据え置き版ウマ娘プリティーダービー 母娘孫三世代三冠RTA 実績『三冠の一族』Any%チャート   作:サイリウム(夕宙リウム)

12 / 13
PART12《神様は私を応援してくださいました》

 

 

 

 

「カナリア! 大丈夫なのか!」

 

 

皐月賞のあと控室に戻ってちょっぴり休憩。そろそろ時間だし急いでライブ衣装に着替えようかなぁ~、って思っていた時。トレーナーさんが焦った顔でドアを蹴破ってきました! みたいな勢いで部屋に入ってきた。もう! 私が着替えてたらどうするつもりだったんだろ! ノックぐらいしなさい!

 

 

「い、いやそれは悪かったが……、それよりも脚! レース終わりに右足を抑えて蹲ってたけどそれは大丈夫なのか!?」

 

 

脚? あぁうん。大丈夫だよ? ほら全然痛くないし、ライブのステップも出来ちゃう! ちゃんと練習したからクラシックレースのライブもばっちりです。スズちゃんやビゼンさんと練習したもんね! ……まぁ神様があんまり好きじゃないみたいだし、トレーナーさんも心配性だから時間でいったらそこまでだけど。

 

 

「動けているから大丈夫、なのか……。いや、何かあったとき後悔するのも……」

 

 

も~! トレーナーさん心配しすぎ! 自分の体のことは自分がよく解ってるんだし! 神様も『病院には行かなくてもいい』っていってくださってるから大丈夫なんだって。それに私だって三番人気にしてもらえるぐらいファンの方が応援してくださってるんだよ! ライブお休みしたらみんな悲しんじゃうでしょう。

 

 

「それはそうだが……。本当に大丈夫なのか?」

 

 

もっちろん! そう大きな声で宣言しようとした時、コンコンとノックの音。誰だろ? ライブ近いし係員さん? そう思っているとドアから近かったトレーナーさんが返事しながら開けてくれた。うむ、紳士。

 

 

「やっほ~、カナリアちゃん! 一位おめおめ~!」

 

「失礼、ってあんたのトレーナーさんもいたのね。それとカナリア、優勝おめでとう。」

 

 

何とそこには最近仲良くしてくれてるスズパレードちゃんとビゼンニシキちゃんがいたのでした! 二人とも私の脚の不安定さからあんまり練習できないことを気遣ってお休みの日はよく遊びに連れてってくれるし、練習の時も一緒に併走してくれる大事なお友達です!

 

 

うん、ありがとう! それで二人ともどうしたの? わざわざ控室まで来てくれたけど。

 

 

 

「ほらアンタ、レース終わりに脚抑えてたでしょ?」

 

「ビゼンが心配になって『もう夜も眠れなぁ~い!』らしいから一緒に様子見に来た!」

 

「……ちょっと新しくケガ人ができるかもしれないわねぇ? あなたもそう思うでしょ、スズ?」

 

 

 

あはは……、喧嘩は駄目だよ二人とも。

 

心配してくれてありがとう! でもなんともないよ! トレーナーさんも心配してくれたけどこの通り、ダンスだってすいすい出来ちゃう!

 

そう言いながら今日のライブで行う予定のもの、そのサビのステップをやって見せる。

 

 

「それだけ動けるなら大丈夫そうね、よかった。私が見返したい新しいライバルが早々ケガで退場とかなくて安心したわ。……次のダービーは必ず私の背中を見せてやるから覚悟しておきなさい!」

 

「お、急な宣戦布告。スズちゃんもカナリアちゃんが油断してたらパクっと食べちゃうから頑張ってね~。」

 

 

お、おぉ。漫画とかでよく見るライバルへの宣戦布告! 初めてされました……! これはやっぱりちゃんと返さないとだめだよね!

 

 

 

「うん! 次も負けないからね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばカナリア、もうアンタ着替えてないけど時間大丈夫なの?」

 

「ありゃ、そろそろ時間ですな。」

 

 

 

そう言いながら二人の視線は自然とトレーナーさんへ。彼は壁にかけてあったライブ衣装を私に手渡したあと、なんとも言い表せないドヤ顔? でいいのかな? それをして仁王立ちしてます。

 

 

 

「「出ていけ」」

 

 

 

残念無念、トレーナーさんは錦と鈴コンビによってたたき出されてしまうのでした。

 

 

……なんで普通に控室の中にいれると思ったんだろ? 私着替えるんだよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

う~ん? おかしいっすねえ? なんでなんでしょ?

 

 

 

あ、こんちわっす! 投稿者のぽもです。

 

今日もカナリアちゃんをちゅよちゅよウマ娘にしていきますると意気込みを語ったところで先ほど何についてぽもが灰色の脳細胞を酷使していたのかについてご説明いたす。

 

 

それはルドルフちゃんがなんか来てくれないんですけど? ですね。

 

 

試走で何度も確認したことなので何かやらかしたかとヒヤヒヤしている事項なのですが、本来皐月賞後にて、ライブ前の控室にルドルフがやってくるはずでした。『私を負かした奴は一体全体どんな奴なのだと、そして次は絶対に負けんぞ』という感じのお話をしに来てくれたんですよね、前までは。

 

ぽものチャートではそのルナちゃんとのお話の時に交友関係を取得、それから一緒に練習したりお出かけしたりと好感度を上げてルナちゃんのスキルを頂く予定でしたが……

 

 

 

なぜか控室に来たのはビゼンニシキとスズパレードの二人。なんで?

 

 

 

いや、ルドルフの設定された性格上、『ちゅよい子と戦って勝ちたい~!』というモノがありましてね? レースで打ち負かせばこれまでは絶対に顔を出してくれたんですよ。『私と競い合った相手の顔を覚えてないのは失礼』とか言ってある程度の交友は自然と作ってくれる子なんですよ?

 

ライブ前という短い時間の中で控室にやってきてお話しできるのは一組が限度ですんで、ある程度仲のいいビゼンとスズに譲ったとは考えられるんですけど、それだとしたら今現在皐月賞明けの練習をしているところで話しかけに来ないと言うのは意味がわかりません。

 

直前の前走ではスズパレードの友人紹介を拒否してたので皐月賞終わりにビゼンニシキと交友関係を構築、その後ダービーに向けての練習中にルドルフがふらりと現れて交友関係を作ってたので今回もそんな感じにしてもらおうと思ってたんですけど……? 大逃げしたのとビゼンとの早めの交友で変な乱数引いたんですかねぇ?

 

 

 

ま、こないもんは仕方ありません。おそらくダービーで負かせば顔見せに来てくれるでしょうし、ぽものチャートはカバーもできる優れたチャートなのでダービー後でも十分間に合います。そうと決まればカナリアちゃん! 今日も練習頑張ってちょ! ぽもはその間に皐月賞で手に入れたものを視聴者の皆さんにご説明するので!

 

 

 

 

(れ? しゅ? がん? て? ……練習頑張って? あ、はい! 私頑張ります、神様!!)

 

 

「よ~し、やるぞ~~~!!!」

 

 

 

 

ん? なんかカナリアちゃんが反応した気がしますが……、マーモンたい。早速皐月賞終わりのステータス見ていきましょう。ほい、ドン!

 

 

 

ステータス

 芝:A ダート:G

 逃げ:A 先行:C 差し:C 追込:D

 短距離:C マイル:D 中距離:A 長距離:B

 

 スピード:C+

 スタミナ:C

 パワー :D+

 根性  :D

 賢さ  :C

 

スキル

 【ファントム・コープス】Lv.2

 

 【コンセントレーション】

 【右回り ×】

 【左回り ×】

 【悪路 ×】

 

 

コンデション

 <虚弱体質 生得>

 <練習苦手>

 <ケガ多発>

 <左脚 爆弾> 

 <右脚 爆弾>(進行度:中)

 <肺 爆弾> (進行度:低)

 

 

 

 

 

アハぁ! 脚よわよわ! 右足進行度一気に上がってるのぉお!!

 

 

 

……真面目にやりますと、変化した点と言えば予定よりも少々早めに逃げ策の適性がBからAに上がったこと、カナリアちゃんの固有スキルである【ファントム・コープス】のレベルが上がったこと。最後にこれまで<脚 爆弾>としか表現されていなかったものが<右足><左足>で分けられ、右足の方の進行度が一気に中まで上がったことですね。

 

ま、上から順にご説明をば。

 

 

まず適性のお話。まぁこれは皐月賞で大逃げしたのがよかったんでしょうね。大逃げしたのと、これまでのデビュー戦とホープフル、それと普段の練習とかで手に入っていた経験値が身を結びましてAに上がったんでしょう。ダービー前にAになるのはおいしいですしありがたいですねぇ。

 

お次に固有スキル。レベルが上がりましたのでレース中での悪いこと。掛かりや出遅れは勿論皐月賞みたいな接触事故を引き起こしても平行世界から違う可能性を持ってきてなかったことにしてくれます(違う)。コイツはお得なスキルだぜ……、まぁ加速系じゃないんでステータス差がないとルドルフには負けるんですけどね。

 

 

んで、最後に問題というか皆さん大好き爆弾ちゃんですね。なんと皐月賞の右回りのコースが駄目だったのか右足を痛めちゃいました。しかも右足と左足の爆弾進行度が変わったので右足と左足に別れちゃいましたね。まぁこれはこれで見やすいからいいのですが。

 

ちなみにこの進行度、って奴ですがランクが『低→中→高→限界』と四段階ありまして、上の段階に上がるとその分爆発率が高くなります。例えば『限界』まで行ってしまうとレース中に接触でもしようものなら即爆発しますし、『高』でも普通の練習で爆発するときはします。んで、爆発したら虚弱体質のカナリアちゃんは即お陀仏になってしまうわけなんですねぇ。怖いなぁ……。

 

ですがですが! ぽものチャートは完璧ですし。カナリアちゃんの固有のおかげでレース中のみ残機が現在二つもあります。菊花賞にてこの三つに増えた爆弾。肺と右足と左足の爆弾を一気に爆発させることにいたしましょう。ちょうどいいことに次のダービーは左回りですので左足に負担が行きますね! これは素晴らしい!

 

 

 

んま! こんな感じですね。

 

 

爆弾の方はちょっち取り扱いを色々気にしていかないといけないわけですが、そこはぽもがどうにかするので置いときまして……、問題はダービーでの対戦相手の事です。まぁルドルフちゃんですね。

 

自分から会いに行くとロス以外の何物でもないのでそんなことはしない受け身体制カナリアちゃんなので、現在の彼女の精神状態が解りませんが試走での経験をもとにいたしますと……

 

 

シンボリルドルフ、皐月賞で負けると覚醒いたします。

 

 

まぁオリキャラいなかったら三冠だしね、拒まれたらブチギレるよね。ってことでルナちゃんがアルティメットへの道を進み始めるわけです。

 

オリキャラがいない通常のルドルフの場合、成長は皐月賞、ダービー、菊花賞時点で総合D+、C、C+という感じで一段階ずつ成長していくのですが、覚醒してしまうとD+、C+、B+という形のように一段階飛ばして成長してくるわけです。つまりダービー時点で菊花賞レベルまで成長してくるわけですね……、う~ん。ちゅよい。

 

一応皐月賞からダービーまで時間そこまでないためギリギリC+、もしくはCランクぐらいになるでしょうがそれでも同世代からすれば鬼が金棒どころかサブマシンガン持ってやってきたのと同じですし、カナリアちゃんもやばたにえんになります。ダービーから菊花賞は文字通り身を削る練習ができるので成長率的にも追いつけるのですが、ダービー前に練習をし過ぎると夏の合宿で体がぶっ壊れるためできません。

 

 

皐月賞では最も速いウマ娘。つまり一番スピードの値が高かったカナリアちゃんが勝利し、菊花賞は最も強い、つまり総合力の勝負になります。そして次走のダービーは最も運がいいウマ娘が勝つそうです。

 

 

つまりですね……『カナリアちゃんそこまで練習できないのでステータスの力押しが難しくなってきました! なのでダービーまでに良いイベント引いて何かしらのあたりスキルを友人から頂くか、ルドルフが当日ステータス思いっきり上がってないことを祈りながらダービー当日はうまいことルドルフ君が大外を選ばざるをえなかったり、なんかモブロック食らって前に行けましぇ~んしてカナリアちゃんが勝ちますように! 神様運気上げてくだしゃい☆』と言うことです。

 

 

短く言うとお祈り! 祈祷力! 

 

 

オナシャス三女神様! ぽもに力を!

 

 

 

 

 

 






本来ならば一章13話のアニメ方式で行こうと考えていたのですが無理そうです。少々早足にしながらキャラの描写をしっかりとしていきたいと考えております。次回からはダービーが始まりますのでお楽しみに。

にしてもこの世界の沖野氏はアニメとはちょっと違うルートを進みそうですね。


感想や評価、お気に入り登録まことにありがとうございます、執筆の励みになります。また誤字報告をしてくださった方にも感謝を。いつもながら誤字脱字などが多く大変申し訳ございません。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。