ありふれた職業とテイマーで世界最強   作:ゲキ

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王都脱出作戦/傷ついたホークモン

アグモンと再会した竜護達は、奈落に落ちたハジメと香織を助けにいくため行動を起こした。

幸利、恵理、鈴、雫、優花は、今まで通り訓練をしている。幸利、恵理、鈴は同じパーティーだった為怪しまれなかったが、優花の方は、今まで通りのパーティーで訓練しているが、優花がパーティーメンバーと距離を置いている事が、パーティーメンバーに違和感を与えていた。

雫に関しては、一人で訓練をしていた。他のクラスメイトは香織が奈落に落ちたことがショックだと思い距離を置いていたが、空気を読まない人物がいた。

 

「雫よかったら一緒に訓練を……」

 

「悪いけど、今は誰とも関わりたくないの」

 

雫は、天之河の誘いも断っているのだ。

浩介は竜護の頼みで必要な物を集めていた。その間、誰も浩介が訓練に参加していないことには今回の作戦を知っている者以外気づいていなかった。

アグモンは、雫の部屋に匿ってもらっている。他の部屋だと見つかる可能性がある為勇者パーティーの雫ならバレる可能性が一番低いからだ。

そして竜護は何をしているのかというと、

 

「……」

 

何も行動していないのだ。ただ一日を何もせず脱け殻のように全く動いていないのだ。何故そうしているのか、それは周りにハジメ達を探索するつもりが無いように見せるためだ。もし、何か行動をして教会の関係者が竜護の監視をしていたら、作戦決行の日邪魔が入り王都から出られなくなってしまう可能性があるからだ。無気力でなにもしていなければ監視の意味がないと教会が判断して監視が無くなると思っての行動だ。

 

そして、いよいよ作戦があと数時間後に始まり王都を出てハジメ達を探しに行く夜の事、

 

ヒュ ヒュ ヒュ

 

城の中庭で雫が木刀を持って素振りをしていたのだ。

 

「(あと数時間後には香織達を探しに行ける)」

 

雫は木刀を振りながら王都脱出の事を考えていた。そんなとき、

 

ガサガサ

 

「!?(誰?)」

 

突然茂みから物音が聞こえ雫は警戒をした。

 

「くぅ」

 

「!?あなたは!?」

 

茂みに出てきたのは、深傷をおったホークモンだったのだ。

 

バタン

 

「ちょっと!?しっかりして!」

 

「……」

 

雫は倒れたホークモンに近づき声を掛けた。しかし、声をかけても返事はなかった。完全に気絶をしていたのだ。

 

「(ひどい傷!?でもどうすれば)」

 

「八重樫!?」

 

「赤木くん!?」

 

「八重樫、お前なんで」

 

「私は、ちょっと自主練を、赤木くんは?」

 

「この近くにデジモン反応があったから様子見に」

 

「!?赤木くん!この子!」

 

「こいつ!ホークモンじゃないか!?」

 

傷ついたホークモンをどうするか悩んでいると、竜護がやって来たのだ。お互いに中庭にいる理由を話、雫は竜護に気を失っているホークモンを見せた。竜護もホークモンの存在には驚いていた。

 

「兎に角、誰かに見られる前に八重樫の部屋に」

 

「分かったわ」

 

竜護はホークモンを抱えて雫の部屋に向かうことにしたのだ。

 

 

~~~雫の部屋~~~

「……」

 

「どう?」

 

「一様応急処置はしたけどデジモンの専門的な治療は難しいな」

 

「そう」

 

竜護は雫の部屋でホークモンの治療をした。だが、相手がデジモンである事と応急措置であることで、満足な治療が出来なかったのだ。

 

「ねぇ竜護どうするホークモン(こいつ)?」

 

「そうだな」

 

コンコン  コン コンコン

 

「「「!?」」」

 

「八重樫、俺だ」

 

「「浩介?」」

 

「遠藤くん?どうぞ」

 

ガチャ

 

「!?竜護、来てたのか」

 

「ああ、ちょっとな」

 

アグモンが竜護にホークモンをどうするか相談していると、雫の部屋を特殊なノック音が扉からしたのだ。これは、誰かが来たときのすぐにアグモンを隠せるようにするためにしたものだ。

ノックをしたのは、浩介であった。

三人(2人+1体)は、浩介が来たことに疑問を持ちながら雫は浩介を部屋に入れた。

部屋に入り竜護が居たことには浩介は驚いたが。

 

「どうしたの?何かあった?」

 

「ああ、竜護が居るなら好都合だ」

 

「どうした?」

 

「浩介、何かあったのか?」

 

雫は、浩介が何故部屋に来たのか質問をした。浩介は、竜護にも話す内容だったようで、アグモンが内容を聞いてきた。

 

「竜護、このままだと異端者として捕まってしまうぞ」

 

「「「は?」」」

 

浩介の口から竜護が異端者として捕まってしまうことを告げられた。竜護達は状況が理解できていなかった。

 

「ちょっと待て!なんで俺が異端者ってことになってるんだよ!?」

 

「そうだよ!竜護はなにもしてないじゃないか!」

 

「遠藤くん何でそうなったの」

 

「ああ、実は……」

 

~~~回想~~~

 

今から数分前、竜護と雫以外のクラスメイト達がイシュタルによって集められたのだ。そしてイシュタルはクラスメイト達にあることを告げた。

 

「赤木竜護は魔人族に寝返りました」

 

イシュタルから告げられたのは、竜護が魔人族に寝返った事を告げたのだ。

 

「イシュタルさん、本当なんですか」

 

「ええ、勇者様より強いステータス、表示されない技能、これはエヒト様の加護を受けずに魔人族に寝返った事に間違いありません」

 

天之河がイシュタルに確認をした。イシュタルは竜護が魔人族に寝返った理由を話した。

 

「あの時の罠もあの者が関与している可能性があります」

 

「そうだったのか!なら香織も!」

 

「明日早朝に赤木竜護を捕らえ、異端審問を致します」

 

「皆!俺は、赤木捕まえるのを協力しようと思う!」

 

「アイツは、皆を危険にあわせて香織を犠牲にした!これは許されないことだ!アイツには、罪を償わなければならない!!」

 

「よろしいのですか?」

 

「はい!」

 

イシュタルは、迷宮の罠も竜護が魔人族に協力して行った可能性が高いことを告げる。その事に天之河は怒りの表情になっていた。完全に香織が奈落に落ちたことを竜護が原因であると確信を持った。

そして、早朝に竜護を捕まえる事を話すと、天之河は、竜護を捕まえるのを協力する発言をしたのだ。イシュタルも確認のため聞くと迷い無い瞳で答えた。

 

「「「「「……」」」」」

 

浩介、幸利、恵理、鈴、優花は、二人の会話を黙ってみることしか出来なかった。

 

~~~現在・雫の部屋~~~

 

「ってことがあったんだ」

 

「「「……」」」

 

浩介の説明を聞いた竜護達は、何も疑わないでイシュタルの言葉を信じる天之河にかなり呆れていた。

まだ、トータス出身でエヒト教を信仰していればまだ納得いくが、地球の無宗教である天之河がすぐに信じてしまうのはやはりおかしな話である。

 

「八重樫」

 

「なにかしら」

 

天之河(アイツ)の頭どうなってるの!?少なくとも確かな証拠があるなら兎も角!何でステータスが普通じゃないのと誘拐した関係者のジジイの言うことを聞いて信じるんだよ!?しかも!ハジメはどうした!?」

 

竜護は雫に勇者の考えが全くのご都合主義のように成っていることに問いただした。

 

「アイツは、自分を全く疑わないのよ。相手が言って自分の都合が良いことを信じる性格だから、南雲君は完全に今は、頭に無いわね」

 

「サイアクだな!?」

 

竜護の質問に雫は自分の過去を元に天之河の事を説明した。その答えに竜護は文句しかなかった。

 

「どうする?このままだと」

 

「わかっている。兎に角園部には、作戦時刻より一時間早く出ることを伝えてくれ」

 

「わかった」

 

「それから、~~~~」

 

「「「!?」」」

 

「竜護、大丈夫なのか」

 

「ああ、今はこれが最善の策だと思っている」

 

「わかった。皆には伝えておく」

 

浩介は、作戦はどうするのか聞くと、決行時刻の変更とある指示を出した。

浩介達は驚いたが、竜護はこれが最善だと説明をして浩介を納得させた。

 

「残る問題は」

 

「うぅん」

 

「「「!?」」」

 

「そいつ!?ホークモンじゃないか!?どうしたんだ?」

 

「城の中庭で見つけてな、ケガしていたからここに連れてきたんだ」

 

竜護が残りの時間でホークモンをどうするか悩んでいると、ホークモンが意識を取り戻したのだ。

浩介はホークモンが部屋に居ることに驚いたが、竜護が簡単に説明した。

 

「っく、ここは……」

 

「気がついたか」

 

「に、人間!?」

 

気がついたホークモンに竜護が声を掛けた。ホークモンは竜護(人間)の存在に驚いた。

 

「う!?」

 

「無茶するな、応急処置しただけだから」

 

「あなたが助けたんですか?」

 

「治療は俺がしたが、見つけたのはそこの八重樫だ」

 

「八重樫雫よ、大丈夫?」

 

「ありがとうございます、私の名はホークモンです」

 

動こうとするホークモンを竜護が無理をさせないように言いベットに戻した。

ホークモンは助けたのは竜護かと聞いて、竜護は治療したのは自分で見つけたのは雫だと伝える。

 

「ホークモン、どうやってこの世界に来たんだ?それに、そのケガは」

 

「この世界に来れた理由は分かりませんが、このケガは、デジタルワールドで空を飛んでいるときにクワガーモンに襲われて」

 

「なるほどな」

 

竜護は、ホークモンにトータスに来れた方法とケガをした経緯を聞き、ホークモンは出来る限り答えた。

 

「ホークモン、すまないがすぐに決めてもらいたい事がある」

 

「なんでしょう」

 

「俺と八重樫とアグモンは、訳あって数時間後にはここを出ないといけないんだ。それでお前には二つの選択がある」

 

「二つ?」

 

「ああ、一つ目俺たちと行動する。二つ目ここに残る仲間に匿って貰うの二つだ」

 

「あなた達は何故ここを出るのですか?」

 

「ある迷宮にいる仲間を探すためだ」

 

「仲間のため」

 

竜護は、ホークモンに二つの選択を提案した。

ホークモンは二つの提案を聞いた後、竜護達が何故王宮を出るのか聞き、竜護は目的を答えた。

 

「ホークモン、正直どちらも危険だ。俺たちは危険な場所に行かなければならないし、ここに残れば仲間が匿ってくれるが、見つかったら殺される可能性がある。脅すようだが、ここはデジタルワールドじゃないから一人では行動がかなり掛かってしまう。どうする?」

 

竜護はどちらの危険を伝え、一人でいる事の危険も伝えた。

 

竜護達(あなた方)に着いていきます」

 

「いいのか?」

 

「はい、私にはトータス(ここは)一人では生きられません。あなた達には助けてもらった恩があります。微力ですが、お手伝いさせてください」

 

「わかった。よろしくなホークモン」

 

「こちらこそ、よろしくお世話になります」

 

ホークモンは、竜護達に着いていく事を決断する。

竜護も確認のために聞いた。ホークモンもトータスでは生きられないことは分かっており、竜護達に助けられた恩を感じ竜護達に着いていく事にしたのだ。

 

「分かった。数時間後には出発する。浩介すまないが皆にホークモンの事と計画の変更と対策を伝えといてくれ」

 

「わかった」

 

「!?いつの間に!?」

 

「最初から居たわ!!」

 

「「((そういえば居たな/居たわね))」」

 

竜護はホークモンに作戦の決行時刻を伝え、浩介には残りのメンバーにホークモンと作戦の事を伝えるように頼んだ。

浩介が返事をした時、ホークモンは浩介が居た事に気がついた。浩介は最初から居たことを若干涙目で答えた。

ちなみに雫とアグモンも途中から居たことを忘れていた。

 

~~~作戦決行時刻~~~

 

ハジメ・香織救出作戦が決行する時刻になった。

竜護・雫・優花・アグモンに加えホークモンが加わった。三人と二体が誰も欠けること無く揃った。皆ローブを着て姿を見えないようにした。ホークモンもアグモンの予備のローブを来ていた。

 

「まずコロシアムのあるところまで行ってそこからアグモンを進化させ空を飛んで王都からオルクス迷宮まで行くいいな」

 

「「「「わかった/わかりました」」」」

 

竜護は雫達に王都を出る手順を確認をし、雫達も同意した。 

 

タタタタタタ

 

竜護達人間組は、浩介が用意してくれたリュックを背負いながらコロシアムに向かった。向かっている()()()()()()()()()()()()コロシアムに着いたのだ。

 

「(よし)」

 

竜護はデジヴァイスとカードを二枚出した。その時、

 

「そこまでだ!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

突然コロシアムに声が響いた。竜護達は、声のした方を向いた。そこに居たのは、

 

「赤木!貴様だけは絶対に許さない!!」

 

天之河率いるクラスメイトとメルド率いる騎士団とイシュタルが居たのだ。

 




如何だったでしょうか

次回も出来るだけ早く出せれるように頑張ります

デジモン図鑑

ホークモン
レベル
成長期
タイプ
鳥型
属性
フリー
必殺技
・ビークペッカー
・フェザースラッシュ
プロフィール
非常に礼儀正しく、いつも冷静沈着な鳥型デジモン。ブイモンと同じく、古代に栄えた特殊な種族の末裔で、“デジメンタル”の力を借りてアーマー体に擬似進化することができる。得意技はくちばしで啄木鳥のように激しい突付き攻撃をする『ビークペッカー』。必殺技は頭部の羽飾りをブーメランのように使う『フェザースラッシュ』。
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