「セクレタリアト以来のチャンピオンガール。5番イージーゴアゲートに入りました」
ゲート入りからスタートまでの僅かな時間。私はこの時間が好きだ。レース直前の皆の微かなざわめきと眼前に広がると栄光への道。全ては私の勝利を願っているかの様なそんなことを思わせるこの時間が好きだ。
「スタートしました。まずまず揃ったスタート。ダイヤモンドダニーが先頭に立ってイージーゴアが控える形か、おっとイージーゴア外から上がってくる、2番手まで上がってきた。内からテキシアンとカントレルロードが上がってきてイージーゴアは4番手に控える。半マイル44.1で通過、先頭にダイヤモンドダニーで3コーナーに入る。ダイヤモンドダニー左右をみる、イージーゴアを探しているのか、そのイージーゴアは外を通って2番手に進出する!4コーナーを回って最後の直線に入る!
ここで仕掛ける!
ダイヤモンドダニーをかわして、さあイージーゴアが先頭だ!イージーゴア先頭だ!差が広がる広がる!圧勝だ!圧勝だ!今ゴールイン!セクレタリアト以来のビッグレッド!そしてタイムは1分32秒!時計はレコード!大記録が生まれました!ついにセクレタリアトの打ち立てた1分33秒60を更新しました!」
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「勝利したイージーゴア選手とマクゴーヒートレーナーです。素晴らしい走りで、見事勝利されました。しかもセクレタリアトの記録を塗り替えるレコード勝ち。おめでとうございます」
「ありがとうございます。今日は本調子では無かったのですが勝てて嬉しいです。最後の直線の踏み込みはまだ甘いですね、あの大先輩セクレタリアトさんのレコードタイムを塗り替えることが出来るとは夢にも思っていなかったのでとても嬉しいです。この調子でアメリカ3冠を取れる様頑張ります」
「ありがとうございます。マクゴーヒートレーナーとしてもこの勝利。セクレタリアトのレコード更新は嬉しいですか」
「当然嬉しいです。セクレタリアトはみんなの目標なので。今日はバ体もしっかりしまっていないですし、遊びのある仕上げですから。力は一つ二つ抜けているので勝てるとは思っていたんですけどまさかレコードとは思いませんでしたね。ただ仕上がりは今ひとつなのでもうひと叩きして、ケンタッキーダービーに向かいたいと思います」
「ありがとうございます。ゴーサムステークスを勝ったイージーゴア選手とマクゴーヒートレーナーでした」
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「しかしイージーゴア。君は本当にすごいね!まさかセクレタリアトのレコードを抜くなんて予想もしなかったよ。これでステップレースにでていよいよケンタッキーダービーだ!」
「そう。それで明日の練習メニューは何でしょうか」
「あ、うん。坂路トレーニングをしようと思ってるんだ」
「わかりました。それでは私は迎えが来ていますので先にトレセン学園に戻っていますわ。さようなら」
「うん。さよなら。また明日」
また先に帰ってしまった。イージーゴアは名家のお嬢様だ。はっきり言って若手の自分には荷が重いと思う。確かにフィップス家のウマ娘は私が担当することが多いし、トレーニングも自信がある。しかし今回の相手はセクレタリアトの再来とまで言われているイージーゴアだ。三冠は大前提。そう思いうと少し背筋が寒くなる。今日圧勝した隣の牧場の
「大丈夫だバラのレイが1番似合うのは僕の愛バだ」
そう自分に言い聞かせ飛行機に乗り込んだ。
英語が分からないので今回の出走競走馬紹介は見送ります。申し訳ございません。