色々と消化しつつ、色々と作っていくターン。
◆ ◆ ◆
本日はコアメダル作成を再開する。
とりあえず今使える技術────動物と高位悪魔という二つの霊基情報を組み込み、魔獣属性関係ない高位悪魔の力も取り込み可能とした第二世代型コアメダル。
別に目新しい部分はあまりなく、淡々と作業を続けていく。
降霊術とレベルと技術が向上したからか、今までは取り扱いが難しかった高位悪魔でも比較的簡単に降霊ができるようになっていた。
魔神カルティケーヤの霊基を組み込んだチーターメダル。
地母神セドナの霊基を組み込んだセイウチメダル。
邪龍レヴィアタンの霊基を組み込んだペンギンメダル。
プラスして、獣要素がある高位悪魔の方は従来通りの第一世代型コアメダルに霊基情報を封じていく。
魔神ウィチロポチトリの霊基を組み込んだコンドルメダル。
幻魔ガネーシャの霊基を組み込んだゾウメダル。
邪龍ヴリトラの霊基を組み込んだウナギメダル。
……とりあえずはこんなものか。
◆ ◆ ◆
さて。
日本各地で日本神を解放する異界攻略戦が大々的に行われるようになった少し前に、地方でG-3とかファイズとかのライダーを量産中の地方支部に嫉妬した山梨ロボ部の皆さんと一緒に、脳缶ニキが共同開発した『仮面ライダーソロモン』。
脳缶ニキが有する邪悪なテクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだ結果、最低でも50レベル以上の格と精神属性への完全耐性を備えていなければ装備できない危険性とは裏腹に、絶大な性能を誇る超一級品のデモニカであるが。
このデモニカの中核『万魔録』は、魔導書をシキガミ化し、それをデモニカコアとしてデモニカを稼働させる────脳缶ニキ自身の言葉を借りるなら“魔導書を血肉として一体化する装備”であるとの事。
そこから少し経って、エジプトでメシア教会と多神連合の決戦が行われた後になって、ソロモンの開発記録を読み返している時に、ふと気が付いた。…………これ、デモンベインのマギウス・スタイルでは?
研究しておくと後で色々と役に立ちそうなので、もうちょっとだけ研究を進めてみよう。
────と、いう事で、そのダウングレード版ともいえる『仮面ライダーカリバー』を作ってみる事にする。
主幹となるシステムはソロモンのままでオッケー。肝となるのは、魔導書となるワンダーライドブック『ジャアクドラゴン』と、対になる闇の聖剣『闇黒剣月闇』だ。
原作『仮面ライダー聖刃』における仮面ライダーのシステムは、微妙にややこしい。武器である聖剣と変身アイテムが一体になったシステムに、魔導書『ワンダーライドブック』をセットして変身する仕組みで、変身アイテムが聖剣と本で二種類ある感じ。
ついでに、聖剣とブックをベルトにセットする形式と、聖剣それ自体にワンダーライドブックをセットする形式で、変身システムが二パターンあるのも面倒の一つだが、まあ、それもいい。
ともあれ、重要なのはワンダーライドブックと聖剣であり、ブックをセットして変身に使うデモニカシステムに関しては、ソロモンで完成しているので、今は問題ないとして。
魔導書の機能とデモニカコアの機能を分割し、コアは聖剣に組み込んで、さらに魔導書であるワンダーライドブックからの負荷を防ぐためのフィルター機能を聖剣とドライバーの側に搭載する事で、魔導書と一体化するための負担を軽減する仕組み。
……この形式なら、ライドブックを付け替える事でのフォームチェンジにも無理がないからな。
まず、聖剣『闇黒剣月闇』の素材には以前エジプト神との取引で獲得したものの一つ、邪龍セトのフォルマを利用し、それをオリハルコンと一緒に製造部古参の晴彦ニキに刀身を鍛造してもらう。
この刀身にはデモニカコアと共にホルス神の左眼である『ウアジェトの目』を埋め込み、全てを見通す叡智の象徴としての権能を持つこれをワンダーライドブックの読込装置として組み込んであり、読み込んだライドブックから力を引き出し、闇の権能にて再現する事ができる。
そしてワンダーライドブックの原型となる魔導書は『死者の書』を始めとするエジプト系の魔導書をベースに、邪龍セトにまつわる記述をまとめて書き記したもの。エジプト神話における本来のセトは砂漠と異邦を管理し旅路を守る戦闘神であり、太陽の船の運航を守護する神格の一柱であるが、同時にメガテンシリーズにおけるセトは敵対者であるアポピスと半ば意図的に混同される事により、強大な闇の力を有する邪龍となっている。
まあ嵐の神で太陽の敵対者とか、つまり裏を返せば暗雲を呼び太陽を覆い隠す闇の神って事でもあるので、あながち間違ってはいない……って事で、『ジャアクドラゴン』のモチーフにこれ以上相応しい存在はいないだろう。
また、闇黒剣月闇に埋め込まれたウアジェトの目だが、このウアジェトの目は月を意味する象徴であると同時に、ホルス神がセトとの戦闘により一度失われたとも言われており……『ジャアクドラゴン』の記述においてはこれを“セト神によって簒奪された”と定義する事により、セトの権能として力を引き出す事を可能としている。
また『ジャアクドラゴン』をリードする事によりセトの権能を引き出す事が可能であり、旅路の神としての権能と【トラポート】系術式との組み合わせで、空間を斬り裂いて生まれる闇を介した転移だとか、ウアジェトの目の力を引き出す事による未来視だとかその辺、原作でもカリバーがやっていた特殊能力を引き出す事ができている。
そして強化形態用のワンダーライドブック『ジャオウドラゴン』────これに関しては原型である仮面ライダーソロモンのシステムにより近く、ソロモンからダウングレードさせた部分の大半をソロモンと同じ規格に揃え、通常形態のカリバーではオミットされた強化機能を再度搭載して、よりソロモンに近づける形で。
どちらかといえば本来のカタチに戻した、という方が近い機体に仕上がったが、その分だけ装着者に要求されるレベルも高く、最低でも40レベルを要求する仕様になっている。
邪神アーリマンとその従僕、邪龍アジ・ダハーカの記述をメインに、それを邪龍セトと同一視する形で論拠を展開し、より闇の属性を引き出せるように、また多頭龍としての属性を持たせた形になる。さらには闇に身を潜める限定ステルス機能や、影を引き裂いて実体にダメージを与える能力、影を踏む事で相手の動きを封じる能力などを組み込んでの原作設定の再現を。
ひとまず、仮面ライダーカリバーのシステムはこれで完成……ある程度の量産を目算に入れて製造したにもかかわらず30レベルくらいは必要な高級機に仕上がってしまったが、ベースになったソロモンが50レベル以上を前提にしている時点でそれなりにダウングレードは出来ているかな。
◆ ◆ ◆
飛電インテリジェンスに販売委託した滅亡迅雷フォースライザーの売れ行きは、まあそれ相応だ。
悪魔変身能力者の変身形態に対し、別の霊基を外付けする事で変身形態を調整する技術であるわけで、主な用途としては、デビルシフターやアウトサイダーといった悪魔変身能力者の中でも複数形態への変身ができないタイプ……とりわけ変身形態が戦闘に向かないタイプの能力者にとっては有効な戦闘手段になり得る。
で、これ、飛電インテリジェンスからはより直接的に、デビルシフター以外にも使えるようにならないか、という開発要請が飛んできていたりして。
と、いうわけで大雑把に完成したのが悪魔変身機能搭載型デモニカ『AIMSショットライザー』。プログライズキーに格納された霊基を展開し、デモニカそのものに着装する新機軸のデモニカシステム。
使用するプログライズキーは妖獣クルートーの霊基を宿した『シューティングウルフ』と、聖獣バステトの霊基を宿した『ラッシングチーター』。
現在は飛電インテリジェンス経由で専任のテスターに委託し、テストを繰り返している最中だ。
さて。
それはそれとして。
ソロモンベースのデモニカシステム、二作目の開発に取り掛かろうと思う。開発するのは光の聖剣『光剛剣最光』を振るう『仮面ライダー最光』だ。
この最光、最大の特徴として何と……人の形をしていないのだ。剣そのものが独立稼働する仮面ライダー(?)であり、それが独りでに宙を飛び回って敵を攻撃する。
そんな代物をどうやって成立させるかといえば……シキガミに悪魔変身能力を付与する技術。これに関しては僕のシキガミであるルビー、ワイス、ヤン、ブレイクの四人の開発において、既に完成している。後は、それをデモニカコアとなる魔導書に搭載し、装着者ごとデモニカを剣の姿に変身させる。
後は魔導書である『金の武器、銀の武器』だが。悪魔変身能力を搭載するのは基本として。これを使用するために、カリバーでは万魔録の機能をコアである聖剣と魔導書であるワンダーライドブックに分割していたが、最光ではその双方の機能をライドブックに集約させている。
魔導書としてのメインとなるのは、ケルト神話に登場する神剣クラウ・ソラスに関する記述。クラウ・ソラスの銘はアイルランドの言葉で「光の剣」を意味し、その実態はアイルランドやスコットランドを中心に様々な民話に登場する“輝く剣”の総称であり、またヌアザの神剣とも同一視される。一説にはケルトの太陽神が振るう雷霆に通じるアイルランド神話における神殺しの武具の残滓とも言われ、ブリューナクやゲイ・ボルグといった伝説の武具と起源を同じくするという。
光の属性を持つ聖剣に関しては、これ以上ない程にマッチするモチーフだろう。
光の剣の伝承から、光そのものへと変化して移動する原作再現能力を組み込んだが、これに関してはあくまでも移動能力に留まり、光速での戦闘が可能とか、光速域の加速度をそのまま破壊力に変換とかそういう真似はできない様子……まあ原作でもそういう物騒な真似をやった事はなかったから、原作再現としては問題ないか。
念動と重力制御の合わせ技による飛翔機能も組み込んだから、剣形態でも自在に空中を飛び回る事ができる。回復や破魔系統のスキルも搭載しており、その辺の原作再現も抜かりなし。
また【十種影法術】で確立した影操作の術式を用いて人型の仮想ボディ『最光シャドー』を形成する事で、剣化した本体を振るって戦闘もできる形に。
これで一通り、原作再現に必要な能力は確立した。
聖剣のベースは剣を司るのを通り越して神剣“布津御霊剣”そのものが神格化された神────フツヌシのフォルマが最適だろう。
今回は闇黒剣月闇とは異なり、晴彦ニキに依頼せずこちらで刀身を製作する……毎度毎度。光の属性と相性の良い日天合金木を素材とし、刀鍛冶の技術に頼らない錬金術での作刀となったが、十数本ばかりの失敗作を経て、ようやく満足いく出来での刀身が完成した。
最後に、カリバーでのジャオウドラゴンに対応するような強化形態用のワンダーライドブック『エックスソードマン』を作成。
記述は布津御霊剣の担い手である鬼神タケミカズチに関する記述をメインに、AIMSショットライザーで確立した技術を使い、最光シャドーを素体として格納したタケミカズチの霊基を鎧のように着装する形で、フツヌシのフォルマで鍛造した光剛剣最光とも最高の相性を持つボディを構築し、基本性能を拡張強化する形だ。
さらにこのタケミカズチのアーマーを左腕部に集中させ大剣とする『エックスソードマンパワフル』や、同じくアーマーを脚部に集約して打撃用のヒールへと変形させる『エックスソードマンワンダフル』への変形機能も搭載。
うん、剣に変身するデモニカとかイロモノにも程があるとは思うけど、中々いい感じの出来になったかな。
◆ ◆ ◆
さて。
仮面ライダーカリバーと、仮面ライダー最光のライダーシステムを完成させたわけだが。
ここからどう発展させていくかといえば。
まず真っ先に作成するのは不死の剣士『仮面ライダーファルシオン』だ……といっても、そこまで特筆するものでもない。
霊鳥フェニックスに関する記述を主体にして作り上げた不死と復活の力を宿すワンダーライドブック『エターナルフェニックス』。フェニックスといえば、これしかないからね。
専用のドライバー『覇剣ブレードライバー』、これに関してはカリバーのシステムから中身をほぼ流用しているので、そこまで特筆するようなものじゃない。
隼の姿を持つエジプトの冥界神セケルのフォルマから鍛造した無の聖剣『無銘剣虚無』。セケル、またはソカリスなどと呼ばれるこの神格は、オシリスとは異なり広漠たる不毛の砂漠を支配する冥府の霊鳥であり、虚無の属性に加えて不死鳥との相性も最良だ。
とりあえずカリバーの直接的な発展型なので機構にも特筆するところはなく、せいぜい内部空間の拡張で、無銘剣虚無のロングソードサイズの刀身をバックルに納められるようになっている程度。死と虚無の属性にて強化解除と防壁貫通効果の乗った聖剣の刀身に不死鳥の炎を纏わせ、また死して蘇る不死鳥の不死性を再現する事ができる程度……まあ、十分強いな。
ともあれブレードライバーが完成したので、ここから発展させていくことにする。
ブレードライバーをプロトタイプとして、汎用性を重視した量産型ドライバー『聖剣ソードライバー』。そして量産型の聖剣『火炎剣烈火』『水勢剣流水』『雷鳴剣黄雷』────ここまではいい。
だが問題は、魔導書なんだよなぁ……。この聖剣ソードライバー、ライドブック用のスロットが三つあるのだ。そして、仮面ライダーソロモンを始めとするセイバー系デモニカにおいて、ワンダーライドブック=魔導書はデモニカのコア、あるいはコアである聖剣とリンクしたその一部でもある。
場合によっては、一つのデモニカに三つのコアを搭載するようなワケ分からん仕様になったりする場合もあり────コレをどうやって解決するか。
案は二つ。
一つ、聖剣とリンクした一冊のライドブックをコアとして、他を武装強化と割り切るか。
一つ、三つのコアをまとめてリンクさせ、一つのコアとして機能するか。
……まあ、折衷案だな。
聖剣とリンクしたライドブックをメインコアとして扱い、残り二つのスロットに挿入したライドブックはドライバーを通じた【情報接続】により武装強化用のサブコアとして設定。複合シキガミコアの技術実証モデルは、こんなものでいいか。
ワンダーライドブックは9冊。
龍王ペンドラゴンに関わる記述を綴じ込んだ『ブレイブドラゴン』。これに霊鳥ガルーダについて記述した『ストームイーグル』、破壊神セイテンタイセイに関して記述した『西遊ジャーニー』をセットで。
神獣シンバを聖獣マーライオンと同一視する記述をでっち上げてライオンの霊格と水属性を併せ持つ『ライオン戦記』。ここに聖獣ペガサスに関する記述を組み込んだ『天空のペガサス』と、幻魔ピーターパンに関わる物語を記述した『ピーターファンタジスタ』。
アラジンと魔法のランプから妖魔ジンに関わる記述を抽出した『ランプドアランジーナ』。魔獣ケルベロスに関わる記述を集めた『トライケルベロス』と、“黄色いハリネズミ”という形態で伝えられる妖獣チャグリンを黄色繋がりで邪神ハスターの化身である黄衣の王の神使としてでっち上げる事で割と無理矢理に霊格を引き上げた『ニードルヘッジホッグ』。
ライドブックそのものは割とややこしい出来になったな。
ともあれ、これでとりあえず聖剣ソードライバーを利用したシステムは完成扱いだが、量産型とはいえ通常形態ではレベル10、三冊同時使用のワンダーコンボ形態ではレベル15以上を要求するため、比較的上級者向けの装備だったりする。
◆ ◆ ◆
そういえば、最近どうもビルドドライバーの開発がされたらしい。二つのアイテムから同時に二つの霊基を読み込んで結合するシステムの難度が高くて開発が難航していたらしいが、無事成功との事。
多様な形態を自在に組み替えて多彩な状況に対応する事を主眼において開発されているらしく、魚沼ではラビットタンクフォームとゴリラモンドフォーム、宮城ではニンニンコミックフォームが開発中だとか。
そんなわけで、僕もこの波に乗ってビルドの新フォームを開発してみようと思う。
最初に開発するのは『ロケットパンダフォーム』だな。ロケット部分はアストロスイッチのロケットから、パンダはトラクローのデータとかその辺から色々と流用が効くので、開発はそれほど難しくなかった。
大きな鉤爪を備えたその形状はトラクローにも似ているが、ロケットの推進機能による高速移動が持ち味なだけに、オーズのタトバコンボとは割と運用が違う。
というか、こういうのイメージ的には幼女ネキの得意分野じゃないだろうか。
ちょっと宮城にでも送っておくか。
さて、それはそれとしてロケットパンダの開発があっさり終わって微妙に不完全燃焼気味なので、いくつか開発を進めておく。
最初に開発するのは、多分強いけど癖が強く、原作での登場順位は比較的早かったけど、開発される順位が遅くなりそうなあのフォーム……『ライオンクリーナーフォーム』だ。ライオンと掃除機という極めて微妙な組み合わせだが、普通に強い。
魔法や銃撃などの遠距離攻撃、果ては逃走や隠密といった敵の選択肢を掃除機の吸引力で封殺しながら、敵を吸い寄せて強制的に間合いへと引きずり込み、ライオンの爪牙で確実にトドメを刺す。そんな悪辣な戦い方ができるフォーム。
続いて『キリンサイクロンフォーム』。
左腕に搭載された大型送風機は強烈な暴風を操り敵を吹き飛ばす事も、逆に引き寄せる事もでき、間合いを自在にコントロールする事ができる。そして右腕に装備されたブレードは伸縮自在で間合いを選ばず戦う事ができ、近接オンリーな敵であれば一方的に殴り倒す事ができるだろう。
最後に『ローズコプターフォーム』。
茨の鞭や連射可能な棘といった中距離戦向けの多彩な武器に加え、しなやかな身体構造は近接戦にも高い適性を持ち、さらに背中のローターブレードによる飛行能力をも持ち合わせた非常にバランスの良いフォーム。
植物操作のスキルや権能持ちとは相性がいいだろうな。
なお、ライオンクリーナーの変身音声は『たてがみサイクロン!』、キリンサイクロンが変身に使うフルボトルは『キリン』と『扇風機』、ローズコプターの変身音声は『情熱の扇風機!』だったりする。……一体、どういう事なんだろうね?
◆ ◆ ◆
さて。
以前、アストロスイッチの大半を作った。
なのだが、やっぱり最終フォームであるコズミックステイツだけ欠けているのは何とも収まりが悪い。
ってなわけで、コズミックステイツを完成させるために専用のドライバーを製作しようと思う……言うまでもなく『フォーゼドライバー』だ。
外装は新しく作るとしても、システムの基幹は既存の展開式デモニカを流用するだけで十分────霊山同盟支部で実用化されているファイズギアが鉄板だな。デモニカの戦術支援システムは、現状でも十分以上に実用的だ。
その上で、コズミックステイツの実装を見据えて、可能な限り小型化した『飛行石』を組み込み、出力にはかなりの余裕を持たせてある。探求ネキが開発したこの飛行石は、高出力の動力炉であると同時に高度なCPUであり、そして重力制御機関でもあるので、システムの中枢として据えるには非常に都合が良かった。
そして、システムの肝としてトリガーホルダーのシステムを応用しつつそれをアストロスイッチに特化した四つのスロットを作成。まあアストロスイッチ以外は使えないんだが、代わりに通常のトリガーホルダーに組み込むよりもさらに上の出力を引き出す事ができる……システムの規格というだけでなく、呪術的な縛りも加えたからこその出力強化だな。
そして、さらにドライバーには40個……今後の機能拡張を見越して最大50個までのスイッチを格納するための壷中天を用意。この中にストックされたアストロスイッチを【トラエスト】をベースに限界までコストダウンした換装術式で付け替える事により、状況に応じてモジュールを組み替えることができるわけだ。
……とりあえずフォーゼドライバーの基本はこれでいいとして。
問題は、コズミックステイツだ。
『仮面ライダーフォーゼ』の原作におけるコズミックステイツの能力は、大きく分けて二つ。全てのアストロスイッチの能力を同時に発動させ、重ね掛けする事。そして超高性能のワープドライブだ。
この内、ワープドライブに関しては【トラポート】を基盤にした転移術式で割とどうにでもなるのだが、問題はアストロスイッチの重ね掛けの方。
「アストロスイッチを使う事に特化したアストロスイッチ……まるで言葉遊びだな。しかし一体、どう再現したものやら……」
一つのスイッチに残り39個のスイッチの能力を組み込むのはナンセンスだろう。どう考えても容量が足りないし、そもそも原作からしてそういう能力でもない。
色々と考えた末、スロットと壷中天に格納した各スイッチへのリンク機能をまず開発する事にする。
その試作機としてまず開発したのが『ロケットスイッチスーパーワン』だ。原作においては仮面ライダーフォーゼの劇場版に登場したこのスイッチによって変身するロケットステイツは、通常のロケットスイッチと合わせて使用し、出力を増したロケットモジュールを両腕に展開する事で絶大な推力を発揮し、単独で大気圏突破すら可能とする形態。
基本はエレキやファイヤーといった他のステイツチェンジ用のスイッチと同じで十分として、大気圏突破を可能とする莫大な出力をどうやって賄うか、という問題に対して利用したのは……飛行石の要諦となっている『太極炉術式』────複数存在する飛行石同士の間でエネルギーを伝播し合いながら増幅を繰り返し、莫大な出力を得る術法だ。
これを応用し、左右の腕に展開される二つのロケットモジュール間に出力リンクを構築。フォーゼドライバーに内蔵された飛行石から供給されるマグネタイトを相互に増幅させる事により、その推力を爆発的に増幅する仕組み。
こうして基本が完成したので、コズミックスイッチの製作に移る。
コズミックスイッチそのものに飛行石を組み込んでドライバー側の飛行石とリンクさせる事での出力増幅を図るだけでなく、コズミックスイッチ側に組み込んだ飛行石をドライバー内のスロットや壷中天に格納された他の各スイッチとリンクさせ……全てのスイッチを増幅装置として機能させつつの、コズミックスイッチをメインユニットとするデータリンクを構築。
そこから他のスイッチを引き出す事により、コズミックスイッチの基準による各モジュールの仮想展開、あるいは効果を上乗せし、重ね掛けする事も可能、と。その辺は、以前『十種影法術』の開発の際に触れた拡張術式の式神融合を再現した時の術式を部分的に流用し……ヨシ、完成だな。
◆ ◆ ◆
仮面ライダーフォーゼを作ったので、せっかくだから同じく仮面ライダーフォーゼを原作とする『仮面ライダーメテオ』の方の製作にも挑戦してみる。
仮面ライダーメテオはフォーゼと同様にアストロスイッチで変身するライダーなのだが、多種多様なモジュールを柔軟な発想で使いこなすフォーゼとは対照的に、フォーゼを上回る出力と実戦的な装備で装着者の高い戦闘技術を昇華する“戦闘用のライダーシステム”。
その最大の特徴は、衛星軌道に浮かぶ人工衛星“M-BUS”からのエネルギー供給を受けて稼働するという事。
「ふむ」
なるほど。
これは中々、発想としては面白いかもしれんね。
人工衛星とデモニカを連動させる形で一つのライダーシステムとして完成させるなら、小さなベルトには搭載できない大型の炉心をライダーシステムの衛星側に搭載する事により、通常のデモニカを遥かに越える高出力を得られるだろう。
と、いうわけで早速だが人工衛星をクラフト開始。エアロックを備えた気密可能な筐体を用意……デブリや宇宙塵との衝突に備え、外部装甲には【物理無効】を完備しておくのは絶対。内部は小部屋が一つできる程度のサイズで十分だが、その中心には無線通信可能なターミナル端末を設置。
そうやって完成した人工衛星の雛型を、イナバニキに依頼して衛星軌道まで【トラポート】してもらえば、後はターミナル経由で資材を送り込み、普通に建設していけばいいだけの話だ。宇宙空間での活動は、悪魔変身とかで割とどうにかなる。
中枢にはメイン動力炉として特大サイズの飛行石を設置し、それをドライバー側の内蔵飛行石と連携させ、太極炉術式を介して送電するシステムを構築する。
衛星ビームを介した送電システムはロマンだしビジュアル的にもクールだが、正直それやると衛星の位置がバレるだろうし、場合によっては表の社会に所属する観測施設から見つかる可能性すらある。あるいは、強敵が相手だと地上から撃ち抜かれそうで怖いんだよな。空間的に隔絶された異界の境界越しに送電ビームが届くかどうかも微妙だし。それに送電ビームとはいえ通常のビーム砲と大差ない以上、狙いがズレて変な場所に命中してしまっても被害が怖い。
……というか動力炉を内蔵した衛星と連携する大出力兵器って、この発想よくよく考えるとコレ、ライドウが戦った元祖超力戦艦とほぼ一緒だよ。そもそもデモニカに使われている技術は超力戦艦を起源とするものだから、これはある種の先祖返りといえるのかもしれない。
あれは原子炉だったが……まあ、こっちは太陽光発電でいいだろう。
と、いうわけで用意するのは『ブルーウォーター』────探求ネキが開発した光量子コンピューターの三次元基盤。実はこれ、光エネルギーを動力として稼働する性質を持っており、これを利用して光をマグネタイト動力に変換するある種の太陽電池として活用する。
日天合金木を素材に製造した増幅用リングの中心にこのブルーウォーター式ソーラーパネルを設置する事で、宇宙空間で思う存分吸収した太陽光マグネタイトを吸収しつつ増幅、それを送電炉の飛行石へとバイパスし、相互に増幅を繰り返しながら太極炉術式を通じてその出力をメテオドライバー側に搭載された五行器へと転送、それをドライバー側でも増幅しながら運用する。
これで基幹システムは出来上がったので、次は武装面、か。
原作のメテオのシステムに搭載された主兵装はコズミックエナジー変換ガントレット『メテオギャラクシー』。対応するスイッチを押す事で火星・土星・木星らしきエネルギー球を生成し、それを近接格闘武器や射出用の弾体として運用する多目的武装。
これを再現するためには…………惑星三つの概念元は欲しいよな。
と、いうわけで。
陰陽道の八将神から、金星または火星を司る歳殺神、土星を司る太陰神、木星を司る太歳神を降霊し、その霊基を抽出してフォルマ化し、パーツとして組み込む事で惑星概念を宿した魔術球の形成機能を構築。
炎熱を伴う打撃を撃ち出すマーズブレイカー、土星の環から切断力を伴ったリングを連射するサターンソーサリー、巨大な球体の質量で押し潰すジュピターハンマーの三種のコマンド……三種類しかないが、遠近対応に属性攻撃まで追加されている辺り、扱いやすくシンプルに纏められている割に、これさえあれば大抵の敵はどうにかなるラインナップだな。
わざわざ陰陽道から火星の神格を引っ張ってきたのは、マーズブレイカーが炎の属性を持つから。アレースやマーズ辺りよりも、五行説に基づく火炎属性の付与がやりやすかったので。
ふむ。
とりあえずこれでメテオシステムの基幹は整ったわけだが。
後は、強化形態のメテオストームだな。
メテオストームスイッチ本体側にも同様の五行器と太極炉術式を搭載し、メテオドライバー側の五行器と相互に出力を増幅し合う事で、通常のメテオを上回る更なる出力を稼ぐ事ができるわけだが……専用武器『メテオストームシャフト』もそうだが、それ以上に原作におけるメテオストームの最大の特性は、何といってもその独特の必殺技『メテオストームパニッシャー』だ。
そのキモになるメテオストームスイッチは特徴的な風車のようなパーツが外れ、独楽のように高速回転させて射出する機構『ストームトッパー』が備わっており、これはその構造上ほぼベイブレードと同じなので、ホビー部で作っているベイブレードのシステムを遠慮なく使わせてもらおう。
軌道操作には重力制御を利用するとして、問題はその先。
原作では、このストームトッパーには『高速回転時に周囲のコズミックエナジーを吸収する能力を持つ』という事で、これを射出して敵に叩き付けて敵のコズミックエナジーを吸収し、威力を増しながら敵を斬り刻むのが『メテオストームパニッシャー』、なのだが。
この辺の特性の再現から、コズミックエナジー=生体マグネタイトという事で、周辺空間からのマグネタイト収集は小型化した五行器を利用して、これに生体マグネタイト収奪型の【エナジードレイン】を組み込んで、ドレインしたマグネタイトを五行器の五行循環サーキットに通して増幅しつつ攻撃にそのまま上乗せする事で、敵のマグネタイト保有量が多い程威力が増すギミックが完成。
専用武器のメテオストームシャフトは【サイ】系統の念動系魔法を利用した加速機構を搭載し、打撃力や攻撃速度を強化する仕組み。これは近接格闘武器であると共にストームトッパーの射出機構も兼ねるためで、メテオストームの高出力から近接でも十分な威力が見込まれるが、やはりその本質は射出機能がメイン。
とりあえず、メテオシステムは完成と考えていいだろう。
◆ ◆ ◆
仮面ライダーフォーゼと仮面ライダーメテオが完成した。
ならば、ここで作るのはフュージョンスイッチだろう……といっても、別に難しい代物じゃない。太極炉術式を組み込み、フォーゼドライバーからM-BUSにアクセスする事で、衛星動力炉からのエネルギー供給を受けられるようにするシステムであり、割と散々やってきた事だから今更困らない。
これだけで、フォーゼドライバーの出力が大きく跳ね上がるのだから嬉しいものだ。
この辺は、まあ割と簡単に作れた。既存のシステムの流用で済むからな。
ただこれ、仕様上フュージョンスイッチとメテオスイッチをフォーゼドライバーに格納しておけば、コズミックステイツに変身した時にはコズミックスイッチを介して力を引き出せるので、実は性質上コズミックステイツで使った方が強くなったりするとかいう事で、原作と比べると最強フォームの入れ替えが起きていたり。
衛星から送電された大出力を、四十基を越えるアストロスイッチを利用して増幅するのだ。純粋な出力だけなら中層どころか深層でも通じるくらいの性能がある。
まあ、それはそれとして。
聖都天草の異界で共同して攻略した鈴木さん……通称骨ニキが長崎支部の支部長やってるんだが。
彼は基本的に魔法型のデビルシフターなんだが、最近になって近接戦闘の必要性を感じたっていう話で、近接用のデモニカとかそっち系の発注がウチの研究所に飛んできたのだ。
長崎はキリスト教が根付いているって事もあって全国でも有数の、天使系の事件がトップクラスに多い土地でもあるからメシア教会への対抗も考えると下手なものは作れないし、何より天草炭田の開発の件でも世話になっているので、ちょっと本腰を入れてみる事にする。
システムは……彼がデビルシフターだという事もあってフォースライザー系の兵装にすべきかとも思ったが……あれは変身能力の矯正を行う機構だ、下手にあれを使って物理型になると、今度は魔法系の能力が下がりかねない。
なので、普通にデモニカを作る。緊急時対応を考えて携帯性を取るなら、展開型か、もしくは宮城でカジオーネキが作ってる変形型がいいな。
オーダーは「とりあえず黒騎士風味で。分厚くて耐久力があるヤツ!」とかいう、割とふわっとした感じの事しか言われてないからな。鈴木さんの本霊はギリシャのハーデスらしいから、冥衣でも作るか……うーん、直球過ぎるかな。いや待てよ。
顔がドクロ。
カラーリングは黒。
全身鎧。
ハーデスが持つ神器、隠れ兜が発揮するステルス性能。
「……よし、決めた」
FGOの初代ハサン────山の翁だね。あのドクロ顔全身鎧を作ろう。
うん。
そうと決まれば作業開始。
星祭神社の修羅勢に依頼を出して死神ハーデスの高位素材を採取してもらって、それをアトリエ式錬金釜で融解させ、頑丈かつ強力な死の属性を持つアダマントスの中へと時間を掛けて融け込ませていく。鈴木さんと最高相性を発揮するのに加え、通常のアダマントスに比して数倍の強さを持つ死の属性。
素材は基本的に、これを使っていくとして。
さて。
FGOの山の翁の武装は……大剣と盾、か。
ラボには光剛剣最光を鍛造した時の打ち損じが十数本ほどあったのでその内の何本か、太陽とフツヌシの属性を持つそれらをまとめてアトリエ式錬金釜に叩き込み、それを一本の剣にまとめて合成すると共に、冥界神にして太陽神であるネルガルのフォルマを繋ぎにしてその刀身をアダマントスとの合金へと置換しつつ、地に沈んで日の出の位置まで向かう“地底を巡る太陽”としての属性を付与する事で、間接的に死の属性を増幅していく。
ギリシャのアポロンが疫病神としての側面を持つように、あるいはエジプト神話の太陽の船が夜の間は地底を運航するように、太陽神は冥界神としての属性を持つ。これを利用して、剣に強大な死の属性を付与する事に成功した。
……この剣、元が光剛剣最光の打ち損じだから、ワンダーライドブックに対応しているんよな。じゃあデモニカのシステム基幹はセイバー方式って事でいいか。
ギリシャ神話からハーデスに関する記述を抽出して専用の魔導書を編纂し……ハーデスの隠れ兜の権能を記述として組み込めば、気配遮断スキルも再現できるな、ヨシ。
後はここにシキガミコアを組み込むソロモン方式でデモニカとしてのコアを構築する、予定なんだが。
ライドブックの装填箇所は……どうするかな。
少し考えた末、まず太古の昔からメガテンの定番、COMPに使われるようなハンドヘルドコンピューターを作成。基盤は光量子コンピューターであるブルーウォーターを使用して、COMPとしても割と高性能な代物が完成したが……これに、さっき作った魔導書を電子化してインストール。
そこにシキガミコアを組み込んで電子書籍(魔導書)型シキガミをデモニカのコアとして作成。これで、デモニカ自体が鈴木さんの持つハーデスの権能を引き出す増幅装置としても機能する。
コアには【霊体化】スキルも組み込んだから、普段は霊体化させておいて必要な時だけ実体化させて装着すれば邪魔にはならない。後はトリガーホルダーとか、ガイアメモリ用のソケットとかその辺をポチポチと組み込んでいって、これで汎用性もクリアだな。
完成したコアに装甲を組み付けていき、盾も作って、と。盾裏にはワンダーライドブック用のスロットも組み込んでおけば、多分何かの役には立つはず。まあ対応するライドブックが今はないんだが……ハーデスらしくトライケルベロスのコピーでもセットしておくかね。
よし、と。これで完成って事でいいな。早速送るとするか。
◆ ◆ ◆
最近、どうも煮詰まってきた気がする。思考回路が画一化してきているというか。だから、まあ、ちょっとばかり気分転換も兼ねて、お遊び的なネタ要素っぽいアイテムの作成に挑戦してみる事にする。
素材にするのは────エロース神だ。元々はガイアと共に混沌の中から誕生した大神として信仰を集めていたらしいが、基本的に現代で愛の神と呼ばれているのはそっちではなく、その後の時代において戦神アレースと愛の神アプロディーテーとの間に産まれた伝令神の方なんだよな。
そしてアレースとアプロディーテーというセットから生まれたって事は……鍛冶神ヘーパイストス絡みの家庭板騒動によって生まれた不義の子って事になる。
元々、アプロディーテーは鍛冶の神であるヘーパイストスの妻だったのが、ブサメンであったヘーパイストスを見捨ててイケメンDQNのアレースと浮気……したはいいものの、その現場をヘーパイストスと付き添いのヘルメースに押さえられ、オリュンポス十二神の残りメンバー全員に晒される事になった。
元々その婚姻の仲介をしたのが、ゼウスのいつものやらかしの後始末で数々の悲劇を作り出してきた恐妻の代名詞ヘーラーであるって時点で、もう色々と洒落にならんわけだが、まあそれはともかくとして……エロースってのはそういう物騒な出自の神って事になる。
で、まあ、その辺はともかくとして今回素材にするのも、そっち、アプロディーテーの浮気で生まれた息子の方。
『私は真なる愚物、愚かしき穢教鳥エロース』と大書されたプラカードを首から提げた状態で拘束されたエロース君の背中から生えた翼をもぎ取り、そして股間のエロース君を切断して、まとめて錬金釜にブチ込んでじっくりコトコト煮込みの工程。
ギリシャ神群としてこの時代では可能な限り高位の分霊だったらしく、このエロースも分霊としても割と高レベルなのだが、それでもこれだけじゃ足りないので、横に待機しているメディアが治癒魔法を発動してエロース君のエロース君を再生させ、新しく生えてきた翼とエロース君をまた切断して錬金釜に……これを繰り返す事、都合30回。
時折エロースが逃れようとメディアや他のシキガミに魅了を飛ばそうとするので、その都度、エロースを取り押さえていたヤンとブレイクがその顔面をブン殴って止めて、やらかす度にエロース君を採取する回数を増やして、と……結構、回数増えたな。
コイツがこんな扱いをされているのにも、相応の理由があるわけなんだが。
矢の製造とか農産物の開発とか割とマルチに活動している準修羅勢の破魔ネキっていう黒札がいるんだが……ギリシャ神群が彼女の支援を求めてきた際、元々はポセイドンが主体になって比較的いい感じに話をまとめていたのだが、このエロースはそこに割り込み、破魔ネキにアンブッシュを仕掛けて御得意の愛の矢で彼女を洗脳しようと企んだんだよな。
結果、エロースは洗脳が通じなかった破魔ネキの反撃を食らってボッコボコのギタギタにされ、御覧の有様というわけだ。それは機転とか根回しとか交渉とかじゃなくて、単なる敵対行為なんよ。しかもやらかしの現場が星霊神社の門前とか、さすがに舐め過ぎなんじゃないかね。
結果、やらかしたエロース神は最低30年ほど奴隷扱いで過ごす事になって、こうして素材を取られても文句が言えない立場になっているわけだが。
……そういえば、ヘーパイストスとアプロディーテーの神話上の家庭板騒動の後始末で、離婚の仲介をしたのってポセイドンだったな。そして元々、今回エロースがやらかす前、最初に破魔ネキに連絡を取ってギリシャ神への援助の話をまとめていたのってポセイドンだったと聞いたが…………うん、まあ。
アプロディーテーとアレースの不義の子であるエロースが、母親の離婚を仲介したポセイドンの取りまとめた話を台無しにした……何やら因縁を感じる話だ。
まあ、エロース神のこの扱いについては言いたい事がないでもない────高位悪魔に対してたったの30年とか、刑期短すぎじゃないのかね、とか。
最低でもその100倍、できれば1000倍の3万年くらいは欲しい。というか人類のために火を盗んで磔刑にされたプロメテウス先生が受けた刑罰……あれくらいはやらんと。
じゃないと多分、連中の時間間隔から考えて大した苦痛でもなく、罰にならない。さもなきゃ30年でも十分以上にトラウマになるだけの拷問をするとかしないと。……まあ、必ず30年で解放しなきゃならないというわけでもないのだが。
そして、穢教鳥呼ばわりもちょっと考え物かもしれないぞ、と。天使と同一視される事でエロースへの信仰を取り込んだ天使が強化されてしまう可能性もあるので。……まあ、これも宗教的には割と今更な話だし、プラスしてメシア教会の天使呼ばわりは昨今の悪魔界隈では最悪の侮辱であるのは間違いのない事実ではあるから、罰に付属するオプションとして悪くないのも事実だが。
…………個人的に一番よく分からない、というかどうにも引っ掛かるのは約一名、その事件で破魔ネキに対する妙に狂信的なアンチが湧いた事。暴走した破魔ネキの気当たりで精神的にトラウマを負ったにしては、手が震える事もなくスマホポチポチしてスレに複数回のアンチコメを書き込む余裕があった様子だし。
一番簡単な理由としては、現場の状況かそれとも破魔ネキ個人に対して余程に霊的起源の相性が悪かったか。あるいは破魔ネキが暴れていた、と気が付く程度には状況を把握しているからには、最初から破魔ネキの存在を知っていたという可能性も高く、何かしら破魔ネキと因縁があった可能性もあるか。
この辺の可能性が当たっていたなら問題はないのだが……一番厄介な可能性としては、破魔ネキを捕えるための駒として、あらかじめエロースに洗脳されていたという事。可能性として普通にあり得るから怖いよね。その辺、ちょっと確認してみるべきだと思うんよ。
ともあれ。
43本のエロース君を投入して煮詰める事数時間、濃縮されたエロース汁が満ちた錬金釜の中からピンク色のマグネタイト光が溢れ出してくるので、その中にブランクのコアメダルを放り込んで、と……できたな、ヨシ。
完成するのはハートマークが刻まれた新造のコアメダル『ラブコアメダル』、3枚。これをオーズドライバーに装填すれば……原作でもネタフォームというか、ある種仮想上のフォームとして描かれた仮面ライダーオーズ恋愛コンボへと変身が可能。
原作における変身者であった火野映司がちょっと色々な原因から恋に落ちた際に描写された、想像上のフォームだな。描写はアニメ絵でなされたわけだが。
能力的には精神干渉系の魅了能力……をベースにして、エロースの弓を顕現させて魅了の矢を放つ事ができ、その辺から射撃系のスキルも扱える。これまでのオーズシステムには存在しなかった能力だから、これはこれでなかなかいい感じに仕上がったと思う。
◆ ◆ ◆
最近、ウチのシキガミであるダ・ヴィンチが【無限の剣製】を習得してきた。最近どうも仮面ライダーセイバーの系統の聖剣を作る事が多かったため、その刀身精度の引き上げや新たな聖剣の新規作成など、色々を強化する目的で習得してきたんだと。
有難い限りであるが、それはそれとして僕自身も何かしら領域展開を習得するべきやも知れぬ、が。
さて。
それはそれとして。
コアメダル関係で個人的に、割と困っているのがある。
サメ、クジラ、オオカミウオという未来の海産物系コアメダル三種だ。
これぶっちゃけ、どうしたものか。
原作的には、これらのコアメダルで変身可能なライダー・怪人は合わせて三種。
仮面ライダーオーズのサラミウオコンボ。
専用のポセイドンドライバーで変身する仮面ライダーポセイドン。
同じく専用のギンガオードライバーにSOLUスイッチを装填して変身する超銀河王。
この内、サラミウオとポセイドンはいいんよ。普通に水中活動に優れたサラミウオと、普通に戦闘力の高いポセイドンとして作れば問題ない。
だが、問題は超銀河王────これ、時間停止ができるんよな。
いやいや時間停止って……それこそ専用の権能がないと難しいんよな。【獣の眼光】【龍の眼光】みたいな行動加速スキルも、人によっては時間干渉とか全く関係なく神経や思考を加速するタイプが混ざっていて効果とか全然違うって話だし。
うん、難しい。
コアメダルシステムとアストロスイッチの融合を成し遂げたシステムだから、是非とも再現したいんだが……。
この辺、どういう方面から攻めていくか…………海と時間の双方に関わる神格とか、ちょっと思い出せないんよなぁ。うーむ…………いや、待てよ。海産物系統で、ポセイドンと同じく槍持ちで、時間に関わる能力を持った仮面ライダーとか、セイバー系で似たようなのが一体いたな。
そう────仮面ライダーデュランダルである。
セイバー系は、魔導書の記述を弄る事でベースの神話から微妙に歪めた能力を引き出しやすいからね、オーズ系よりも微妙に楽では、ある。
だから先に、海と時間の系統を併せ持つワンダーライドブック『オーシャンヒストリー』を編纂し、それを以て仮面ライダーデュランダルを製作する、というわけで。
まずは魔導書となるワンダーライドブック『オーシャンヒストリー』の作成から。
メインとなるのは二つ。
片方は、魔神ポセイドン、幻魔トリトーン、魔神マナナン、邪龍ラハブ、邪神クトゥルー、魔獣シーサーペント、妖獣カリュブディス、魔獣シーホース、その他諸々海に関わる神性や怪異の情報だ。結構情報量多い感じになるが、まあ問題ない。
そしてもう一つは、時の運航を司る神格についての記述。その中でも主軸とするのは女神ノルン。
基本的には現在・過去・未来を司るウルド、スクルド、ヴェルダンディの三姉妹によって構成されると伝えられる時と運命の女神だが、異説では三柱に止まらず善悪問わず多くのノルンが存在し、禍福問わない多様な運命を運び来るとされ、ディースやヴァルキューレと同一視されるこれらの女神は明らかに魔女のルーツであり、古代宗教の祭司の系譜へと合流する。
そして同じく北欧、古代フィンランドの少数民族であるサーミ人の祭司はガンド魔術によって精霊を使役すると伝えられ、この精霊は本来トナカイであるとされたが、古書『ノルウェー史』に記された異説では鯨や海獣であるともされており────こうして、海獣と時の属性とが合流するのである。
とりあえずその辺を補強するために魔神クロノス、魔神カイロス、神霊ズルワーン、その他諸々……時間を司る神々の伝承に関わる記述もあるだけ書き込んでいく。
んで、この辺を固める事で、海と時間の力を司る魔導書である『オーシャンヒストリー』が完成する。
そして、もう一つは時を司る神剣『時国剣界時』。ワンダーライドブックが柄と一体化した機構は光剛剣最光のものに近しいが、刀身が柄と分離するその形状はかなり特異だ。
それを鍛造するために、まずは完成した『オーシャンヒストリー』の記述から概念情報を抽出し、ダ・ヴィンチの【無限の剣製】を通じてポセイドンの神槍を限定的に投影する。実体化した悪魔より朧げなそれは、それ単体では実体を保つ事ができず、数分もすれば崩壊してしまうものであるが……それをアトリエ式錬金釜へと放り込み、概念を抽出していく。
それを何度も繰り返す事により、錬金釜の内界には神槍トリアイナの概念情報が本物の神槍に等しいほどの密度で渦巻いている形になる……内圧が強い……錬金釜への負荷が大きいな。事前に釜の構造を補強しておいて助かったが、これが終わったら錬金釜のフルメンテが必要だな。そうなると……予備の錬金釜、どこにしまったか……。
まあ、ともあれ。
時国剣界時の形状は、かなり特殊だ。ライドブックをセットするためのスロットと一体になった柄から刀身を取り外し、それを引っ繰り返して逆側に付け直す事で槍になる……つまり剣の刀身は槍の持ち手として握れるようにする必要があるし、槍の穂先は柄とのコネクタとして使える……しかも剣と槍それぞれの時であからさまに長さが違う。
「……どうしろと?」
とか言っても結局、刀身そのものを必要に合わせて微変形させるしかないんだよなぁ……と。
神珍鉄とオリハルコンを合成した形状可変合金────これも探求ネキが開発したやつ、を錬金釜に突っ込んでやれば、金属が神槍の概念を吸収し、独りでに槍として完成していく。それを強引に中途で押し留めつつ、そこにフツヌシのフォルマを投下して剣の属性を追加していく。
結果的に、長い剣の刀身の逆から槍穂が生えている奇怪な刃へと形が整えられていく。槍穂を柄と見立てれば長大な刀身を持つ剣に、あるいは刀身を槍と見立てれば短めの三叉槍にも見える────握った場所が柄になる感じだから、一応、手で持てはする。
……ともあれ最近はフツヌシばっかり使ってる気がするが、まあ仕方ない。便利過ぎるんだよなフツヌシ素材。そろそろいい加減、フツヌシ素材採取用の異界を作るべきか。
まあ、それはさておき。
これだと時間属性が加わらんのだよな。海属性だけで……このままでも十分強い武器ではあるが、時国剣を名乗るのであれば、ちゃんと時間属性が付いてないとね。
って事で、三叉槍の三本の穂先に一つ一つ、女神ノルンから三つに分割したウルド、スクルド、ヴェルダンディのフォルマから抽出した時間の権能を付与。また剣の方の刀身にもクロノスのフォルマを融合させる事で……クロノスは鎌を持つ姿でも描写される事があるからな、やはり刃物とは相性がいい。
後は時間制御の術式を組み込めば完了か……デュランダルの“界時抹消”は単純な時間停止などではなく、もう少し複雑なキング・クリムゾンなんだよな。一定の範囲で時間を消し飛ばし、そして消し飛ばした時間の中で自分だけが行動できるという面倒臭いもの。
抹消時間内で行動可能になるという点に関してはライダーシステムの方で何とかしているらしいので、こちらに組み込むのは時間を消し飛ばすという一点だけで十分……これも結構難易度が高いなぁ。
とりあえず剣と魔導書は完成したので、デモニカの方を形作っていく。
装甲は重めに、ただし対環境保護を重視した形で────装甲表面への環境テクスチャ貼り付けにより、装甲表面に超高水圧空間を展開する事により被弾時の衝撃への緩衝術式を組み込んで、それに便乗する形で異界制御を利用した時空間遮断術式も組み込んでいく……刻の流れを水流として解釈し、それを利用して概念を強めて機能を共有する形で。
人工筋肉は神獣レプンカムイの素材を使用し、持久力を重視したセッティングで、また人工筋肉の自己修復術式なども組み込む事で継戦能力の向上を図り、また高負荷領域での耐圧防御なんかも組み込んでおこう。
装着者の生命維持機構には手を抜かず、設計段階から余裕を大目にする方向性で、酸素供給ユニットとか空気浄化機能とか、通常のデモニカには組み込まない極限環境対応ギミックも搭載していく感じに。
センサー系統は一般的なファイズギア系列のものを流用しつつ、極限環境に対応した暗視や解像プロトコル、集音ソナーなどの他、可能な限り高精度の未来視を機構に組み込んでおく。
こうして仮面ライダーデュランダルのシステムが完成したわけだが。
◆ ◆ ◆
んで。
デュランダルのシステムが完成したので。
次は本格的に超銀河王のシステムを作っていくことにする。
原作における超銀河王の特性といえば『SOLUスイッチによって吸収するコズミックエナジーによる高出力』『未来のコアメダルを利用した時間停止』であるが……前者の方は、まぁ問題ない。コズミックエナジー=マグネタイトって事で、フュージョンスイッチでM-BUSからのエネルギー供給経路を用意してやればいい。
問題は時間停止能力の方だが────コアメダルに時間停止能力、と。
ふむ。
コアメダルそのものの概念容量を増やした第三世代コアメダルを開発、と。ブルーウォーターとかその辺の光量子コンピューター技術が使えるか試してみて────うん、いいね。悪くない感じ。素体にするのは飛行石だ。
現行の第一、第二世代コアメダルのベースになっているのは⑨ニキとかシノネキあたりの有志が摘出した彼ら自身の脳細胞をベースに作成したブレインチップだが、それを補強する形で……まずは小粒の飛行石を錬金釜に大量投入し、概念を維持しながら物質要素を剥離させ、抽出した概念要素をブレインチップへと定着させながら変形させていく。
そうして限界まで圧縮し、限りなく薄くしてフィルム状にした薄片プレートを形成。それを薄く広げた神珍鉄と重ね合わせつつ貼り合わせるように、幾層にもわたってミルフィーユ状に重ねつつ、太極炉術式によるリンクに【情報接続】の術式を乗せて相互にクラウドを構築しながらメダル状に成型する事で……と、完成。
これが第三世代コアメダル、そのブランクの素体となる。
後は、三枚用意したこれに必要な霊基情報を組み込んでいく。
サメメダル。サメの生体情報と、地母神アンピトリテーの霊基。
クジラメダル。クジラの生体情報と、魔神ポセイドンの霊基。
オオカミウオメダル。オオカミウオの生体情報と、幻魔トリトーンの霊基。
最後に、三分割した『オーシャンヒストリー』の記述情報。ここに時間停止術式を組み込んで、ようやくコアメダルが完成だ。
そして。
専用のドライバー2基の開発。
まずは仮面ライダーポセイドンに変身するためのポセイドンドライバーの方。
これはサメ、クジラ、オオカミウオの三枚のメダルの力を最大限に引き出すためのシステムという事で、出力増幅用に陰陽五行器の理論を組み込んで、水属性のコアメダルを基点に五行の高速循環を繰り返す事で出力を増幅するシステムを組み込んで強化。第三世代型コアメダルには最初から極小の五行器としての機能が備わっているため、相性は悪くない。
プラスして、専用武器としての槍『ディーペストハープーン』を用意。これに関しては以前のガチャで引いた晴彦ニキ作の深層素材の槍があるから、それを素体に使用して……他の素材はサファイアに、千年物の流木と、後は幻魔トリトーンのフォルマがあるから、それを素材に錬金釜で圧縮鍛造して、っと……これをドライバーに組み込む事で、ポセイドンドライバーは完成。
……想定以上に、凶悪な性能になった。
深海の神であるトリトーンの権能を発動すれば、周囲には深海の属性を持つ領域を展開する事ができる。つまりは暗く、冷たく、呼吸もできず、そして何より超高水圧。トリトーンよりもより浅層の海神であるポセイドンの権能も合わせる事で“上層階”ができるため、その水圧は倍率でドンだ。
プラスして、コアメダルが飛行石だからな、重力制御機能が付いている。水圧というのはそもそも水の重量によって発生するものだからして、そこに重力を掛ければ掛けるだけ、水圧は限りなく増大していく。結果として、修行用異界中層クラスの敵でも身動きできなくなる程の重圧を発生させながら、自分だけは平気で動き回る事ができるというわけだ。
欠点として、深海域での活動能力を持った者以外とは共闘が難しくなるのが難点だな。
◆ ◆ ◆
さて、次は超銀河王に変身するためのギンガオードライバーの方だが……コアメダルとアストロスイッチを併用するドライバーという事で、二つの整合性を取るのが一番の課題だろう。とはいえコアメダルが変身システムの中核を担っている一方で、アストロスイッチはあくまでも追加兵装であり、そしてエネルギー源。出力調整やら何やらをこなせば問題はないだろう、が。
「それだと、シナジーが成り立たないんだよねえ」
なので、ちょっと考える。
現在、ある意味アストロスイッチの到達点といえるのはコズミックスイッチ────四十基を越えるアストロスイッチを統括し複合兵装として運用すると共に、それら全てを太極炉術式で結合して出力増幅を可能とするシステム。飛行石で動いているからして……第三世代型コアメダルも飛行石だったな。
なら、SOLUスイッチに関してはコズミックスイッチの外装だけ変えるんでいいか。それでコアメダルの出力を増幅する事もできるだろう。ユナイトスイッチを利用すればメテオシステムとの連携で出力をさらに高める事も可能、か。
こうなってくるとポセイドンで発現した深海領域の展開能力も是非生かしたいところだな。出力が上がる分、水圧も重力もその威力は段違いだ。
そしてもう一つ、コズミックエナジーを物質化させて装甲を形成、装着者の意志で自在に変形させる事ができる……などという設定があったが、これの再現はちょっと大変だな。意志に応じて自在に変形する装甲……これをどうやって再現するか。
……まあ、安直に行くか。流体金属素材、その再現に挑戦してみよう。
結構前に探求ネキが完成させた幻想金属アステリコン────オリハルコンとブラックダイヤを素材とする合金であり、精神感応力の向上や魂由来の力を増幅する性質を持つ。ペルソナ能力とも相性がよい精神感応金属であるわけだが、これを水銀+神珍鉄と混ぜて合金化する事で、使用者の意志のままに流動する金属『月齢髄液』が完成する。
専用の壷中天に格納したこれは変身時に全身を覆う形で展開し、変身形態の肉体を覆う鎧と化すだけでなく、場合によっては武器にも変形させる事が可能な攻防一体の装備だ。コアメダル由来の流体操作の権能と、ドライバーから供給される膨大な出力を上乗せする事で、自在な変形と強度とを両立させる代物になるわけだ。
後は一応、念のため、時国剣界時をもう一本複製して、ドライバーに格納しておこうか。
とりあえず、これでヨシ。
次はロボ編、でもその前にちょっと別主人公で沖縄関連の話を出すかも。
~割とどうでもいい設定集~
・第二世代型コアメダル
生物の生体情報と高位悪魔の霊基情報の二つを組み込む事により、生物側の霊基を繋ぎとして獣の属性を持たない高位悪魔の力を取り込む事を可能とした新型コアメダル。
単純に、コアメダルにできる高位悪魔のバリエーションが増えた。
・仮面ライダーソロモン
ポポァ様『【カオ転三次】本霊デビルなの バ レ バ レ』より。
脳缶ニキが主兵装として使っているデモニカ。そのコアは魔導書を悪魔化した上でシキガミ化したものであり、それをデモニカのコアとして装着する事で、人体と魔導書を血肉として一体化する。
元になったのが書庫にあった無数の魔導書を写本して一冊にまとめたもので、その記述に基づく多種多様なパッシブを切り替え装備でき、さらに装着者とは別途にシキガミ魔導書自体も動くため実質行動回数が増える。
高性能なだけに装着者に対して要求される能力は高く、最低でも50レベル以上は要求される。
・仮面ライダーカリバー
元ネタは『仮面ライダー聖刃』。
仮面ライダーソロモンのダウングレード版として開発したデモニカ。ただしダウングレード版でも装着者には最低30レベル以上は必要。
邪神セトのフォルマを素材として使い、闇の聖剣『闇黒剣月闇』とワンダーライドブック『ジャアクドラゴン』でその権能を行使できる。 ソロモンのコアである『万魔録』の機能をコアである聖剣と魔導書であるワンダーライドブックに分割し、聖剣とドライバーの双方にフィルター機能を組み込む事で、魔導書と一体化するための負荷を軽減する方式……ただし未だ技術的に洗練されておらず、装着するだけでもそこそこのレベルを要求される。
・仮面ライダー最光
元ネタは『仮面ライダー聖刃』。
仮面ライダーカリバーに続くセイバー系ライダーシステム第二弾。開発者が異なるソロモンを計算に入れれば第三弾。
ネタ路線で剣に変身するライダーを原作再現する事を念頭に開発され、デモニカで悪魔変身能力を使い、装着者ごと剣に変身する。
ワンダーライドブック『金の武器、銀の武器』は神剣クラウ・ソラスの記述を中心に編纂されており、デモニカの展開と同時に悪魔変身が発動する事で、神剣布津御霊剣の神格化である魔神フツヌシのフォルマを鍛造した光の聖剣『光剛剣最光』を芯にして、空中を自在に飛び回るリビングソードと化す。
第二形態では影を利用して生み出した人型『最光シャドー』に剣を振るわせ、強化形態である『エックスソードマン』では魔神タケミカズチの霊基を鎧のように装着する事で高い性能を発揮する。
・仮面ライダーファルシオン/仮面ライダーセイバー/仮面ライダーブレイズ/仮面ライダーエスパーダ
元ネタは『仮面ライダー聖刃』。
セイバー系デモニカの試作・試験量産型として設計されたデモニカ。
最初の試作型であるファルシオンでは一冊分のライドブックしか装備できないが、セイバー・ブレイズ・エスパーダの三機では三冊のライドブックを装着する事が可能になっている。
何気に複合コア搭載型シキガミの試験モデルでもある。
・ロケットパンダフォーム/ライオンクリーナーフォーム/キリンサイクロンフォーム/ローズコプターフォーム
元ネタは『仮面ライダービルド』。
ビルドドライバーに装着可能なフルボトルの組み合わせ。
ロケットによる高速飛行と鉤爪による高火力の近接攻撃が持ち味の突貫型ロケットパンダフォーム。
掃除機の吸引力で敵の飛び道具を無効化し、果ては敵を間合いに引き寄せてライオンの鉤爪で仕留めるライオンクリーナーフォーム。
敵を吹き飛ばし、あるいは強引に吸い寄せる大型送風機と、キリンの首を模した伸縮自在のブレードで間合いを自在にコントロールできるキリンサイクロンフォーム。
茨の鞭や棘で近接・中距離と間合いを選ばず戦えて、ヘリコプターの機動力まで持ち合わせてバランスの良いローズコプターフォーム。
・フォーゼドライバー
元ネタは『仮面ライダーフォーゼ』。
多数のアストロスイッチを使うための専用のデモニカシステム。
特に最強フォームであるコズミックステイツではドライバーに格納した全てのアストロスイッチを太極炉術式でリンクさせ、相互増幅させる事により絶大な出力を得た上で、全てのアストロスイッチの機能を統合・増幅して発動する事が可能。
さらにフュージョンスイッチを組み込む事によりメテオシステムとのリンクも可能で、これにより人工衛星M-BUSからのマグネタイト供給を得る事で更に出力を増幅する事が可能となっている。
・メテオドライバー
元ネタは『仮面ライダーフォーゼ』。
太極炉術式を通じて太陽光発電型人工衛星M-BUSとリンクし、出力バックアップを受ける事により、従来型のデモニカを上回る絶大な出力を獲得している。
また強化形態であるメテオストームでは、スイッチそのものに五行器と太極炉を搭載し、衛星からの給電を受けるドライバー側の炉心と相互に増幅し合う事で更に出力を強化している。
加えて必殺技である『メテオストームパニッシャー』ではメテオストームスイッチを射出する事で標的からの【エナジードレイン】を行い、標的の持つマグネタイトを吸収しながらそのまま攻撃の威力に上乗せする事で、敵が強ければ強いほど出力を増していく。
・山の翁
元ネタは『Fate』シリーズ。
長崎支部の骨ニキこと鈴木悟のために制作されたデモニカ。
FGOのキングハサン型全身鎧。近接特化のバリバリの物理型であり、中の人が魔法も使えるため物理・魔法の双方で活躍できる便利なユニットとなる。
何気にトリガーホルダーやガイアメモリ・ワンダーライドブック用のスロットなど色々な便利機能も組み込んでいる。
・ラブオーズ
元ネタは『仮面ライダーオーズ』。
ディストピア様『【カオ転三次】終末が約束された世界で生き抜きたい』で書かれたエロース事件にて、やらかしたエロースから剥がした素材を使って製造されたコアメダル。
エロース君のエロース君を大量に採取して、錬金釜にて煮詰める事で完成した。
・仮面ライダーデュランダル
元ネタは『仮面ライダー聖刃』。
超銀河王の作成を前に、そのプロトタイプとして設計されたライダーシステム。仮面ライダーソロモンをベースとするセイバー系ライダーシステムの系譜として製造された。
時間と海を司るワンダーライドブック『オーシャンヒストリー』に、時の聖剣『時国剣界時』を持ち、必殺技の一つ“界時抹消”にてキング・クリムゾンじみた時間の消し飛ばしが可能となる。
・第三世代型コアメダル
仮面ライダーソロモンに使用された万魔録のシステムを応用し、生物の生体情報、高位悪魔の霊基情報、さらに電子化した魔導書記述を組み込んだ第三世代型。
これにより高位悪魔の権能をさらに望んだ方向へと引き出しやすくなっている。
・仮面ライダーポセイドン/超銀河王
元ネタは『仮面ライダーオーズ』。
サメ・クジラ・オオカミウオのコアメダルで変身するライダーシステム。
五行器の理論をベースにした出力増幅気功を組み込んだポセイドンドライバー、そしてデュランダルのシステムをベースに時間停止能力を併せ持つ超銀河王となった。