艦隊これくしょん 総旗艦アンドロメダ、二度目の航海もまた数奇なり 作:稲村 リィンFC会員・No.931506
取り敢えずEU、イギリスとイタリアによるヨーロッパの主導権争い。ファイッ!
時系列に無理があると思いますが、ご容赦を。
それと今回注意点として、艦娘同士による事実上の交戦、及び艦娘の死亡に関する描写が含まれています。
「私は、いえ、我々英国はイタリアの艦娘達に恨まれ、殴り付けられても、仕方がないわ。
だが一体何があったのか?その
それは
因みに一方の当事者である
簡単に言えばヨーロッパ、EU内部の主導権争いを発端とした内紛がそもそもの原因である。
先のパンデミックに第三次大戦、ロシア東欧紛争における東欧への限界を超えた無理な支援が祟って、EU内部のパワーバランスが大きく崩れた。
その原因の一つに、アメリカが北大西洋条約機構、NATOから一方的に脱退、解散したことが大きな要因ともなった。
なにせNATOとは実質アメリカに
ヨーロッパNATO主要国がアメリカの軍事力に依存した軍備であったことが災いし、武器弾薬の備蓄は自国軍需産業の経営と技術維持に必要な最低限。兵器稼働率は新規生産分であっても最低水準状態。トドメに兵力はかつての米ソ冷戦終結を境に削減が続き、気付けば予備役を含めても国防に必要な最低限にギリギリ届くか届かないかくらいにまで減っていたのだ。
それに焦ったEU各国、特に旧NATO主要国を中心に慌てて軍備の再建と増強を図ったが、軍備というものはそもそも一朝一夕にどうにかなる様な代物ではなく、それでいてパンデミックによる経済の後遺症は深刻であり、続く寒冷化が追い打ちを掛けた。
だが冷戦後のNATOの、というかアメリカが音頭を取って推し進められたNATO勢力範囲の無神経かつ不用意な東方拡大が原因とする、ロシアの西側に対する不信感がピークに達していた時期でもあり、*2これを機にロシアによる報復的軍事侵攻があるのではないか?との恐怖心から旧NATO主要国首脳陣は暴走。
だが結果として、それが全て裏目に出た。
無理な軍備の急激な再建、増強と東欧への限度を超えた支援はEUの中核を担っていたドイツとフランスの経済に深刻なダメージを招いた。
それに対して戦中は色々と理由を付けて
アメリカによる中東侵攻の余波で情勢が不安定となっているにも関わらず、原油を初めとした無理な資源採掘の増産を要求してくるEUに嫌気が差したコーカサス地域のロシア回帰、
これらの構図は現在のEU内におけるパワーバランス、特にEU各国の艦娘保有数にも当て嵌まっていた。
イギリスとイタリアの両国がヨーロッパにおける艦娘戦力の中核を為し、北海と大西洋、ジブラルタル周辺はイギリスが、ジブラルタル周辺を除く地中海の大半はイタリアがその防衛を担っていた。
ドイツとフランスは艦娘を大量に建造できるだけの余力が無く、自国の沿岸防衛が精一杯な状態であり、EU内での発言力も低下していた。
この頃に日独の技術交流という目的で、ドイツ戦艦艦娘
同時に他国に自国の艦娘を建造させるのは、倫理的に如何なものか?これは一種の人身売買に近い行為ではないのか?との懸念も追加で示した。
これは艦娘を人間として扱うのか?兵器として扱うのか?という議論が国際的に巻き起こる切っ掛けともなったが、本当の狙いはイギリスがEUにおけるパワーバランスを維持する事が目的だった。
この頃イギリスを支えていた既存の北海油田の産出量が低下し、新規油田の発見と開発が深海棲艦による脅威も相俟って上手くいっていなかった事と、開発を急いでいたロンドン油田が先の北海油田の問題もあって採掘開始に向けてより一層のプレッシャーを掛けて急ぎ過ぎたためか、はたまた別の要因か、大規模な爆発事故を起こして大きな損失と多数の犠牲者を出し、更には一時的とはいえ政府機能すら麻痺させた事態を引き起こした影響を受け、開発を担当していた企業や関連会社が倒産。後押ししていた政治家や官僚達が軒並み辞職に追い込まれたり、発言力を大きく低下させてしまった事もあって、ロンドン油田の開発が殆ど頓挫してしまったことにより、エネルギー分野を利用した現在のパワーバランスの維持に陰りが見え出した事でイギリスに焦りが出ていたのである。
またイギリスはEU各国への自軍艦娘のレンタルを考え、打診し始めていた時期でもあり、この日本とドイツの動きは正直目障りだったのだ。
だがエネルギー問題はどうにもならず、EUは解決策としてナイジェリアなどの北アフリカの資源地帯に目を付けた。
この当時のアフリカは第三次大戦前後から民族紛争や国境紛争が激化し、収拾の兆しが見えない混沌とした情勢が続いており、ヨーロッパへと流入する難民も一向に減る気配がなかった為に、付け入る隙、もとい、介入する大義名分が充分にあるとされていた。
そうなると地理的に地中海と、地中海の守護者たるイタリアの重要度がますます増大することとなる。
地中海の大西洋側出入り口であるジブラルタル海峡を形成する、イベリア半島南端のジブラルタルを領有するイギリスであったが、この当時のジブラルタルは深海棲艦の大西洋展開部隊がジブラルタルの守備軍であるイギリス本国艦隊支隊と地中海艦隊主力との間で一進一退の攻防を続けており、ジブラルタル周辺は不安定な状態だった。
そのため比較的安定していた地中海航路を防衛し、スエズ運河を制圧して同方面に拠点を構築した深海棲艦のスエズ展開部隊を抑えていたイタリアは、EUの中で重要な地位を占める様になっていた。
だがそのイタリアでは北アフリカへの介入は現在のヨーロッパの限界を超えていると指摘し、寧ろ
特にその主張の出所はイタリア軍の海軍が中心となっていた。
これはダーダネルス海峡、ボスポラス海峡を含むトルコ海峡一帯とエーゲ海が『ダーダネルス海峡攻防戦』以降、
また交渉次第では食糧輸入の可能性も期待出来、現在の食糧不足が改善される期待も出来た。
これには非公式ながら
だがEUはイタリアの提案に反発。
先の大戦中、イギリスは色々と裏でヤラカシまくっていたこともあり、疑心暗鬼になってしまっていた。
今
そんな疑念が渦巻いており、更には先の戦争での
そういったこともあり、イギリスとイタリアは水面下で激しく対立した。
その政争に、
彼女は表向きは事故死したとされるイタリア海軍の老将、デュゴミエ提督の率いた艦隊の所属だったと言う。
彼はEUの決定に大きな影響力を行使しているにも関わらず、非民主的な方法で選出されているEU委員会に以前から不満と不信感を抱いており、事実先の大戦だけでなく、パンデミック期にあまりにも行き当たりばったりで硬直した方策しか示さず、EU各国の足を引っ張り、経済に未曾有の混乱を招いていただけでなく、EU圏内の人の移動を厳しく制限して物流にすら混乱を招いておきながら、難民の流入に対して無為無策に近い無制限の受け入れを続け、その影響でヨーロッパ各国国民の雇用まで損失させ、あまつさえ自分達の権限拡大にばかり奔走していた事を引き合いに出して、イタリアはEUから早々に離脱すべきであると声高に主張し続けていた。
その政治的主張からイタリア軍内部で煙たがられていたのだが、軍人としての能力は確かであり、同時に艦娘からの支持も厚かった。
彼の率いる艦隊が居なければ、地中海はスエズを起点にイオニア海*3の大半が確実に深海棲艦の海となっていたと言われており、シチリア島*4南部に拠点が構築されていた恐れがあった。
それを防いだとして、イタリア国民を中心に英雄視され、ヨーロッパ中で有名となっていた。
だが悲しいかな、英雄と呼ばれる人間ほど、孤独で非業な最後を迎えるものである。
他に人がいなかったから、元々疎まれていたこともあり失っても別に惜しくなかったから、失敗したら寧ろ厄介払いに丁度いい。
そういった事情で前線の、激戦区に放り込んだにも関わらず、逆に戦果を挙げて国民の人気者になってしまった。
その事で余計に疎まれる結果となった。
しかしデュゴミエ提督は別段これと言って気にすることは無かった。
政治的な主張こそすれど、特段何かしらの政治的野心がある訳ではなく、孫娘の様な年齢の姿形をした艦娘達に囲まれ、彼はそれなりに満足していた。
彼は彼なりに艦娘達を愛し、艦娘達もそんな彼を愛した。
頑固で酒好き、しかも恐ろしく短気で口論となることもしばしばあったらしいが、その一方で決して手を上げる様なことはせず、根に持つようなこともしなかった。
何より彼は艦隊旗艦であり、“
彼は妻を早くに亡くし、その気難しい性格からか再婚すること無く3人の子供を男手一つで育て上げたが、その3人にも先立たれており、孤独だったというのもあるのだろうが、強気な性格の
だが、ある日突然、デュゴミエ提督に軍上層部からスパイ容疑と叛乱の容疑で出頭命令が出され、国家憲兵であるカラビニエリによって首都ローマへと連行しようとした直後、デュゴミエ提督を護送するために乗せたカラビニエリの車両が突如爆発し炎上。
そして複数の爆発が立て続けに起こり、現場は混乱の坩堝となった。
公式には偶発的な車両の事故が原因でデュゴミエ提督が爆発に巻き込まれ、立て続けに起きた爆発はこの事故を最初から提督の暗殺が目的で仕組まれたものであったと決め付けた艦娘達が激昂し、暴発した事が原因であると処理された。
デュゴミエ提督は最初の爆発で即死。この混乱の最中に、デュゴミエ提督の死に錯乱し発狂した
この混乱はイタリア全土に及び、事件の顛末に納得しない艦娘達や彼女達に同調した軍人達によるサボタージュを招いた。
その後カラビニエリや陸軍、サボタージュに同調しなかった部隊を総動員しての鎮圧に乗り出し、混乱を最小限に抑えようとしたものの、多数の高級軍人が更迭され、部隊の指揮が可能なベテランを含む第一線級の艦娘を逮捕拘禁した影響で、以前ほど地中海での軍事的プレゼンテーションが発揮出来なくなった。
ただこの頃になるとジブラルタル攻防戦が一段落しており、ジブラルタル防衛は本国艦隊支隊が担い、地中海艦隊は徐々に地中海防衛の為に転戦したことで、地中海が深海棲艦の海となる様な致命的な事態が生じる事は無かった。*6
この頃からイタリアを見限って脱走を企てるイタリア艦娘が現れ始め、イタリアを出奔して交流のあった
中には軍の船舶を奪って軍人ごと脱走する事態も起き、更には妖精さん達までイタリアを見限って脱走する艦娘や軍人達と一緒に付いて行ってしまっていたという。
追跡しようにも追跡部隊そのものが脱走する恐れもあり、躊躇して初動が遅れ、更には事態を嗅ぎ付けたイギリス地中海艦隊が独自に追跡部隊を出す事態にまで発展。
その際、イギリスイタリア双方の艦娘が撃ち合う事態も発生したが、イタリア側は脱出を優先した雑多な編成で、国内の混乱によって物資の補給に支障が出ており、それでなくても叛乱武装蜂起を恐れた上層部が各基地に保管していた弾薬の大半を取り上げてしまっていたこともあり、持ち出せた弾薬が限られていた為、また多数の妖精さん達が乗り込んでいた影響もあってか碌に戦う事が出来無い状態だったこともあって、多数の戦艦艦娘を前面に押し出して向かって来る圧倒的戦力のイギリス艦隊の前に、捕捉されたイタリア艦隊は必死の抵抗虚しく捕縛されるケースが殆どだった。
ただ深海棲艦が出現する海域を避けていたこともあり、運悪く強行偵察部隊にでも遭遇しない限りは深海棲艦に捕捉されることは稀であった。
そして
「あの娘、
他の部隊とは違い、彼女達はデュゴミエ提督の部下という理由で軍に拘束されていたのを、妖精さん達による手引で脱獄。2人と脱走を手引した妖精さん達だけでエーゲ海へと向かったのだが、殆ど物資も積み込む事が出来ず、しかも拘束されていたこともあって体力も消耗しており、半ば迷走してしまっていた所を
2人はなんとか振り切ろうとしたが、天は彼女達に味方しなかった。
追跡部隊から逃走するために舵を切ったその針路の先に、深海棲艦の強行偵察部隊が存在していた。
「彼女達からしたら、私達が深海棲艦のいる方向へと誘導したと思ったのでしょうね…」
実際は偶然なのだが、体力の限界が近かった彼女達は
とはいえ2人の追跡よりも、自分達の使命である深海棲艦の撃滅、誇り高き
だが先にも述べた通り、自分達と深海棲艦の間には
司令部から受けた命令は脱走艦を捕捉し拿捕する事であり、脱走艦の撃沈では無い。
そのため2人を射線上に捉えたまま深海棲艦との火蓋を切る訳にはいかず、
この艦隊運動はまるで2人の逃げ場を無くす為、半包囲する目的で艦隊陣形を変更したとも見れなくも無かった。
それに2人はこちらが受けている命令の内容など知る由もないのだから、逃げ場を封じて深海棲艦に自分達を始末させる、或いは深海棲艦ごと自分達を始末するつもりなのだと勘繰られても可怪しくない陣形だった。
そしてその予想は的中だったらしく、深海棲艦と追跡して来た艦娘部隊に包囲されたと思い込んだ事で冷静さを失い、完全に錯乱した2人によって、戦闘はシッチャカメッチャカな乱戦となった。
その後、なんとか深海棲艦を撤退に追い込んだものの、
自分達の母艦である45型駆逐艦『
流石に無警告でいきなり撃ってくる事はないだろうが、万が一撃ってきたら、不規則な軌道で飛来する
辛うじて戦闘能力を維持していた
もしも、この時に
錯乱状態だった
地中海常設作戦部隊の捜索部隊である『
そしてその現場に、当時黒海艦隊に所属していた
「彼女の身柄は暫く黒海艦隊預かりとなり、姉の
そう言って目を伏せ十字を切り、
余談だが、彼女はロシア正教会に帰依しており、
当初は地中海常設作戦部隊の拠点のある、旧ロシア連邦時代からのシリアにおける
そして略式とはいえ、葬儀を執り行ったのだが、消耗が激しく、さらには精神的外傷、所謂PTSDを発症していたことからマトモに口も聞けなくなっていた
その後紆余曲折を経て、
とはいえそれは
「あれでも当時と比べたら、酒癖だけはどうにもならなかったが、かなりマシにはなったんだが…、すまない
「事の発端はイタリアを貶めるために、当時のイタリア上層部を煽り、Admiralデュゴミエを逮捕する様に仕向けて暗殺した、我が英国に原因があるのだから、彼女にとって私は二重の意味で恨みの対象よ。
…私が殴られるだけで彼女の気が済むなら、安いものよ」
そう言って微笑む
その事実を聞かされて、心穏やかにはいられないだろう。
「そうは言うが、
仕方が無いことだと話す
…隣の部屋が先程よりも騒がしい音がした様だが、気にしないでおく。
それよりも
現在の英国王朝は
そんな疑問が漂う空気の中、ああそういえばと
「まだ公にはなっていませんが、今の英国王朝は
そう説明するが、その内容に
「ちょっと
「そうなのか?北方艦隊預かりの駐在武艦
「アルハン…?ああ、
はぁ…、今度また会ったら折檻ね…」
なんだか色々と物騒な単語が聞こえた気がするが、兎も角王朝が代わった事は確かな様である。
因みに
尚、そのことに関してQ.E陛下は「よろしいのではなくて?」と二つ返事で了承したという。まぁ身内には甘いのが玉にキズと言われるQ.E陛下らしいと言われているらしいが。
だがそのQ.Eといえば王家への忠誠心がとても篤い艦娘であると聞き及んでいる。
そんな彼女が、妹の
一体何があったのか?まさか紅茶が原因では無いと思うが…。
「事の発端は国から支給されていた紅茶の供給が減らされたのが始まりよ」
…そのまさかであった。
「それで姉さまも機嫌が悪くなっていたのよ。あのヒトは紅茶を嗜むのも好きなお方だけど、自分の淹れた紅茶を振る舞う事に無常の喜びを感じてたから、よく姉さまの主催でティーパーティーを開いていたわ。
私もだけど、みんな姉さまの淹れてくれる紅茶が大好きだったの」
「Oh!そういえば聞いたことありマース!Britishの娘の中に天才的な紅茶のMeisterがいるっテ!
なんでもそのヒトはみんなが私の淹れた紅茶で楽しいティータイムのひと時を過ごして貰えるのが好きなのだと言っているらしいデスネ?私もそのヒトの心意気に感銘を受け、目標としていマース!」
流石は日本艦隊随一の紅茶
姉を目標であると言われて、嬉しそうに微笑む
「そもそもいくらヨーロッパ最大の艦娘戦力を擁する我が
確かに、いくら北海油田の利権を事実上掌握したとはいえ、それ以前にイギリスの経済そのものがボロボロだったのだ。
そこに来て巨額の国費を投じていたロンドン油田が大爆発して大きくコケ、犠牲者や被害者への保証やら補填やらなにやらが積み重なって文字通り国庫が火の車の債務が焦げ付いてイギリスは首が回らない状態にまで追い込まれていた。
艦娘の他国へのレンタルというのも、そういった経済という世知辛い事情から来た、一種の出稼ぎに出さなければならないほど追い詰められつつあったイギリスが考えた末の、苦肉の策だったのかもしれない。
…かという日本も、
「そのため茶葉の輸入にも差し支えが出るようになって、国はそれを受けて今まで以上に統制を厳しくしたのだけど、みんな内心では不満に思いながらも仕方無いと半ば諦めていたわ。
姉さまも一応の理解を示していたけども、なかなかティーパーティーを開いてあげられなくなったから、かなりストレスが溜まっていたという中で、あの事件が起きたわ」
紅茶を一口啜り、一拍の間を置きながら、チラリと真志妻に視線を送り続けて土方を見た。
これから話す内容は、艦娘をこよなく愛する彼女にとっては間違いなく許し難いものだからだ。
「王室関係者が我が艦隊の
「……は?」
旧式の小型巡洋艦の人工艦娘、松島の姿となった真志妻が、感情の一切が読み取れない顔となり、漏れ出た声によって場の空気が、一気に凍りついた。
また時を同じくして、北方艦隊とバルト海艦隊からも戦力を抽出し、その部隊は北方艦隊の旗艦でもある原子力ミサイル巡洋艦『
忠犬「それを言うならプリンセスだよ」
アル重「(お水だけど)お酒美味しいです~」(現実逃避)
当初の予定ではこの後の事も書き切るつもりでしたが、次の話とも被る内容でしたので、次話に譲ることと致しました。
なお、最後の話は年始からアメリカで順次公開が始まった、エから始まる6文字の人物の事件に関する裁判文章から発覚した、以前からエ○◯○○ンとの関わりがあるのではないか?との噂のありました英国王室のとある人物が、ほぼ確実であるとの情報が出ましたので、書き足しました。それまではガチで紅茶による革命にする気でいました。
補足説明
北海油田
1960年にイギリスが開発を開始し、続いてノルウェーも開発に乗り出した、北海にある海底油・ガス田の総称。
イギリス、ノルウェー、デンマーク、ドイツ、オランダの各経済水域にまたがるが、大半の油・ガス田はイギリスとノルウェーの経済水域の境界線付近に存在する。
近年、一部の油田では枯渇化に新規開発が追い付かず、先行きが不安視されている。
ロンドン油田
ロンドン郊外、ガトウィック空港近辺で発見された油田。
推定埋蔵量は北海油田を凌ぐのではないか?とされている。
なお、名称に関しましては筆者による仮称で、尚且つまだ開発が始まったばかりもあって詳細な情報が不足しており、本作中では事故により稼働が頓挫したことに致します。
BTCパイプライン(
カスピ海のアゼリ・チラグ・グネシュリ油田から地中海までを結ぶ全長1,768キロメートルの原油パイプライン。
アゼルバイジャンの首都バクーから発し、ジョージアの首都トビリシを通り、トルコの地中海沿岸南東部に位置する港ジェイハンへ抜ける。これはドルジバパイプラインに次いで世界第2位の規模の石油パイプラインである。
地中海常設作戦部隊
(Постоянное оперативное соединение Военно-морского флота Российской Федерации в Средиземном море)
2013年9月に北方艦隊とシリア駐留の黒海艦隊の艦艇を組み合わせて編成された。バルト海艦隊の艦艇も戦力を提供することもある。
主な任務は地中海から中東に対するロシア海軍戦力の戦力投射を担っている。
旧ソ連海軍では1967年の創設から1992年12月31日の活動停止まで、第5作戦戦隊が同様な任務に従事していた。
EU委員会の非民主的問題
欧州委員会が執行機関であるにもかかわらず、その候補は主として加盟国政府が選出しており、これはつまり市民が直接欧州委員会の人事を拒否することができないということである。
より詳しくはちと文章が長くなり過ぎますので、Wikipediaの『EU委員会、民主的懸念』の項目をご覧ください。
11356M型フリゲート『
元は22350型フリゲート艦『
基本的に11356M型とされるが、11356R型と記載される時もあり、Rはロシアを表している。
モニター艦型前弩級戦艦
帝政ロシアがバルト海艦隊向けに建造した艦で、ロシア初の航洋型装甲艦の艦娘。
前弩級戦艦としておりますが、建造当初はモニター艦で、次に装甲艦となり、ロシアでは戦艦を意味する艦隊装甲艦になったり、その後も練習船や潜水母艦、封鎖艦(浮き砲台)と、1869年に起工し1959年に退役するまでの間に艦種が何度も変化しています。
今回完全にネタとして急遽引っ張り出したオリジナル艦娘であり、本編に絡む事はありません。同じ名前の艦や艦娘が居たら、こんな勘違いもありそうだなぁというネタ目的もありましたので。
45型駆逐艦『
イギリス海軍の保有するミサイル駆逐艦。
1番艦の艦名から『
本艦の特色として、長期の海外展開を考慮して居住性が特に配慮されているだけでなく、定員190人、最大で235人まで増員を見込んだ設計がなされており、また海兵隊員60人の乗艦が考慮され、彼らの練度維持のためのフィットネスルームが設置されている。
上記の特色を活かして海兵隊員の代わりに艦娘部隊を乗艦させて、本国水域以外への艦娘戦力展開に活用されている。
また本級以外にも26型フリゲート艦『
21316型小型ミサイル艦『
ロシア海軍小型砲艦21630型『
カスピ小艦隊でのテストの後、主に黒海艦隊及び地中海常設作戦部隊で試験的に運用されていたが、小型艦故の耐航性の低さと母艦能力に不満があるとして少数配備に留まっている。
西側の大型艦娘母艦とは正反対に、小型艦を母艦として海の兵員輸送車的に運用すべく、既存のミサイルコルベットを改装した。という代物。コスト的には安いけど肝心の母艦能力は低く、必要最低限の能力しか有しておらず、継戦能力も低い。飽く迄も近海防衛用の母艦。
なお、母艦化に伴い、一部の艦を除いて艦内容積確保のため巡航ミサイル
因みに、本艦に装備されている
タルトゥース補給処
シリアの都市タルトゥースの港の北端にある第720物的技術保障拠点( 720-й пункт материально-технического обеспечения ВМФ России)を中心としたロシア海軍の施設の通称で、1971年に締結された、当時のソビエト連邦とシリアとの合意によって設立された。
タルトゥース海軍基地と呼ばれることもあるが、ロシアの公式使用法では、補給施設(Пункт материально-технического обеспечения、ПМТО)(海上自衛隊でいう補給処に相当)として分類し、「基地」として分類されていない。
タルトゥースは施設の問題からフリゲート艦や駆逐艦などの現在のロシア海軍の主要艦艇を収容出来無いとされているが、限定的ながらも補給は可能とされている。
なお、一応本作では拡張工事により施設規模が拡充されているとの設定としますが、本編にはあまり関わらない設定になると思います。
フメイミム空軍基地
Авиабаза «Хмеймим»,
シリアのラタキア市南東にあるロシア航空宇宙軍の基地。
2015年にロシア連邦がシリア内戦に軍事介入することが決定されたことにより、バースィル・アル=アサド国際空港の隣に建設された。
一部施設を共有しているが、フメイミム空軍基地はロシア人スタッフのみで運用されている。
それではこれにて失礼致します。励みや参考になりますので、お気が向きましたらお気軽に感想をよろしくお願いいたします。
…それにしても、過去最大の補足説明数になってしまったなぁ。調べてて楽しかったけど、ロンドンの油田は調べるまで知らなかったし、記事も少なめで厄介だった。