抹消ヴォイスのヒーローアカデミア   作:M.T.

125 / 153
One’s justice

 時は少し遡り、アジトへの突撃直前。

 

「そろそろだ。立とうぜ、グレープジュース」

 

「何故? 後衛の仕事は前衛が捕り漏らした奴を捕まえる事。つまり、オイラ達が張り切る事自体前衛に対する冒涜だ」

 

「立ぁつの」

 

 峰田がちょこんと岩の上に座り込んで屁理屈をこねると、瀬呂が呆れた目を向けて諭す。

 

「始まった」

 

「え!?」

 

「そんなヌルリと…」

 

 ヒーローの一人が言うと、庄田と峰田が驚く。

 耳郎は、地面にジャックを刺して音を拾っていた。

 

「動いてる」

 

「今回…かつてない規模でヒーローが集まった。だからと言って決して気を抜くな。裏を返せば、これだけ集めなければならぬほど敵は強大という事だ」

 

 ヒーローの一人が言うと、耳郎は不安そうな顔をする。

 

「常闇はともかく…大丈夫かなー…」

 

 すると八百万は、耳郎の肩に手を置いた。

 

「きっと大丈夫ですわ…!」

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 その頃上鳴は、走り出すヒーロー達の波に揉まれていた。

 

「みっ、皆といたいよ━━━!!!」

 

「事前に了承してくれたじゃない。あなたの“個性”が必要なの。不甲斐ない大人を助けると思って」

 

「いや、大人不甲斐ないとか思ってないっスもん」

 

 前線を嫌がる上鳴にミッドナイトが声をかけると、上鳴は弱々しく返した。

 すると常闇も上鳴に声をかける。

 

「上鳴。お前のギターを聴いて、わかった事があるんだ。お前は、すごい奴だ」

 

「今ギター褒められても!」

 

「違…」

 

「開けます!」

 

 セメントスは、最前線に出てセメントでアジトをこじ開けた。

 すると、中にいた戦士達が目を見開く。

 

「コンクリが畝ってる…!!」

 

「会議は中止だ、議事堂に伝達! ヴァイオレット、ブラック前へ!! 正面だ玄関!! ブラウンも出ろ、カーマインは議事堂に!!」

 

 スケプティックが叫ぶと、後ろからブラウンの幹部が現れる。

 

「やられたな、Mr.スケプティック。切り替えていこう。死柄木など待つからこうなる、始めてしまえばよろしいのだ。今ここより、解放を!」

 

 幹部の声を合図にしたかのように、戦士達はヒーローを倒す為に飛び出した。

 するとエッジショットが叫ぶ。

 

「一人たりとも逃がすな!! 彼らは訓練されている! 全員が目的成就に命を懸ける! 一人逃せばどこかで誰かを脅かす!! 守る為に、攻めろ!!」

 

 次々と走っていくヒーロー達だったが、上鳴は未だに覚悟を持てないでいた。

 するとミッドナイトが声をかける。

 

「チャージ!」

 

「ミッナイ先生…!」

 

「雰囲気に飲まれるな! “どこかの誰か”じゃ難しいなら──今一番大事なものを心に据えな」

 

「今…」

 

 ミッドナイトに言われて、上鳴は後ろを振り向く。

 後方にいた耳郎は、音を探りながら呟く。

 

「がんばれよ、チャージズマ!」

 

 上鳴は、クラスメイトの為に覚悟を決めて前を向いた。

 すると、幹部の一人がスタンガンを自分の掌に押し当てる。

 

「数は無意味。『増電』、増やして放つ! 我が“個性”こそ、最強にして至高!!」

 

 幹部の一人は、自分の身体で電気を増やして一気に放った。

 

「『制圧放電雷網』!!」

 

 だが、幹部が放った電撃は吸収されていく。

 その先には、上鳴が上に指を掲げて立っていた。

 

「ハイ幹部一名無力化成功! 後衛に心配かけねー為にも、皆さんパパッとやっちゃって」

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 その頃、トゥワイスは。

 

「どうなってんだよ、なァ……!」

 

 トゥワイスは、大量の羽根に囲まれ身動きが取れなくなっていた。

 泣きそうな表情を浮かべるトゥワイスの視線の先には、両手に羽根を持ったホークスがいた。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 一方、一部のヒーロー達はアジトから800m南東地点、1km西地点、800m北地点にある地下の講堂へと繋がる通路を塞いでいた。

 

「よし」

 

 そしてその頃、アジト地下神殿の講堂では。

 

「リ・デストロ! リ・デストロ!」

 

 戦士の一人が声を上げると、リ・デストロは満面の笑みを浮かべながら答える。

 

「聞こえている! 何事だ」

 

「本日は大事な会議であります。余計なトラブルは…」

 

「ヒーローが来てます! 連絡通路は封じられており、上への道は屋敷内のみ! 夥しい数のヒーローが突如現れ!! 屋敷を包囲しています!!」

 

 戦士が報告をしている間にも、講堂が揺れパラパラと瓦礫の混じった砂煙が落ちてくる。

 

「ええ…」

 

 報告を聞いたリ・デストロは、一気にストレスを溜めて顔面が真っ黒になっていた。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 その頃、セメントスは幹部の無力化に成功した上鳴にサムズアップをしながら声援を送っていた。

 

「最高だよ、チャージ!」

 

 解放戦線のアジトは、セメントスの“個性”でバラバラに崩れていく。

 

「あざぁぁっす!!」

 

 上鳴は、内心ヒヤヒヤしつつもセメントスに褒められて喜んでいた。

 

「『帯電』… といったところか。だが果たして何百万Vまで、耐えられる」

 

 幹部がさらにスタンガンを取り出したその時、幹部の頭上にエッジショットが現れる。

 

「忍法『千枚通し』!!」

 

 エッジショットが自身の身体を細くして戦士達の身体を貫くと、戦士達は苦しそうに咳き込む。

 

「肺に小さく穴を空けた。暴れれば死に至る危険はあるが、安静にしていればすぐ治る」

 

 するとその隙にミッドナイトが扇子で自身の出す眠り香を拡散させ、戦士達を眠らせていく。

 そしてさらにシンリンカムイが飛び出し、戦士達を木の枝で拘束した。

 

「『ウルシ鎖牢』!!」

 

 ヒーロー達の連携によって戦士側は連携が取れなくなり慌てていた。

 

「グチャグチャだ! 編隊もままならない! ええい、一匹でも多くの犬共を討つべし────」

 

 戦士の一人が言いかけたその時、戦士達が地面に沈み込んだ。

 

「「「「!?」」」」

 

「地面が──」

 

 見ると、B組の骨抜が地面に手を触れて地面を柔らかくしていた。

 するとギャングオルカが骨抜に声をかける。

 

「いーぞマッドマン!!」

 

「マジすか」

 

 戦士達が骨抜の“個性”で地面に埋もれる中、戦士の一人が腕を伸ばして地面から脱出しようとする。

 

「こんなもん…コホッ」

 

 いきなり戦士達が咳き込み、戦士達の身体からはキノコが生える。

 

「ゲホッ」

 

「ガハ」

 

「な…キノコ!?」

 

 小森は、噴霧器で霧を発生させ戦士達の身体にキノコを生やしていく。

 

「広域制圧はお任せノコ!」

 

「凄いぞシーメイジ! あとは任せろ、我々が総力で中枢を叩く!」

 

 ギャングオルカ達は、一斉に崩壊したアジトへと駆けていった。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 その頃、ホークスはトゥワイスを追い詰めていた。

 

「襲撃日時は暗号でやりとりしました。いやー、めちゃくちゃ大変でしたよ。今回はとにかく数が脅威でしたので、『二倍』のあなたに少しの猶予も与えたくなかった。あなたを常にマークする必要があった」

 

「おい、おいって、なァ!?」

 

「『会議前に解放思想のおさらい』、自然でしょ」

 

 ホークスは、一歩ずつトゥワイスに歩み寄る。

 

「ホーク「抵抗しないで下さい。あなたはこのまま拘束し、警察に引き渡します」

 

 トゥワイスが叫ぼうとするが、口元に羽根を突きつけられた。

 するとトゥワイスの目には涙が滲む。

 

「ちょっと…待ってよ…あああ、ねぇえ」

 

 ホークスがただただ冷酷な目つきを向けると、トゥワイスはポロポロと涙を零す。

 

「いっっつもこうだあ、またかよォオオお…! 信じて…信じてあげねえと、可哀想だって───思ったから───…誰かが信じてあげねえと、可哀想だって」

 

「ありがとう。あなたは運が悪かっただけだ、罪を償ってやり直そう。やり直せるように俺も手伝う。あなたは、良い人だから」

 

 ホークスが言うと、トゥワイスは震えた声で返す。

 

「うるせえ。これがヒーローか? 何をやり直すってんだ」

 

「やめろ」

 

「なァ!?」

 

「分倍河原!」

 

「俺は俺のことなんか、とっくにどうでもいぃんだよ!!」

 

 トゥワイスが立ち上がろうとすると、ホークスはトゥワイスの顔面に羽根を飛ばしてマスクを破る。

 

「あなたと戦いたくないんだ! 分倍河原!」

 

「そりゃてめェの都合だろ! 俺の魂はただ、連合の幸せの為に」

 

 トゥワイスは、『哀れな行進(サッドマンズパレード)』で自身を無限増殖させていく。

 トゥワイスが叫び声を上げ、その声を聞きつけた荼毘はトゥワイスの元へ向かっていた。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 一方、ヒーロー達はアジトを制圧していた。

 イナズマの同期のプロヒーロー『ブルードラゴン』が、竜化して戦士達を無力化させていた。

 

「大人しくしてろてめーら!!」

 

 それに続けてブルードラゴンの所属しているチーム『四神』も、変身をして戦士達を無力化させていく。

 レッドスパローとブラックトータスは、口から火と氷の息を吹いて戦士達を一掃した。

 

「はいは〜い、ちょっとごめんね〜」

 

「チッ…ゾロゾロと…まるでアリの巣だな」

 

 

 

 四神

 ヒーロービルボードチャートJPNo.14のヒーローチーム! 

 メインメンバーはブルードラゴン、レッドスパロー、ホワイトタイガー、ブラックトータスの4人で構成されており、それぞれが『青龍』、『朱雀』、『白虎』、『玄武』の“個性”を持つ!! 

 4人全員トップ10圏内のヒーロー達と互角の実力者だ!! 

 

 

 

「あなた達!! 蒼ちゃん達を援護しなさい!!」

 

「「「はいっ、姫!!」」」

 

 プリンセスプリティハニーが命令すると、サイドキック達が一斉に返事をする。

 だが当然、そうはさせまいと戦士達が立ちはだかってくる。

 

「ここから先へは通すな!!」

 

「死ねェ!!」

 

 戦士達は、“個性”を使ってプリンセスプリティハニー達に攻撃を仕掛けようとする。

 だが戦士達が攻撃するより先に、プリンセスプリティハニーが“個性”を発動する。

 

「甘いわァ!!! 『プリンセス・アラベスク』!!!」

 

 プリンセスプリティハニーは、身体中から粘性の強い蜜を出すと瞬く間に戦士達に撒き散らして拘束し、その状態で鞭のようにしなる蹴りを入れた。

 

「ぐは…!!」

 

「おご…!!」

 

 プリンセスプリティハニーの蹴りを喰らった戦士達は、バキバキと肋が折れる音を立て白眼を剥いて気を失った。

 一度に5人もの戦士を倒したプリンセスプリティハニーは、足元から蜜を出して滑っていく。

 

(ヴィラン)男子相手なら、ヒーロー活動も兼ねて一石二鳥よ」

 

 

 

 プリンセスプリティハニー

 本名 癒原(ゆはら)蜜稀(みづき)

 “個性”『蜜』

 全身の表皮から蜜を分泌する! 

 攻撃や防御に拘束、更には回復もできる万能“個性”!! 

 彼女の『プリティハニー・ア・ラ・モード』なる技は、自身を増強する事で戦闘力カンストのクリーチャーと化す!! 

地獄絵図とっても頼もしいぜイェ!! 

 

 

 

 プリンセスプリティハニー達は、邪魔をしてくる戦士達を蹴散らし先に進んだ。

 プリンセスプリティハニーが圧倒的な戦闘力で戦士達を紙屑のように蹴散らしていき、サイドキック達が彼女の取りこぼしを確保した。

 彼女は相澤や山田の一つ上の先輩でありミッドナイトの元クラスメイトで、当初から数々の伝説を築き上げてきたヒーローの一人だった。

 特に対人戦闘においては単純なパワーだけでなく圧倒的なセンスを兼ね備えており、救助専門のヒーローを謳っておきながらその実力は、対人戦闘専門のイレイザーヘッドをして『人間じゃない』と言わしめる程だった。

 プリンセスプリティハニーが戦士達を蹴散らしていると、突然身体が引き寄せられる。

 プリンセスプリティハニーは、空中で身を翻すと、自分を引き寄せてきた人物目掛けて蜜を飛ばす。

 プリンセスプリティハニーを引き寄せようとしたマグネは、蜜を避けた。

 

「今のを避けるとは…強いわね、アナタ」

 

「アナタこそ。(ヴィラン)連合…いえ、今は解放戦線のマグネね」

 

 マグネが磁石を構えると、プリンセスプリティハニーも両手を前に出して構える。

 

「アタシの本能がアナタと戦えと言ってるのよ。だってアナタ、他人のような気がしないんだもの」

 

「同感よ」

 

 プリンセスプリティハニーが飛び出すと、マグネも“個性”を発動する。

 そこからは、二人の激しい戦いが始まった。

 それを遠目で見ていた零は、軽い身のこなしでヒーローから逃げていた。

 

「僕はああいうのニガテだからね、101号がいないんじゃやる気しないし適当に殺って適当に逃げる」

 

「いたぞ! (ヴィラン)連合の零だ!!」

 

「げっ、見つかった」

 

 零はヒーローから逃げていたが、探知系の“個性”のヒーローが零を見つけた。

 

「あいつの“個性”は厄介だ! 確実に仕留めて捕らえろ!」

 

 零を見つけたヒーロー二人が、連携して零を捕えようとする。

 だが次の瞬間、零が“個性”を発動すると、零に操られたヒーロー二人が互いの頭を殴って砕いた。

 ヒーロー二人の砕けた頭からは血と脳漿が飛び散り、至近距離で血と脳漿を顔に浴びた零は頬に垂れたものをペロリと舐める。

 

「なぁんだ、わかってんじゃん。嬉しいね」

 

 零は、ニヤリと笑いながらゆっくりと手を挙げた。

 すると、頭を砕かれて死んだはずのヒーロー二人が立ち上がり、零の命令通りに動き出す。

 零に操られた死体は、“個性”を使って別のヒーローを攻撃する。

 

「あいつ…まさか死んだ奴も操れるのか!?」

 

「奴の眼を見るな! 術にかかるぞ!」

 

「ははは、何か楽しくなってきた。そーら、僕の為に死ぬまで働けゾンビ共」

 

 零は、笑いながらゾンビ達を操った。

 ステルス系のヒーローは、零の背後を取って確保しようとする。

 だがその時、突然零の足元から大蛇が這い出し、ヒーローに噛み付いた。

 

「うわああああ!?」

 

 大蛇がヒーローに噛み付くと、ヒーローは大蛇の毒で肉が溶けて息絶える。

 それを見たヒーロー達は、思わず顔を青くして怯む。

 

「何だアレは!?」

 

 零は、次々と猛毒の動物を召喚してヒーロー達に差し向けた。

 だがその時、氷の槍と轟音で挟み撃ちに遭う。

 左眼の“個性”で冷気と轟音を無効化した零だが、氷の槍の中に紛れて本物の刃物が飛んでくると、コンマ数秒反応が遅れて右眼に刃物が突き刺さる。

 

「っでぇ…!」

 

 右眼に刃物を刺された零が一旦距離を取ると、冷気と轟音を放ったブラックトータスとブルードラゴンが現れる。

 

「っしゃあ!! やったぜさすがブラック!」

 

(ヴィラン)名、零。“個性”は右眼で幻覚を操り、左眼で“個性”を探知・無効化する…だったな。片眼を潰した。これで人を操れまい。今のうちに畳み掛けるぞ、ブルー」

 

「っス!」

 

 青い龍の姿をした青緑髪の青年と、蛇頭の尾を生やした黒い亀の姿をした黒髪の大男が零を挟み討ちにした。

 

 

 

 ブルードラゴン

 本名 竜崎(りゅうざき)(あおい)

 “個性”『青龍』

 青龍に変身できる! 

 咆哮を放ち、雲を掴み天へと飛び立つ! 

 

 

 

 ブラックトータス

 本名 黒木(くろき)武蔵(むさし)

 “個性”『玄武』

 玄武に変身できる! 

 氷の息を吐き、長い尾を伸ばして這い寄る! 

 

 

 

「ぶっ潰してやるぜ。覚悟しなクソカス連合!」

 

「誰だよ」

 

 ブルードラゴンが零を睨みつけると、零は右眼に刺さったナイフを抜いて右眼から流れた血をペロリと舐めた。

 一方で、議事堂に退避しようとしていたキュリオスはというと。

 

「リ・デストロの邪魔だけは…!」

 

「下がってください、キュリオス様!」

 

 キュリオス達の方へと、炎の矢と斬撃が飛んでくる。

 キュリオスと彼女の直属の部下が“個性”を使って応戦したが、斬撃はキュリオスの爆破を切り刻み、炎の矢が容赦なく降り注いでくる。

 目の前には、炎の翼を生やした赤いロングヘアの女性と、白い虎の姿をした白髪の青年が立ち塞がっていた。

 

「ごめんね〜! あんまり暴れると、ちょ〜っと痛くするよ〜!」

 

「纏めて始末します。お覚悟を」

 

 

 

 レッドスパロー

 本名 朱見(あけみ)すずめ

 “個性”『朱雀』

 朱雀に変身できる! 

 炎の息を吐き、炎の翼で羽ばたく! 

 

 

 

 ホワイトタイガー

 本名 虎山(とらやま)皓介(こうすけ)

 “個性”『白虎』

 白虎に変身できる! 

 切れ味抜群の爪と牙を持ち、俊足で大地を駆け抜ける! 

 

 

 

 二人は、一気にキュリオスの元へと駆けつけ捕獲しようとする。

 だがその時、キュリオスが建物に仕掛けた地雷が発動し、二人とも大爆発に巻き込まれる。

 一発一発の殺傷能力は低いが、連動して爆発する地雷はプロヒーローをもってしてもひとたまりもない威力を生み出した。

 

「ああ、可哀想に! 人の敷地に勝手に踏み込むからよ!」

 

 爆発に巻き込まれた二人を見たキュリオスは、興奮気味に叫ぶ。

 だが二人は、爆煙から無傷で現れ、身体についた煤を軽く払ってみせた。

 

「大所帯で花火大会とは、敵はんもなかなか風流どすなぁ〜♪」

 

「もぉ〜! 罠仕掛けるなんて酷いよ〜! 私そろそろ怒るよ〜?」

 

 ホワイトタイガーは皮肉を言いながら鋭い牙を見せてニィッと笑い、レッドスパローはぷぅっと頬を膨らませた。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 四神達がアジトを制圧していた頃、ファットガム、天喰、常闇は四神達同様アジトに乗り込んでいた。

 

「君はこっちや!!」

 

「御意!」

 

 ファットガムが常闇に声をかけると、常闇が返事をする。

 

「地下の巨大神殿に敵さん仰山集まっとる状態や!」

 

「地上に上がる道は外にいくつかあるが事前に潰し」

 

「残るは屋敷内に5ヶ所!」

 

 天喰が言うと、ファットガムが補足する。

 すると常闇が二人の言いたい事を補足した。

 

「その通路はセメントスの射程外! よって俺たちで塞ぐ!」

 

「そや、ええ子やね!」

 

 三人が通路へ向かうと、戦士達は通路の入り口で待ち構えていた。

 

「何でこの通路がバレてんだ!!」

 

「守れ、死守しろ!!」

 

「任せたで、サンイーター」

 

「ああ!!」

 

 天喰は、“個性”で自身の姿を変えていく。

 

「混成大夥キメラ『ケンタウロス』!!」

 

 天喰は、下半身を馬に、両手を鞭状に変えてしならせ、頭からは角を生やし、入り口前に立つ戦士達を蹴散らした。

 

「悪いが少し大人しくしていてくれ」

 

「カッコェえやんもっかい言って!」

 

「やめろ!」

 

 ファットガムが天喰を褒めると、天喰は両手で顔を覆って縮こまった。

 ファットガムは常闇を通路へと通し、入り口の前で追っ手を阻んだ。

 

「いいんですね!?」

 

「おお、見せてえや。このクッソ長い通路一瞬で防げるっちゅう、最強の力を!!」

 

 ファットガムが言うと、常闇は黒影(ダークシャドウ)を出現させる。

 

黒影(ダークシャドウ)終焉(ラグナロク)』!」

 

 

 

 ガガガガガッ

 

 

 

 常闇は、巨大な黒影(ダークシャドウ)を特攻させて階段を崩していく。

 

「わ…っお、お下がりを! リ・デストロ!」

 

 黒影(ダークシャドウ)がリ・デストロの眼前まで迫ると、リ・デストロは上着を脱ぎ捨てストレスを全身に纏って巨大化した。

 

 

 

 ドッ

 

 

 

 リ・デストロは、突進してくる黒影(ダークシャドウ)を正面から受け止めた。

 黒影(ダークシャドウ)と押し合いをするリ・デストロだったが、義足が壊れてそのまま押され吹き飛ばされる。

 

 

 

 ボゴオオ…ン!!! 

 

 

 

「なっ…!? 隠し通路が…!!」

 

 黒影(ダークシャドウ)に押されたリ・デストロが講堂へと吹き飛ばされ、それを目撃した戦士達が目を見開く。

 

「〜〜〜っ!」

 

 黒影(ダークシャドウ)に通路を崩されたリ・デストロは、悔しそうに歯を食い縛る。

 すると何かに気づいた黒影(ダークシャドウ)は、急いで常闇の手の中へと引っ込んでいく。

 

「すんごいな! 一瞬や」

 

 ファットガムは常闇を褒めるが、黒影(ダークシャドウ)は震えながら常闇に報告する。

 

「フミカゲ…下…ヤバイのイルゾ」

 

「ああ… 『終焉(ラグナロク)』と張り合える奴がいるとは…」

 

「違ウ! ソイツじゃナイ!! アレハ…化物ダ…!」

 

「…!?」

 

 黒影(ダークシャドウ)は、ギガントマキアを見て怯えていた。

 するとファットガムが戦士達を制圧しながら答える。

 

「気にすな、ソレは動かん…らしい! 敵さんの大将の命令やないと動かへんのやと。で、その大将は今お休み中らしいわ。戻るで! 後衛まで腹入りィ!」

 

 ファットガムが手招きすると、常闇はファットガムの腹に沈み込み顔だけ出した。

 常闇は、ファットガムがまるで実際に戦線のやりとりを聞いていたかのように詳細を把握している事に驚く。

 

「情報が繊細すぎやしませんか…!?」

 

「ホークスが調査で掴んだらしいで」

 

「ホークスが…!?」

 

「俺も詳しくは知らんけどな。恐らく今もどっかにおるんやないか」

 

 ファットガムがホークスの事を伝えると、常闇は師であるホークスの事を考えていた。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 その頃ホークスは、『剛翼』でトゥワイスの分身を次々と潰していた。

 

「生成速度では目を見張るものがありますが、倍々で増やしていくにつれ、耐久力が低くなってますね。同じ大雨覆で攻撃して避けるのとそうでないのとがいます」

 

 ホークスが言っている間にも、トゥワイスは羽根を喰らってボロボロになっていく。

 

「ここまでやってきて、絆されるようなミスはしない。おとなしく同行してくれればまだやりようはあったんだ。俺はあなたの事好きでしたし」

 

 ホークスは、そう言って懐からヴォイスレコーダーを取り出す。

 するとトゥワイスは連合メンバーの分身を生み出した。

 

「俺の仲間はこいつらだけだ! 土足で入ってくんじゃねえ!!」

 

 だがその次の瞬間には、連合の分身は潰されていく。

 トゥワイスは、羽根を喰らいボロボロになりながらもホークスに突進していく。

 

「無駄だ屑が!! 屑野郎が!!」

 

「高速化が進む(ヴィラン)退治、何でだと思いますか。諦めない人間が、ヒーローにとって最も恐ろしいからです。経験上、意志の固い人間は気絶してくれない」

 

「うるせ

 

 トゥワイスが叫ぼうとすると、ホークスは羽根でトゥワイスに斬りかかった。

 そして、そのままトゥワイスを組み伏せる。

 

「だから、どっちも諦めないから…殺すしかなくなる」

 

 するとトゥワイスは、泣きながら震えた声で話し始める。

 

「おめェらは… ヒーローなんかじゃねえ。いつもそうだ、誰も彼も! あぶれた人間は切り捨てられる! 知らねェだろ…! トガちゃんなんか、こんな俺に優しくしてくれて、助けてくれたんだ…! なァ、知ってんのかよ…!? 二度目だぜ? これで二度目だ。俺、また皆を陥れた。トガちゃんはもう、俺に優しく話しかけてはくれないだろうな。…でもいい…ただ皆の幸せを守るだけだ!!」

 

「連中に伝えとくよ」

 

 トゥワイスが叫びながら新たに分身を生み出すと、ホークスは懐から何かを取り出そうとする。

 その時だった。

 

 

 

 FOOSH!! 

 

 

 

 突然蒼炎が壁を突き破り、部屋全体を覆った。

 ホークスは、トゥワイスを抱えて炎の中から転がり出る。

 そんな中、どこからか荼毘の声が聞こえてきた。

 

「伝えなくていいぜ! 聞こえてる」

 

「…!!」

 

「俺に気付いてなかったろ!? 絆され(ミスっ)てんじゃんか、ヒーロー!」

 

 荼毘は、ホークスの頭を踏みつけて炎を放つ。

 するとホークスは、トゥワイスを抱えたまま剛翼で飛んで逃げる。

 

「ウソだろ!? でもまァ、武器がだいぶ減っちまったな」

 

 ホークスは、翼を炎で燃やされ左の翼はボロボロになり右の翼に至っては殆ど羽根が残っていなかった。

 

「仲間も燃えるとこだったぞ…」

 

「大丈夫。ヒーローってのはァ… 咄嗟に人命救助しちまうもんだ」

 

「皮肉が冴えてるね。わかってたかのような勢いだったけど…バレてた?」

 

「バレるも何も、ハナから何も信じちゃいねぇ」

 

「そ」

 

 ホークスは、どうトゥワイスを運び出そうか考えていた。

 荼毘に邪魔され、トゥワイスも分身を次々と出して抵抗し、殺さずに気絶させて運び出すのが不可能な状況だった。

 するとその時、トゥワイスが起き上がり分身でホークスを拘束すると、傷口を押さえながら走り出した。

 

「燃やせェ!!」

 

「動くなって」

 

 トゥワイスが叫ぶとホークスはトゥワイスを止めようとし、荼毘は蒼炎を放った。

 トゥワイスは、炎の熱で吹き飛ばされ床を滑りながら叫ぶ。

 

「熱っつめたぁあ!!」

 

「お前一人いればヒーローなんざ蹴散らせる。暴れろ、みんなが待ってるぜ」

 

「ああ、ああ!」

 

 トゥワイスは、左手で荼毘の左手を叩くと、そのまま分身を生み出しながら走り出そうとする。

 すると、目の前にホークスが現れる。

 

「速すぎだ」

 

「どけやああ!!!」

 

 トゥワイスが叫びながら走ると、ホークスはトゥワイスに斬りかかろうとする。

 すると荼毘は、ホークスに向かって叫ぶ。

 

「鷹見、啓悟!!」

 

 荼毘がそう言った瞬間、ホークスの動きが一瞬止まる。

 その隙に荼毘は蒼炎を放つ。

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…」

 

 荼毘がホークスを足止めしている間に、トゥワイスは部屋から逃げ出した。

 トゥワイスは、そのまま大量の分身を作り出してけしかけた。

 だが、次の瞬間だった。

 

「ぐぁ…!!」

 

 突然、トゥワイスの背中に何かが撃ち込まれる。

 トゥワイスは、背中を撃たれた衝撃でそのまま外のバルコニーの手すりから滑り落ちる。

 分身が次々と溶け出すのを見た荼毘は、いつの間にか拳銃をトゥワイスに向けていたホークス目掛けて炎を放つ。

 

「てめぇ…今何撃ちやがった」

 

「八斎會のパクリみたいなもんさ。とあるヒーローの血清と麻痺毒を混ぜ込んだ麻酔弾だ」

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 数ヶ月前。

 ひなたは、相澤からポリ袋に入った採血キットを受け取っていた。

 

「これは…?」

 

「公安の科学班から渡された採血キットだ。今研究中の対(ヴィラン)兵器の製造に、お前の血が必要らしい」

 

 相澤は、ひなたに公安からの指示を伝えた。

 ホークスは、解放戦線にスパイとして潜り込み、トゥワイスやトガ、零などの早急に確保しなければ状況が悪化してしまう“個性”持ちを中心に調査を進め、“個性”の発動条件や弱点、現時点で出来る事などを正確に把握していた。

 零が死体を操って“個性”を使わせる事ができると知ったホークスは、殺すだけでは不十分だと判断し、“個性”破壊兵器の開発を公安に依頼していた。

 だが人工的な“個性”破壊物質の製造には資金も時間も足りなかったため、作戦決行に間に合わせる為ひなたの血清を使う事になったのだ。

 相澤は、作戦の詳細はまだ聞かされていなかったが、今後の(ヴィラン)対策に必要とだけ聞かされてひなたの血を回収するよう命じられていた。

 

「………」

 

 相澤が説明すると、ひなたは採血キットを受け取って見つめながら考え込んだ。

 相澤は、過去に自分の“個性”を悪用されて苦しんだひなたなら、自分を傷つけて“個性”を提供する事に嫌悪感を抱くのも無理はないと考えた。

 プロヒーローかつ雄英の教員という立場上公安の指示に従った相澤だが、ひなたを苦しめるような提案をした事に対しては申し訳ないと思っていた。

 

「わかってる。お前にとっちゃ、身勝手なクソ共がお前やエリちゃんにした事と同じ事をしてると感じるかもしれない。お前が嫌なら、別の方法を考えてみる。今回の話を断ったとしても、誰もお前の事を責めやしないさ。その上で判断を…」

 

 相澤は、ひなたの肩に手を置いてひなたに判断を委ねた。

 だがひなたは、ポリ袋からゴムチューブを取り出して左腕を縛ると、躊躇なく自分の腕に注射針を刺して血を抜いた。

 そのまま渡されたポリ袋の中に入っていた試験管全てを血で満たすと、全ての試験管を相澤に手渡した。

 

「使って! 出来るだけ早い方がいいんでしょ?」

 

「ひなたお前…!」

 

「いいの! 人を救ける為だもん! これくらい、どうって事ないよ!」

 

 ひなたは、満面の笑みを浮かべて自分の血を相澤に託した。

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 そして現在、ホークスは麻酔弾の入った拳銃をトゥワイスの方へ構えていた。

 トゥワイスが生み出した分身は、“個性”を消された事で原型を保てなくなり次々と溶け出す。

 

「悪いね。そっちには他人の“個性”を操る奴もいるんでな。公安の科学班に秘密裏に造ってもらった」

 

「てめぇ…そりゃヒーローが使っていい手じゃねえだろ」

 

「“人”を救ける為だ」

 

 ホークスがトゥワイスの“個性”を消すと、荼毘がホークスに蒼炎を放つ。

 ホークスは、荼毘の炎で追い詰められながらも、羽を操りながら応戦した。

 一方で、麻酔弾を撃ち込まれて“個性”を破壊されたトゥワイスは、バルコニーの手すりから転げ落ち、泣きながらポツリと呟いた。

 

「チクショウ……やっぱてめぇらヒーローじゃねえよ」

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 数分前。

 Mr.コンプレスとトガは、大勢のヒーローに追い詰められていた。

 トガは、感知系のヒーローの顔にナイフを投げつけ、Mr.コンプレスは周囲のヒーローの頭や臓器を圧縮して息の根を止めていく。

 

「しつっこい、なあ!!」

 

 トガは、周りにいるヒーロー達の首を次々とナイフで掻っ切っていった。

 だが、本人の意識と完全に切り離された生物を身体に宿したヒーローもいたらしく、トガが斬り捨てたヒーローの身体から大蛇が出現してトガに襲いかかる。

 トガは、背後から大蛇のような生き物を巻きつけられて首を圧迫される。

 

「い゛い゛い゛い゛い゛…!!」

 

「トガちゃん!」

 

 トガは、ナイフを大蛇に突き立てるが、大蛇は全く緩まなかった。

 トガが大蛇に絞められて暴れていると、Mr.コンプレスが助けに入ろうとする。

 すると二人を仕留めようとしていたヒーロー達が次々と姿を表した。

 だが、その直後だった。

 

 

 

「「「「「どけやコラァああああああああ!!!」」」」」

 

 突然、ヒーロー達の頭上に大量のトゥワイスが降ってくる。

 ヒーロー達は大量のトゥワイスに踏み潰され、圧倒的な数の暴力で血飛沫を上げながら圧死した。

 

「仁…くん!?」

 

「ハイ勝ちー! そのままやっちまえトゥワイス!」

 

 突然大量のトゥワイスが降ってきたので、トガは目を見開き、Mr.コンプレスは大喜びする。

 だがその直後、降ってきたトゥワイスが一斉に溶け出した。

 

「「!?」」

 

「クソ…やられた…! ホークスの野郎…! チクショウ、チクショウ…!」

 

 トゥワイスが生み出した分身は、何の前触れもなくドロドロに溶けていき、唯一辛うじて原型を保てていた分身は泣きながら悔しがっていた。

 次第に溶けていく最後の分身の悲痛な表情を見て、トガが分身に歩み寄る。

 

「仁くん」

 

「ごめん、二人とも……“個性”…壊された…俺、もう増えない………俺、またしくじっちまった…ごめん……」

 

 トゥワイスの分身は、最後の力を振り絞って二人に謝った。

 するとトガは、溶けた分身を抱きしめながら礼を言った。

 

「たすけてくれてありがとう」

 

 トガが礼を言った直後、最後の分身が完全に原型を失い溶けた。

 

 

 

 

 




四神メンバープロフィール



青龍ヒーロー『ブルードラゴン』

本名:竜崎(りゅうざき)(あおい)

性別:男

年齢:20歳

“個性”:『青龍』

誕生日:3月28日(牡羊座)

身長:182cm

血液型:B型

出身地:東京都

好きなもの:どら焼き、もんじゃ焼き、鯛の刺身

性格:江戸っ子気質

◯概要
ヒーロービルボードチャートJP14位のヒーローチーム、『四神』の東軍リーダー。
メインメンバーの中では最年少にしてチームの設立者。

◯人物
青緑色の無重力ヘアーが特徴的な青年。
粗暴な言動が目立ち、全体的に大雑把。
短気で見栄っ張りな性格だが、人情に厚く仲間想いなため、他のメインメンバーや部下からは信頼されている。
イナズマと同期で、雄英時代からの腐れ縁。会う度に互いを『バカ』『アホ』と罵り合う仲。
リューキュウやリントヴルム、浬とは遠い親戚。

◯“個性”
『青龍』
青龍に変身できる“個性”。
・雲を掴んで空を飛ぶ能能力
・咆哮で起こした嵐を使った攻撃
・身体から植物を生み出して操る能力
等の能力を持つ。



朱雀ヒーロー『レッドスパロー』

本名:朱見(あけみ)すずめ

性別:女

年齢:24歳

“個性”:『朱雀』

誕生日:6月1日(双子座)

身長:166cm

血液型:O型

出身地:沖縄県

好きなもの:焼き鳥、スフレケーキ

性格:おっとりマイペース

◯概要
ヒーロービルボードチャートJP14位のヒーローチーム、『四神』の南軍リーダー。
メンバーの紅一点。

◯人物
朱色のふわっとしたロングヘアーが特徴的な女性。
間延びした口調で話し、敵味方関係なくおおらかな態度で接する。
四神の広告塔として、アイドル的な活動も行っている。
若干ミーハーな性格で、“個性”が似ているホークスを個人的に推している。
ホワイトタイガーとは士傑時代からの親友。

◯“個性”
『朱雀』
朱雀に変身できる“個性”。
・翼を羽ばたかせて空を飛ぶ能力
・炎の羽根を使った攻撃
・全身からの火炎放射
等の能力を持つ。



白虎ヒーロー『ホワイトタイガー』

本名:虎山(とらやま)皓介(こうすけ)

性別:男

年齢:24歳

“個性”:『白虎』

誕生日:9月13日(乙女座)

身長:176cm

血液型:A型

出身地:京都府

好きなもの:バターたっぷりのパンケーキ、焼き肉

性格:皮肉屋

◯概要
ヒーロービルボードチャートJP14位のヒーローチーム、『四神』の西軍リーダー。
四神のブレーンで、主に作戦の立案を担当。

◯人物
白髪のポニーテールと糸目が特徴的な青年。
常に敬語で話し、知的でクールな印象を抱かせるが、どこか皮肉っぽい性格。
また、虎の血に由来する縄張り意識故か敵対する者に対しては容赦がない。
シシドやシンガポールのビッグ・レッド・ドット、プッシーキャッツの虎などを密かにライバル視している。
レッドスパローとは士傑時代からの親友。

◯“個性”
『白虎』
白虎に変身できる“個性”。
・四神の中でも最速の駆け足
・全身を切れ味の良く攻防に長けた白銀の毛並みに変える能力
・毛並みから放たれる光を使った攻撃
等の能力を持つ。



玄武ヒーロー『ブラックトータス』

本名:黒木(くろき)武蔵(むさし)

性別:男

年齢:29歳

“個性”:『玄武』

誕生日:12月9日(射手座)

身長:191cm

血液型:AB型

出身地:北海道

好きなもの:アンパン、スッポン鍋

性格:兄貴肌

◯概要
ヒーロービルボードチャートJP14位のヒーローチーム、『四神』の北軍リーダー。
メンバーの中では最年長で、『四神』の実質的なリーダー。

◯人物
黒髪を坊主頭にした筋骨隆々の巨漢。左の目元に大きな傷がある。
最年長というだけあって、リーダーシップに優れており他のメンバーを統率する事が多い。
厳格な性格で威圧感があるが根は優しく、強面なせいで子供に泣かれるのが悩み。
雄英高校OBで、13号の元クラスメイト。今でも交流がある。
10年以上『ゲンブ』という名前で活動していたが、四神結成にあたりヒーロー名を改名した。

◯“個性”
『玄武』
玄武に変身できる“個性”。
・蛇の頭の形をした尾を使った索敵
・氷の息を使った攻撃
・水流を操り泳ぐ遊泳能力
等の能力を持つ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。