ドラえもんではなくそのすぐ後ろでした   作:ひよっこ召喚士

6 / 21

一ヶ月ちょっとぶりの投稿ですねぇ。少々お待たせしてしまいましたが、はちゃめちゃボランティア、中編をどうぞお楽しみください。



はちゃめちゃボランティアで大忙し?!  中編

 

「ほれ、遅れるでねえ。そっちの木から上に引っ掛けろ。そして向こうの枝まで引っ張れ!!そこ!!支柱の固定が甘ぇぞ。もっと、グッとやるんだ」

 

「それなら吾輩が、フンッ!!ここら一帯の網は吾輩に任せるであ~る」

「巨大化か、さすがだな。支柱はオレ様がぶっさしてやる」

 

 これからやっていく作業の方は3人に任せていれば良さそうですね。私も別の方向から動くとしましょう。

 

「王ドラにドラニコフ、ちゃんと塞げているか、そしてどこまで塞げているか見て回ってください。王ドラは上から、ドラニコフは下から、行けますね?」

「バウバウ!!」

「任せてください!!」

 

 後は『復原光線』に『カチンカチンライト』後は『空間接着剤』を取り出しましょう。

 

「向こうの木からここまでは問題なさそうです」

「バウバゥ!!」

 

「そっちに穴があったんですね。『復原光線』で直しておいてください。王ドラ、一緒に『空間接着剤』で網を固定しますよ」

「バウ!!」

「分かりました」

 

 ドラニコフが駆け抜けながら見つけた場所を照らしていくとすぐさま網が修復されていく。その網をさらに固定するために『空間接着剤』で空中に留めていく。

 

「後は『カチンカチンライト』!!」

 

 形の無いものに形を与えたり、硬さを上げたりと登場する話によって微妙に性能が違うが、確かめたところどちらの効果もある便利な道具だ。『瞬間固定カメラ』でも良いが、何回も写して回る必要があるカメラと光を当てるだけの光線では光線の方が早い。

 

「これで覆うことは出来たはず」

「この硬さなら風に飛ばされる事はないですかね」

「バウバウ」

 

「こっちの作業は終わったぞ!!雨風が強くなってきたから少し戻るってよ」

「向こうの方にどす黒い雲が見えるであ~る」

 

 ゴンスケの姿が見えないと思い尋ねるとお爺さんに呼ばれたらしく、なにやら「役所の人間がぁ!!」と物凄い剣幕だったそうだが……私達も早めに戻るとしようと。

 

 


 

 

「だからなんで街の為にオラたちがハズレ引っ掴む必要があるんだ?!えぇ!!道理っちゅうもん知らねぇのか!!」

 

「補償の方は必ずいたします。もちろん嵐が通り過ぎれば元通りに修復します」

 

「そういう問題じゃねぇ!!作物には道具を使わずにここまでやってきたんだ!!」

 

 

 なにやら職員とゴンスケの言い争う姿を見かけて慌てて近づく。話を聞くとどこにも属していないこの畑で台風を押し留め、街への被害を抑えたいとの要求があったそうだ。

 

「自然保護区や街に台風を運ぶ訳にはいかないのです。どうかお願いします!!」

 

「だからそれをのむ理由がねぇってんだよ!!」

 

「もう良いさ、ゴンスケ……街に住んでる人の数を考えればのぉ……」

「爺さん……」

「親父……」

 

 お爺さんの諦めた姿にゴンスケも息子さんも揃って暗い顔で俯いた。

 

「そんな…どうにもならないんですか?!」

「あんまりだぜ!!」

 

「……施設への接近が難しくなっています。本庁が現在、街を守るために施設の破壊を申請中です。それでも申請が通るまでにも時間がかかり、仮に申請が通り、施設が破壊されても嵐が一瞬で消え去る訳ではありません。施設が消えて、誘導が可能になるまでの間、街への被害を出さないためにはこうするしか……」

 

 悠長に直せるかもわからない施設に乗り込むための準備をするよりかは壊す方が早いのは確かだろうが、役所の仕事は手続きが多いのが難点だ。

 

「なんでそんなに時間がかかるであるか?すぐに壊す訳にはいかないのであ~るか?」

「バァウ」

 

 そう言いたい気持ちも理解できるが申請が必要な理由は私でも分かる。

 

「それは無理ですよドラメッド、天気局の施設ということは国の施設です。危険だからすぐにポイなんて真似は出来ません。それが国を守るためであっても、それをやってしまうと問題として取り上げられるでしょうからね」

 

 だから、街にも被害を出さず、許可が出るまでの時間を稼ごうとしているのだ。それ以外にもこれが人為的なものか調査したり、破壊に乗じて隠蔽工作等が行われないか等の内部調査もあるだろうからどっちにしろ時間はかかるでしょう。

 

 むしろ、事件性があればタイムパトロールも介入できるのでその方が解決は早まるでしょうが、そう都合よくいくとは思えませんね。

 

「どうにかならないのかハイドラ!?」

「……畑の事を考えるのなら嵐を抑えるのに協力するしかないでしょう。土地の借用を求める状態なら()()()()()()()()()はおりていますよね?」

 

「は、はい」

 

「ならば関係者と言い張るにはきついかもしれませんが……ぎりぎりここに残ることは可能ですね」

 

 急場しのぎにしかなりませんが『水よけロープ』、『抜け穴ライト』、『雲もどしガス』も使えますかね。

 

「ゴンスケさん、川の水と水路の水はどう繋がって、どちらへ流れていますか?」

 

「ん、ああ…たしかだども、向こうの山側からきて、自然保護区の方に流れて海まで流れてる筈だ」

 

 このまま雨が強まっていけばまず最初に浸水、洪水等の被害が酷くなるでしょう。水が溢れて土壌が壊れればそのまま土砂崩れも起きかねない。

 

「ドラニコフ、川と水路に沿って『水よけロープ』を両岸に隙間なく配置してください。川や水路を跨ぐ様に配置してはいけませんよ」

「バウ!!」

「王ドラ、『抜け穴ライト』で一時的に水路や川を拡張します。『水よけロープ』を自分の身体に結んでから入ってください」

 

 水の侵入を防ぐこのロープを両側に配置すれば水が溢れる事は避けられる。そしてそもそもの受け入れ量を増やすためにも一時的な抜け穴を作れるライトで簡易的に補強する。

 

「ドラメッド、この『雲もどしガス』をもっていてください。補強が済み次第、遠くの雲に吹きかけて雲を水に戻して時間を稼ぎます」

 

「なぜ遠くの雲なのであ~るか?」

 

「雨程度ならまだしも頭から水を被りたいのなら真上に振りかけても良いですよ」

 

「うぅ、それは嫌であるな。気遣いに感謝であ~る」

 

 水に戻しても補強してあるので水害は防げる。だが水に戻した所で次から次に雲を作られるので本当に急場しのぎでしかない。

 

 何をしても良いのであれば手の打ちようもあるのだが、緊急時協力申請許可の域を超える様な行為は出来…ない……待てよ。

 

「職員さん、施設への立ち入り許可は出たままですか!!」

 

「えっ!?この風と雨の中を進むのは無理です?!」

 

「出ているかどうかを聞いているんです!!」

 

「取り消されてはいないので許可はありますが……それがなにか」

 

 土地を借りるために発行された許可だろうが関係ない。2つの許可を持ってる職員に協力者がついていくのはなんもおかしな事ではないでしょう。悪い笑みを浮かべながら職員にそう呟くとエル・マタドーラを呼ぶ。

 

「今から秘密道具をフル活用して職員さんを守りつつ施設へ向かいます。着いてこれますか?」

「フッ、愚問だな。俺様に任せとけ」

 

「そ、そんな無茶な。ロボットならまだしも人間の私は耐えれません」

 

 職員さん、いや呼び方が堅いし面倒だな。公務員なら名札か名刺があるでしょう。えっと、ナキチさんですね。

 

「そのための秘密道具ですよ。お爺さんとゴンスケさんにあれだけ無理強いしておいて自分は出来ないとか言いませんよねナキチさん?」

 

 後ろで鬼だ悪魔だとか聞き捨てならない言葉がクラスメイトの口から聴こえてきますが今は無視しておきましょう。えぇ、今はです。

 

「わ、分かりました。でもどうやって向かうと言うんですか?!流石に案もなしに向かいたくはありませんよ」

 

「ふむ、ポケットに入ってはどうであ~るか?」

 

「それなら安全に進めそうだな!!」

 

 それは簡単に思いつくし、いい案に感じられるかもしれないがそれは絶対に出来ないようになっている。

 

「施設には超空間を封じるバリアのようなものが張られています。範囲内に入ればポケットも使えなくなりますよ。ですから使う道具も厳選してこの場で出していく必要があります」

 

「なんだよだめじゃねぇか。それじゃあ俺様はいつもの『ひらりマント』と剣だけにしとくぜ。使い慣れない道具はもうごりごりだぜ」

 

「風をどうにかするために『テキオー灯』は全員浴びておきましょう。自分が耐えれる様になるだけなので動きの邪魔は無くならないでしょうが多少はマシになるはずです」

 

 入るための道具は必要ありませんし、施設が壊れている事を考えると乗り気はしませんが『ミチビキエンゼル』をつけておきましょう。

 

 人為的だった場合を考えると武器は私も持っておきたいですが流石に両手を塞ぐ訳にいきませんし、『ナゲー投げ縄』を腕に巻いて……後は片方ですが『技術手袋』でもつけておけばたいていの自体には対応出来るはずです

 

 超空間のバリアがある場所では体内に組み込んだ『どこでもじゃ口』も使い物にならないだろうからタンクに入ってる液体系秘密道具も使えないか……言葉に気を付ける必要があるが【空気砲の薬】は先にある程度出しておくか、何があるか分からないし、役に立つかもしれない。

 

 秘密道具は空間に作用するものが多いので超空間を封じられるととても不便になる。『四次元若葉マーク』とかも使えないし、安全系の道具も害から守るのに空間に作用する要素があるし、バリア同士もおそらく干渉を受けて、出力で負けるので使えなくなるだろう。

 

「後はナキチさんの防御面ですね」

 

 運頼みはあまりしたくありませんが『ツキの月』はとりあえず食べて貰いましょう。本当なら『ラッキーガン』も使いたいですが黒が出たらどうにもなりません。こんな仕事を任されるんですから普段の運はないでしょうし効果は見込めます。

 

 後は『守り紙』は様々なセンサー感知式なので多少性能は落ちるでしょうがいけますね。ですが『がんじょう』は磁力膜の形成に影響が出る可能性もあるので慢心せず念の為程度にしておきましょう。

 

 一番は『強力ウルトラスーパーデラックス錠』があればよかったんですが流石に手持ちは無いですね。あれは少し値段もしますからね。最後に風で飛ばないように『おもかるとう』で重くして、動けなくなると困るので『いなずまソックス』をはいてもらう。

 

「後は私達で危険はできる限り排除します。これが今の精一杯です」

 

「……学生にここまでさせておいて渋る気はありませんよ。はぁ、覚悟を決めて行きますので本当にお願いしますよ」

 

 ナキチさんは私達の事を信用してくれたようで施設に行くことを了承してくれた。後はとにかく施設まで急がなくてはいけない。

 

「後は任せましたよ。ドラメッド、王ドラ、ドラニコフ、一応、何かあれば合図を出すのでその時は頼みます」

「行ってくるぜ」

 

 


 

「ヒラリ!ヒラリ!っと、そこだぁ!!」

 

「『右に進みなさい、岩が飛んできます』避けたらナキチさんに当たりますよ。『技術手袋』ドリル展開!!」

 

 意気揚々と飛び出したのは良いですがやはり進みは良くない。始めは調子は決して悪くなく、用意した道具やナキチさんの守りも問題無かった。

 

 しかし先に進むに連れて周囲の環境はさらに悪くなり、雨風で足場は悪く、岩や木等が飛び交う中を急いで進むのは中々に厳しい。それでいて安全第一ではあるがあまり長く時間をかけすぎると無理をした意味がなくなる。

 

「ここから施設までの距離はわかりますか?」

 

「え?!なんて言いました?!」

 

「距離はわかりますか!!」

 

「このペースだと日が変わりますよ!!」

 

 風音までは考えていなかったが発生源が近いだけあり、意思疎通に問題がでかねない。こちらはロボットなのでまだ聞き取れるが、ナキチさんは既に聞き取りにくくなっている。

 

 しかもグズグズしているとさらに規模は拡大するのだ。何か考えるよりも施設まで一気に突っ走る方が早いだろう。

 

 私はナキチさんをその場で素早く背負うとエル・マタドーラに近づき、目を合わせ頷き合います。

 

「「駆け抜ける!!」」

 

 お互いにぶつかりあわず、それでいてフォローしあえる位置を取り、無理やり進みます。『ナゲー投げ縄』で固定しているので落とす心配はない。

 

 飛来物に当たらない様に気をつければ『テキオー灯』で掛かるGなどは問題ないので大抵の動きをしても大丈夫だ。

 

「飛んでくる木は切り刻んでください!!小さいものは右側に流して!っと、頭下げて!!ドカン!!」

 

「っと、危ねぇ!!弾かれた石が飛んできたのか。サンキュー、っとヒラリ!!ヒラリ!!」

 

 開けた場所を進むと四方八方から飛んでくる物があり、降り注ぐようなそれらをとにかく処理して進んでいく。

 

 元々は整備されていた場所も今では道なき道となってしまい、通れる場所は限られている。中には完全に塞がれている場所もある。

 

「積み重なって邪魔です!!『技術手袋』、バーナー展開、最大出力!!」

 

「やるなら言ってくれよ!?ヒラリ!火の粉が流れて少し来たぜっと、あの岩は俺に任せろ!!ドリャぁ!!」

 

 積み重なって邪魔になっている木を作業用のバーナーで一気に焼き切り、残った火の粉や残骸をエル・マタドーラが切り払う。

 

 そのまま進んでいくと土砂崩れで落ちてきたのかドでかい岩に塞がれている。それを見ると剣を腰にさして両腕で押し出すことで退かすエル・マタドーラ。一番の力自慢は伊達じゃないですね。

 

「『いますぐに家に帰るべきです!!怪我を避けられませんよ』指示を出さないのなら分解しますよ!!ただでさえ忙しい、ッ!!とりゃあ!!ですからね!!『私はもう知りませんよ!!貴方の事を考えて帰るように伝えましたからね!!そのまま真っ直ぐ進むと足を取られます!!』水を弾きますよ!遅れないでください!!ドカン!ドカン!ドカン!」

 

 底なし沼に負けないレベルのぬかるみの中に空気砲を打ち込み、一瞬だけ固まった大地を足場に跳びながら進んでいきます。少しでも遅れれば即座にぬかるみに足を取られ、地中に埋まるでしょうがなんとか乗り切ります。

 

「ちょっ!?よっ!!はあっ!!とっとと…いぇーっい!!ギリギリだぜおい!!王ドラやドラリーニョじゃねぇんだぞ!!」

 

 やわなことを言っていますが貴方も闘牛の技術で動きは軽やかな方でしょう。それに王ドラなら用意しなくても自分の足場くらい確保しますし、ドラリーニョは沼の上でも走って行けますよ。

 

「っと、上の方から凄い水音がします。おそらくどこか決壊して鉄砲水が来ますね。進路を変えますが間に合うか……微妙です。ナキチさん!!『ナゲー投げ縄』を使います!!スピードは落とすので自力でしがみついてください!!エル・マタドーラ!!貴方を先に送るので少しで良いです西寄りに水を弾いてください!!」

 

「送るってどうやって…うわっ?!待てっ!!俺を投げるな!!うわァァァ!?」

 

 その間にまたナキチさんを『ナゲー投げ縄』で固定して急ぎましょう。反らしたところで水が溢れている事に変わりありません。

 

 獣道すらない山道、藪も多くそのままでは進めませんがこれでもネコ型、木々から木々へ進むのはお手の物です。まずい!?少し間に合いそうにないですね。空気砲はむしろ視界と移動先を潰しかねない。ですが向こうからなら……

 

「弾いてください!!ドカン!!」

 

「はあっ…ッ!そういうこ、っとヒラリ!!かよ!!反応遅れてたら共倒れだぞ!!」

 

 エル・マタドーラに向かって空気砲を撃ち出すと即座に理解した彼の手により弾かれた空気砲が鉄砲水に当たり、私達の進行を邪魔せずに時間を稼ぐことが出来ました。その間に一気に駆け上り、どうにか難所を超えました。

 

「出発前に見た地図と照らし合わせれば、ここは施設の東側ですかね?遠回りになりましたが後は少し下れば施設です!!」

 

「ここから下るってのか?!てっきり一番上の方にあるもんだとばっかり。てかこれだけ水が押し寄せて施設水没してやしねぇだろうな」

 

「地図を確認した時に等高線を見ていないんですか?施設は少し窪地になってる場所ですよ。川や谷の方に向けて傾斜になってるから流石に水没はしてませんよ。それにしてても施設自体は保護バリアもあるので影響を受けてないでしょうし、やることは変わりませんよ」

 

「ナビや自動運転は当たり前、許可エリアならワープも使える世の中で地図なんて読めなくても良いんだよ!!」

 

「道理で昔学の成績が低いわけです」

 

 昔年時代倫理・常識論・航時法干渉事象前提知識学……ロボットにおいては製造日の含まれる時代より前のありとあらゆる事象の中でもその時代地域の常識や必須技能を学ぶ授業だが、流石に膨大な情報量の為に毛嫌いされがちな科目の一つである。

 

「まぁ説教してる時間はないですからね。さて、行きますよ」

 

「おう!!」

 

 そのまま坂になっている道を気を付けながらも駆け抜け、目的地である施設、その敷地の証であるバリアの内部へとようやく足を踏み入れた。

 

 


 

登場したひみつ道具

 

 

『復原光線』

 

壊れた物にこの光線を当てると元通りになる。「復元光線」が正しいと思われるが、現在の単行本では「復原光線」とされている。

 

 

『カチンカチンライト』

 

このライトの光を当てると、水や煙などの形の無い物を5分間固める事ができる。または光を当てた対象を硬くすることが出来る。

 

 

『空間接着剤』

 

物を空間に接着することができる。

 

 

『瞬間固定カメラ』

 

 

ある瞬間の動きをそのまま止めておけるカメラ。もう一度シャッターを押すと動く。これは鳥や虫の飛び出す姿や水しぶき、物が壊れる時のありさまなど、目に留まらない動きを止めておいて、ゆっくり観察するための道具。しかし、使い方によっては高い場所から落下してギリギリでシャッターを押してスリルを楽しんだり、すぐにでも辞めて欲しい歌声を強制的に止める様な事にも使える。

 

 

『水よけロープ』

 

紐状の形をしていて、この紐を輪にすると、水を跳ね返し、輪の内部には水が入らなくなる。このロープの中に入ると、水を寄せ付けないので、泳げない人でも海中を散歩出来る。

 

 

『抜け穴ライト』

 

このライトで照らすだけで、トンネルを掘って抜け穴を作る事ができる。戻ると自動的に塞がって元通りになる。

 

 

『雲もどしガス』

 

「雲かためガス」で固めた雲を元の水蒸気に戻すガス。作品内では非常用にタンクにガスを貯めておいたが、このガスを雲目掛けて撃ち出す「雲もどしガス砲」もある。

 

 

『ひらりマント』

 

目の前に迫ってくる物に対してこのマントを振りかざすと、跳ね返す事が出来る。跳ね返せるのは物体だけでなく、光線などの不定形なものにも効果がある。電磁波の反発を利用している。ドラえもんズのエル・マタドーラはこの道具を使うのが得意。また、怪盗ドラパンの普段付けている黒いマントもひらりマント。

 

 

『テキオー灯』

 

22世紀の未来において宇宙の様々な天体に進出した人類が、大気・温度・重力などが地球と著しく異なる環境で活動するために開発された道具。この光線を浴びれば、24時間は高水圧の深海や、宇宙空間、どんな状況下のいかなる星でも、特別な装備無しで地上と全く変わりなく活動できる。酸素の無い所でも呼吸ができ、潜水服も宇宙服も必要とせず、暗い深海でも昼間のように明るく見える。映画「のび太の海底鬼岩城」で登場したムー連邦の海底人達も、独自に開発した同機能の物を所持していて、時折地上の人間の様子を観察するために使用している。また、この映画が作られる以前から海底の物語を構想していたが、暗黒で高水圧という苛酷な世界はなかなか描く気になれず、この環境で地上同様の明るく楽しい冒険を描きたい、という発想がこの道具のヒントになったという。

 

 

『ミチビキエンゼル』

 

手にはめて相談すると、一番良い答えを出してくれる。自分からは取れず、他人に取ってもらう以外、外す方法が無い。

 

 

『ナゲー投げ縄』

 

この縄に命令すると、どこまでも縄が伸びて何でも取り寄せる事ができる。

 

 

『技術手袋』

 

指先が色々な工具になっていて、どんな工作でもできる。

 

 

『どこでもじゃ口』

 

この蛇口を好きな所に付けると、いつでもどこでも、自由に飲み物が飲める。これを頭に取り付けると、水道の水をまるで鼻水のように鼻から出すこともできる。

 

 

『四次元若葉マーク』

 

これを付けると4次元空間に入って、何にぶつかってもそのまま突き抜ける。ただし、これを貼り付けた者同士はぶつかる。

 

 

『ツキの月』

 

これを飲めば三時間、信じられないほどの幸運がつきまくる。

 

 

『ラッキーガン』

 

4発で一揃いの弾を詰めて、自分の頭へ当てて撃つ。3対1の割合で赤玉が出る。赤弾が当たると一日中幸運に恵まれる。黒玉が当たると一日中ろくな目にあわない。

 

 

『守り紙』

 

1日3回この紙を拝んでいると、災難にあった時、この紙が助けてくれる。その反対に『びんぼう紙』がある。

 

 

『がんじょう』

 

飲むと、体が鉄のようになる錠剤タイプの薬。アイスクリームの味がするバニラ味コーティング、体を鉄のように固くする第2強化剤、体を石のように固くする第1強化剤からなる。これを飲むと体の表面に固い磁力膜ができ、だんだん体を鉄のように固くする。有効時間は10分。

 

 

『強力ウルトラスーパーデラックス錠』

 

空を飛んだり、強い力を持った、ウルトラスーパーデラックスマンになれるキャンディみたいな薬。小さな子供でも車を持ち上げたり、建物を破壊したりもできる。値段は高いがお試し用もあり、お試しの場合は1粒で3分間効果が続く。効果を無くす薬もある。

 

 

『おもかるとう』

 

このライトの光を当てると、物を重くしたり軽くしたりできる。軽すぎると風に流され、重すぎると地面にめり込む。

 

 

『いなずまソックス』

 

『けんかマシンセット』のひとつ。目にも留まらぬフットワークが身に付く。

 

 


 

 

オリジナル道具

 

 

【空気砲の薬】

 

空気ピストルの薬の空気砲版。

ドカンと言うと空気の塊が手から発射される。

 

 





結局は中編になりました。中編②とかにはならずに後編で終われる予定です。後編の進捗は6割って所です。

それではいつもの挨拶でさようなら。
読んでくれている方々に多大なる感謝を。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。