艦隊これくしょん 総旗艦アンドロメダ、二度目の航海もまた数奇なり   作:稲村 リィンFC会員・No.931506

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 死中に活あり

 中編となります。


 今回私なりに考えた深海棲艦に関するルーツの独自設定の一部が出てきます。


第7話 Find a way out of a fatal situation 中編

 時は遡る。

 

 

 

「お姉さん、ホントは戦いたく無いんでしょ?」

 

 

 体が洗い終わってさっぱりし、甲板の上に腰掛けたアンドロメダの膝の上に乗って、いつものように頭を撫でてもらっていた駆逐棲姫が不意に問い掛けた。

 

 その日の終わりに二人でこうして海を眺めながら駆逐棲姫の頭を撫でる寛いだ時間が、最近のアンドロメダの密かな楽しみになっていた。

 そのためこの不意打ちとも言える問い掛けに、撫でていた手を思わず止めてしまう。

 

「ほんのごくわずかですけど、さっきから顔が強張っていますし、撫でてもらっている手の動きがいつもより何だかぎこちなく、あ!でも痛かったとかそういうのはなかったですよ!」

 

 わたわたとする駆逐棲姫の姿に思わず頬が緩んでしまう。そして本当にこの娘はよく見ているものだと改めて感心した。ほんの少しの仕草の違いで心の機微がバレてしまう。

 

「…戦うことに、忌避感はありません。ただ、これで良かったのかなと思いまして」

 

 アンドロメダの答えに首を傾げる駆逐棲姫。何も言わずに耳を傾け続きを促した。

 

「もしかしたら別の方法もあったのかもしれないと。戦わずに済む様な方法が「えいっ!」あたっ!」

 

 語っている最中に、膝の上の駆逐棲姫が器用にアンドロメダと向き合う様に座り直したかと思うと、いきなりチョップをかました。

 

 

「相変わらずお姉さんは真面目すぎますよ。一度決めた事をまた色々と考えても、くよくよしている様にしか、…って、何笑っているんですか~!?」

 

 ある意味叱られているハズのアンドロメダが、何を思ったのか急にクスクスと笑いだしたのを見て、駆逐棲姫は軽く憤慨した。

 

「ご、ごめんなさい。監視役の貴女から叱られているのが、それが、その…なんだか、可笑しく思えて…つい…」 

 

 段々と口ごもりながらも、訳を語るアンドロメダに対して駆逐棲姫は脇に手を当てながら返す。

 

「確かに私はお姉さんの監視役ですけど、お姉さんを同胞(はらから)にしたいって気持ちに変わりは無いんですから。同胞(はらから)の悩みを聞いたり、叱るのは不思議な事ですか?」

 

 その言葉に、アンドロメダは少し困った様な笑顔を浮かべる。それを見た駆逐棲姫はある事に気付く。

 

「…もしお姉さんが私を気遣っているというのなら、それは不要な気遣いです」

 

 アンドロメダ自身、駆逐棲姫の同族達と戦う事に抵抗は無い。必要な事であると割りきっている。

 とは言え確かに駆逐棲姫が見抜いた様に、彼女の悲しむ顔を見たくないという気持ちは少なからずあった。

 

「戦うなら正々堂々、全力を出して遺恨を遺さないが私達同胞(はらから)が唯一定めた金科玉条です。どんな結果になっても悲しんだり、お姉さんを恨んだりする様なことは決してしません。ですからお姉さんも全力を出す事が私達に対する最大の礼儀だと考えて下さい」

 

 その言葉に、アンドロメダは気持ちが少し軽くなった気がした。

 私達は元々兵器だ。ヒトのカタチになり、色々と考え自らの判断が下せるようになっても、それは変わらない事実だ。なら兵器同士、お互い全力を出し会うのが筋と言うものなのだろう。

 

 駆逐棲姫の言葉は、まさにそれを端的に表していた。

  

 だが折角自ら考える事が出来る様になったのだから、多少の欲を出してもバチは当たらないともアンドロメダは考えていた。

 

 

 

「宇宙人とだって、きっと友達になれるさ…か…」

 

 

 

「えっ?」

 

 ポツリと呟いたアンドロメダの言葉に駆逐棲姫が聞き返す。

 

「私がいた世界で、史上初めて確認された異星人の宇宙船とファーストコンタクトを果たした巡洋艦の艦長が、地球から飛び立つ前に御子息へと語った言葉です」

 

 駆逐棲姫は衝撃を受けた。

 

 アンドロメダが星の海を渡る船であるとは聞いていたが、まさか宇宙人とも接触していたとは思いもよらなかったのだ。

 

「異星人と仲良くなれた様に、たとえ私が深海棲艦とならなくても、今貴女と私がこうして親しくなれた様に、他の皆さんともお友達の様に親しいお付き合いが出来たら嬉しいと思いまして」 

 

 その異星人、ガミラスと同盟関係になるまでの過程で生じた悲劇の数々に纏わる話を語るにはまだ早いと意図してすっ飛ばした*1が、仲良くなれるのならば仲良くなりたい。それがアンドロメダの望みでもあった。

 

「…私としてはお姉さんが同胞(はらから)となった姿を見てみたいです」

 

 そう口を尖らせながら言う駆逐棲姫に、思わず吹き出しそうになるが、アンドロメダも自身がもし深海棲艦になったとしたらどんな姿になるんだろうかと、ふと気になってしまった。

 

「私が深海棲艦となった姿、ですか…」

 

「きっととっても素敵で綺麗な姿になると思いますよ!今の姿も充分素敵ですけど、もっと魅力的でお姉さんの美しさをより一層引き立てた姿になると思います!ひょっとしたらドレス姿かも!そしてお姉さんも私と同じ上位種となるに間違いありません!」

 

 身振り手振りを交えながら、まくし立てる様にそう言われて自身のドレス姿と姫級で多く見られるロングヘアーな姿を想像してみるが、パッと思い浮かんだのが何故かイスカンダル星の王族衣装に身を包み、優雅な仕草で艤装に腰掛けて周りに深海棲艦の娘達を侍らせているという普段とものすごくかけ離れた己の姿。そしてその姿で艤装を操縦しているシーンを想像してしまい、あまりのシュールさに声に出して笑ってしまう。

 

 

 

 ひとしきり笑ったら、何だかスッキリした。

 

 それを見た駆逐棲姫も、一安心したかの様な表情を浮かべていた。

 

 

「私は明日、ここでお姉さんを待っています」

 

 

 そう駆逐棲姫に言われ、気を遣わせてしまったと申し訳なくなり、アンドロメダは駆逐棲姫の背に腕を回してその小さな体を軽く抱き締めた。

 

「ありがとうございます。気を遣っていただいて」

 

 アンドロメダの感謝の言葉を聞きながら駆逐棲姫もアンドロメダの背に腕を回し、「うん」と笑顔で答えながらぎゅっと抱き返す。…その際に自身の体に押し付けられたアンドロメダの体の一部の感触に若干、羨望の念も抱いた。

 そんな駆逐棲姫が抱いた気持ちなど露知らずのアンドロメダが、思いも寄らぬ事を口にした。

 

「ふふ。駆逐棲姫さんがなんだか私のお姉ちゃんみたいに思えてきました」

 

 その一言に駆逐棲姫は「お、おお、お姉ちゃんっ!?」とすっとんきょうな声を上げてしまう。

 

「叱ってくれたり、励まし元気付けてくれたりと、同胞(はらから)とかと関係無くまるで本当のお姉ちゃんみたいです」

 

 当の駆逐棲姫はアンドロメダからのまさかのお姉ちゃん発言に慌てふためくが、内心「私がお姉さんのお姉ちゃん、かぁ。それはそれで悪くないかも」と思っていた。

 

 

「晴れてお姉さんが同胞(はらから)となれますようにと、お姉ちゃんは祈っていますよ~」

 

 

 その一言にアンドロメダは満面の笑みを浮かべながら返す。

 

 

「あら、私は勝って戻って来るつもりですよ?お姉ちゃん?」

 

 

 二人の笑い声が辺りに響き渡った。

 

 

 

 

     ───────────

 

 

 翌日。駆逐棲姫と別れたアンドロメダは、即座に自身が考えていた作戦を開始すべく行動に移る。

 

 衛星が捉えた映像を元に作成したアンドロメダを追跡する深海棲艦の陣容をホログラフィーで投影する。

 6体編成を一つの梯団とした30梯団180体が大きな輪形陣状の隊形を成して進んでいる。さらにその後方には補給艦等の支援部隊とその護衛艦隊による輪形陣が組まれている。便宜上、前方の集団を(アルファ)グループ、後方の支援部隊を(ブラボー)グループと呼称。

 

 (アルファ)グループは無論姫級のいる戦闘艦隊である。

 

 中央に陣取るは旗艦である超大型空母の姫級、空母棲姫とその直援部隊。

 そのやや前方に超弩級戦艦の姫級、南方棲戦姫率いる戦艦隊。

 そしてその周囲を他の戦艦級や空母級が配され、さらに外周を巡洋艦級や駆逐艦級ががっちりと固めており、その外縁部がピケット部隊の役割を果たしていた。

 

 

 

(アルファ)グループに対して奇襲を仕掛けます」

 

 アンドロメダは考えていた自身の作戦の内容を語る。

 

「主目標は空母級並びに戦艦級。その撃破です」

 

「本艦は水上航行から大気圏内航行に移行し、一気に目標へと距離を詰めつつ、私に搭載されている全艦載機を展開」

 

「同時にジャミング攻撃を実施し、相手のレーダーと通信能力を奪います」

 

 アンドロメダと艦載機を表すアイコンが投影され、アンドロメダのアイコンの上にジャミング攻撃実施中を示すECM*2の文字が表示された。

 

「艦載機は先行し、姫級超大型空母を除く空母群に対して先制攻撃を敢行」

 

 艦載機のアイコンが突撃して行く。

 

 アンドロメダにとって一番厄介だと判断したのが雲霞の如く押し寄せる艦載機の群れだ。先の演習後も分析を続けた結果、空母級の数が当初の分析よりも倍近い数がいることが判明した。

 となると推定される機数は最大1,000機近くにまで跳ね上がる。

 

 流石のアンドロメダもこれはマズイと判断、これを先にどうにかしなければならないと考えた結果、自身の艦載機を全力出撃させての奇襲攻撃により、空母級戦力の慚減を企図した。

 

 だがアンドロメダには艦載機用対艦兵装が一切搭載されていない。

 

 元々アンドロメダの航空隊は防空任務しか想定されていなかった。

 

 そのためやむを得ず対空兵装の空対空ミサイルで代用する事になったが、当然の事ながら単発での威力は空対艦ミサイルに遠く及ばないために、複数機からの集中攻撃により威力の低さを補う事とした。

 

 またその射程も空対艦ミサイルよりも短い為により目標の近くまで接近しなければならず、途中で発見迎撃されるリスクも高くなると予測された為、*3それをジャミングによって少しでも発見を遅らせ、尚且つ連携の阻害を狙った。さらに空母直援艦への牽制攻撃を行い、確実に空母を狙う。

 

「空母の艦載機運用能力を奪います」

 

 これは半分苦肉の策でもある。直援艦への攻撃からさらに弾数が減るため、下手に撃沈を狙うよりも無力化に比重を置き、一時的だとしてもより多くの航空戦力を奪える方を選択した。

 姫級を除外したのもそこにある。耐久性が非常に高い姫級だと無力化するのにかなりのミサイルを消費させられるリスクが高く、攻撃が吸収され大したダメージも与えられなかった挙げ句に他の空母がほぼ無傷な結果になっては目も当てられない。*4

 

「航空隊は一旦離脱後、周辺部隊への牽制攻撃で可能な限り時間を稼いでください」

 

 ミサイルを撃ち尽くした艦載機になんて無茶な事をと思うなかれ。コスモファルコンはその特徴として、胴体両脇に6門の大口径機関砲が装備されている。

 分類では戦闘攻撃機とされているコスモファルコンだが、元々は基地の防空を主目的とした局地戦闘機として開発されており、爆撃機などの大型機を相手取る事を想定していたからである。

 その威力は凄まじく、一撃で機体に大穴が開き、ガミラス戦役中にはヤマト航空隊のコスモファルコンが対艦攻撃にも使用して戦果を挙げている。

 流石に戦艦級などの大型艦には厳しいが、駆逐艦級や巡洋艦級には充分脅威と成り得る。多少なりとも時間を稼げるはずだ。

 

「その後本艦が強襲を仕掛け、残りの空母と護衛の戦艦群、そして旗艦級である二人の姫級に対して主砲による砲戦により、その戦闘能力を完全に奪った後に全速で離脱します。またスピード勝負となりますので、主砲はショックカノン。威力よりも速射を優先とします」

 

 

 エンジンの不調さえなければ速射でも威力を抑える必要は無いが、いざ仕方ない。それに乱戦と成り得るから波動防壁にもエネルギーリソースを割かなければいけない。

 

 とはいえそれでも充分以上の威力はあると確信しているが、これが初の実戦である。そして想定外が常に発生するのが戦場である。油断大敵。慢心は厳に慎むべき。

 

 

 

 

 だが、やはり心のどこかで油断と慢心があったのだと、アンドロメダはこの後思い知る事となる。

 

 

 

     ───────────

 

 時を本来の時間に戻す。

 

 

 慣性制御システムも駆使し、その巨体からは想像できないくらいのフワリとした仕草で浮上し、波動エンジンに火を(とも)して一気に上昇、加速を駆ける。が、やはりエンジンの出力を抑えているためにややのんびりした加速だが、それでもこの世界の常識では驚異的な機動だ。

 

 とは言え早すぎても駄目だ。肝心の衛星に戦闘中の所を捉えて貰わなければ、これからの事も全てが水泡に帰す。

 

 

「衛星の探査範囲ギリギリなのが痛いですが、ここまで来たらもうやるしかありません」

 

 

 実はよりにもよって本来戦闘海域を捉える位置にいた衛星が作戦開始直前になって故障した様で、急に機能を停止してしまった。

 

 一応、別の衛星でも捉える事が出来る海域なのだが、位置的に捉えれるギリギリだった。

 

 

 思わぬアクシデントはあったが、それ以外は順調だった。

 

 ジャミングによる指揮系統の混乱からか艦隊の陣形に僅かだが乱れが生じ、そこから艦載機が突入。

 

 目標群手前にて急上昇後逆落としの如く急降下を行い、順次ミサイルを発射。

 

 目標の空母機能を有する艤装が頭にのせたクラゲの様なシロモノだったため狙いが付け易かった。

 

 結果目標の半分以上を撃破。

 

 

 そしてそれによる混乱が収まる前に第二撃。今度は私が()()()()()()()()()()()()()()()()から突入する。

 

 

「主砲、撃ち方始め(うちぃーかたーはじめー)

 

 

 目標へと滑空するように突撃し、水面ギリギリの高度で水平飛行に移行。派手に水飛沫を上げる様に飛ばし、艦隊の間を縫う戦闘機動を行いながら主砲の発射を指示する。

 

 1秒間に1発以上という猛烈な速射能力を駆使して次々と空母の艤装を狙い撃ちして行く。

 

 とはいえ一歩間違えばそのまま頭その物を撃ち抜いてしまいかねないため、狙いは慎重にしっかりと付けている。

 

 撃沈も已む無しとは考えていたが、大破させる方が周辺の護衛艦がその救援に気を取られて統制がより混乱すると期待したため、敢えて撃沈しないようにした。

 

 そしてそれは的中した。

 

 通信不能という状態から統制が崩れ、救援を行おうとするもの、反撃を試みようとするもの、さらに目まぐるしい状況の変化に対応仕切れず、各自がてんでばらばらに動いてしまい、より混乱に拍車をかけた。

 

 だがそんな中でも混乱すること無く、統率のとれている部隊がいる。

 

 姫級の直援部隊だ。

 

 姫級以外の空母は粗方片付けたため、狙いをこちらに切り換える。

 

 超弩級戦艦の南方棲戦姫が率いる戦艦群を前衛に、超大型空母の空母棲姫がその後方から艦載機を飛ばそうとしていた。

 しかも、空母棲姫の直援艦がアンドロメダの主砲の射線上に重ならせて、直接狙わせない様に配置されていた。

 

「こちらの主砲の弱点に気付かれましたか…」

 

 アンドロメダ級やドレッドノート級に採用されている収束圧縮型衝撃波砲は、ヤマトに採用されている陽電子衝撃砲と比較して速射性能では遥かに勝るが貫徹能力でやや劣っていた。

 これはヤマトの主砲の様な、敵艦を文字通り串刺しにするが如くのいわゆる過貫通の様な貫徹力は過剰であると判断され、またヤマトの様な単艦行動と違い、基本的に複数艦で纏まって動く事の多い防衛軍艦だと乱戦となった際に、敵艦を貫徹した陽電子ビームがそのまま射線上に偶々いた味方の防衛軍艦にまでダメージを与えかねないと判断されて、意図的に貫徹力が落とされていた。

 

 そしてそれはこの戦闘でも現れていた。

 

 威力を落としていたという事もあるが、1発たりとも過貫通は発生していない。

 

 それはつまり、直援艦ごと空母棲姫を撃ち抜くという芸当は出来ないという事であり、それを相手が認識したという事である。

 

 

 対抗の早さに厄介なと思うが、アンドロメダの武器は主砲だけでは無い。

 

「速射魚雷、目標空母棲姫。発射始め」

 

 艦首上部に配置されたハッチが開き、多数のミサイルが発射される。

 

 それに対して激しい対空砲火の弾幕を撃ち上げるが、何発かはその弾幕を掻い潜り直撃したのが確認出来た。

 

 続けて前衛の指揮系統を混乱させる為、指揮している南方棲戦姫に主砲の照準を合わせる。

 

 こちらの意図に気付いた南方棲戦姫が回避運動を開始するが、駆逐棲姫ほど動きは機敏ではない。

 

 当たる!

 

「主砲、撃てぇ(ってぇ)!」

 

 

 陽電子ビームの光の矢がアンドロメダから撃ち放たれ、南方棲戦姫に迫る。

 

 

 避けられないと悟った南方棲戦姫が防御姿勢を取る。

 

 

 だが如何に桁外れの防御力を誇る姫級と謂えど、陽電子ビームの直撃に無事で済むとは到底思えない。

 

 

 だがその予想は無惨に裏切られることとなる。

 

 

 直撃する直前に、陽電子ビームが霧散する様に掻き消された。

 

 

「!?そんな、弾かれた!?」

 

 まさかの事態にアンドロメダの顔は驚愕に染まる。

 

「まさか、波動防壁!?」

 

 それに対して今までバックアップや分析に注力していたアナライザーが解析結果を報告した。

 

「分析ノ結果、アレハ波動防壁デハアリマセン。がとらんてぃすノ防御ふぃーるどニ酷似シテオリマス」

 

「!ガトランティス…!」

 

 その報告にアンドロメダの表情が、驚愕からみるみる間に怒りと憎しみへと変わっていく────。

 

 

「全砲門開け!目標、前方超弩級戦艦!!」

 

 

 

「何がなんでも喰い破れ!!」

 

 

 アンドロメダの本当の戦いは、これからだった───。

 

 

 

 

 

 

*1
これには端緒の段階から前後にかなり複雑な事情が絡み合っており、それの説明が面倒だったという一面もある

*2
電子対抗手段。いわゆる電波妨害。Electronic Counter Measures.

*3
いくら未来の航空機でも攻撃の瞬間は無防備となるし、統制され連携がしっかりして撃ち上げられる弾幕のシャワーは充分以上に脅威と成り得る。

*4
余談だが、ガトランティスとの土星海戦緒戦にて、エンケラドゥス守備隊所属の航空隊がガトランティスの侵攻艦隊の旗艦と思われる超大型空母を、ワープ直後の一番無防備な状態であるにも関わらずに一切攻撃せず、周りのナスカ級空母群のみに攻撃を集中した事に対して、後にこの超大型空母が守備隊にもたらした被害の大きさを理由に、指揮官の判断ミスではないのかと批判されることがあるが、これは確実に撃破出来る目標を攻撃することで着実な敵戦力の減殺を狙ったためとされている。




 勢い付けてのゴリ押し!所謂沖田戦法!!まあ練度の低さを勢いでカバーしているだけですので、随所に粗い箇所が散見…。単に私の技量不足という一面もありますが…。


主砲貫徹力と土星海戦での航空隊について。
 これは私なりの解釈を元にしております。



 それにしても、元々ちょい役と思って出したはずの駆逐棲姫さんが出す度に段々と暴走してきてる気がしてきた…。て言うか親密に成りすぎかな…?まあいいか。(開き直り)

 アンドロメダの深海棲艦姿…。艤装は兎も角として、アンドロメダ自身が深海棲艦になったらどうなるだろうと寝ぼけ半分な頭で考えた結果出てきた姿…。絶対操縦しにくいこと間違いなし。


 今回はここまでです。何か書いてたらどんどん長くなっていく…。本来なら今回で戦闘終了まで持っていくつもりだったのに…。儘ならないものです。最後の描写はこの世界での深海棲艦のルーツと密接に関係するモノとなっております。詳しくはまたいずれ本編にて。

 それではこれにて失礼致します。励みや参考になりますので、お気が向きましたらお気軽に感想をよろしくお願いいたします。

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