艦隊これくしょん 総旗艦アンドロメダ、二度目の航海もまた数奇なり   作:稲村 リィンFC会員・No.931506

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 交渉と情報開示。AAA-1

 まずはさわり部分。


 それと異世界物が抱えるどうすることも出来ない問題もちょっと書いてみました。


第10話 Negotiation and Information disclosure.AAA-1.

「これ、貴女のでしょう?」

 

 

 空母棲姫が海に落ちて漂っていたアンドロメダの帽子を見つけて拾っていたのを持ち主へと渡した。

 

「すみません。わざわざ拾ってくださいまして。ありがとうございます」

 

 アンドロメダは渡された帽子を両手で丁寧に受け取り、小脇に抱えると空母棲姫に深々とお辞儀しながらお礼を述べた。

 

 そのアンドロメダの立ち振舞いに、空母棲姫は何とも言えない複雑な顔になる。

 

 

 彼女はこの戦いにおける事実上の勝者、それも180対1という従来の常識では覆し様の無い圧倒的な物量差を超越的で常識外れの戦闘力で完全に捩じ伏せた──であるハズなのに、なんだこのしおらしい態度は?

 

 正直、なんともやり辛い。

 

 

 戦闘自体に関して空母棲姫自身、思うところは特に無い。

 正直に言うと元から勝ち目は無いと思っていた。

 

 とはいえまさか南方棲戦姫(あの娘)が空の彼方にまで連れ去られたのは予想外過ぎたし、その後まさか停戦交渉を持ち掛けてきた事には仰天してしまったが。

 

 だが、それよりもこの娘が本当にあの信じがたい程の濃密な殺気を放っていたの?と信じられない気持ちの方が強い。

 

 

 離れた場所にいた空母棲姫ですら、直接あの殺意の濁流を浴びせられたわけでは無いにも関わらず、恐怖で萎縮してしまった。

 

 数多の激戦を経験してきたが、あれほど自らの『死』を強く意識したことなど、今の今までなかった。

 

 周りの娘達もパニックを起こして半狂乱を引き起こし、統率が取れなくなってこれ以上の戦闘継続は困難だと判断せざるを得なかった。

 

 それなのに、それを引き起こした当のアンドロメダ(彼女)なのだが、今の彼女からはそんな激しい感情を(あらわ)にしていたとは信じられない。

 

 

 寧ろ感情を(あらわ)にする様な娘とすら思えないし、今はどこか申し訳なさそうにすらしている為、控え目な性格の娘と言った方がしっくり来る。

 

 

 

「ああもう、そんな顔しないの!」

 

 そんなアンドロメダの頭を南方棲戦姫がガシガシと少々乱暴に掻く。

 

「貴女は私達に勝ったと言える立場なのよ!もっとシャキッとなさいっ!!」

 

「す、すみません!」

 

 南方棲戦姫の一喝に思わず謝罪を口にしてしまうアンドロメダ。

 

 それに対して南方棲戦姫は自身の(ひたい)に手を当てながら、大きく溜め息を吐いた。

 

「貴女にそうされると、敗けた私達の立つ瀬がないわ!」

 

 

 そんな二人のやり取りを見ていた空母棲姫は「これでは勝者と敗者があべこべですね…」と思うが、同時に「この娘、もしかして勝ち慣れていない?いや、勝ちというものを知らない?」という疑問が心の中で湧いた。

 

 そんな馬鹿なと空母棲姫は思うが、実際のところその読みはあながち間違ってはいない。

 

 

 だからこそ、興味がある。彼女、アンドロメダが停戦交渉の材料として提示してきた()()()()()()()()()()()()()()()()()()に。

 

 

 

 時は少し遡る。

 

 

     ──────────

 

 

「停戦?」

 

 

 アンドロメダの思わぬ提案に南方棲戦姫はおうむ返しの様に聞き返してしまう。

 

「はい。これ以上は互いに消耗するだけです。ここで手打ちにするのが妥当かと」

 

 その返答に最初は冗談かと真剣に疑った。何故なら消耗というが、アンドロメダが消耗するだろうか?

 

 実弾が主兵装の我々と違い、彼女の主兵装は光線砲。弾数はエネルギーの供給が続く限り実質無限の筈。やろうと思えば私達を容易に皆殺しに出来る筈だ。実際、あの悍しい殺気を放っていた時は皆殺しも考えていたのではないか?

 

 だが、それだと駆逐棲姫(あの娘)の情報と矛盾するのも確か。

 

 駆逐棲姫(あの娘)は言っていた。「アンドロメダさんは私達に対して敵意が殆ど無い」「出来れば私達とも友達の様になりたいと語っていた」「だけど生真面目で機械的な所がある」と。

 

 生真面目で機械的ということは、合理的な思考を尊ぶとも解釈出来る。

 

 

 そこから読み取るに、空母級を集中的に狙い、後に私と空母棲姫(くう)に狙いを絞ったのは、こちらの主戦力を最優先で叩くという合理的な考えと、被害を最小限に留まるようにして、可能な限り禍根も最小限にしたいという気持ちとの、一種の妥協から導き出した作戦だったのだろう。

 

 

 ならばあの殺気は何なのだ?

 

 

 南方棲戦姫の中で思考が堂々巡りとなるが、実際問題としてこれ以上の戦闘継続は困難であるとも分かっていた。

 

 戦艦戦力は未だ健在だが、恐らくもう戦えない可能性が高い事を、嫌でも思い知らされた。

 

 

 空の彼方へと牽引されている最中に見た、いや、見えてしまった味方の惨状。

 

 

 殆どの娘達が気絶し倒れているか、放心状態で呆然として完全に戦意を損失していた。もうこれでは戦力と言えないただの集団だ。

 

 だからこそ、アンドロメダの停戦提案に渡りに船というのが本心だが、それだとなんだか悔しくて条件を幾つか言ってやろうと思考を巡らせるが。

 

 

「提案を受け入れて下さいましたら、私自身と私の居た世界に纏わる情報を開示致します」

 

 

 その提示に南方棲戦姫は折れた。が。

 

「…私から条件をひとつ出して良いかしら?」

 

 アンドロメダを睨み付けながらそう告げる。

 

「…なんでしょう?」

 

 身構えるアンドロメダ。南方棲戦姫が示した条件とは?

 

 

「私をちゃんと上まで引き上げなさい!お願いします…」

 

 もう空中での宙ぶらりんは勘弁と鎖にしがみ付きながら、器用に頭を下げた。

 

 

 その条件、と言うかどう考えてもお願いに身構えていたアンドロメダは一瞬ガクッとなりそうになった。万が一を懸念して宙ぶらりんとしていたのだが、アンドロメダも流石にこれ以上は可哀想の気持ちが強くなってきていた為に、引き上げる事とした。

 

 

 南方棲戦姫を艤装の上にまで引き上げると、ガントレットに絡まった鎖を手隙の妖精達と共に協力しながらほどいていく。

 ただし、念のため腰のホルスターに差している南部97式拳銃、コスモニューナンブ*1はいつでも抜けるようにしておきながら。だがそれは結果的に杞憂だったが。*2

 

 

 その後南方棲戦姫は停戦交渉に同意の意を示したが、もう一人の姫級であり、艦隊の旗艦でもある空母棲姫との相談も必要と話し、アンドロメダもそれに同意。

 

 電波妨害を解除し、通信が行えるようにした。

 

 それを受けて南方棲戦姫は早速空母棲姫へと通信を繋いだ。

 

 そしてその内容をアンドロメダはこっそりアナライザーに命じて傍受し、記録していたしアンドロメダ自身もこっそり耳に付けたイヤホンで盗聴していた。

 

 どうやら空母棲姫は南方棲戦姫の安否を心配して気が気でなかった様で、物凄い剣幕だ。

 とはいえ何とか落ち着くと、停戦交渉に関する相談へと移っていったが、それも意外とすんなりと了承したようだ。

 

 そして聞いてしまった。自身の暴走が引き起こした惨状を。

 

 沈んだ深海棲艦(ヒト)はいない。だが自身が放っていた殺気で半狂乱状態で大変なことになっていると。

 

 通信が回復したのもあるだろうが通信量の増大を確認したが、それに出てくる───

 

 

『化物』

 

 

『悪魔』

 

 

『死神』

 

 

『鬼神』

 

 

────と散々な言われように、アンドロメダは少しだけ傷ついた気持ちになるが、仕方の無いことだと割り切る。

 全ては自身の心の弱さが招いた結果なのだと。

 

 

 この後は直接話し合う運びとなり、海上へ向けて降下する事となったが、海面が近付くにつれてひしひしと伝わってくる自身に対する『恐れ』と『怯え』の視線に、アンドロメダの気持ちは更に沈むこととなる。

 

 

 そして時間は冒頭へと戻る。

 

    ────────────

 

 ちょっと前まで殺されていた可能性があったのに、物凄くフランクに接してくる南方棲戦姫にアンドロメダは目を白黒させていたが、同時に寂しさも感じていた。

 

 

 

 私を庇って沈んだ(死んだ)アポロノームも周りに対して上下の関係無くすごくフランクな態度を貫いていた。そしてその姿を慕う娘も少なからず居た。そんなアポロノームにアルデバランは「もう少し姉上を見習って」といつも小言を言っていた。その都度私が「アポロノームにはアポロノームなりのやり方がありますから」と嗜めていたなぁ。と思い出して郷愁の念に駆られるが、それをどうにか心の底へと押し込める。

 

 

 今優先すべきは停戦についてだ。

 

 

 だがここで南方棲戦姫がある提案をしてきた。

 

 

 

「ねぇ、あの娘も連れてきたらどう?」

 

 

「えっ?」

 

 

「そうですね。アンドロメダさん。貴女の監視として同行しています同胞(はらから)の娘をここに連れてこれますか?」

 

「貴女の事もこれから話すんでしょ?ならあの娘も一緒に聞かせておいた方が良いわよ」

 

 

 その提案にアンドロメダは確かにとは思うが。

 

「ああ、そのまま貴女が逃げちゃうとかは微塵も考えてないから」

 

「はあ。いえ、しかし…」

 

 いくらなんでも不用心過ぎやしないかとアンドロメダは思う。

 

 確かに南方棲戦姫の言う通り、そんな気は毛頭無い。彼女達深海棲艦の情報が得られるかもしれない千載一遇のチャンスだ。

 

 これを逃す手は無い。

 

 とはいえそれは口に出していない。これからの交渉次第だと思っていたからだ。

 

 

「それに、貴女そういう不義理な事するのが大嫌いなんでしょ?駆逐棲姫(あの娘)はそう言っていたわ。貴女、駆逐棲姫(あの娘)に結構信頼されているみたいよ?」

 

 南方棲戦姫に茶化す様にそう言われるが、なんとなくそんな気はしていたので特段驚く様なことはなかったが。

 

駆逐棲姫(あの娘)の信頼を裏切るおつもりですか?」

 

 

 そう言われると言い返せないが、同時に駆逐棲姫がこの二人の姫から大いに信頼されているのだと窺い知れて、悪い気にはならなかった。

 

 反論の余地が無い為に、アンドロメダは二人の提案を受け入れる事とし、駆逐棲姫を迎えに行くべく再び空へと舞い上がった。

 

 

 空へと消えていくアンドロメダを見送りながら、二人の姫は語り合う。

 

アンドロメダ(あの娘)の気持ちが、これで少しは落ち着くと良いのだけど…」

 

「そこは駆逐棲姫(あの娘)の力に任せるしかありません…」

 

 アンドロメダ本人は気付いているかは微妙だが、二人の目から見てもアンドロメダは明らかに憔悴している様にしか見えなかった。

 

 そんな状態で話し合いをするのは二人としても不本意だった。

 

 だからこそ先の提案にはアンドロメダに気分転換をさせるという目的もあった。

 

 

「あの娘が見せた怒り、あれは私達に対して直接向けられたモノでは無かったと見るべきでしょうね」

 

 そう呟いた南方棲戦姫に空母棲姫は無言で続きを促した。

 

「あの娘の光線砲を弾き返したあの光の幕、()()を見た瞬間からあの娘は怒り狂って正気を失った。あの娘は()()がなんなのかを知っている」

 

「私達ですら知らない()()、ひょっとしたら私達のルーツに関するモノ…」

 

 空母棲姫としてもそれは気になる事だ。何故ならば彼女達自身、自分達の生まれのルーツに関しては『()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()』という状態だ。

 

 だからこそ、二人はこの話し合いを重要視していた。

 

 

     ──────────

 

 一方、当のアンドロメダは空の上で───

 

「アナライザー、貴方のお陰で最悪の事態は避けることが出来ました。本当にありがとうございます」

 

 そう言ってアナライザーに頭を下げるが、当のアナライザーは自身の行いに思うところがあるために、その礼に対して複雑な心境だった。

 

 

「あんどろめだサン…、デスガ、私ガシタ事ハ貴女ガ父ト(シタ)ウ沖田艦長ノ、死者ヘノ冒涜デス。オ礼ヲ()ワレルホドデハ…」

 

 アナライザーは寧ろ自身を罰してくれという思いだったが、アンドロメダは首を横に振って否定する。

 

「あの時アナライザーが決断してくださらなければ、皆死んでいました。責められるべきは貴方にそんな決断をさせてしまった私にあります。私の心の弱さが原因です。ですから貴方がそれで気に病む必要はありません」

 

 そう言ってアンドロメダは話を打ち切った。

 

 そんな彼女にアナライザーは、アンドロメダが気持ちの面で大分無理をしていると確信するが、今は何を言っても無駄だろうと口をつぐむしか出来なかった。

 

 駆逐棲姫サンナラ…。あの優しい深海棲艦の少女ならどうにか出来るだろうか?とアナライザーは考えるが、同時に自身の不甲斐なさを噛み締めた。

 

 

 

    ───────────

 

 駆逐棲姫はずっと祈っていた。

 

 アンドロメダと別れてから、言い知れぬ不安が駆逐棲姫の胸の中を駆け巡っていた。

 

 何かが起きる。それも良くないことが。と彼女の勘は告げている。

 

 だが約束したのだ。ここで待っていると。だからどんなに不安に襲われようとも、じっと待った。

 

 借りたままだったゴーグルを両手で握り締め、祈りながら待った。ひたすら待った。

 

 

 そしてアンドロメダが空から舞い降りて来て着水したとき、大いに安堵した。だが、アンドロメダの顔を見たときに、やはり何かがあったのだと察した。

 

 

     ──────────

 

 駆逐棲姫さんと合流を果たし、事情を説明すると直ぐに快諾してくださいました。

 

 そして早速行きましょうと艤装に飛び乗って来て発進を促して来たのに思わず苦笑する。

 

 

「危ないですからしっかり掴まっていて下さいね」

 

 膝の上に腰掛けている駆逐棲姫にそう声を掛けると、駆逐棲姫は頷いてかえす。それを見て発進態勢に入る。

 

 

 

「補助エンジン、動力接続」

 

 その指示を受け、補機であるケルビンインパルスエンジンが唸りを上げ出す。

 

「補助エンジン、定速回転1600(ヒトロクマルマル)

 

「両舷推力バランス正常。パーフェクト」

 

「微速前進、0.5」

 

 スロットルレバーをほんの僅かに前に押し出し、ゆっくりと前進を開始しだす。ここから徐々に加速していく。

 

「補助エンジン、第二戦速から第三戦速へ」

 

「波動エンジン、シリンダーへの閉鎖弁、オープン」

 

「フライホイール始動」

 

 心臓である波動エンジンの内圧が高まり、フライホイールが回り出した時の心地好い振動が伝わってくる。

 

「波動エンジン点火、10秒前」

 

 加速と水の抵抗から激しく揺さぶられるが、お構いなしにカウントダウンを続ける。

 

「9、 8、 7、 6、 5、 4、 3、 2、 1、 」

 

「接続、点火!」

 

 スロットルレバーに取り付けられている点火スイッチを押し込む。

 

 メインノズルから眩いエネルギーが噴射され、加速の圧力が一気に高まる。同時に艦首部分が徐々に浮き上がり始める。

 

「アンドロメダ、発進!!」

 

 その号令のもと、スロットルレバーを一気に押し込み、操縦スティックを手前に引く。

 

 艦首部分が完全に海面から離れ、それに続く形で海面に接している部分が減り、最後はメインノズルが海面から離れた事により、アンドロメダは完全に空中へと飛翔した。

 

 この間、駆逐棲姫は一言も発する事なく、ただただ圧倒され続けていたが、その表情はとても楽しそうにしていた。

 

 

 そして─────

 

 

「うわぁっ!これが空!!」

 

 

 水平飛行になり、安定した飛行となったためアンドロメダは駆逐棲姫に周りを見るように促した。そうすると、目をキラキラさせながら、駆逐棲姫は生まれて初めて見る空からの景色に興奮し、アンドロメダの膝の上ではしゃぎ出した。

 

 

 そんな駆逐棲姫の姿を見て頬が緩むアンドロメダだが、直後の駆逐棲姫の真剣な一言に思わず固まってしまう。

 

 

 

「…それで、何かあったんですね?」

 

 

 

「あんどろめだサン、シバラク私ガ操艦ヲ()ワリマス。休息ヲオトリクダサイ」

 

 アナライザーまでそう言って半ば強引に操作権をアンドロメダから引き継ぐ。

 

 その強引さにアンドロメダは呆気にとられるが、駆逐棲姫はそれを見て確信した。

 

 隠し事は無駄ですよと言わんばかりに詰め寄る駆逐棲姫に、アンドロメダは観念し、ポツリポツリと胸の内を語り出す。

 

 

 自身の心の中に潜む『魔』のこと、そして───

 

 

「貴女を置いて、私は消滅していたかもしれない選択を下してしまいました」

 

 その事に駆逐棲姫もショックを受けるが、直後にアンドロメダの顔を自身の胸の中へと抱き締めた。

 

「泣きたいときは、泣いても良いんですよ」

 

 その瞬間、アンドロメダは駆逐棲姫の胸の中ですすり泣き出すが、次第に声に出して泣いた。

 

 泣いて泣いて、泣き腫らした。

 

 怖いのだ。自身の心の弱さが。怒りと憎しみの『魔』に呑まれて、大切なモノが分からなくなって、いつか駆逐棲姫すら分からなくなって傷付けてしまうのではないかと。

 

 そして言い様の無い『孤独感』。

 

 この世界で私の存在はイレギュラー過ぎる。かつての仲間や妹達は誰一人としていない。

 

 そう。

 

 誰もいない!

 

 私はこの世界でひとりぼっち!!

 

 駆逐棲姫は嗚咽混じりに語るアンドロメダの言葉に耳を傾けながら、アンドロメダの頭を優しく撫で続ける。

 

 

 そして駆逐棲姫はある決心を固めた。

 

 

 

*1
いわゆるコスモガン

*2
因みにアナライザーは97式より火力が高く、フルオート射撃可能な89式機関短銃を用意されてはと進言していたが、アンドロメダはやんわりと却下していた




Negotiation and Information disclosure.AAA-1.

 交渉と情報開示。AAA-1

AAA-1 And Andromeda's Anguish-1

 アンドロメダの苦悩ー1

 交渉と情報開示。そしてアンドロメダの苦悩ー1

 心理描写は難しい。

 なんか主人公、深海棲艦の姫様方に滅茶苦茶気遣われてるなぁ…。このまま深海堕ちしそう…。(冗談です)


 見知らぬ土地、見知らぬ世界にある日いきなり一人で放り込まれた時の孤独感は如何程のモノなのか…。
 転勤による単身赴任でさえ、私は精神的にかなりきつかった。今まで構築していた基盤、繋がり、人間関係の一切合切が無理矢理引き離されたのだから。最悪の事態の未遂も経験した。だがそれでも通信インフラという繋がりが維持出来ていたからギリギリ耐えれた。
 だが異世界だとそんな繋がりも破壊される。そして何の前触れもなくだ。余程精神が強いか、あるいは壊れているのか…。少なくとも私には耐えられない…。



捕捉解説

コスモニューナンブ

 正式名称、南部97式防衛軍正式拳銃。所謂コスモガン。
 旧式化した14年式を更新するために、14式をベースに小型軽量化を目指して南部重工兵器開発部で開発された防衛軍の現正式拳銃。西暦2197年採用。


89式機関短銃

 フルオート射撃可能な携行小火器。艦内で使用する小火器の中でも最高火力の武器でもあるため、緊急時や艦の高位者(大体艦長)の承認が無いと基本的に携行出来ない。




 真面目なヒトほどストレスを溜めやすい。アンドロメダも色々有りすぎて実はストレスが溜まりまくってました。ですから少しばかし今話不安定になってました。
『現実は意地が悪い。いつだって最悪に最悪を重ねて来る。真面目に不器用に生きているヤツほど狙われるんだ。全部一人で受け止めて潰れて死んじまうようなバカほど…。ヤケを起こすくらいしかヒトには…』──ヤマト2205、土門竜介の台詞より
──アンドロメダも実はこの台詞が当てはまる可能性が高いです。ですから、側で支えるヒトが必要となります。

 発進パートは試しに書いてみた程度でしたので、粗かったと思います。

 次からは情報開示の本番ですが、ある意味歴史の授業みたいな感じになりそうです…。ヤマト世界の…。でもこれを語らなければ話が噛み合いませんから必要なことです。

 それではこれにて失礼致します。励みや参考になりますので、お気が向きましたらお気軽に感想をよろしくお願いいたします。

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