艦隊これくしょん 総旗艦アンドロメダ、二度目の航海もまた数奇なり 作:稲村 リィンFC会員・No.931506
アンドロメダが語るもう一つの選択肢とは?
「もう一つ、選択肢がありますよ?」
「お?姉貴?」
入浴後のティータイムを楽しむために食堂へとやって来たアンドロメダと駆逐棲姫の2人に、南方棲戦姫は朗らかに「やぁ」という感じで片手を上げ、アンドロメダの存在に気が付いた周りの深海棲艦達は立ち上がって一礼しようとしたが、アンドロメダは紅茶の用意をしながらそれを手で制した。
この地の統治を任されている上位種の、形式上の扱いは末席ではあるが統率個体の一人として正式に任せられて以降、上司として扱われている。扱い上、この地に於いて立場としては南方棲戦姫よりも上位だったりする。
アンドロメダとしてはそこまで仰々しくしなくてもという思いはあるが、嘗て地球軍総旗艦だったという立場柄、上下関係という形式の重要性は理解しているため、特に何も言わずにいる。
そんな
「それで?もう一つの選択肢というのは?」
駆逐棲姫が厨房から貰ってきた沸騰したお湯の入ったケトルを受け取り、適量の茶葉を入れたポットに注いでいると、南方棲戦姫が興味津々といった風体でアンドロメダに問う。
引っ繰り返した砂時計を見ながら少し待ってくださいね。と駆逐棲姫がお湯と共に厨房に居る飛行場姫がサービスと言って出してくれたお茶請けの焼き菓子を手渡し、茶葉からの抽出を待つ。
砂時計の砂が落ちきるのを見て、2つのカップに均等に紅茶を注いだ。もちろん、
その手際を駆逐棲姫はニコニコと楽しそうに見つめ、南方棲戦姫は上達したものね…。と感慨深く思う。
元々は嘗ての自身の艦長でもあった山南艦長の手際の見様見真似であったが、どうにも上手くいかずに残念な事となり、見かねた空母棲姫から手ほどきを受けることとなった。
彼女自身はそこまで紅茶に対して拘りがあるわけではなかったのだが、今の立場になる以前に仕えていたという姫級が紅茶を愛飲していたらしく、彼女のために殆ど独学で技術を身に着けたと、懐かしむ様でどこか悲しげに語った。
その事に深く踏み入る事はしなかったが、少なくとも人に出して恥ずかしく無い腕前を披露出来るだけの技術を教わる事が出来、お陰でこうしてティータイムを楽しめる様になったと、アンドロメダは空母棲姫に深く感謝していた。
「はい。お姉ちゃん。どうぞ」
「ありがと~。……うん。香りもいいしとっても美味しいです」
礼を言ってカップを受け取り、一口飲んだ駆逐棲姫が満足気に満面の笑みを浮かべて愛する
愛する
この茶葉は就任祝いに飛行場姫から貰った物で、なんでも色々あって精神を病んで隠棲しているという姉的存在の姫級が、リハビリも兼ねて栽培していた物を時折送ってくれているとのこと。因みに空母棲姫が仕えていたという姫級と同一の個体でもあるらしい。
銘柄までは分からないとのことだが、心落ち着く品の良い香りがアンドロメダの琴線に触れた。
一通り香りを楽しんでから、優雅な所作で紅茶を一口飲み、喉を潤して
その頃にはアポロノームも席についていた。新たにウイスキーのボトルを持ち出していた事に苦笑するも、待たせている南方棲戦姫に正対し語り出す。
「真志妻さんがこちらに身を寄せるという選択肢です」
その答えに南方棲戦姫は顔を顰める。
可能性としては考えていた事柄でもある。その過去から真志妻大将が筋金入りの人間嫌いであることは疑う余地が無かった。それはヨーロッパを大いに掻き乱している地中海弩級水姫こと
正直彼女が西太平洋に於ける
聞けば彼女は人間としての姿と艦娘としての姿を変化させることが可能なのだが、感情の昂り次第でその瞳に燐光が灯り、肌から色素が失われ、一見すると
そして、画面越しとはいえ実際にその姿を見て驚いた。
嘗てこの島が人類に奪還された折に、島に生存者がいた事実が不都合であるとして口封じのために行われた軍隊による島民への虐殺を、その軍隊を文字通り一人残らず殲滅したことで島民全員が殺害される事態を阻止した謎の
同時に真志妻大将の口から当時の状況に関する当事者としての詳細な証言の言質が取れたことで、今まで謎だった正体不明の
曰く、作戦が開始される前の段階で作戦海域に展開する戦力が徐々に引き上げが開始されているのを確認し、戦闘開始の時点で残存戦力の本格的撤退が見られたことで制海権の奪取から追撃戦に移行、状況から島に残存する部隊はいないとされていたにも関わらず戦闘が確認され、それが生き残っていた住民に対する虐殺であると分かった瞬間に、我を忘れるほどの激しい怒りが体の底から湧き上がった。
無抵抗な者に対しての一方的な
思えば彼女の基本戦略が防御主体なのも、再び攻勢に出て各島々へと攻め込んだ際に同様な事態が起き、今度は艦娘達が共犯者に、最悪主犯に仕立て上げられることを恐れたのかもしれない。
それは兎も角、彼女の行動のおかげもあって再びこの地へと戻って来た時に、島の生き残った住民達と良好な関係が築ける大きな切っ掛けになったという、大きな借りと言うか恩義がある。
無論それは彼女の感情的な暴発によって結果的にそうなっただけであり、こちらがそれに対して勝手に恩義を感じているだけではあるが、それはそれである。
もしも彼女がこちら側へと来たいとの意思があるのなら、温かく迎え入れるのも吝かではない。
だが問題は彼女に付き従う艦娘達の心情だ。
日本海軍に属する艦娘の多くが国家に対してではなく、真志妻大将個人に対して忠誠を誓っている。
今まで政府も軍も、軍事的な理屈や合理性を無視して外面の面子のみを優先して作成した作戦を艦娘達に強要し、酷使し続けて来た。
アンドロメダから言わせてみれば政府も軍も艦娘という存在を、喩えるならばガミラスが急激な版図の拡大政策による影響で陥っていた深刻な人員不足の対策として、その領域のほぼ全域で大規模な運用を行なっていた
当の艦娘達がその扱いをどう思っていたか?少なくとも自分達の活動を支える根幹である
自分達の側に立って味方となってくれる人間は余りにも少なく、また高級軍人では完全に少数派も少数派で、軍内部での発言力も絶望的だった。
そんな中で頭角を現したのが、あからさまな艦娘至上主義の変人として当時から有名だった真志妻大将だった。
当初はAL/MI作戦失敗と首都東京壊滅で混乱する海軍の統制の回復などの、謂わば後始末を押し付ける事を目的とした、貧乏クジを引かされた人事とされていた。
しかし彼女はそれを逆手に取って軍の改革を断行した。
彼女の強権と強引さで改革を推し進める姿と、それに振り回されてフルパニックモードになって慌てふためく人間達の滑稽な姿は、今までの恨み辛みが溜まりに溜まっていた艦娘達には大いに溜飲を下げる思いで見ていた。
艦娘達にとって真志妻大将は英雄と言える。
だがそんな彼女からとはいえ、国を捨てて今まで十年近く戦い続けて来た相手と、言葉を選ばずに言えば十年間殺し合ってきた相手とこれからは手を取り合って仲良く暮らそうなどと突然言われても、「はい。そうですか」などと受け入れるだろうか?
いくら国家を司る政府と軍に恨み辛みがあるとはいえ、それとこれとは話が違うだろう。
ただアンドロメダの考えは少し違っていた。
「戦争を終わらせるにせよ、続けるにせよ、どの選択肢を選んだとしても日本は国家として既に破綻しています。今はなんとか
この点に関してアンドロメダは妹のアポロノームと意見がある程度一致していた。
日本の現状は長年に渡る放漫で杜撰な内政の失敗に、その根本原因を見出す事が出来る。
一応、建前は民主主義を謳っているにも関わらず、多くの国民は政治に対して無関心であり、政治の腐敗を黙認し続けていた無責任のツケから、滅ぶべきして滅びつつある。と言えなくもない。
そんな無責任の末の自滅に巻き込まれるのは、真っ平御免というものだろう。だがこのままだと否が応でも確実に巻き込まれる。
「確かに真志妻さんの個人資産ならば当面の間は養えるだけの蓄えはあるでしょうけど、ていうか既に養ってるも同然ですし。
ただその真志妻さんと政府は実質対立状態にあります。土方さんが中心となって上手く立ち回っても、いずれ軍から追い出されるでしょう。そうなってくると流石に進退窮まる事になります」
軍隊という国家が持つありとあらゆる組織の中で最上級の動員能力と技術、それらを動かした際の消費を代価として発生する膨大なエネルギーに裏打ちされた圧倒的な
つまりそれは立法府・行政府・司法府の三権が軍隊の上に存在することによって、軍隊の行動が国家権力に基づいた正当な行為である事を保証し、時には越権が無かったかの審判をするのである。
無論、それらは三権がちゃんと“
そこから予算執行が滞る。養うだけの費用、所謂生活費は工面できても、全ての活動を支えるだけの資金繰りが可能かと問われると、正直現在の資産運用では間に合わず、何らかのファンドでも大々的に立ち上げなければ、今直ぐはどうにかなっても長期的には真志妻大将の資産が枯渇する結果になる。軍隊とはその活動もそうだが、維持するだけでもかなりの金食い虫になる組織なのだ。
しかし資金繰りがどうにかなってしまうと、完全に真志妻大将の私兵集団。事実上の軍閥となる。
嘗て人民解放軍は各戦区がそれぞれ独自の経済活動を行なっており、そこから人民解放軍の予算枠に囚われない戦区独自の特別会計的な資金源を持っていた。その実態は中央の全国人民代表大会ですら正確には把握仕切れていなかったのではないか?とすら言われており、戦区それぞれでかなりピンキリとされているものの、優良な所ではかなりの経済規模があったとされているが、崩壊した現在となっては最早誰もその実態を解き明かすことは出来なくなっている。
ただ、今尚終わりの見えない中華内戦が続いている背景には、この各戦区が貯め込んでいた特別会計資金が元手になっているとの指摘もある。
閑話休題。
まぁ現在でも半ば私兵化・軍閥化していると言えるが、今はまだグレーゾーンの範囲には留まっている。ただ食糧難を理由として独自の経済活動とも言える各鎮守府及び警備府などの拠点に対して屯田兵を範とした食糧生産を推奨、実施していることからも、徐々に中央に依らない軍閥化の傾向を強めている。
日本の現状からやむを得ない所はあるものの、それは真志妻大将の持つ力が強まり中央の統制を受け付けなくなる可能性へと繋がる。だから政府の権力者達は真志妻大将の力を削ぐ目的で締め上げをキツくする。叛逆の疑惑だって切っ掛けさえあれば掛けようとするだろう。
権力者達のやってることは事実上の権力闘争であり、戦時下である事もお構い無しの自殺行為に他ならないのだが、まぁ権力者という人種は兎も角自分達の権力が少しでも脅かされそうな気がすると過敏・過剰に反応し、本来の脅威である外敵よりも、自らの権力を脅かす“
どの道日本では動き辛くなるのは避けられない。詰まる所、このまま日本に留まるという選択肢はほぼメリットが無い状態に追い込まれている。
それならば出て行った方がまだマシだろうが、そうなると確実に真志妻と共に出て行こうとする艦娘達が大挙として付いてくる。
彼女はそれを見捨てることが出来ない。
そうなってくると真志妻大将単独ならばまだしも、纏まった人数の艦娘達が安定して暮らせる場所を確保しなければならなくなるし、先立つものとして纏まった安定した収入にも気を配らなければならない。
ここからは最近同郷の『
その中には真志妻大将を知事とする新たな
ただこの事に関して国防相個人が自由に動かせる戦力を独自に保有することになるとして、連邦政府の
安全保障会議としても言い分はある。
元々旧ロシア連邦時代、まぁ色々とグレーな所はあったが、一応憲法と法律で国内での傭兵活動と不法な武装組織の設立が禁止されていた。
それが先の世界大戦の折に条件付きということで緩和する方向で法改正が進められた。
その条件というのが、連邦大統領並びに主要閣僚によって構成される連邦安全保障会議直属の国内軍である
国家の意思が介在しない武装組織が国内に存在するとして、それが外国勢力の影響力工作を受けないとの保証もない。自分達の喉元近くに制御下にない短剣が存在するも同然なのだ。またそれらは国軍からの退役や離脱した者達の受け皿になる事があるが、そこから情報が外部に流出するリスクもある。
であるならば多少なりとも“首輪”は嵌めておくに越したことは無いだろう。でなければおっかなくて下手に仕事を頼む事も出来ない。
それは艦娘達とて同様だ。それに人間を超えるポテンシャルを持つ艦娘は、仮令見掛けが幼い海防艦の艦娘でも鍛えれば並の特殊部隊員を凌駕する。
それが真志妻直率の兵力だけで見積もっても最低で200前後、もし全兵力を合わせたら第一線級の13万人強の人数となり、そこに訓練中、予備役退役その他も含めれば最大16万人弱の規模となる。そもそも人員規模だけで見ても世界第3位の艦娘戦力という規模だ。絶対影響下に置きたいだろう。
同時に一度でも特例措置を認めてしまうと該当する現行法の法的拘束力が弱まる懸念と共に、事が国家安全保障に直結する問題であるが故に慎重を期す必要があるとも指摘している。
何故
別に安全保障会議傘下でも悪くは無い。その構成する議員の常任枠に国防相たる自身も参加しているのだから。
ただそうなるとあからさまなまでに国家機関に組込まれているとの印象が強くなる。今まで国家権力の思惑に振り回され続けたことに、艦娘達が嫌気が差しているとするなら、国は違えど再び国家権力の下部組織になるも同然の扱いを受けることを、艦娘達は良しとするだろうか?
であるため、国としてではなく国防相の個人的な契約に基づく、という形でなんとか納得してもらいたかったという苦肉の策だった。
正直、この問題は余りにもデリケートに過ぎた。
このことには
以上の事が
彼女からしたらアンドロメダに隠し事をしても無意味で無駄だと認識しており、ならば下手に隠し事をして万が一アンドロメダの不興を買うリスクよりも、彼女と関わりのある案件は始めから包み隠さず全て伝えた方が良いと判断していた。何よりも彼女のバックにいる“あの”頭のイカれた
因みに
旧地球軍組は再びアンドロメダの直掩護衛隊群として活動したいとの意志を示しており、現状の国軍所属のままだと色々と面倒事となるが、
ただ安全保障会議にはアンドロメダと旧地球軍組の存在そのものは厳重な情報管理のもと、一応公表しているが、詳細に関してはクトゥーゾフ大統領のみにしか公開していない。
自分達の切り札とも言える
アンドロメダは表情にこそ出さなかったものの、内心では眉を顰めていた。
悲しきは宮仕えの性。国益の追求と共に国家安全保障も疎かにするわけにはいかない事は良く理解していたし、納得も出来る。
艦娘達の心情もよく分かる。散々振り回されて宮仕えに疲れ切っている。
とは言え何処かで妥協点を見つけ出さなければならない。兎も角根気強く根回しする時間が必要だと思った。
しかしその時間はあまり残されていない。このままだと日本の動向次第で状況が悪化し、身動きが取れなくなる。
そこで思い付いたのが、一時的に
最終的には
一応は統率個体になったことと、役職が謂わば後方事務であるため、太平洋方面の領域内に関するある程度纏まった情報、所謂一次資料に類する資料も見れる立場となった。
そこから領域内であっても様々な事情から手付かずのままの島嶼が幾つか存在する事が確認出来た。
例外はあるが、大体が主要な拠点同士を結ぶ航路帯からズレていたり、利用価値が薄いといったものが理由である。
基本的に第一線から身を引いた離脱組が静かに過ごす場所として後々に使用されたりもするが、それでも未だ手付かずの島嶼は幾つか存在する。
近場で言えばグアム島は嘗てこの地に駐留していた米軍が撤収に際し、島内の基地などの軍施設やその他の重要な施設を破壊してから放棄していたこと、拠点としてはサイパン島やテニアン島だけでも十分だったことから、特に見向きもされずパトロールが時折通り掛かる程度で手付かずのまま放置されている。
アンドロメダが目を付けたのが、このグアム島である。
島の規模から見て、また嘗ての島内人口に関する一次資料から、万が一全員がここに移動する事となったとしても全員を収容することが可能であると判断した。
問題は移動手段に関する事と、そもそも
そういった意味でも、最悪の場合は物資供給を締め上げるだけで相手を窮地に追い込む事が出来る優位性が担保されるため、
物資の安定提供という課題もあるが、試算した限りでは食糧に関しては捻出可能だ。それは生きる糧という生命線をこちらが握っているという事実が
無論、代価は頂くつもりだ。
輸送航路帯を荒らし、物資を掠め取る海賊行為を繰り返す連中から輸送船団を守る警備員として、その実力を提供してもらう。
その海賊というのは、
本来ならば紅茶カップも先に温めるのが正解なのですが、そこは端折りました。
ロシアで傭兵活動が禁止されていることの大凡の纏めは以下の通りです。
ロシアの刑法第359条は、傭兵活動を禁止している条文です。
【背景】
ロシアの憲法では武装部隊の設立を目的とする公共機関が禁じられています。
刑法208条では不法な武装勢力の組織が禁じられています。
【条文の内容】
傭兵活動の禁止。
「傭兵を募集・訓練し、資金その他の物資で支援すること、さらに彼らを武力紛争や軍事作戦に参加させること」は、重い刑事罰の対象となる。
一応、法的にはそうなっており、実際に法令違反で処罰されたケースもあります。
ただ同時に、ロシア連邦という国家としては対外問題に直接介入していないもっともらしい否認として民間軍事会社を利用し、国益の追求を成すケースもあり、かのワグネル・グループの様な超法規的な存在があるなど、国家としてのグレーな部分も垣間見える。
西側諸国に於いても民間軍事会社の利用は増加しており、中東やアフリカ圏、東欧といった地域での係争地、紛争等での利権を確保し維持、時には強奪、政情不安の促進若しくは抑制などの正規では出来ない活動で国家としては直接の介入はしていないもっともらしい否認の手段となっている。基本的にこの手のことは東西問わず、国家に完全な清廉潔白は存在せず何処かに後ろ暗い暗部はあり、そういうものなのだ。
ドナルド・トランプ氏が第47代アメリカ大統領に就任して一ヶ月。その一ヶ月でイーロン・マスク氏とタッグを組んだ目まぐるしい勢いの活動に、私はただただ感嘆の溜め息がでる思いであると同時に、愛すべき祖国日本の為体にただただ悲しくなる思いを隠し切れません。
特にUSAIDに関する事は、以前より黒い噂を耳にしておりました私個人としましても、点と点が線で繋がった瞬間でもありました。犯罪の影に資金の流れあり。ではその資金の出処は?その恩恵を享受しているのは?突き詰めていくと、この結果に矢張りか…。との思いが強いですし、同時に矢鱈過剰なまでに反応しこの事でトランプ・イーロン両名を叩き出したりている連中を見ると、色々と見えてくるものがあります。
一見すると否定し辛い、人道とか平等とか民主主義とかの耳心地の良い言葉を並び立てた主張を繰り返し、それに対して疑問や異を唱える、或いは矛盾を指摘す者に理路整然とした反論ではなく、レイシストだののレッテル貼りをして攻撃する者達には注意が必要。調べていくと利益相反関係の図式も見えてきます。
結局は金金金金金金カネカネ全ては金に始まり金に帰結する。
そしてそれはウクライナにも当て嵌まる。そもそもあの国の腐敗の酷さは以前から指摘されていたし、アメリカもその腐敗に一枚噛んでいる、てかその中心にバイデン一族が絡んでいたのは知っている者の間ではかなりの有名な話だ。
今回の戦争であの銭ゲバコメディアン、相当資産増やしたのは海外のメディアで出ていたけど、これって明らかに支援金中抜きしてなかったら説明がつかない。
それにアメリカからの支援金に関して、支援金名目にも関わらずかなりの抱き合わせで左派活動資金に流用可能なようにしていたことも、予算編成に関わる下院などの情報公開請求で明らかにされているし、かなりの割合で資金がキックバックなどでループし民主党に流れている。
トランプガー!イーロン・マスクガー!で発狂している中心には今まで公金チューチューで相当美味しい思いをして来た連中がいる。この4年間、そんな連中にとっては大フィーバータイムの夢の様な時間だった。それが終わって厳しい現実を突き付けられ、頭に血が上り何もかもが気に食わず八つ当たりしている。
そんな連中がアメリカを弱体化させた。それで滅茶苦茶なった世界を他責思考で詰る。
それはそうとして、最近のJDヴァンス副大統領によるミュンヘンでの歴史的演説、米露会談によるウクライナ和平への動きが注目されている。前者は日本のメディアでは扱わず、和平に関してはメディアが叩きまくっている。莫迦を通り越して呆れ返るしか無い。だが何よりも呆れ果てたのが、ネットでのウクライナ戦争継続論を唱える連中の主張だ。要約するとロシア連邦を弱体化させるためにウクライナ人にもっと死ね。もっと国土が蹂躙されて焼け野原の廃虚になれ。それでロシア連邦が弱体化するなら、価値ある犠牲だと言っている様な論調なのだ。余りにも無責任だ。またロシア連邦が攻めに来たらー!とか言ってるが、戦争は外交の延長線だという常識が欠落している。戦争にならないために外交があるのだろう?戦時下でも相手国との外交チャンネルは維持しておかなければ、落とし所が探れずただただ犠牲を増やすだけ。国土を損ない、国力を衰退させて滅亡する。最悪、絶滅戦争になる。
それに、〇〇を弱体化させるためにって、もし西側諸国が対中政策の一環として同じ事を日本に要求してきたら、という考えが無いのだろうか?その時喜んで徴兵されてバンザイアタックする気なのだろうか?そういった認識が欠落している。
日本は実質外交を放棄している。日本の外交は八方美人と蔑まれても文句は言えない。明確な国家としての外交戦略が無いのだ。丁々発止が出来ない。また金をバラ撒くにしても、金くれるなら表情ではニコニコしてくれるだろうけど、その腹の中まではそうとは限らない。煽ててもっとくれくれされる。それでくれるからニッコリしてくれる。それで外交が成功してると勘違いされては困る。巨額の資金を投じても裏切られたり失望されたりする結果になるケースは少なくない。国際政治に人情など存在しない。冷徹な現実主義に基づく損得勘定、そして明確明瞭なギブアンドテイクで動く。人情ぶる動きを見せるのはその方が受けが良いからだ。選挙の票にも繋がる。表面だけ見ただけでは国際政治はその本質が見えない。メディアは表面しか見せない。
もしも戦争となった時、日本独自の力で戦争の落とし所を探る外交が出来るだろうか?まず無理だろう。
西側諸国に同調した結果、露中の接近を許した。それは日本の国家安全保障に於いて重大な失策だった。中国を牽制するために日本は両国の接近を“絶対に”許してはならなかった。日本の国益に即した独自の外交をしなかった結果、日本は嘗て無いほどの危機的状況にある。結果としてアジア、特に台湾有事のリスク増大にも繋がったと私は見ている。
外交の出来ない国は、淘汰される。ウクライナも、西側諸国に擦り寄り、イギリスの言われるがままにイスタンブール和平合意を捨て戦争継続路線にひた走った。ロシア連邦との外交を禁止する法律まで作ってしまった。そんな法律がある内は、そりゃウクライナ抜きで米露会談となるよ。だって実質外交を放棄しましたって宣言したも同然な法律なのですから。日本はそもそも外交能力がお粗末過ぎてお話にならない。
もう、絶望するしか無い。
それではこれにて失礼致します。励みや参考になりますので、お気が向きましたらお気軽に感想をよろしくお願いいたします。
年末から鬱状態が悪化してる傾向にあり、先日自宅で出勤直前に倒れるなど体調も悪化しています。今まで以上に投稿ペースが落ちると思われます。