。どうせしばらく経てば仲直りするだろうし、あの二人の仲が険悪になろうとも俺には関係ないしな。
(そして、この多元戦争最大のイベント、ZEUTHの同士討ちか……)
目の前で遂に最大イベントである、ZEUTH同士討ちが始まろうとしていたので、それを観戦していた。唯一違う点はアークエンジェルが参加していないことだが、それ以外は概ね原作通りの展開だ。そのせいなのか両軍とも相手を潰すことに集中しているようだ。
「すごいね。これほどの同士討ちは、そうそう見られるものではないよ」
両軍の戦況は一進一退だ。
グラヴィオンが斬りかかり、ゲッターがそれを受け止める。ガンダム同士のビームサーベルでの斬り合うなど、凄まじいまでの死闘だ。エース級同士が戦うので決着がなかなかつかないのだ。
十分経った頃ついに均衡が崩れ始めた。ザフトZEUTH組が押され始めたのだ。
切っ掛けは急にザフト製の機体が急に不調が出始めたことで、それをカバーして戦わざるを得なくなったからだ。
その隙を逃す程相手は甘くないのでそこを集中的に狙われて、徐々に戦闘不能の機体が続出した結果、アウトローZEUTH組が勝利を収めた。しかし、完全に破壊することはなく、彼らを捕縛して話を聞くようだ。
(レーベンの報告のおかげで向こうの情報は筒抜けだ。だが、原作通りこの策略が失敗した以上は、レーベンは帰還せざるを得ない)
次にどんな一手を打つべきか思案しながら、シュロウガを転進させた。