投稿が一年以上掛かり申し訳ありません!!
竜護達が、魔物の肉を食べ強化してから十日がたった。
最初の三日間は上の階層に上がるために探索をしたが、下の階層は見つかったが上の階層は見つからなかった。
竜護達は話し合った結果、下の階層に進むことに決定した。
ハジメと竜護は五日間で、各自の武器を開発した。
ハジメは、大型のリボルバー式拳銃。
香織は、小型のリボルバー式拳銃とメイス。
竜護は、ガントレットと新調したトンファーと中型のリボルバー式拳銃。
優花は、手裏剣とクナイと槍。
雫は、持ってきていた剣を竜護が調整した刀。
九日目に蹴りウサギを討伐した後、ハジメと香織で爪熊を倒し、十日目にいよいよ下の階層に行くのであった。
「全員、装備の点検は済んだか?」
「ああ、弾の補充は大丈夫だ」
「神水の補充も大丈夫だよ」
「それじゃあ、いくぞ!」
『おう!』
竜護が皆に装備の点検をしたか確認し、ハジメは弾の補充を伝え、香織が神水を器に移して人数分を用意した。
竜護の掛け声で、ハジメ達は下の階層に進んだ。
下の階層に進むにつれて魔物の強さも強くなり、強い固定魔法で竜護達を苦戦したが、お互いのカバーとデジモンの力もあり、ハジメ達と出会ってから50階層まで進んだ。
ちなみに、竜護達が持ってきた食料はデジモン達が食べ、竜護達は魔物の肉を食べていた。
魔物の肉はデジモンにどんな影響があるかわからず、神水もデジモン達にはただの水でしかなかった。
「どう思う?」
「明らかにおかしいだろ」
竜護達の前には大きな扉があり、両端には上半身しか出ていないサイクロプスの石像があった。
「ここはやめとく?」
「いや、ここは進もう」
「だな、もしかしたら新しい鉱石や技能が手に入るかもしれないしな」
香織がどうするかを聞き、ハジメは進むことを言う。竜護も肯定してメリットを話した。
「俺が扉を開ける。ハジメと白崎は、両端の石像を警戒」
「「了解」」
「八重樫と園部は後ろの警戒を。アグモンとホークモンは二人のサポートを」
「「「「わかった/わかりました」」」」
竜護は、ハジメ達に指示を出し、竜護は扉の前に立ち扉を開けようとした。
バッチ
「!?」
竜護が錬成で扉を開けようとしたら、扉から赤い放電が走って竜護の手を弾いた。
「「「竜護!?/竜護殿!?」」」
「「「赤木くん!?」」」
「大丈夫だ!それより警戒!!」
ハジメ達は竜護を心配したが、竜護はすぐに警戒を呼び掛けた。その時、
ゴオオオオオオオ
両端の石像が灰色から暗緑色に変色しはじめた。が、
バンバン
変色途中で、ハジメと香織が銃でサイクロプスの目を撃ち抜き絶命した。
心なしか撃ち抜かれたサイクロプスの表情は、どこか悲しそうだった。
「いや、気持ちはわかるが、少し待っても」
「「敵に容赦なんかいらない」」
「さいですか」
竜護は相手の登場を待たずに撃ったハジメと香織に呆れたが、二人の答えに竜護は呆れた。
竜護達は、サイクロプスから魔石を取り出した。
「どう思う?」
「どう見ても、この窪みに入れるもんじゃないか?」
「とりあえず入れるか」
「「「「「「うん」」」」」」
扉にサイクロプスの魔石が入る窪みを見つけ、竜護がハジメと相談し、窪みに魔石を入れることにした。
ガチ!ズウウウウウウ!!
左右の扉に魔石を嵌めた瞬間、扉は自動で開いた。
竜護達は、扉から中から様子を覗き込んだ。
「…だれ?」
そこには、立方体に両手と腰から下が埋まっている金髪で赤目の少女がいた。
それを見た竜護達は、
「「「失礼しました」」」(竜護・ハジメ・香織)
「「「「ちょっと!?」」」」(雫・優花・アグモン・ホークモン)
竜護達が扉を閉めようとしたので、雫達がそれを止めた。
「南雲!あんた何でいきなり閉めるのよ!」
「こんなとこに封印されてるヤツだぞ。関わらない方がいいだろ?」
「…確かに」
「香織あんたは?」
「見た瞬間、ハジメくんを盗られそうな気がしたから」
「…あんたね」
「竜護は何で?」
「いや、いくら見辛いし隠すべき所は見えないとはいえ、裸の女性が居たから反射的につい」
「あ~」
「?」
優花がハジメに理由を聞き、ダンジョン内に封印してるような状況に対処したと答え、優花は少し複雑だが納得した。
雫は香織に理由を聞くと、その答えに雫は呆れた。
竜護にはアグモンが質問し、竜護の答えに人間と生活していたアグモンは納得したが、人間と関わりが無かったホークモンは理解できていなかった。
「待って!」
少女は、動けない身体で必死に声を出して竜護達を止めた。
「ちがう! ケホッ……私、悪くない! ……待って! 私……」
少女は必死だった。ここで行ってしまっては二度と出れないと思ったのだろう。
「騙されただけ!!」
少女の言葉に竜護達は耳を傾けた。
「裏切られたと言ったな? だがそれは、お前が封印された理由になっていない。その話が本当だとして、裏切った奴はどうしてお前をここに封印したんだ?」
ハジメがそう問いかけると、
「私、先祖返りの吸血鬼……すごい力持ってる……だから国の皆のために頑張った。でも……ある日……家臣の皆……お前はもう必要ないって……おじ様……これからは自分が王だって……私……それでもよかった……でも、私、すごい力あるから危険だって……殺せないから……封印するって……それで、ここに……」
「お前、どっかの国の王族だったのか?」
「……(コクコク)」
「殺せないってなんだ?」
「……勝手に治る。怪我しても直ぐ治る。首落とされてもその内に治る」
「……そ、そいつは凄まじいな。……すごい力ってそれか?」
「これもだけど……魔力、直接操れる……陣もいらない」
少女の話を聞きハジメは納得した。
すると、
「……たすけて」
少女の言葉にどうするか、ハジメが竜護達に相談しようと振り替えようとした時、
コンコン
「ん?」
ハジメの足に何かが当たったのだ。
竜護達もハジメの目先に向けると、
「「「!?」」」
ハジメの足元にはダチョウの卵より大きい卵があったのだ。
その卵を見た竜護・アグモン・ホークモンは、少なからず驚いていた。
コンコン
その卵は、まるで意思を持っているかのようにハジメの足に当たり何かを訴えていた。
「なんだこれは」
「大きい」
「こんな大きい卵地球でも見たことないわよ」
「いや、その前に卵が動いていることに驚きなさいよ!?」
ハジメは足に当たる卵に疑問を持ち、香織と優花は卵の大きさにただ驚き、三人の少しずれた考えに雫がツッコンだ。
「多分これはデジタマだな」
「「「「え?」」」」
「そうだね。これ、デジタマだよ」
「私も、お二人と同意見です」
「「「え!?」」」
「デジタマ?」
竜護の言葉にハジメ達は最初何を言っているか理解できなかったが、デジモンであるアグモンとホークモンの肯定する言葉にハジメ達は驚き、デジモンの知識が無い優花だけは理解できていなかった。
「ねえ、この卵どうしたの?」
「…わからない、少し前に部屋の中に霧が出たと思ったらこの卵が出てきた。それからは、話しかけたら反応してくれるから、私の話し相手になってくれてた」
竜護は、少女にデジタマについて話を聞いた。少女は、デジタマとの経緯を説明した。
コンコン
ハジメの足元にあるデジタマは、今もハジメの足にぶつかり訴えていた。
「みんな…」
「いいじゃないか?」
「うん!ハジメくんの好きなようにしたらいいと思うよ」
「何かあれば対処すればいいしね」
「このまま見捨てるのは後味悪いしね」
「みんなでや無問題!」
「私も皆さんに賛成です」
ハジメが竜護達に相談しようとしたら、竜護達はハジメが何を言いたいか分かっていたようにハジメに賛成した。
「とりあえず、俺とハジメであの錬成魔法であのブロックを破壊だ」
「おう!」
「八重樫と園部は少し離れて出入り口の警戒」
「わかったわ」
「了解」
「白崎、アグモン、ホークモンは、そのデジタマと一緒に俺達と八重樫達の間でどちらにも対処できるようにしてくれ」
「「「わかった/わかりました」」」
竜護がハジメ達に指示を出し、ハジメと竜護は少女に近づき、封印されている立方体に手を付けた。
「ぐっ、抵抗が強いな!」
「ああ、でも!」
「「俺達なら!!」」
二人は魔力をつぎ込むと、少女の封じる周りの石が徐々に震え出す。
「「うおおおお!!」」
少女は、迸る紅いとオレンジの魔力を目を見開きながら見ていた。(主にハジメの方を)
直後、少女の周りの立方体はドロっと誘拐したように流れ落ちていき、やがて体の全てが解き放たれ、少女は地面にペタリと女の子座りで座り込んだ。
「……」
「「ハァ、ハァ、ハァ」」
少女は立ち上がる力が無いようで座ったままだった。
ハジメと竜護は、魔力を多く使い少し息が荒かった。
少女は、ハジメの手を掴み、真っ直ぐにハジメを見つめ、
「……ありがとう」
小さく震える声だが、ハッキリと告げた。
ハジメは照れ臭くなったのか顔を背け、竜護は少女に微笑んだ。
すると、
「……名前、なに?」
少女は、ハジメを見つめながら名前を聞いてきた。
「ハジメだ。南雲ハジメ。お前は?」
「ハジメ、ハジメ」
少女は、ハジメの名を心に刻みつけるように何度も繰り返した後、名前を答えようとしてすこし押し黙った後、口を開いた。
「……名前、付けて」
「は?付けるってなんだ。まさか忘れたとか?」
その問いかけに少女はふるふると首を振るうと、
「もう、前の名前はいらない。……ハジメの付けた名前がいい」
少女は、過去との決別を意味する様に言った。
「……はぁ、そうは言ってもなぁ」
ハジメはそう言いながら意見を求めようと竜護達に視線を向けようとして、
「………全部ハジメが決めて、………ハジメだけの名前が良い」
ハジメの意見は却下された。
ハジメは少し悩むように頭を搔き、そして口を開いた。。
「『ユエ』なんてどうだ?ネーミングセンスないから気に入らないなら別のを考えるが……」
「ユエ?……ユエ……ユエ」
「ああ、ユエって言うのはな、俺の故郷で『月』を表すんだよ。最初、この部屋には入ったとき、お前のその金色の髪とか紅い眼が夜に浮かぶ月みたいに見えたんでな……どうだ?」
「……んっ。今日からユエ。ありがとう」
「おう、取り敢えずだ……」
「?」
ハジメは、礼を言うユエの握っていた手を解き着ていた外套を脱ぎ、それをユエに差し出す。
「これ着とけ。いつまでも素っ裸じゃあなぁ」
「……」
今のユエは何も来ていない状態だった。
因みに竜護はユエを助けた後、ユエをハジメに任せて出入り口を見張っていた。
「ハジメのエッチ」
「……」
何を言っても墓穴を掘るだろうと予想できているのか、押し黙っていた。
そんな、ハジメとユエを見ていた香織は、
「…………」ゴゴゴゴゴゴ
「(あ、アグモン殿!?香織殿から何やら白い顔が出ていますが!?)」
「(ホークモン、この時は何もしないのが正解だと思うよ)」
「(承知しました!?)」
「~~~~」ブルブル
二人の光景をハイライトの消えた瞳で見ながら般若の幻影を出していた。
それを近くで見ていたホークモンは驚き、アグモンは香織の気配に怯えているデジタマを抱えながら撫でていた。
デジタマもアグモンの腕の中で震えていった。
「はじめまして、ユエちゃん。ハジメくんの恋人の白崎香織だよ!!」
香織は、ユエに『恋人』を強調しながら自己紹介をした。
ユエと香織の間に火花が散っていた。
「修羅場ね」
「だな」
「香織ったら」
優花と竜護、雫は香織とユエの光景に呆れていた。
だが、その光景もそれ処では無くなってしまった。
「「「「「!?」」」」」
「うわ!?」
「雫殿!?」
「え?」
「!?」
竜護、ハジメ、香織、雫、優花はナニかを感知した。
竜護はアグモン、雫はホークモン、ハジメはユエを抱えてその場を飛び退いた。
その直後、天井から巨大なものが落下してきたのだ。
砂煙を巻き上げて現れたのは、尾が二本あり、ハサミが四本ある巨大な蠍だった。
「上等だ。……やれるもんならやってみろ」
ハジメは、抱き抱えていたユエを下ろし、ポーチに入っている神水を取り出しユエに飲ませた。
「うむ!?」
神水の効果で衰弱していたユエの体力を回復させた。
そのままハジメは、ユエを背負った。
「香織、すまないが」
「分かっている!援護するからハジメ君は、ユエちゃんをお願い」
「おう!ユエ!しっかり捕まっていろ!」
ギチギチと音を立てながらにじり寄る巨大蠍に、ハジメはドンナーを向ける。
「アグモンは、グレイモンでいつでも対処出来るように警戒!ホークモンは、ホルスモンで上空を飛んで少しでも相手の注意を反らして、他は距離を保ちながら遠距離攻撃で相手する」
「「「「「「「了解!/承知!」」」」」」」
「「カードスラッシュ!」」
「超進化プログラムS!」
「愛情のデジメンタル!デジメンタルアップ!」
ーーEVOLUTIONーー
ーーARMOUR
EVOLUTIONーー
「アグモン!」
「ホークモン!」
「アーマー「進化!」」
「グレイモン!」
「羽ばたく愛情!ホルスモン!」
「邪魔するってんなら、……殺して喰ってやる!」
ハジメが叫んだ瞬間、巨大蠍の二本の尾の一本の先から紫色の液体を噴出させた。
ハジメ達はすぐにその場を飛び退き液体を避けた。避けて液体が当たった場所は、ジュワーっという音と共に地面が溶けてしまったのだ。
ハジメは躱すと巨大蠍に発砲する。
だが、巨大蠍の甲殻に当たった瞬間、弾かれてしまった。
「(弾丸を弾いた!?どんな硬さしてるんだよ!?)!?グレイモン!!」
「おう!」
竜護は弾丸を弾いた事に驚き瞬時に竜護は感づきグレイモンに指示を出した。グレイモンは竜護の指示を瞬時に理解し、ハジメ達の前に立った。
次の瞬間、巨大蠍のもう一つの尻尾から大量の棘を出した。
「カードスラッシュ!ブレイブシールド!」
キンキンキンキン
竜護はすぐにカードをデジヴァイスにスキャンさせ、グレイモンは目の前に出たブレイブシールドを掴み棘を防いだ。
「今だ!」
「は!」
「せいやああああ!」
『マッハインパルス!』
『メガフレイム!』
ドッカン
龍護の合図で、雫は風爪による斬撃を、優花は両手の指の間に苦無を挟み投げ、ホルスモンは翼から衝撃波を出し、グレイモンは火の玉を放った。
「(どうだ)」
「ギイイイイイイイイ!」
「チッ!」
四人の攻撃を受けた巨大蠍は怒りの咆哮の様な叫び声を上げると竜護は舌打ちをした。
「……どうして?」
「あ?」
「どうして逃げないの?」
ユエは置いて逃げれば助かるかもしれない、とでも考えているのだろう。
それに対して、ハジメは呆れたような視線を向ける。
「何を今更。ちっとばっかし強い敵が現れたぐらいで見放すほど落ちてねぇよ」
「ハジメの言う通り、こんな奴みんなで殺れば無問題」
ハジメは当然のように言い、龍護もハジメの言葉に賛同した。
「ハジメ信じて」
「ちょっとユエちゃん!?なにハジメ君と羨まs、じゃなくって、シているの!?」
「「「「「(((((今何て?)))))」」」」」
「!(そうか!)」
ユエは納得したように頷き、ハジメに抱きついた。そして、ハジメの首筋にキスを始めた。
それを見た香織は、巨大蠍そっちのけでユエに怒り狂った。
その時に香織は言い直したが言い直せてなく、ハジメとユエ以外の聞いていたメンバーは香織の言葉に内心疑問に思った。
その中龍護は、ユエのやりたいことを理解して、新たにデジモンカードを技能で作った。
「八重樫!これを!」
「!?これは」
「グレイモン!」
「おう!」
雫は龍護に投げ渡されたカードを見て理解し、グレイモンも龍護の考えに動いた。
「カードスラッシュ!」
「モジャモン!アイスクルロッド!」
ホルスモンは、モジャモンのデータを受け取り大気中の水分を凍らせて氷の柱を造り巨大蠍の周りに放ち動きを制限した。
「カードスラッシュ!」
「ユキダルモン!絶対冷凍パンチ!」
「うおおおおおお!!」
パキパキパキ
「(これで少しは時間が稼げる)」
続いてグレイモンはユキダルモンのデータを受け取り自身の手をユキダルモンと同じ様に変換し巨大蠍の足を殴り、殴られた所が広がり巨大蠍の動きを封じた。
「…ごちそうさま」
そう言うとユエは立ち上がり、巨大蠍に向けて片手を掲げる。そして、
「蒼天」
そうユエは一言呟いた。
その瞬間、巨大蠍の頭上に直径六・七メートルはある青白い炎の球体が出現した。
ユエがそのまま掲げた手を振り下ろすとその炎の球体が落下、巨大蠍に直撃した。
「グッギャヤヤアアアア!?」
絶叫を上げる巨大蠍。
やがて、魔法の効果時間が終わったのか青白い炎が消滅する。
そこには、凍らせていた部分の氷が溶け、背中の外殻を赤熱化させ、表面をドロリと融解させて悶え苦しむ巨大蠍の姿があった。
「ユエ、無事か?」
「ん……最上級……疲れる」
「はは、やるじゃないか。助かったよ。後は俺たちがやるから休んでくれ」
「ん、頑張って……」
ハジメはそう言うと巨大蠍を見据える。
そして、龍護が指示を出した。
「園部!ヤツの装甲に槍を全力で投げろ!」
「わかった!はああああああ!!」
優花は、龍護の指示にすぐに背中に背負っていた槍を全力で投げた。
槍は、凄まじい勢いで巨大蠍に飛んでいった。
そして、龍護はすぐにデジヴァイスにカードをスキャンした。
「カードスラッシュ!」
「ガオガモン!スパイラルブロー!」
「うおおおおお!」
グレイモンは、ガオガモンのデータを受け取りすぐに、口から渦巻状の強力な風を放った。
槍の後ろを強力な風に押され威力を上げ外殻に当たると風が甲殻が削り、槍が巨大蠍の肉に深く刺さった。
槍は、直ぐに優花の技能の遠隔回収で回収した。
「(よし!)ハジメ!」
「おう!」
龍護の呼びかけにハジメは穴の開いた箇所に向け、引き金を引いた。
その穴から内部に飛び込んだ弾丸は、巨大蠍の体内を蹂躙し、その生命活動を停止させた。
「「よし!」」
「「「やった!」」」
崩れ落ちた巨大蠍を見た龍護達は喜んだ。
戦いが終わり、グレイモンはアグモンに、ホルスモンはホークモンに戻った。
この戦いの功労者のユエにハジメは手を差し伸べ、ハジメを見てニッコリ笑う彼女は、差し出されたハジメの手を嬉しそうに取った。
みんなが勝利の余韻に浸っていると、
〜♪〜♪〜♪
龍護と雫のデジヴァイスからデジモン反応をアラームが鳴り響いた。
「「「「「「「!?」」」」」」」
「?なに?」
その電子音に龍護達は驚き、ユエだけが理解できていなかった。
デジモン反応は、部屋の出入口の方を指していた。
「みんな直ぐ側に!」
「「「わかった!」」」
「え?」
龍護は、部屋を出るのは間に合わないと判断し、直ぐにハジメ達にそばに来るように言い、ハジメ達パートナーがいない組は直ぐに龍護と雫の後ろに回った。
ユエだけが状況についてこれていなかった。
「(くる!)」
「これって!?」
出入り口前の方から霧が発生し部屋全体を覆った。
その現象にユエはデジタマが出た時と同じであることに気づく。
「グオオオオオオオ!!」
霧の方から大きな影と咆哮が響き渡る。
そのデジモンは一体。
できるだけ投稿できるように頑張ります!