艦隊これくしょん 総旗艦アンドロメダ、二度目の航海もまた数奇なり   作:稲村 リィンFC会員・No.931506

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 千里の道も一歩から。


 
 普段から兵士を大切にしない国家は、国民も大切にしない。

 頼むから隊員の為に公費でトイレットペーパーを買ったれよ自衛隊…。
 兵器ばかり注力して足元を疎かにしとるぞ…。



第45話 A journey of a thousand miles begins with one step.

 

 

 休戦に向けての話は、土方が切り出した。

 

 

「この戦争、どう転んでも既に日本に勝ち目がない。

 

 それが証明されたようなものだ。

 

 であれば、これ以上は損切りに注力すべきだな」

 

 

 アンドロメダによる日本本土侵攻プランを聞いた土方が、皆に聞こえる声で、そう告げた。

 

 無論、土方はアンドロメダのプランには欠点や問題点があることを見抜いていたが、それでも敢えてその事は言及しなかった。

 

 

 何故ならば()()()()()()()()()()()からだ。

 

 

 そのことを知らない周りは、まさか土方がその様な事を言うとは思わず、驚いて固まったままだったが、一番驚いているのがアンドロメダだった。

 

 彼女自身、自分で言っておきながら、このプランが様々な問題点から非現実的であると考えており、土方さんならばその問題点を指摘するだろうと思っていたからだ。

 

 そのため慌てて自身のプランが謂わば“絵に描いた餅”の様なものでしかなく、実行は出来無いことを告げた。

 

 内容は泊地棲姫が“円卓”のメンバーに語った内容である。

 

 

 その際のアンドロメダのあまりの慌てっぷりに、霧島(キリシマ)は笑いを堪えるのに必死だった。

 

 

 アンドロメダ(教え子)の口からまさかの日本本土侵攻という言葉が聞けるとは思わなかった。

 

 

 霧島(キリシマ)としたらそれも悪く無いという気持ちがあった。

 

 

 今の日本において、艦娘と人間との間には修復困難な亀裂が生じていた。

 

 

 最初の頃は共に手を取り合い、深海棲艦という脅威を跳ね除ける為に協力していた。

 

 

 指揮系統の構築がまだ完璧で無かったなどの問題から、多少のギクシャクとした所はあったと言われているが、それでもなんとか劣勢だった戦況を押し返し、攻勢に打って出て勝利を収められる様になっていた。

 

 

 この頃のことは、“試行錯誤しながらも互いに手を取り合い連携して敵を打ち倒す英雄達の姿”などと、メディアなどでも格好の宣伝材料として持て囃されていた。

 

 気の早い者達は、ソーシャルメディアなどのサイバー空間にて、盛んにかつての提灯行列の如くお祭り騒ぎになりながら、勇ましいが根拠に乏しい輝かしい未来の妄想を、口角泡を飛ばす様にして無邪気で無責任に語り合っていた。

 

 

 当時の世論は完全に過熱状態だった。

 

 

 今まで負け続けで、ずっと碌な話題もなく沈滞していた世情の反動と言われているが、余りにも熱に浮かされていて冷静さを失い、不気味であったとすら言われていた。

 

 

 世論は貪欲なまでに勝利を渇望した。

 

 

 別に一般大衆がそう考えることに、霧島(キリシマ)は非難するつもりは無い。

 

 大衆とは見たいものしか見たがらず、扇動(アジテーション)に乗せられやすいモノだと割り切っていた。

 

 

 しかし問題は、政治を司る者達や一部の煽動家(アジテーター)達が、自らの保身や人気取りの為に、より過激な扇動(アジテーション)を繰り返すのには明確な嫌悪感を示していた。

 

 その行き着く先は、現実を逸脱した、出来もしない無責任極まりない大言壮語を繰り返すだけのみっともない道化となるのがお決まりであり、戦略も曖昧で後先の事を考え無い投機的な軍事作戦に傾倒していくようになる。

 

 

 …ガミラス戦役でも似た“人種”が沢山いた。

 

 

 それに乗せられた世論によって、戦役初期の『外惑星防衛戦』は滅茶苦茶にされ、無意味な反撃作戦によって多くのベテランや次世代を担える有望な人材達が無意味に失われ続けた。

 

 

 それと似たような事がこの戦争でも起きていた。

 

 

 違うのは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()だろう。

 

 

 地球軍は『第二次火星沖海戦』での戦術的辛勝まで連戦連敗続きだったが、こちらは艦娘の登場以降、実態はさておき、ある程度の拮抗状態となっていた。

 

 

 そしてそれによる“危機感”と“現状認識”に差があると霧島(キリシマ)は見ていた。

 

 

 ガミラス戦役は実質覆し様の無い、完全な負け戦だったことは、あの忌々しい遊星爆弾が初めて地球──日本の高知──に落着した時から、政府と軍は公言こそしてはいなかったものの認めていたし、民衆の大半も内心では勘付いていた。

 

 

 しかし、当時の地球にはこの戦争を終わらせる術が無かった。

 

 

 勝つ見込みが無いのに、戦いは続き、未来を担うべき若者達がどんどん戦地で散ってゆく…。

 

 その中には教官時代の土方の教え子も含まれていた。

 

 

 その事は土方にとって苦く辛い記憶となっており、後年の第十一番惑星での戦闘にて、降伏打診へと繋がったと言われている。*1

 

 霧島(キリシマ)も坊やと呼べる程のケツの青い若い連中が、「お母さん!」と叫びながら死んでいくさまを、忸怩たる思いで見ていたからこそ、土方のその気持ちが痛い程によくわかった。

 

 

 ガミラスとの戦いは、正に絶望以外の何ものでもない戦いだった。

 

 

 しかし深海棲艦にガミラスの様な明確な軍事的優位性があるのかと問われたら、正直よく分からないし、遊星爆弾の様な直接危機に繋がるものがあるのかとも問われたら、なんとも言えなかった。

 

 

 そのため「もしかしたら、上手くすれば勝てるかもしれない…」という、なんとももっさりとした空気感で戦争を続けた。

  

 

 しかし深海棲艦達も戦い方を変化させ、人類側による反攻の勢いに限りが見えたことで、熱し過ぎていた世論も沈静化すると思われたが、そうはならなかった。

 

 一度過熱した世論は最早暴走状態であり、一時的であっても停滞を許容しない、許容という考えを許さない空気感が蔓延するにまで至っていた。

 

 負けるなイケイケドンドンと世論が煽りに煽って、それに乗っかかった政府が軍事常識から逸脱した、無理な作戦を軍に強要強行するのが、この頃から常態化することになった。*2

 

 

 現場としては溜まったものではなかった。

 

 

 特に実際に矢面に立つ立場の艦娘達の不平不満は相当なもので、自分達の損耗や消耗を顧みない人間達への失望感と不審感は危険域に達しており、真志妻が総司令となって真っ先に取り組んだのが、彼女達の不平不満を解消することだったのだが、いつ爆発してもおかしく無い状態だったと語っている。

 

 また露骨なまでの艦娘至上主義者と当時から言われて有名だった真志妻以外の人間が就任していたら、何が起きていたか分からなかったとすら言われている。

 

 

 とはいえ、真志妻大将の就任によって、今までの様な政府による無理は作戦の強要は彼女が可能な限り突っ撥ね、それと並行して各種の改革を押し進めたことで、艦娘達の不平不満はなんとか落ち着いたのだが、彼女達の心には人間達に対する拭い様の無い不審の感情だけは残ることとなった。

 

 今でこそ真志妻大将という“味方”がいて寄り添ってくれているが、もし彼女が更迭されてしまったら…?という恐怖心がその根底にあった。

 

 

 真志妻大将は自分達を溺愛し、反対に人間達には敵意に近い感情を抱いている。

 

 

 公言こそしていないが、そのくらいは彼女の言動の節々から察することが出来るし、それに、なんとなくだが、彼女からは()()()()()()()()()()のだ。*3

 

 だからこそ怖いのだ。

 

 人間達から疎まれてしまったら、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ことが、また繰り返されてしまうのではないか?と。

 

 

 このことは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ということから、所属する艦娘が真志妻大将の改革の一つである各地の鎮守府再編にて移動して来た者達によって構成され、また部隊間の連携と交流を兼ねた演習の為に小松島に立ち寄った娘達から聞き出したことでもあるため、艦娘達の共通認識であるとの確証が高い。

 

 

 本人が聞いたら嫌がるだろうが、日本においては真志妻が艦娘と人間との接着剤の役割を果たしている。

 

 

 さて、今の日本でそのことを理解している者はどれだけいるか…?

 

 

 民衆にそのことを期待するのは無理だろう。

 

 彼らの大半は艦娘との接点が()()()()()()()()()()()()()()()()()()しか無いのだから、認識に対する相違が出てしまうし、先にも述べたが、見たいものしか見ない為、メディアによって偶像化した艦娘しか知ろうとしない。

 

 

 軍部は三軍で多少の差はあれど、共同作戦を行なう都合上、現実的で最もマシである。

 

 

 政府が最もお話にならない。

 

 自分達の人気取りと保身の為に整合性も何もない、矛盾した言動を繰り返している為に信用性が低すぎる。

 

 

 艦娘達は政府を最も信用しておらず、次いでその政府に引っ張られている民衆も信用度が低い。

 

 では軍部を信用しているかと言うと、そうでもない。

 

 政府の暴走にシビリアンコントロール云々と言って、唯々諾々と従うだけだった上層部に対する不審感の影響が出ていた。

 

 今は真志妻大将と彼女に賛同する、かつて日蔭者扱いだった艦娘に寄り添う考えを持った者達が、彼女に引き立てられ、それなりの立場となってそこそこ力のある派閥を形成しているからこそ、不審はまだ完全には不信となっていないだけだった。

 

 

 誠に真志妻大将の存在が、日本と艦娘をギリギリの所で繋ぎ止めているのだが、昨今の情勢から鑑みるに、政府はこのことを認識していないのだろう。

 

 でなければ真志妻を引き摺り降ろそうとする動きは見せないだろう。

 

 

 真志妻がいなくなれば亀裂は決定的なものとなり、もう後戻りが出来無い破断となるのは疑いようがない。

 

 

 その先にあるのは双方にとって望まない悲劇が訪れるだけだ。

 

 

 そうなるくらいならば、いっそ深海棲艦による支配を受け入れた方がまだマシかもしれないと、霧島(キリシマ)は思ったのだ。

 

 真志妻がその気ならば、大半の艦娘はそれを受け入れる可能性が高い。

 

 艦娘だってこの戦争に嫌気が差してきているのだ。

 

 終わりの見えないもの程、当事者にとってストレスの溜まるものはないのだが、本来は当事者であるはずの大半の人間達は、艦娘達に戦いを任せてしまっている影響からか、そして戦線が国土から離れた所で一応は安定しているからか、当事者意識が薄らいでいる様に思える。

 

 ならばここで“当事者としての現実”を突き付ける、一種のショック療法でも受けさせてもいいんじゃないかとの思惑が、霧島(キリシマ)にはあった。

 

 だが───

 

 

「(ま、余りにも劇薬に過ぎる気がしなくもないけどね)」

 

 

 ───という考えもあった。

 

 

 薬には副作用、副反応が付き物だ。

 

 それが劇薬の類いならば、尚更気を付けなければならないのである。

 

 

 真志妻ならば艦娘にとって益あるものと判断したのならば、率先して深海棲艦達に白旗を掲揚し、自ら降伏文書に調印しに行こうとするだろうが、問題は艦娘、特に古参組だ。

 

 

 1()0()()

 

 

 この10年という月日が重石なのだ。

 

 

 10年の間に流れた血の量は決して少なくはない。

 

 

 あの時、古参組の代表格とも言える真志妻の副艦である長門は、彼女の漏らした休戦の考えに反発した。

 

 

 最終的に一応の納得はしたものの、他の古参組全員が納得するかは分からない。

 

 人間への蟠りや鬱憤が年々蓄積しているとはいえ、だからといって深海棲艦に愛想を振りまいて手を取り、受け入れられるという訳では無い。

 

 

 だからこそ、段階を踏む必要性があるのだ。

 

 

 これがその第一歩である。

 

 

 本来ならば自分が赴いた際に確認したかったこと、深海棲艦達に日本本土を占領する意志が有るのか?無いのか?

 

 

 直接問い質しても、おそらく()()()()()()()だけだろうから、最初からアンドロメダにカマをかけるつもりでいた。

 

 それがこの様な形で、なし崩し的に前倒しとなったが、まぁ許容範囲だ。

 

 そしてカマをかけた甲斐があった。

 

 

 画面に映る泊地棲姫の表情は、アンドロメダが語った日本侵攻プランに興味を示すこと無く、余り変化が無かったのだが、その後に語った様々な問題点などから現実的では無いとのアンドロメダの言葉に、ほんの一瞬だったが、ホッとしたかの様な表情になったのを、霧島(キリシマ)は見逃さなかった。

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 こちらにそう思わせる為の演技かもしれないが、こちとらもうじき40近い艦齢(年齢)になるんだ。

 

 その間に蓄積された経験は伊達ではない。

 

 10年そこらの若造とは、見てきた修羅場の数が違うんだよ。

 

 

 実際、霧島(キリシマ)の読みは当たっていた。

 

 

 そしてそれは土方も同じである。

 

 

 同時にアンドロメダの“今”も知りたかった。

 

 

 アンドロメダがどの様に考え、その自身の考えに対しての妥当性をちゃんと理解しているのか?

 

 

 だからこその、彼女を試す為の“茶番”だったのだ。

 

 

 そしてそれによる土方の評価だが、まぁ、及第点か…。というものだった。

 

 まだまだ粗はあるし、未熟ではあるものの、今はこのくらいが妥当な所だろうと、心の内にある採点表に書き記した。

 

 元々が艦隊総旗艦を務めていただけに、そのポテンシャルと伸び代はかなり高いだろう。

 

 

 この時の土方の目は、間違い無く指揮官というよりも教育者としての目だった。

 

 少なくとも、彼女は不安定なところはあるものの、“現実”に則する考え方に努めようとしている様に思えた。

 

 これから更に経験を積ませて丁寧に磨けば、光り輝く宝石に成り得る逸材だが、それはまた追々ということで、今はまだそこまで無くても大丈夫だと判断し、本題である休戦についての話を切り出した。

 

 

「とはいえ、このまま戦い続けても得られるモノは少ない。

 

 そもそもの兵力差から言っても、それを覆すのは並大抵のことでは出来無いし、例え出来たとしても、その後が問題だ」

 

 

 これは事実である。

 

 実際、西太平洋に展開する深海棲艦の兵力は日本が保有する全艦娘だけでなく、太平洋全域に展開する各国の艦娘全て合わせてもなお、深海棲艦の方が遥かに上回っていた。*4

 

 各国はこの10年、少しでも兵力差を縮めるべく、国の総力を上げて艦娘の数を増やしたが、それもそろそろ限界だった。

 

 

 増えた分の維持にだって相当な予算と各種資源、糧食が必要であり、その負担が大変なのだ。

 

 

 そして日本は経済に比して既に過剰建造状態であり、その維持のための負担で国の経済は限界を通り越しており、破産(デフォルト)寸前な有様だった。

 

 

 真志妻の改革には、それをどうにかする側面もあった。

 

 今もし国が倒れたら艦娘達(みんな)が路頭に迷うことになる!と言いながら鬼気迫る顔で必死になって駆け回っていた姿が見られた。

 

 余談だが、過剰建造によって鎮守府でも維持が出来なくなって闇に流していた実態が明らかになり、激怒した真志妻が大規模な取り締まりと粛清に乗り出すことにもなったが、それはまた別の話。

 

 

 兎も角、真志妻の大鉈を振るった改革によって延命はしたものの、それももう限界に近付いていた。

 

 

「どこかで手打ちにしたいと言うのが、日本海軍艦娘部隊の責任者、“総提督”真志妻亜麻美大将の本音だ」

 

 

 ここで一息入れ、この場で最高位の深海棲艦である泊地棲姫に真剣な眼差しを向けた。

 

 

「彼女は、真志妻大将は貴女達深海棲艦との休戦を望んでいる」

 

 

 真志妻との義理を果たすべく、そして沖田との約束を果たす為に、土方達は一歩を踏み出した。

 

 

*1
結果は相手が降伏という概念が存在しないガトランティスであったが為に、悲惨なものとなってしまったが。

*2
これはAL/MI作戦大敗後に真志妻が艦娘部隊の総司令官に就任するまで続き、深海棲艦をして「何を仕出かすか分からない日本」と言わしめることとなる。

*3
実際、間違いではない。

*4
畑仕事などの生産業に精を出している深海棲艦も含む。






 気が病んでるといつも以上に文章が思い浮かばない…。

 兎も角、これから休戦に向けて(裏で)動き出します。


 …原作ゲームも今月で気付けば早10年か。

 書いてて思ったけど、10年も戦争出来るのだろうか?

 リアル世界情勢見ていると、無理っぽいなぁと思う今日此の頃。
 

 戦争は通常の外交交渉だけでは解決出来無い、国家間の政治的妥協の探り合いを兼ねたチキンレース。国の限界を超えてまで戦うのはナンセンス。

 特に国土が戦場となり荒廃している状態ならば、或いは完全に外国頼みな状態ならば、例え如何なる手段を用いて勝利しても、待ち受けているのは破産と破滅。

 戦後に待ち受けるは笑顔をふりまき紳士顔していた支援者(悪魔達)によるパイの切り分け。

 事実上の国家と民族の緩やかな解体。

 遺るのは薬物乱用者の様にあらゆる物を蝕まれ、ボロ雑巾と化した姿。

 それでも構わないと言うのなら、一時の栄光に目を眩ませ、踊らされながら痩せ衰えた身体で十三階段を登ればいい。




初期の艦娘運用について

 人類の水上戦力だけでは群がる深海棲艦の大群に対して相性が悪く、特に近付かれたら成す術が無かった。

 かと言って最初の頃は艦娘の人数も少なく、彼女達だけでの作戦行動は負担も大きい上に戦線の維持も困難だった。

 また現行のC4ISなどといった戦術データリンク・システムとリンクさせようにも、従来の歩兵携行型の機材では耐久性に難があり、試作された専用機材は耐久性と引き換えに大型化が避けられず、艤装との干渉という問題や稼働に必要な電力を確保が困難*1ということもあり、稼働している衛星やAWACSとリンクしての有機的な運用が出来ていない。*2

 故に、諸兵科連合の様に互いに互いを補う形での戦術が、この頃は一般的であった。

 従来の水上艦艇は通信中継と索敵、そして交戦想定海域までの移送、その後は艦娘が前方に展開して交戦。

 時には艦艇からの火力支援や、ヘリを展開しての負傷艦娘の収容や後送も行なっていた。

 しかし深海棲艦が艦艇から艦娘を引き剥がして各個撃破を狙う様になってからは、従来型の艦艇では一度に投入出来る艦娘の数や運用能力に限界になり、専用運用艦の建造や従来型強襲揚陸艦の大改装を施す様になった。


用語解説

C4IS

 Command, Control, Communications, Computer & Intelligence System「指揮・統制・通信・コンピュータおよび情報システム」の略称。

 軍隊における情報処理伝達ネットワークシステム。


AWACS

 Airborne warning and control system, 早期警戒管制機、空中警戒管制機もしくは空中警戒管制システムと呼ばれる軍用機。

 購入単価も運用コストも滅茶苦茶高い。

 機体をサイズダウンさせたAEW&C Airborne early warning and control, という機体もある。日本語訳はAWACSと同じである。



 それではこれにて失礼致します。励みや参考になりますので、お気が向きましたらお気軽に感想をよろしくお願いいたします。

*1
専用小型バッテリーの開発失敗、艤装からの電力供給は艦種による発電量の差や、そもそも艤装の統一性が同型艦であってもほぼ皆無な上に、同一個体でも改装後はワンオフモデルの完全専用装備化するといった影響もあり、専用コネクターツールの開発に難航、最終的に断念された。

*2
開発は現在も継続されているものの、実用に耐えられる物の完成にはまだ成功していない。

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