え?マイクラのマインって地雷じゃないの? 作:苦いコスモス
ある程度食料や木材を確保した俺は地下資源を集めることにした。
最初はそのまま村でも探そうと思ったが、そろそろ夕方になるかという時間だったので夜を明かすために労働に勤しむ。
どうやらこの体は睡眠を必要としないのか、眠気が来ない。
それでも寝たほうがなんとなく良さそうだが、地上やこんな周りが石だらけの地下じゃ何があるのかわからなくて寝る気になれない。
それに、何かしらのお土産があったほうが村や街にに入るときに喜ばれるだろう。
フゥンと鳴くだけの鼻デカおじさんしかいないとは限らないのだから。
道中鉄鉱石から鉄ピッケルを作成しながら階段掘りすること数時間。
さっきから不気味な空洞音が聞こえてくる。
この真下方向に大きな空洞があることは間違いないようだ。
洞窟は壁などの表面に鉱石が露出していることが多く、鉄やダイヤなどが比較的取りやすくなる。
その代わり暗闇にはゾンビや弓を持ったスケルトンなどのモンスターが出現するため、十分に明かりを灯して湧き潰しをしていかないと命取りになってしまう。
先程作った松明は十分な数を用意したが、空洞が巨大な洞窟だった場合足りなくなるかもしれない。
ゲームじゃない以上、十分に安全を考慮して進みたいが……。
とりあえず大きさだけでも目視しておきたいので掘り進める。
と、そんな事を考えていると空洞を掘り当てたようだ。
どうやら下は完全な暗闇ではなく、ほのかに青白い光が漏れ出している。
地面がなにかの表紙で崩れるかもしれないので恐る恐る下を覗くと、そこには
美しく光を放つ幻想的な地底湖、
そのフチでこちらを見上げ驚いているめちゃくちゃかわいいボブカットの女の子、
が3mほどのスライムに後ろから接近されて飲み込まれた。
っておいおいおいおいおいおい!!
美少女が緑色の巨大キューブ状スライムに取り込まれちゃったんですけど?!
しかも半透明で透けて見える状況を見るに服を溶かしてるんですけど?!
ここってマイクラじゃなくてエロゲーだったのかっ。
「ってそんな事考えてる場合か-!」
俺は少女の窮地を助けるために鉄の剣を取り出して飛び出していた。
■ ■ ■ ■
「危ないところを助けていただきありがとうございました」
本当に危ないところだった。
地底湖に着地した俺は急いで彼女のそば、もとい巨大スライムの前に立ったが、なにせ3mの立方体だ。
それが飛び跳ねてる姿は圧倒されるものがあったが、勇気を出して鉄の剣を振り回した。それはもう必死に。
なんとか一方的に攻撃することができ、一定以上のダメージを与えるごとに分裂していくスライムを処理していって、2回めの分裂の時には少女は自力で脱出できていた。
やがて彼女の協力も合ってスライムを片付けることができたが、少女の服はもうその役割を果たしておらず、下着のたぐいも布切れ同然だった。
そのため俺は彼女の方をまともに向くことができていない。
「い、いや、まぁ、無事で良かったけど…」
地底湖の周りには大きさはまちまちだがまだスライムがポツポツといる。
先程戦った感じそこまで苦戦するような相手ではなさそうだが、不意をつかれて俺まで飲み込まれちゃたまらない。
「とりあえず俺の服貸すよ」
シャツ一枚でも体格差があるので少女の体を十分隠してくれるだろう。
俺もさっき地底湖に飛び込んだせいでびちゃびちゃだがこの際そんなことは言ってられない。
このままではCEROに引っかかってしまう。
「た、助かります。正直恥ずかしすぎて死にそうです……」
ですよね!
俺は後ろにいる少女を見ないように脱いだシャツを渡した。
さて、ここからはクラフトタイムだ。
正直この能力を少女に見せて大丈夫かわからないので、服を着ている間にこっそりと行う。
作業台を設置し、皮をはいだ原木に、木の棒に、松明の素材となった木炭で焚き火が作れる。
これを設置した後すぐに作業台はかたしてしまう。
「わっ、随分手際がいいですね!」
どうやら少女も着替えが終わったようだ。
焚き火程度なら手際が良いで言い逃れできるし大丈夫だろうと思ってのことだったが、なんとかなったようだ。
これでしばらくすれば服も乾くだろう。
横に座った少女をなんとなく見ると
まだまだ濡れているシャツがぴっちりと体にくっついて余計エロくなってました。
ほんとにここエロゲーじゃないよね?
エロ路線に引っ張られがち