艦隊これくしょん 総旗艦アンドロメダ、二度目の航海もまた数奇なり   作:稲村 リィンFC会員・No.931506

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 極めて近く、限りなく遠い世界に


 注意

 微妙に空母型アンドロメダをディスります。

 独自設定やら独自解釈、果てはArizona(アリゾナ)がいた世界でのガトランティス戦役は2とさらば、ちょこっと2202の要素を混ぜ合わせたややオリジナルな展開としましたが、ご了承下さい。


 な、なんとか1月中にアップ出来た…。色々と難産でした…。


第37話 The world which is extremely close but unlimitedly far

 

 

 

「もう始まって「《申し訳ありませんでした!!》」わっ!?」

 

 

 

 諸々の情報を他の姫達に伝え、大急ぎで“帰って”きた駆逐棲姫は、意識が戻った直後にハンガー中に響き渡る程の謝罪の声に、びっくりした。

 

 

「ど、どうしたの?」

 

 

 声の大きさに驚き、耳を手で塞いで頭がふらふらしていた潜水新棲姫に、何が起きたのかを問い質すと、「なんかヒト違いが起きたみたい…」との答えが返ってきた。

 

 

 

 戦後に開示された当時の関係者からの証言によると、この異邦人同士の会談はアポロノームをアンドロメダと勘違いしたArizona(アリゾナ)の謝罪から始まったとされている。

 

 

 この勘違いの背景には、世界の違いによる情報の相違からきた、所謂先入観の様なものが原因であったと言われている。

 

 会談の後、当事者であるArizona(アリゾナ)は自身の関係者にこう漏らしていた。

 

 

「いや正直驚いたのなんの、ガトランティス戦役(あの戦い)を生き残った(ヒト)から、アンドロメダ殿は土方司令に似て気の強いヒトだったと聞いていたからさ、勝ち気そうな雰囲気のヒトがアンドロメダ殿だと思ったんだ。

 

 そしたらその隣のどこか控え目で大人しそうな、優しい雰囲気の美しいヒトがアンドロメダ殿だったとは…。

 

 いやはや、先入観って怖いね…」

 

 

 そう語っている際の顔は、心底以外で驚いたものであり、普段そこまで内心を表情に出すことがなかった彼女としてはとても珍しいモノだったと、関係者は自身の日記に書き残していた。

 

 

 

「あはは、まぁ、らしくないとはよく言われていましたから、お気になさらず」

 

 

 自身の頬を掻きながら気にしていないと語るアンドロメダだが、それが余計にArizona(アリゾナ)を恐縮させてしまう。

 

 

「しかし、どうやら()()()()()の世界の姉貴は俺に似た風貌だったみたいだな?」

 

 

 自身がアンドロメダと勘違いを起こしたもう1人のヒトからの言葉に対して、Arizona(アリゾナ)は反射的に「《あ、いえ。自分はアンドロメダ殿とは直接の面識があったわけではなく…》」と答えるが、途中で首を傾げる。

 

 “あちらさんの世界”とはどういうことか?いや、まさかとは思ってはいたことではあるが…。

 

 

「諸々気になることはあるかと思いますが、まずはお互いの自己紹介と致しましょう。

 

 私は地球連邦防衛軍、航宙艦隊総旗艦を拝命しておりました、AAA-1アンドロメダです。

 

 そしてこちらが私の大切な妹の1人───」

 

 

 視線を横に立つアポロノームに向けると、アポロノームはいつもの不敵な笑みを浮かべ、親指を立てて自身を差しながら名乗りをあげる。

 

 

「俺はAAA-3、アポロノームだ。

 

 アンドロメダの姉貴の妹で3女、つまり3番艦だ」

 

 

 その名乗りに対しても新たな疑問が湧くが、一旦それらの疑問を頭の片隅に寄せ、人間で言うところの官姓名を告げる。

 

 

「《自分は地球連邦北アメリカ州、州軍艦隊所属、Arizona(アリゾナ)級護衛戦艦1番艦(ネームシップ)Arizona(アリゾナ)であります》」

 

 

 互いの名乗りが終わり、早速と言わんばかりにArizona(アリゾナ)が切り出す。

 

 今の名乗りにしても、自分が持つ記憶と記録から微妙に違いがあることが見受けられる。

 

 いや、その“答え”には既に辿り着いているのだが、やはり言葉にしてもらわなければ、そしてより明確な“証拠”とも言える物を示してもらわないと心情的にも信じ切ることが出来なかった。

 

 

 Arizona(アリゾナ)からの問いに、アンドロメダは苦笑しながらも、返答を述べる前に念のため、確信を得るためにあることを確認した。

 

 

 連邦政府は各州管区に課していた大型航宙戦闘艦建造に関する制限を解禁したのですか?と。

 

 

 これにArizona(アリゾナ)は更に首を傾げる。

 

 

 そんな馬鹿げた事を課していたら、地球の艦隊再整備を中核とした軍備再建なんて夢のまた夢じゃないですか。

 

 北アメリカ州は防衛軍が使用する大型戦闘艦の建造において、かなりのシェアを誇っていたし、僕の建造さ(生ま)れたニューポートニューズの造船ドックでは主力戦艦である『Majestic(マジェスティック)』級だって建造されていました。

 

 ガトランティス戦役中は地球全土にある官民関係無く造船ドックや工廠が連日連夜フル稼働して新造艦を造り出し、交換部品などの各種の消耗品やミサイルや魚雷などの弾薬を各地の兵站倉庫へと積み上げていきました。

 

 戦後はそれらの膨大なストックがあったお陰で、ガトランティスの()()()()()による直接攻撃によって破壊された各種の工場が再建されるまでの間、物資不足で艦隊が動け無くなる事も無かったし、大規模造船所や軍工廠は軒並み破壊されたけど、各地に点在していた民間のドックが幾つか生きていたから大型艦の修理だって出来た。

 

 これは一重に、連邦政府がガミラス戦役後の復興政策と雇用対策の一つとして世界各国に造船所の建設を奨励していたが故に、リスクの分散に繋がったからだ。

 

 

 連邦政府が造船所の建設を各国に進めず、官製の造船ドックのみに集約していたとするならば、成る程、かつての一大造船所の様に、その造船所だけである程度の自己完結と、資材流通を一本に纏めることによって流通ルートの煩雑化が防げるといった合理的なメリットがあるかもしれないが、それだと逆に需要の伸びに対してその施設規模は幾何級数的に肥大化し、それに正比例してリスクも肥大化してしまい、リスクヘッジが難しくなるといったデメリットの懸念が大きい。

 

 事実、戦中において各国の持っていた大規模な造船所などの生産設備はその外観から非常に目立ってしまい、軒並み瓦礫の山へと変えられてしまったと聞いている。

 

 何より雇用に地域差が出て、深刻な経済格差を生み出しかねない。

 

 

 

 至極まともで一々納得しかないArizona(アリゾナ)の言葉に、アンドロメダは頷きながら聞き続けていたが、同時に核心とも言える事が分かった。

 

 

 彼女のいた世界の地球には、()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 おそらくこちらの世界にも時間断層が存在し無ければ、こちらの連邦政府も似たような政策を考えていたことだろう。

 

 

 そして彼女が指摘した通り、雇用問題は実際に起きていた。

 

 

 地上への帰還事業が一段落したことを理由として、今まで稼働していた各地の地下都市に設けられていた製造工場が段階的に稼働を停止した。

 

 だがその代替となるハズの地上への工場移設は、不自然な程に規模が小さかったし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 この裏には時間断層の無人工廠が稼働を開始したことが原因だった。

 

 

 しかし、それと引き換えに今まで工場で働いていた工員の、段階的とはいえ大量解雇が発生していた。*1

 

 

 時間断層の有無が政策の決定と方向性に大きく作用し、発生した事象にも差異が生じていたのだと実感し、またその事でArizona(アリゾナ)が自分達の居た世界とはまた別の、似て非なる違う世界から来た存在なのだと確信した。

 

 

 アポロノームもそれに思い至ったのだろう。僅かにだが肩を竦めている。

 

 

 さて、自分達はこの受け答えで確信が持てたわけだが、問題はどうやって説明したら説得力があるだろうかと思い悩む。

 

 

 言葉にするのは簡単だ。

 

 

 だがそれを裏付ける証拠となる物を提示しなければ、確かな信用は得られない。

 

 

 ふとアポロノームがあることを思い出し、自身の携帯タブレットを取り出すと、データベースへと急いでアクセスしてなにかを確認、アンドロメダへと見せた。

 

 

 それを見たアンドロメダは「成る程、“百聞は一見に如かず”とは正にこの事ですね…。」と呟くと、アイコンタクトでアポロノームに“それ”を彼女に見せるようにと示した。

 

 

「なぁ、あんた確か俺のことを知らなかったらしいよな?」

 

 

 アポロノームからのその問いに、Arizona(アリゾナ)は頷いて肯定の意を示す。

 

 それを見てアポロノームは自身の携帯タブレットを机に置くと、「これを見て欲しい」と告げ、タブレットの再生ボタンをタップした。

 

 最初Arizona(アリゾナ)はアポロノームが示したタブレットの画面が見えないことに訝しんだが、タブレットから投影されたホログラフィに驚きの表情を見せた。

 

 どうやら彼女のいた世界ではホログラフィは一般的では無かったようだ。

 …かというこちらもガミラス製の舶来品ならばまだしも、地球純正品によるものはまだ珍しく、一般的では無いが。

 

 

 

 映し出された映像は政府広報による、とある“進宙式”の記録映像だった。

 

 

 

 画面に、海へと突き出た長大なスロープ状の物体を有する巨大な建造物が映し出され、その前に設けられた演台に式典用の一張羅に身を包んだ1人の壮年の男性が現われた。

 

 

 

「全世界の皆さん。

 

 私は、地球連邦政府初代大統領として、今日、ここに最新鋭艦『アンドロメダ』級の完成を報告するものであります」

 

 

 Arizona(アリゾナ)にはこれに既視感があった。

 

 記録でしか知らないが、かつて『アンドロメダ』が進宙した際の式典と似ているし、演説しているこの男も自身がよく知る連邦大統領と良く似ていた。

 

 

 しかし明らかに違う。

 

 

 画面の奥に映る『アンドロメダ』と酷似した(ふね)の数が4隻と可笑しいし、内2隻のシルエットも異様だ。

 

 何だあの頭でっかちで不細工な艦橋後部のスタイルは!?

 

 『アンドロメダ』級の完璧な“直線美の極み”と言えたあの美しいシルエットを完全に損なっているではないか!!

 

 

 そう憤っていると、それに対して2人は顔を見合わせ苦笑し、アポロノームは肩を竦めていたが、この時Arizona(アリゾナ)は同時に“辿り着いていた答え”がやはり真実であると信じざるを得ないと思う様になり、そして演説の続きの言葉によって、トドメを刺されることとなる。

 

 

「宇宙の平和、それを齎し、それを守る力となるのは、()()()()()()()()()()()()であります」

 

 

 “ガミラスとの同盟”。この言葉にArizona(アリゾナ)は目を見開いて驚いた。

 

 

 ガミラスとの同盟!?どういうことだ!?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!?

 

 

 だが改めて映像をよく見ると、列席している人間達の中に肌の色が明らかに地球人とは違う、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が映っていたし、なんならガミラス軍系の衣装と酷似した制服を着た高官らしき人間も映っていた。

 

 

 最早疑う余地も、信じ無いという理由は、Arizona(アリゾナ)の中には無かった。

 

 

 アンドロメダ殿とアポロノーム殿は、この世界よりも自分のいた世界と非常に酷似しているが、全く違う世界から自分と同様に迷い込んでしまった存在なのだと。

 

 

 そう内心で結論づけていると、演説も最後の締めの段階へと移っていた。

 

 

「その重責を担うシンボルとして、すでに1番艦『アンドロメダ』は同盟軍の作戦に従事し、華々しい戦果を挙げております」

 

 

「続く4人の姉妹達も、必ずや我々の期待に応え、平和を守る無敵の盾となってくれるでしょう」

 

 

 その言葉を締めに演説は終わり、直ぐ様4隻の命名式へと移り、その艦名が読み上げられ、艦名が呼ばれる度に1隻1隻が画面にアップされ、そのテロップが表示されていく。

 

 

 『アンドロメダ』のカラーリングを青くした2番艦『アルデバラン』。

 

 

 Arizona(アリゾナ)が不細工と称した3番艦『アポロノーム』。

 

 

 『アンドロメダ』と同系色の4番艦『アキレス』。

 

 

 『アポロノーム』を『アンドロメダ』カラーとした末妹の5番艦『アンタレス』。

 

 

 その際に『アポロノーム』と『アンタレス』が空母型であるとの補足説明により、Arizona(アリゾナ)はあんぐりと口を開けて驚いた。

 

 おそらく“あの”不細工な艦橋後部のユニットが航空艤装なのだろうが、外観から見てもその機能はかなり複雑であると見て取れた。

 

 

 故障のリスクをちゃんと検討したのだろうか?

 

 

 思わずそう心配してしまうが、これはやはり自身が余りにも複雑な構造だったがために故障に悩まされ、最終的に自身が沈んだ遠因ともなっていたが故に、兵器は可能な限りシンプルなのが一番であるとの経験に基づく考えから、ついその事が心配になってしまうのだ。

 

 

 同時に、先の思わず口を衝いて出てしまった自身の暴言とも取れる失言に、やってしまったと後悔した。

 

 

 そんなことを考えながら見ていると、ふと気になったことがあった。

 

 

 この4隻は皆、自身のお披露目という晴れの舞台であるはずなのに、どこか不貞腐れている様な雰囲気がArizona(アリゾナ)には感じ取れて、首を傾げた。

 

 特に青いカラーリングの、『アルデバラン』からは、隠し切れない怒りと、どこか失望しているかの様な雰囲気が見て取れた。

 

 

 そのArizona(アリゾナ)の見立ては、正しかった。

 

 

 自分達の長姉、最も愛して止まない1番艦『アンドロメダ』は、見送る人も軍楽隊による演奏も無い、寂しい進宙式で人目を避けてのひっそりとした出航だったのだ。

 

 妹達にはそれが大いに不満だった。

 

 特に姉至上主義のアルデバランにはそれが許せなかった。

 

 

 何故、栄えある1番艦(ネームシップ)、先のガミラス戦役における武勲艦であらせられるヤマト様(母上)の御息女にして、ヤマト様(母上)が溺愛されておられるアンドロメダ(姉上)がまるで咎人かの様に人目を憚ってコソコソとさせられ、自分達はそれとは正反対の派手さと盛大な演出によって見送られるのか…。

 

 

 何を置いても最愛の姉であるアンドロメダが一番であるとするアルデバランは、上層部によるアンドロメダへの扱いに対して怒りを覚え、抑えきれない激情に震えていた。

 

 

 姉上も、この場に居て頂けたならば…。そう何度思ったことか…。姉上こそ最もこの場に相応しい御方であるというのに…。

 

 だけど、どこまでも慈悲深く、誰よりも心優しき女神であらせられる姉上が「私は気にしていませんから」と仰っていられていた以上は、わたくしは黙って耐えるしかありません…。

 

 

 しかしそう自身に言い聞かせながらも実際はかなり荒れていたし、それを窘めるアンドロメダはこの場にはおらず、他の妹達もほぼ同じ心情であったがために咎めなかった。

 

 

 姉上のお側で侍らせて頂けないことが、これ程苦痛だとは…。

 

 

 ある意味で未来の自身を暗示するかのような思いと共に、アルデバランは妹達と宇宙(ソラ)へと上がって行った。

 

 

 無論、映像からではそのことが正確に読み取る事は出来ないが、姉妹を思うという気持ちでは誰にも負けないと自負しているArizona(アリゾナ)には、なんとなくではあるが察する事が出来た。

 

 

 

 

 そして映像が終わる。

 

 

 

 先に言葉を告げたのはArizona(アリゾナ)からの先の失言に対するアポロノームへの謝罪だった。

 

 知らなかったとはいえ、余りにも不躾な物言いに、真摯な態度で謝罪した。

 

 

 とはいえ当のアポロノームも、本音を言うと余りにも機構や内部構造が複雑で、事故や故障の絶えなかった自身の航空艤装ユニットには些か手を焼かされていたという経緯があったが為に、そこまで気にしてはいなかったのだが。

 

 

 そしてお互いが本来ならば交わることのない、この世界の地球よりも限りなく似ているが、全く違う世界の存在であると理解した事を、Arizona(アリゾナ)はハッキリとした声で2人に告げた。

 

 

 

 

 ここからはお互いの認識の相違点を確認し合う為に、互いの歴史を語り合うこととなった。

 

 

 

 まずはArizona(アリゾナ)から、特にお互いの歴史における最大の相違点である、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()事が話され、その原因が『()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と告げられた。

 

 

 これにアンドロメダとアポロノームは大きなショックを受けた。

 

 だが同時にそれはこちらの世界においても、総統アベルト・デスラーの狂気によって十分に起こり得たことであったがために、どうにか気持を持ち直した。

 

 

 そしてガトランティス戦役。

 

 

 これは随所に違いが見受けられた。

 

 

 ガトランティスは人造生命体などではなく、かつての遊牧民族の様な国家であり、その思想も全宇宙の知的生命体を悉く滅ぼすというものでは無く、支配を目指している、ある意味で真っ当(?)でまだ理解が出来るものだったし、あのバカみたいな物量でもない常識的(?)なものだった。

 …とはいえ傍迷惑なことには変わりないが。

 

 

 自身が最も関わりのある土星決戦も、その様相がかなり違っていた。

 

 

 

 『ヤマト』が率いた空母艦隊による航空決戦、『フェーベ沖大航空決戦』。

 

 

 地の利を生かした『土星沖艦隊決戦』。

 

 

 

 だがその艦隊戦には勝利するも、直後の白色彗星迎撃戦では艦隊規模の拡散波動砲一斉砲撃による統制波動砲攻撃が通用せず、統制波動砲戦に参加した艦隊の大半が退避に失敗して彗星が発する超重力と彗星を形作る中性ガスの渦に吸い込まれて壊滅。

 

 山南艦長では無く、土方司令の座乗する『アンドロメダ』は退避中に僚艦と接触して波動砲が損傷するも、数隻の戦艦と統制波動砲戦に参加していなかった小型艦と共に生き残って撤退する。*2

 

 

 木星圏まで後退し、同地の基地にて応急修理を施した『アンドロメダ』は、残された稼働可能な地球軍艦艇全艦に集結命令を発しながら、地球へと向かった白色彗星を追って発進する。

 

 

 『ヤマト』が最大出力で放った収束波動砲によって彗星の中心核を撃ち抜かれ、彗星を形成していた中性ガスの渦が吹き飛ばされたことにより姿を現した白色彗星の正体、要塞都市帝国に対する『ヤマト』単艦による決死の総攻撃の直前に、『アンドロメダ』は土方司令の集結命令に応じて参集した全艦艇を率いて『ヤマト』の周囲へとワープにて駆け付け、戦線復帰。

 

 

 土方司令による檄を受け、『ヤマト』と共にガトランティスに対する最後の決戦に挑む。

 

 

 だが要塞都市に設けられた数多の防御砲台と、周囲の艦隊からの激しい砲火によって地球艦は波動砲を撃つ事が出来ず、1隻、また1隻と沈められ、『アンドロメダ』は被弾しながらもその持ち前の砲火力を遺憾なく発揮して果敢に応戦し、敵艦隊を撃ち倒す事に多大なる貢献を果たすが、遂には大破して戦闘不能となり、直後に艦橋付近が被弾して艦橋要員と司令部要員は全滅、土方も瀕死の重傷を負う。

 

 土方司令は最後の気力を振り絞って操縦桿を握ると、『ヤマト』と残存艦艇に最後の命令を発し、自ら舵を切って要塞都市下部の艦載機射出口に体当たりを敢行して爆沈。

 

 『アンドロメダ』の爆発によって破壊された射出口ハッチを侵入口として残存地球艦隊から発艦した艦載機群が突入し、空間騎兵隊を中核とした各艦から志願した陸戦部隊が強襲を仕掛け、血で血を洗う激しい白兵戦の末に動力源を破壊。

 

 その後『ヤマト』を中心に、攻撃可能な残存艦艇からの一斉砲火により要塞都市は破壊されるも、その直後に現われた超巨大戦艦の猛攻撃により『ヤマト』は大破。他の地球艦も爆沈ないし大破する。

 

 超巨大戦艦は戦闘能力を完全に損失し、漂流するだけとなった残存地球艦隊を無視して地球への直接攻撃を開始した。

 

 その直後、突如出現したテレサの協力により、超巨大戦艦は完全に破壊された。

 

 

 

 それがArizona(アリゾナ)の世界におけるガトランティス戦役の顛末だった。

 

 

 

 正直、アンドロメダには彼女の世界におけるアンドロメダがある意味で羨ましかった。

 

 

 知略を駆使した艦隊決戦に、アンドロメダは内心で憧れていたからこそ、最期こそ自身と同じく『ヤマト』に未来を託して壮絶な最期を遂げたが、それまでの活躍に憧憬の念を抱かずにはいられなかった。

 

 

 アポロノームも自身の艦載機を縦横無尽に駆使した航空決戦を行いたかったという願望があった為に、フェーベ沖での地球軍空母艦隊に対して嫉妬に近い感情を抱いていた。

 

 

 仕方が無かったとはいえ、物量によるお粗末な消耗戦しか出来なかったこちらの戦いが、なんだか恥ずかしく思えてならなかったが、次はこちらの番であり、話さない訳にはいかなかった。

 

 

 だがArizona(アリゾナ)はその呆れ返る程の両軍の物量による一大消耗戦よりも、地球軍の物量を支えた根幹である、時間断層工廠の方が気になった。

 

 

 明らかに地球では持て余す代物であるとしか思えなかったのだ。

 

 

 どう考えても復興途中の地球の国力や、太陽系で産出される資源だけでは到底賄えるとは思え無い。

 

 こちらの艦隊整備や復興政策だって、実際のところ爪に火を灯すという言葉が表わす様な、かなりギリギリのリソースで頑張っていたのだ。

 

 近年、太陽系に最も近い恒星系であるアルファ・ケンタウリ星系へと入植が開始されたが、例えそこの資源を含めたとしても、この工廠の生産能力を維持するには無理がある。

 

 

 その疑問に対して、ガミラスから譲渡された資源惑星の存在が語られたが、それを聞いたArizona(アリゾナ)は天を仰いだ。

 

 

 これでは、地球はガミラスの事実上の経済的植民地ではないか。と。

 

 

 そしてそれはある意味で当たっていた。

 

 

 地球はガミラスという国家の植民地、では無く、デスラー体制崩壊後の民主化以降にその力と影響力を拡大させていた“あるグループ”によって、半ば植民地となりかけていた。

 

 “彼ら”はデスラー体制下で推し進められていた拡大政策の恩恵を最も受けていた、軍需産業を中心とした大企業と投資家達の集まりによって形作られた一団だった。

 

 

 地球とガミラスによる和平が成立した段階から、“彼ら”による地球への進出、いや侵出は始まっていた。  

 

 

 そして時間断層の存在を知ると、それは最早“侵蝕”と言って差し支えのないものとなっていた。

 

 

 “彼ら”は先ず地球の有力者の中でこれはという者達をピックアップして、ガトランティスという破壊と暴虐の限りを尽くす蛮族の脅威について喧伝し、その恐怖を煽った。

 

 

 そのガトランティスには『ヤマト』がイスカンダルからの帰路の途中で実際に遭遇し、その野蛮さについての報告を聞き及んでいたからこそ、“彼ら”の語る脅威による恐怖は現実味があった。

 

 

 早急なる復興と再軍備が成されなければ、次こそ地球は完全に滅亡するかもしれない。

 

 

 滅びの恐怖を経験したからこそ、形振りは構ってはいられなかった。

 

 

 そして地球は、“彼ら”の仕掛けた“罠”に、ものの見事に引っ掛かってしまった。

 

 

 “彼ら”は耳元で囁いた。

 

 

 「力無き理想は、戯れ言に過ぎない」と。

 

 

 実際にそれがどこまでの影響があったかは定かではないが、この頃から地球は例の『波動砲艦隊構想』へと邁進していく事となる。

 

 

 しかしこれが“彼ら”の仕掛けた“罠”の本質だった。

 

 

 波動砲搭載艦は製造、運用、維持管理の全ての面において、波動砲非搭載艦と比べてコストが非常に掛かる金食い虫だった。

 

 何よりも使用される資源、特に波動砲関連の製造で使用されるレアメタルやそれに求められる品質基準も非常に高い。

 

 『ヤマト』はその求められた性質上、事実上ワンオフモデルとして造られたからこそ、コスト度外視、希少資源の選り好みや潤沢使用という、ある程度の潰しが効く、消耗が前提として造られる兵器という名の“消耗品”としてみたら、潰しが効かないという兵器としてあるまじき“矛盾”を抱えた、コストパフォーマンスが非常に悪いある種の“芸術品”レベルの“贅沢”な“高級品”とすることが出来たが、今度はそうはいかない。

 

 

 しかし今の地球の国力から鑑みたら、とてもじゃ無いが無理な話だ…。

 

 

 事実この当時の地球では波動エンジンの量産すら難しい有様だったのだ。

 

 

 だが“彼ら”はそれも織り込み済みだった。

 

 

 ガミラスからの戦後賠償や技術支援などにそれらの問題をクリアーする要素が盛り込まれていた。

 

 

 さらには時を同じくして、ガミラス投資家からによる融資の話も舞い込んで来た。

 

 

 そしてさらにこう呟いた。

 

 

「時間断層の特性を生かした工廠が稼働さえすれば、国力などどうとでもなるし、借款だって直ぐにカタがつく」と。

 

 

 そこからはトントン拍子だった。

 

 

 “彼ら”が言った通り、時間断層工廠が稼働し始めてから、地球の国力はガミラスからの手厚い援助もあって、戦後のドン底期と比べたら見違える程に変化した。

 

 

 だがこの時点で地球は気付くべきだった。

 

 

 時を追うごとに高まる地球の対ガミラス依存度に…。

 

 

 増産が進む波動砲搭載艦にどれ程のガミラス製の資源が費やされ、その維持管理に必要な国債の買い手が何処であるか。

 

 

 そう、これが“彼ら”の仕掛けた“罠”の本質だった。

 

 

 地球のガミラスに対する依存度を高めることで、いや、正確には“彼ら”の影響力がある企業群を介してのガミラス依存度、というのが正しいか。

 

 

 時間断層工廠はガミラスから譲渡された資源惑星によって支えられているとはいえ、それらはガミラス領内に存在し、地球への供給ルートに関連するサプライチェーンの大半は、“彼ら”に連ねるグループとその外資系企業に握られていた。

 

 

 もし地球が自分達の意にそぐわない行為に及ぼうとするならば、今の地球を支えている資源供給の蛇口を締めてしまえば良いのだ。

 

 譲渡された資源惑星から大量に輸入されて来る安価な資源の影響によって、地球の資源自給率はとても低く、太陽系内にある戦前から存在する各惑星の鉱山も、気が付けばガミラス系外資の息の掛かった企業や団体に買い漁られていた。

 

 

 気付いた時には地球は“彼ら”の意向に逆らえ無い状態となっていた。

 

 

 “彼ら”は銀河系に自分達の息の掛かった“工業惑星”を持つことで、後々銀河系へと進出した際の足掛かり兼、現地の工場として地球を自らの影響下に置くことを狙っていた。

 

 何よりも地球はガミラスの勢力圏内と比較して人件費が安く、まだ手付かずの資源惑星が存在する可能性が大であり、将来的に安価な製品の大量供給が見込まれていた。

 

 

 では“彼ら”の本国であるガミラス民主政府はこのことをどう見ていたか?

 

 

 一言で言えば、悩んでいた。

 

 

 地球は──正確には『ヤマト』だが──確かにデスラーの狂気の沙汰から自分達を救ってくれた恩人としての一面があるが、同時に波動砲という、ガミラス民族にとって仰ぎ見る存在であるイスカンダル最大の禁忌を犯した国でもあった。

 

 

 もし地球が波動砲搭載艦を使って覇権に乗り出したら?という懸念に常日頃から悩まされていた。

 

 

 であるならば、そういった暴挙に地球が及ばないようにするためにも、資源供給という“首輪”を嵌めてコントロールすべきでは無いか?という意見が政府や軍部内に少なからずあった。

 

 

 だがもし、地球が“彼ら”、近年増長著しい企業群の私兵となってしまったら…?

 

 

 最近、企業群で可怪しな動きがあるとの報告が上がって来ていた。

 

 どうもデスラー体制復活派との水面下での繋がりがあるようなのだが、しかしその詳細が掴みきれていなかった。

 

 

 そのため、地球で探りを入れるべく、保安情報局との繋がりもある、当時内務省に勤めていた文官、ローレン・バレルを在地球ガミラス大使とし、その補佐に保安情報局の捜査官でもあるクラウス・キーマン中尉を駐在武官として宛がい、地球へと派遣した。

 

 

 そして結果から言えば、ガトランティス戦役が諸々に決着を付けてしまった。

 

 

 ガトランティス戦役中、色々とあってデスラー体制復活派の中核が旧デスラー親衛隊の残党であるなどの詳細が判明し、その一斉摘発の際に押収された資料から“彼ら”と復活派の繋がりが明確となったのだが、事はそれだけに終わらなかった。

 

 押収された資料から、“彼ら”はガミラス領内で活動し、近年その動きが活発化していた反ガミラス武装過激派テロ組織への物資や武器を密売していた事が発覚。

 

 領内が荒れることで軍に自分達が造る武器の需要を生み出し、尚且つ流通における保険金で儲けるというマッチポンプを行なっていたのだ。

 

 その事実から、旧デスラー親衛隊から強請(ゆす)られ、彼らにも物資や武器を提供していた。

 

 

 そして、それらの物資や武器の出処が、地球、時間断層工廠だった事が後に判明。*3

 

 

 これらの事実を叩きつけられたことにより、国家反逆罪として大規模な摘発が断行され、また戦後に地球が時間断層工廠の放棄を決定した為、“彼ら”の目論見は完全にご破産となった。

 

 またこれらのことから、ガミラス民主政府は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()事に対して、内々に地球連邦政府へと謝罪を行なったとされている。

 

 

 なお、これらの内、アンドロメダは先の親衛隊とテロ組織に関する情報から、摘発が開始されるかもとの情報までは聞き及んでいた。

 …まぁ、その時の彼女はかなり荒んでいたから、どうでもいい情報として聞き流していたが。

 

 

 以上のことから、地球はギリギリの所で事実上の植民地化は避けられたと、アンドロメダは語った。

 

 

 そのことにArizona(アリゾナ)は胸を撫で下ろすべきか、正直なところ悩んだ。

 

 それらのことは色々と“刺さる”内容だったからだ…。

 

 

 

 

 兎も角、一旦互いの歴史の擦り合せは終わりとなった。

 

 

 

 そしてこのタイミングで駆逐棲姫が顔を出してきた。

 

 

 一息付けましょうとアンドロメダとアポロノームに飲み物を持ってきたのだ。

 

 また画面の向こうでも、まるで示し合わせたかのようにIowa(アイオワ)Arizona(アリゾナ)に飲み物を差し出し、次いでとばかりにこちらへと挨拶してきた。

 

 

 次期大統領候補とされているヒトがひょっこりと出て来て、しかもかなりフランクに挨拶してきたものだから、アンドロメダとアポロノームは面食らってしまった。

 

 

 ここで通信を繋げたままだが小休止となり、アンドロメダはArizona(アリゾナ)に駆逐棲姫の事を紹介した。

 

 

 その際、アンドロメダが当たり前のように駆逐棲姫のことをお姉ちゃんであると紹介したものだから、今度はArizona(アリゾナ)Iowa(アイオワ)が驚愕することとなった。

 

 

 

「《お2人を見ていると、本当に仲の良い姉妹にしか思えませんね》」

 

 

 Arizona(アリゾナ)が苦笑いを浮かべながら、そうアンドロメダに語った。

 

 

「ふふふ、ありがとうございます。お姉ちゃんは私にとって掛け替えのない大好きなお姉ちゃんです」

 

 

 そう朗らかな笑みを湛えながら話すものだから、つい頬が緩むArizona(アリゾナ)

 

 

「…ですが、だからこそ」

 

 

 それまでのアンドロメダの優しそうな雰囲気がガラリと変わった。

 

 その笑みはとても冷たく、暖かいフロリダに居るはずなのに、厳冬期のブリザードによる冷え込みに似た錯覚を覚えて、背筋が凍った。

 

 

「私のお姉ちゃんから脚を奪い、その心に消えない、癒えることのない大きな傷を負わせたモノ達を許す気にはなれませんし、許すつもりもありません」

 

 

 顔は笑っていても、どろりと濁ったその瞳からは隠すつもりもない明らかな憤怒の焔が灯っていた。

 

 

 

「…ですが」

 

 

 フッと、纏う雰囲気が和らぐ。

 

 

「だからといって、私の中で燻ぶる怒りの赴くままに、力を所構わず行使するなどという、冥府魔道に堕ちるつもりは毛頭ありません」

 

 

 駆逐棲姫の脚が無いことは知っていたが、何か訳がありそうだと察したIowa(アイオワ)が、差し支えがなければ、との前置きをおいてからアンドロメダに一体彼女の身に何が起きたのか教えてほしいと頭を下げて頼み込んだ。

 

 

 その事に、アンドロメダは一瞬悩む。

 

 その話は駆逐棲姫(お姉ちゃん)にとって錯乱という発作を起こす程の事なのだ。

 

 今ここで話すと確実に発作が起きる。

 

 

 ふと、Iowa(アイオワ)の横に控えるArizona(アリゾナ)が険しい顔となっている事に気が付いた。

 

 

「…どうやら、貴女はご存知の様ですね?」

 

 

 そのアンドロメダからの問いに、詳細までは掴めていないが、ある程度の予想がついていると答える。

 

 

「《States(この国)がひた隠しにしている作戦が絡んでいるんだろう?》」

 

 

 その言葉に、Iowa(アイオワ)は強いショックに襲われることとなった…。

 

*1
その直後に軍で再雇用されたため、表立った問題として表面化することは無かった。無論これは事前に計画されていたことである。そしてガトランティス戦役後に戦役を生き延びた彼らの大半が暫くして、再び行員として民間へと戻ることとなるのだが、それはまた別の話。

*2
なお、この世界での山南艦長の容姿を見せてもらった際、そのあまりにも違う顔立ちにアンドロメダは目を回し、その後にアンドロメダ側の山南艦長を見たArizona(アリゾナ)が「えっ!?」という顔となった。

*3
その情報だが、どうも地球側から齎されたようなのだが、それをガミラス大使館に持ち込んだのが防衛軍総括副司令であるとの噂がある。





 さぁ次回Iowa(アイオワ)を曇らせるぞぉ(多分)。


 どうしたら互いが違う世界の存在であるかを理解するかと頭を悩ませた結果、こういう結果となりました。


 Arizona(アリゾナ)のいた世界でのアンドロメダは、気の強い性格で姉御肌なお方でしたため、そう聞いていたArizona(アリゾナ)はヒト違いを起こしました。

 当初は戦闘や演習のシーンも考えましたが、画面の情報量過多から偽装映像リスクの懸念の指摘という可能性が頭を過って断念。まぁ、式典も偽装出来なくもないですがね。
 映像偽装はプロパガンダの基本ですからねぇ…。


 因みに作中に出した“彼ら”はソ連崩壊後のロシアで現われたオリガルヒをイメージモデルに、グローバリズムの負の一面を混ぜ合わせてイメージ致しました。

 こういうドロドロした話は書いてて楽しい。…精神削られますけど。
 その影響で途中まで書いていた企業群によるメディアへの影響力工作は削除…。(そんなんだから遅筆なんだけど、割とノリと勢いで書いてる時もあるからねぇ…。)


 ついでに言えば、私は安全保障(防衛産業を始めとした海外依存の危険性)と国内産業保護、国民の雇用保護の観点からグローバリズムというモノに対して反対の考えです。



愚痴コーナー


 今この時期だからこそ、知らない方は知っていただきたい。既にご存じの方は改めて振り返っていただきたい。

 ある男が2021年2月16日に、ウィスコンシン州ミルウォーキーにあるタウンホールにて行われたCNN主宰のイベントにて出てきたとある発言と、この国のジャーナリズムについて。

 下記URLはその事について取り上げられました方が、YouTubeにて投稿されました物です。

 上は2021年2月18日に件の発言と、とある日本の自称ジャーナリストに関しまして。おそらくその自称ジャーナリストの事は当時炎上しましたからご存じの方もいらっしゃれるかと思います。
 下は2022年8月1日にあの時の事を振り返ってという趣旨と当時起きていたとあることについてです。


  https://youtu.be/6biusts7ORU


  https://youtu.be/sZjGoGQviFQ


 これを見てどう思われますかは、皆様の捉え方次第だと思います。
 
 私は東側を支持しているわけではないが、この頃、敢えて言えば2020年11月から、今の西側が掲げる正義とやらがとても薄ぺっらい空虚な物にしか思えなくなってきており、西とか東は関係無い、同じ穴の狢だ。その根底にあるものは吐き気を催すくらい気持ち悪い程におんなじだと、心底嫌気が差す様になっていましたが、この発言以降は西側を信用出来なくなりましたし、この国にジャーナリズムは存在しないと改めて確信しました。

 またマスメディアが矢鱈庇ったり、よいしょする連中程信用も信頼も出来無いと、つくづく思うようになりましたね。

 危険思想だと罵られるかもしれませんが、西も東も倒れるなら両方同時が人類の被害が少なくて済む。もう今の権力機構はノーメンクラトゥーラ、赤い貴族と大差無い。


『平和という言葉が、嘘つき達の正義となってから、俺達は俺達の平和を信じることが出来ずにいるんだ。』

機動警察パトレイバー2 The movie

荒川茂樹のセリフより抜粋




 それではこれにて失礼致します。励みや参考になりますので、お気が向きましたらお気軽に感想をよろしくお願いいたします。
         

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