どこぞの英霊のギョロ目の宝具と百貌のスキルを持って魔法少女の世界に飛ばされました   作:鎌鼬

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第四話「食事タイムは人間にとって必要なこと」ですが読者さんからいただいた感想の中にあったとある作品と似ているとの指摘から削除させていただきました。

私の都合で削除してしまったこと、この場を借りてお詫び申し上げます。





綺麗なスカさんはお嫌いですか?

 

 

あの後二人の服を買ったり個人情報の操作やらで時間を費やして一週間後、俺たちは第一管理世界ミッドチルダ、その郊外にある廃墟に来ていた。ここはミッドチルダであってミッドチルダで無い場所と言われるほどに荒れていて計画やプロジェクトの頓挫によって放置されたビル群があるために犯罪者の巣窟になっている。どうしてこんな場所にいるかといえばこの二人を診てくれる友人に会うためだ。ユーリは雰囲気に圧されてビビっているのか俺の服の袖をつかみ、レヴィはそんなことお構い無しといった具合で俺の上に座って肩車を満喫している。

 

 

「あの、どうしてこんな所にそのご友人さんはいるのですか?こんな所じゃなくてミッドチルダの町なら治安も安全ですよね?」

「まぁそいつが管理局に楯突いて指名手配されてるから。でも良いやつだぞ?マッドサイエンティストだけど匿名で孤児院に募金とかしてるし」

「すごーい!!映画のセットの中にいるみたい!!」

「あ~こらこらレヴィ、人の上で暴れるなよ。ってか待て、胡座を組んで左右に振るんじゃない。流石に転蓮華は不味い」

 

 

地味にレヴィに命を握られながら廃墟の奥へと進んでいく。すると開けた場所に出て、先程まで感じていた視線が無くなった。つまりこの辺りか。

 

 

「ユーリ、レヴィ、ちょいと離れてて」

「ネル?」

 

 

疑問に首を傾げながらも二人は離れてくれた、そして広場の中央に向けて一人で歩く。

 

 

「エアライナー!!」

 

 

すると突然俺を囲むようにして黄色い道が出現する。そしてその道を一人の少女が機械仕掛けのローラースケートで加速しながら突っ込んできた。狙いは俺一人、目線と振りかぶられた拳は真っ直ぐに俺に向けられている。

 

 

「リリスセットアップ」

『了解よ』

 

 

即座にリリスをセットアップ、跳躍して拳をかわし空中にできた黄色い道を蹴って少女の後ろをとる。胴に向けての蹴りを腕でブロックされるがそのまま脚を空中に残した状態で顔面に目掛けて回転蹴りを放つが避けられる。が、それも予想内。ブロックした腕をとり、回転蹴りで避けられた蹴りを戻して後頭部に踵を叩き込む。そのダメージでふらついた瞬間に足払いをかけて少女をうつ向けになるように倒して腕の関節を極める。技名があるか知らないけど着けるなら裏十字固めってところか?

 

 

「いたたたたっ!ギブギブ!!ギブアップ!!」

「まったく・・・お前は毎度毎度どうして会う度に殴りかかる。肉体言語で挨拶するのがお前の常識か」

「む~・・・だって兄貴に勝ちたいんだもん」

「だもんじゃねぇよ、俺なんてお前のワンパンで下手したらバコォなるんだからな」

「そう言いながら兄貴一度も攻撃食らってないじゃないか。先手とってもサブミッションで簡単に返されるし」

「ネル、この人誰?」

 

 

離れていたレヴィがユーリを連れて近づいてきた。そう言えば初対面・・・そもそも会う奴について何も教えてなかったな。

 

 

「こいつはノーヴェ、今から会いに行く奴の娘だ」

「どうもノーヴェです」

「僕レヴィ!!」

「は、始めまして、ユーリです」

 

 

レヴィとは似たような性格で相性良さそうだがユーリはちょっと厳しいみたいだな。見た目の年が近そうだだから友人になってほしいけど。

 

 

「ノーヴェ、今回も負けましたね」

「あ、ウーノ」

 

 

廃墟の影から一人の女性が現れる。ウェーブがかった薄紫の長髪で白衣を着ておりこの場の雰囲気にそぐわない。彼女はあいつの秘書兼助手、そして・・・

 

 

「ノーヴェ、何度いったらわかるのですか。私のことはお母さんと呼びなさい。もしくはママでも可です」

 

 

あいつの妻を自称しているのでノーヴェに自分のことを母と呼ばせたがっている。一見すればお似合いなんだけどな~あいつとウーノさん。早く結婚したらいいのに。

 

 

「ウーノさんお久しぶりです」

「ネリアルさん、すいません毎度毎度うちの子が」

「いえいえ、子供ってのは元気でナンボですからね、このくらいがちょうど良いんですよ」

「そう言ってもらえるなら幸いです。それで・・・彼女たちが」

「えぇ、連絡していた件の二人です」

「わかりましたそれではこちらにどうぞ」

 

 

ウーノさんが廃墟の一つの中に入っていき、ノーヴェもその後を追って姿を消す。俺たちもウーノさんに続いて廃墟の中に向かうことにした。

 

 

「ねぇねぇ、今から誰に会うの?」

「んー、名前いってもわかるか微妙なんだけどな~もしかしたら知ってるかもしれないな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジェイル・スカリエッティって知ってるか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

廃墟に隠されていた転移ポットで転移した先は洞窟であり、そこを出ると森の中だった。そこからさらにウーノさんの案内で先に進むと草原があり、その中央に気でできた家が一軒だけ立っていた。良く見ると屋根の上に誰かが立っている。

 

 

「良く来たねぇネリアル君!!私Dr.スカリエッティは君のことを盛大に歓迎するぅ!!」

 

 

紫の長髪と白衣を風に靡かせて悪人面の似合う男性が何処かで聞いたことのある言葉を捻った言葉で出迎えてくれた。でも何だろう、少しイラッとする。

 

 

「リリス、魔力スフィア一つ」

『狙うなら顔面よ』

 

 

リリスの補助の元で紫色の魔力スフィアが一つ現れる。それを足元に落として蹴り飛ばす。弾丸のようなスピードで飛んでいく魔力スフィアは真っ直ぐにジェイルの顔面に吸い込まれていきーーーー

 

 

「あぶなっ!?」

「ちっ」

『ちっ』

 

 

寸のところでかわされた。思わず舌打ちをしたがそれでバランスを崩したのかジェイルは屋根から落ちた。

 

 

「やった!!」

『第三部完っ!!』

「残念、私がここにいます」

 

 

俺とリリスがジェイルが落ちたことに歓声を上げるも落下地点に先回りしていたウーノさんがジェイルを横抱きの姿勢になるようにキャッチした。ジェイルは助かったという表情になったがジェイルを見てうっとりとしているウーノさんを見てひきつった笑いを浮かべていた。

 

 

「ようジェイルおひさ」

「開幕の挨拶と行いはスルーかね・・・久しぶりだな、ネリアル君。そしてその二人が連絡にあったプロジェクトRの?」

「そうだよ。ユーリ、レヴィ、こいつはジェイル・スカリエッティ、マッドサイエンティストで子供見てウヘウヘ笑う変態でウーノさんの旦那さんだから色んな意味で気を付けて」

「やぁ私がジェイル・スカリエッティだ。ドクターでもスカさんでも好きに呼んでくれたまえ」

「僕、レヴィ・ザ・スラッシャーだよ!!」

「は、始めまして、ユーリです」

「これはこれは礼儀正しいお嬢さんたちだ。ウーノ君、彼女たちを診察室に案内して診てあげなさい。流石に私が見るのは気が引けるからね」

「わかりました。では、その後は食事にしますか?お風呂にしますか?それとも私にしますか?」

「ハッハッハ~巫山戯てないで診察しなさい」

 

 

ジェイルに冷たく返されてウーノさんは落ち込んだ素振りを見せながら家の中に入っていった。だが俺は見てしまった。その顔が嬉しそうににやけているのを。口元が「冷たい・・・でもそれも良い・・・」と動いているのを。少し不安に思ったが二人もウーノさんに同行させて家の中に入っていった。

 

 

「さて、ようやく腹を割って話せそうだな。あぁ、安心してくれて良い。先程周囲を探知したがサーチャーの類いは見られなかったよ」

「そいつは上々。前もって連絡した通りに二人はプロジェクトFを雛形に作成されたプロジェクトRのマテリアルと呼ばれるプログラム構築体のクローンだ」

『管理局の目が怖かったから出来なかったけどさっき貴方の端末にプロジェクトRの資料を転送しておいたわ』

「プロジェクトRね・・・たしか私が管理局に関わっていたときにそんなプロジェクトが計画されていると聞いたことがある。でもその後直ぐに管理局から離れたからどうなったかわからないけどね。それにプロジェクトFか・・・それは私が基礎理論を構築したプロジェクトだが・・・どうやら当初の目的から大きく外れているみたいだね」

「元々プロジェクトFの目的は完全な個人の再構築だったらしいな。だとするとプロジェクトRはプロジェクトFを修正しているだけにすぎない。二人を見たところほとんど成功しているみたいだけどな」

「なるほど・・・プロジェクトRの責任者と一度あって話がしてみたいな」

 

 

うわ~出たよジェイルの悪い癖、マッドスカリエッティ。自分の興味があることだととことん追求するなんとも科学者らしき気質。素晴らしいとも言えるけど決して良とも言えないんだよな。

 

 

「うん、二人の調整は任せたまえ。例えクローンだとしても並の人間以上に生きれることを保証させてもらうよ」

「流石ドクターを名乗るだけはある、頼んだよ」

『むっ・・・マスター、メールが届いているわよ』

「メール?誰から?」

『ゲンヤ・ナカジマからよ』

「ゲンさんから?」

 

 

・・・な~んか嫌な予感がひしひしとするんだが。投影されたディスプレイに現れた新着メールの欄をクリックしてメールを見る。そこには信じられないことが書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ネリアル、ゲンヤだ。

すまんが一週間後に第97管理外世界【地球】の嘱託魔導師たちと模擬戦を行うことになった。

お前も強制参加で事前に打ち合わせがしたいから良い日があったらメールで教えてくれ』

 

 

 

・・・・・・ファ!?

 

 

 




綺麗なスカさん登場、自称妻のウーノさん登場、元気っ娘妹キャラのノーヴェたん登場とキャラが見る影もなく崩壊してますね。


ちなみにスカさんは最高評議会の脳みそに作られたという設定は変わってませんが欲望に忠実なために脳みその指示が気に入らないから無視、その結果逃走、犯罪者の烙印を押されてしまいました。だからうちのスカさんは原作ほど犯罪を犯していません。まぁ小規模のならいくつかしちゃってますけど。


そしてナンバーズのノーヴェはスカさんの娘扱いになってますがここは原作通りスカさんの作った戦闘機人です。それを娘として愛している訳ですね。他のナンバーズも出演させたいですけど・・・・・・出せるといいなぁ←オイ


評価、感想をお待ちしています。


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