未来から来た最速を目指す者   作:ブラックブラッド

5 / 6
オリキャラのヒミツ
蒼(偽名)のヒミツ1
年の離れたトレセン学園の生徒会長に告白されたがその場から逃げ出した

ブラッドのヒミツ1
火を自由に操れると知った時家の1部を燃やした


皇帝との謁見

走っているとトレセン学園の正門近くまで近づいてくる。

あれから2分ぐらい走ったが普通のウマ娘達でも2分でトレセン学園まで帰れる距離では無い。いくら早く走れる足があるにしても少し疲れが出てきたブラッド。

 

ブラッド「このまま学園内に入ります!」

 

スズカ「え?このままですか?」

 

今ここで止まれば必ずあの人に捕まってしまう。

あぁ、やはりあの人は緑の服装で正門に立っている。

あの人はウマ娘に追いつく足を持っている。

G1ウマ娘であろうと追い付くあの足、本当に人なのか?

学園のちょっとした七不思議に入りそうなぐらいに早いあの人から逃げるにはこのまま走るしかない、、、

さぁ、あと一踏ん張りだ!

 

ブラッド「おはようございますたづなさん!」

 

たづな「ちょっとそこの貴女!止まりなさい!」

 

あぁ、何故止まった状態からそこまでスピードを出せるのか、自分を視界に入れてから直ぐにスピードはトップギアに入ったかのように速くなる。

しかしこちらもまだ捕まるわけにはいけない、トレセン学園の正門を通り学園の大通り、三女神像を通り過ぎ学園内に入る。

床に足の凹みができている、いくらウマ娘が走り回ることを予想して少し硬い材質を使った床でも現状出せるスピードの最速で走れば床に凹みができてしまう。

あの科学者が言っていたパラレルワールドのトレセン学園の中は自分が知っている学園と少し違う場所があるが大体の位置は同じだ。

ならば[生徒会室]はこちらだな。

幸いたづなさんからは逃げ切った、いくら彼女が速くても学園内をフルスピードで走ることはしないだろう。

あぁ、この騒動が終わったら謝らないといけないな。

今現在も廊下に足の凹みができている、床を張り替えた方しか早いかもしれないな。

 

ブラッド「このまま生徒会室に乗り込みますね。」

 

スズカ「せ、生徒会室にですか?」

 

ブラッド「えぇ、現状自分はこのアタッシュケースの中にある物以外は何も持ってませんし一番安全ですからね。」

 

恐らく彼女を使えば自分はこちらの世界で生きていける。

ただ彼女に勝てるか。

[皇帝]の名前がつけられほどの力が彼女にはある。

自分は抜きん出るものと絶対を宣言したその前に[唯一]ではあるものの絶対を宣言した者。

 

ブラッド「彼女が今の自分を生かしてくれる1つの希望ですので。」

 

他にもこちらで生きていくための手段は幾つかあるが現状1つだけ彼女を負かす秘密を自分は持っている。

 

スズカ「生かして?」

 

話している間に生徒会室が見えてきた

ここに皇帝がいる

扉から圧が少し漏れているのかこの部屋の扉が重く感じる。

落ち着いてノックする。

 

???「どうぞ。」

 

ブラッド「失礼します。」

 

スズカ「え?このまま入るんですか!?」

 

スズカを抱えたまま部屋に入る、そこには[皇帝シンボリルドルフ]が立って自分達2人を待っていた。

[皇帝]は少し驚いた顔をした後に咳払いをした。

 

ルドルフ「色々話す前にサイレンススズカを降ろしてはどうかな?」

 

ブラッド「では失礼して。」

 

ここでやっとスズカをゆっくりと降ろす。

 

スズカ「ぁ」

 

ゆっくりと部屋にあるソファーに座らせる。

 

ルドルフ「さて、始めまして。ここトレーニングセンター学園、略してトレセン学園の生徒会長を務めているシンボリルドルフだ。」

 

ブラッド「始めまして私はブラッドと言います。」

 

ルドルフ「ブラッド、聞いたことの無い名前だな。顔も覚えがない、君はこの学園の生徒では無いね。」

 

流石の記憶力だ学園のウマ娘全員の顔と名前を覚えていると聞いたが本当に覚えているようだ。

 

ブラッド「はい、貴女とは始めて会いますね。」

 

ルドルフ「貴女とは?まるで別の私と会ったことがあるような言い方だな。」

 

彼女はウマ娘の事を第一に考えているなら自分を守ってくれるだろう、しかし自分の事をある程度喋らないと今のままでは不審者だ。

 

ブラッド「そうですね、シンボリルドルフさん、ルナちゃんは元気ですか?」

 

そう聞いた途端に彼女が一瞬だけ止まる。それはそうだルナとは彼女の幼名なのだから、そんな幼名は基本的には誰にも言わないし知っていたとしても家族ぐらいだ。

そんな幼名を初対面のウマ娘に隠すように言われたら誰だって驚く。

彼女が少し時計を見てから動き出す。

 

ルドルフ「もうすぐ授業が始まる、サイレンススズカ君は授業の準備に行き給え。今ならまだ制服に着替えて授業に出席できるだろう。ここからは2人で話をしないといけないようでね。」

 

スズカ「は、はい!失礼しました。」

 

彼女は体操着のままだった事を思い出して急いで生徒会室を出ていく。

そういえばさっきまで固まっていたけどどうしたのかな。

スズカが生徒会室を出た今ここに自分と皇帝の二人だけとなった。

彼女の方を向き直すと彼女は少し早くこちらに歩いてきて肩を掴んできた。

 

ルドルフ「その名前を何処で聞いた。」

 

彼女の顔は赤く染まっていた。

本来幼名とは家族しか知らないがもし例外があるとするなら意中の人にその名前を伝えたりすることがある。

そう、家族の人以外が知ることは無い、もし知っているのならそれは告白された者しか知らない。

しかし彼女は自分に名前を教えたことは無い[未来]の彼女の旦那が口を滑らせた何て知らない。

そう、あれは事故だ。

自分はその時はまだ幼く理解はしていなかった。

理解してから自分は未来の彼女にルナと言う名前を使って遊んでもらった事がある。

何かあれば彼女をルナと呼びそれを聞いた彼女は慌てて自分に近寄ってきてその名前を使わないでくれと言ってきた。

その慌てようを見て楽しんでいた自分は最低だと気づいたのは初等部の頃だったかな。自分に幼名と言う物は無いので理解するのに時間がかかった。

 

ブラッド「落ち着いて下さい1から全て話しますから。」

 

ルドルフ「お、落ち着いてだと!?自分の幼名を初対面の君に言われて落ち着けるなどいられるか!しかも2人きりではなくあの場所にはサイレンススズカもいたというのに!」

 

肩を持つ手に少し力が入り自分を揺らす。

 

ブラッド「全部話すので本当に落ち着いて下さい。さっきスズカさんの前で言ったのも謝るので揺らさないでください。」

 

ルドルフ「う、申し訳無い取り乱してしまった。」

 

彼女は肩から手を離し軽く深呼吸をしている。

自分は少し乱れた髪を整える。

 

ブラッド「まず話す前に色々と条件があります。」

 

ルドルフ「条件とは?」

 

ブラッド「今から話す内容は絶対に外に漏れてはいけません。例え親しい者でも、家族の方にも話してはいけません。」

 

少し空気が重くなる、誰にも話してはいけない内容と言われて身構え無い者はいないだろう。

 

ルドルフ「絶対にか。」

 

ブラッド「はい、絶対です。もし話が漏れると私は貴女方を消さなければならないかも知れません。」

 

ルドルフ「消す、というのは?」

 

ブラッド「消すというのは流石に言い過ぎです。それは私も困りますので。ただあえて言うならば[警告]はします。」

 

少し脅しすぎたようで少し考えるているようだ。

これを聞いたら後戻りできない。

 

ブラッド「それでもお聞きしますか?」

 

ルドルフ「、、、」

 

沈黙

彼女は全てのウマ娘が幸せであることを望む。

しかし自分1人の望みで他のウマ娘が不幸になる可能性がある。

助けたい、しかしそれは1つのために他を切り捨てる可能性がある。

一人のウマ娘とその他のウマ娘どちらを選ぶか、普通のウマ娘ならその他を選ぶだろう。

しかしこのウマ娘は皇帝シンボリルドルフは全てのウマ娘が幸せである事を望む。

誰1人欠けてはいけないのだ。

 

ルドルフ「その解答は少し答え難いな。」

 

彼女が考えた末に出たのは答えれないと言う結果。

自分はこの返答を知っていた。

彼女にはこの条件を呑み込むことも拒否することもできない。

誰1人欠けてはいけないからだ。

彼女の理想は美しい、しかし完成することは無い。

夢は夢だからこそ美しいのである。もし夢を現実にするならばそれは何かを切り捨てなくてはいけない。

彼女の夢は美しすぎるが故に答えられない。

 

ブラッド「そうですか。なら自分の事は一切喋れません。」

 

ルドルフ「!それは、、、しかし。」

 

もしこのまま自分が喋らないという選択をしてこの場を離れれば何も起きないなんて事は無い。

彼女は元から条件を受け入れるという選択しか無いのだ。

別に彼女の幼名ぐらいならどうにでもなるかもしれない。

しかし、彼女にとって自分は不確定要素が多すぎる。

このまま追い出すこともできるがここで追い出しても良いのか?

もし彼女がまだなにか隠しているとしたらどうなる?

そんな不安を抱え込む彼女は深く考える。

彼女の話が他のウマ娘に何かしら影響を与えるとしたら。

しかしそのまま放って置くのも良くない。

 

ルドルフ「少しだけ時間をくれないか?」

 

ブラッド「それは無理ですね。」

 

彼女は考える時間が欲しかったのだろうがそれは無理な相談だ。

これは自分の今後にも関わる。

今ここで答えを出してもらわなければ自分は今日野宿しなければいけない、それだけは嫌だ。

 

ルドルフ「どうしてもか?」

 

ブラッド「どうしてもです。」

 

彼女は考える時間が欲しいが自分は安定が欲しい。一歩も引けないのである。

キーンコーンカーンコーンとチャイムがなる。

授業が始まる合図。

チャイムが鳴り止むと同時に彼女はいつも書類整理をしている事務用の机へと移動し椅子に座る。

1つため息を吐く彼女を見つめる。

 

ルドルフ「分かった、その条件を飲もう。」

 

ブラッド「ありがとうございます。」

 

ルドルフ「その代わりに全て喋ってもらう。これはトレセン学園の安全を維持するためだ。」

 

ブラッド「はい、条件を飲んで頂いた以上自分が分かることは全てお話するので安心して下さい。」

 

 

皇帝は知らないブラッドと言うウマ娘はトレセン学園だけでは無い世界に影響を与える可能性がある事を。

そしてここから始まる最速の一歩を。




一週間に1話ぐらいのペースが妥当なのかな?
時間さえあれば一週間に何回か投稿したいけど仕事が定時で終わらないので基本的に一週間に1回のペースの投稿にしたいと思います。
そして本編、、、早く進まないかな。描写を細くしようとして会話が進まず毎回1時間ぐらいしか話が進んでないのでもっと話が早く進めるようにしたいなと思っています。
なので次かその次くらいで書き方が変わるかもしれません。
まぁ、自分にそんな事ができるかはしりませんが。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。