【メイクデビュー】負けウマ娘のスレ【失敗】の下書きやら何かやら 作:zaq2
(一応、今月末の障害レースに出走登録はしておく。だが、今月のJG1のレースを見てから再び考えてみろ?本場のJG1を見てからでも遅くはないから、な?)
今のトレーナーは平地のレースが主で、障害レースに関してはあまり知識がない。
成績が、ずっと低迷し続けているために、障害レースに転向する事も了承してもらっている。
なので、障害レースの専門といえるトレーナーを探しては、その門を叩いてみたのだが、その叩いた先の仏木トレーナーの言葉を聞き、今日は中山レース場へとやってきた。
(障害レースは、平地以上に脚に負担がかかる。それだけ、怪我もしやすい。色々な面でタフな奴でないと務まらないからな)
軽く説明を受けたけれど、それだけ過酷なレースという事を伝えてきてくれているはずなのだけれど、いまいちピンとこなかった。
なので、実際の空気を知るために見てこいという言葉のままに、今日、開催されるJG1"中山グランドジャンプ"を観戦するために、中山競馬場へと赴いた。
障害競走において、G1クラスレースが年に二度あった。
中山大障害(春)と中山大障害(秋)
この二つが、グレード制の再編成に伴い、名称がかわり、春の大障害がグランドジャンプへと、秋の方は、そのまま中山大障害という名が残って、現在に至る。
その障害レースにおいて、二大G1といえるレースなのだが……
「人の入りが……多い……」
障害レースはダート以上に人気が無い。
それほどまでに、知名度が低いレースで観客動員も極端に少ない。
そう聞いていたのに、今日の中山レース場の入場口から、人の入りを多く感じた。
「やっぱり、障害レースといえどG1ともなると、人の入りがこうも変わるものなのかと……」
「いやいやいや、オブちゃんが入ろうとしてるチームの先輩が凄すぎるんだよ。その先輩が出ない障害重賞レースなんて、地方の寂れたレース?っていうぐらいの時もあるんだから」
暇だからと付きあう恰好で一緒にきてもらった、友達のトパーズツーからそういわれた。
が、それでもこんなにも人があふれているのが信じられなかった。
「ええっ?そんなことは……」
「あるんだね、それが。こっちも障害レースに転向してレースに出場して実感した事だけど、障害レースって、本っっっ当に人の入りが少ないよ?OPやG3、G2クラスなんか特にわかるよ?」
「そんなに変わるものなの?」
「変わる変わる。んー、オブちゃんが移籍を考えてるチームの先輩が出るレースって、格下でも観客は多いんだよね。中山レース場は特に多すぎるけど……」
「へ、へぇ……」
「だってさ、去年の障害重賞レ-ス、出走したレースをぜーんぶ負けなしで、あまりにも強くて、ついた渾名が"絶対王者"なんだよ?」
「絶対王者……」
「そっ、しかも、今日のJG1勝ったら、三連覇することになるし、もしも、もしも今日、勝っちゃったら、どうすんの?今年も障害レースに君臨する事が確定事項になっちゃうんだよ?」
「えっーと……そこまで?」
「そこまでなの。そうなるってーと、障害重賞レースに一緒になったら、2着争いしかできないって事だよ」
トパちゃんは、そう言っては、お手上げのジェスチャーをしてくる。
「そんな事は、ないでしょ……レースには何があるかわからないって……」
それでも、レースには、"何があるかわからない、それがレースだ"と。そういう格言めいた言葉があるぐらいに、ウマ娘のレースには、何が起きるかわからない。
けれども、その言葉を知ってるはずのトパちゃんは首を全力で横に振ってきてた。
それはもう、真面目な顔をしてだ。
「……ほんとに、そんなに?」
「そんなになの。私は半分あきらめー。勝てる気しないし。相手が絶不調の時ならもしかしたら?かもしれないけど、絶好調だったらワンチャンも何もなく潰えそうだし」
「へ、へぇ……」
「ま、とりあえずはオブちゃんの後学のために、それでは観戦しにいきましょう。まずは鳥千に行かないとね。こんなに人が多いと、行列できちゃってるだろうし」
「えっ?とりせん?」
「そっ、中山レース場に来たら、まずは此処でしょ!では、レッツゴー!!」
「えっ?何でっ?」
いきなり腕をひっつかまれて、引きずられる格好で、入場口に入る形となっていった。
後輩枠:ホーセンオブレション
友達枠:トパーズツー
同期であるため、友達としてつるんでます。
あと、
仏木←林←森