据え置き版ウマ娘プリティーダービー 母娘孫三世代三冠RTA 実績『三冠の一族』Any%チャート   作:サイリウム(夕宙リウム)

8 / 13
PART8《備前と鈴と》

 

 

いや~、スズパレードちゃん練習きてくれるのはありがたいですけど、少し会話が多いですねぇ。まぁ無口な子でもないですし、基本好感度上がると大体会話数が増えるからどうしようもないんですけど!

 

裏での出来事とかも色々計算しているのでスキップとかしちゃうとハードが壊れちゃ~うなんで仕方ないですけどボタン連打はお手手が痛くなるので嫌どす! ま、それならRTAするなクソボケってわけなんですけど。

 

 

>「そういえばなんだけど今度他の子も練習に誘ってもいい?」

 

 

あ~、ハイハイ。お誘いイベントですね。

 

 

こういうスズちゃんみたいにある程度好感度が上がったウマ娘と一緒に練習していると時たま彼女たちの交友関係を共有してくれることがあります。まぁつまり『ワイの友達に磯野って言うやつおるやけどそいつも野球に誘ってもいい?』『おぉい、磯野! 野球しようぜ!』ってことです。

 

ちなみにスズちゃんの交友関係は普通ぐらい、大体5~6人の内からイベント一回に付き一人紹介してくれます。でもこの中から紹介してもらって嬉しいのがビゼンニシキぐらい。

 

つまり確率的に大体20%を割るぐらいです。しかもビゼンニシキは皐月賞後に優勝できれば、確定でルドルフと一緒に交友関係がもてますから正直言って

 

 

(このお誘いを受ける意味が)ないです。

 

 

今回のチャートで交友イベントを進めるスズ、ビゼン、ルドルフも時間的に最悪ダービー前までに初めましてしておけばまぁ何とかなるのが試走で確認できてますからね、急ぐ必要もなし。

 

運を天に任せてタイムを伸ばすなんて素人がやることですし、そんな簡単なガバを引き起こすなんてこの自称ベテランのぽもに限ってそんなこと

 

 

>新しい交友関係を得ますか?

 

 

>はい〇 いいえ

 

 

>『はい』

 

 

>『よかった! じゃあその日を楽しみにしててね~~、うん? 誰が来るかは秘密!』

 

 

 

………(・ω・`)

 

 

 

………(´・ω・`)

 

 

 

………(・ω・`)???

 

 

 

 

 

 

あああぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!

 

 

 

連打しててそのままはいしちゃったぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「ビ~ゼ~ン~~! ひ~ま~!!!」

 

 

「いやアタシにいうな、それに今から走るんだから体重かけるのやめなさい。」

 

 

三月、本来ならば学生は春休み。学生なら友達と遊びに行ったり、家でゲームするなど長期休みを満喫するのだろうが、ウマ娘は違う。

 

彼女たちが戦うレース、春レースの多くが3月から始まるため、それに合わせて彼女たちの多くが練習に励むのだ。暇と叫びながらもちゃんとジャージを着て走る準備をしているスズパレードと、中学生にしてはしっかりとした体を持つビゼンニシキもそれに当てはまる。

 

 

「え~~~、いけず~~~。……あ、クルミ食べる?」

 

 

「だからアンタのそのクルミ推しは何なのよッ!」

 

 

蹄鉄のついたシューズの具合を確認しながらスズが勧めてくるクルミを避けるビゼン。しかしながら彼女の耳とシャランシャランと揺れる金の菊の髪飾りを見るに、そこまで嫌がってないようである。スズの白い耳カバーもピコピコ動いているので気の知れたコンビのようだ。

 

 

「あ、忘れてた。今日友達呼んでるんだった。」

 

 

「あら、珍しいわね。」

 

 

「うんうん、カナリアちゃんっていうの~。この前ホープフルで勝った子ね? その子転入で友達あんまりいないみたいだから呼んだの。大丈夫だよね?」

 

 

「まぁ別にそれぐらいいいけど……、変な子じゃないわよね?」

 

 

アンタのことだから今度はクルミじゃなくてナッツを無茶苦茶勧めてくるようなウマ娘とかじゃないわよね! などというビゼン。そんなことを話していれば足音。誰かがこちらに近づいてきたようだ。

 

 

「あ、カナリアちゃん! こっちこっち~~!」

 

 

「おくれてごめんなさぁ~い!」

 

 

 

そこには、生涯でたった二回だけ。でもその二回が魂に焼き付いた相手。

 

彼女がターフから消えてしまった後、どれだけ勝利を重ねても、もう一人のライバルと鎬を削っても脳裏から離れなかった相手。

 

ルドルフと並ぶ、私のライバル。その二人目となる子がそこにいた。

 

 

 

「は、初めまして! ロードカナリアっていいます!」

 

 

「……スズが呼んで来た奴にしてはすごく普通というかまともそうなのが来たな。うん、どうもビゼンニシキよ。好きに呼んで頂戴。」

 

 

「え~~! なんか私の扱いひどくないですかビゼン~~! カナリアちゃんもそう思うよね! ね!!」

 

 

「え、えっと……?」

 

 

はぁ、スズはいつもそうなんだから。いつものほほんとしてる風に見せておいて結構考えてることはしたたかだし、見るべきものは見てる。私とこの子に交友を持たせるためにわざわざ道化にならなくても大丈夫なのに……、乗ってあげますか。

 

動きは大きく音もなるように、でも痛くないようにスズの頭をはたく。

 

 

「プぇ!!!」

 

 

「おばか! そんなふりしても返せるわけないでしょ! ほらカナリア……、でいいの? 軽く走るからついてきなさい!」

 

 

「あ、はい!」

 

 

「わ、私も行くからまってよぉ~~。」

 

 

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

よ、よかったぁ~~~。はい、ビゼン! ビゼン!

 

パターン、青! ウマ娘です!

 

 

セーフですねぇ!

 

 

 

いや~~、連打ミスって全く知らないモブウマ娘と交友関係を結ばないといけないなんてなかったんや。ここでミスったらRTA走者失格でしたからね。

 

うん、うん。ここで約二割を引いて行くのが走者なんですね。まぁアプリの星3は3%なんでそれ考えたらラクチンでした。

 

じゃあとりまビゼン、スズ、カナリアちゃんの練習風景を見ながら私もお仕事。ビゼンちゃんのご紹介をしていきましょうかね。

 

 

お名前の方はビゼンニシキ。史実成績は10戦6勝で獲得賞金は1億4501万7400円(Wikipedia調べ)のお馬さんです。当時はGⅠではありませんでしたがNHKマイルに当たるGⅡNHK杯も勝ってる所謂中距離からマイルまでの距離を適正とする彼女。

 

現在遊んでいる据え置き版ではスズパレードと違い、シンボリルドルフのライバルということが強調されており、史実より強化されています。カナリアちゃんがホープフルに出走していた時に『ビゼンは朝日杯の方に行ったんですかね?』という発言があった通り、史実とは違い彼女が出走、そして勝利するという改変が行われています。

 

皐月賞でルドルフに敗北してからダービーでは距離の関係から影すら踏めなかったのか史実の彼女ですが、今のように史実シナリオを遊んでいますとさすがに菊花賞には出てきませんが、ダービーで掲示板。ある程度交友関係を作り、好感度を上げておくと二着ぐらいには滑り込むようになります。

 

ま、つまりこのカナリアちゃんと一緒に走ってる彼女は皐月賞からマツクニローテのキツキツローテに挑む感じなんですね。

 

 

 

サポートカード的な効果、交友関係を結ぶことで練習時にもらえるボーナスはスズと同じスピード。スズみたいにケガ率の低下などの追加効果はありませんが、単純にこの世代においてスピードの上昇率が高い子です。ま、このゲームスピードあったら何とかなるので必須ってわけですね。

 

あとちなみにルドルフは賢さボーナスです。皐月賞終わりにちゃんと交友関係作ってかちこくなりましょうね? カナリアちゃん!

 

 

 

>練習中、肺に痛みが走る。

 

 

><肺 爆弾>が進行した。

 

 

 

 

ありゃ? 今日はこのまま練習してもらうつもりだったんですけど思ったより肺の爆弾の進行が早いですね。脚の方はまだ何ともないんですけど……、しゃあなし。

 

 

カナリアちゃ~ん? 肺がヤバいっぽいので今日はもうやめとこか! このままやってたら菊花賞始まる前に爆発しちゃうので!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(肺、練習、やめる? ……確かにさっきズキッってしたけど耐えられない訳じゃ……)

 

 

「ん~? どうしたのカナリアちゃん、急に立ち止まって。」

 

 

カナリアさんとの併走中、急に神様からのお声が聞こえたから立ち止まった私に声をかけて来たのはスズパレードさん……、いやスズちゃんだった。ビゼンさんとの併走が楽しくて気が付いてなかったけどスズちゃんも後ろからついてきてたのね。

 

 

「あ、うん! 何でもない! ……でもそろそろ走るのやめとこうかな、って。」

 

 

「あれ、カナリア。もうおしまい?」

 

 

かなり速度出てたし対ルドルフのいい練習になるからもっと走りたかったんだけど、という言葉と共に戻ってきたビゼンさん。私が急に止まったのに気が付いてわざわざ戻ってきてくれたみたいだ。

 

 

「は、はい。すみません。……私そんなに体が強くないみたいで。走れるようになったのも最近でして……。」

 

 

「あ~、確かにそんな強そうじゃないもんね、このバカスズと違って。」

 

 

「ちょ! ビゼン~! ひどくないですか~~!!!」

 

 

「あ、あはは………。」

 

 

そう言って腕をぐるぐる回しながら怒るスズちゃん。ぐるぐるパンチみたいなことしてるけどビゼンさんに頭抑えられてるから何も出来てない……、でもちょっと面白いかも。

 

 

「ま! 私らの脚は消耗品ってよく言うし回復ちゃんとしておきなさいよ。今日は付き合ってくれてありがと、また走りましょ?」

 

 

「は、はい! こちらこそよろしくお願いします!」

 

 

「さ、バカスズ! 私はまだまだ足りないから付き合いなさい!」

 

 

「あ~! またバカって言った! バカって言う方がバカなんだよ! それに距離長いのは私の方が得意なんだからね! 後でヘロヘロになって謝ってきても許してやらないんだから!」

 

 

 

そうやって、彼女たちは風になっていった。

 

昔はただ見送るだけだったけど、今じゃ走れる。そう考えればなんだかすごくうれしい。

 

 

 

さ、私も神様に止められたし、ビゼンさんにも言われたから回復します!

 

 

……そういえばトレーナーに練習終わりマッサージするから部室来い、って言ってたけど……

 

 

い、行かなきゃダメですか、神様?

 

 

 

(……行きなさい……)

 

 

 

 

は、は~い。……あれ恥ずかしいから苦手なんだよなぁ……。

 

 

 

 







評価感想お気に入り登録よろしくお願いいたします。

いつも誤字報告ありがとうございます、非常に助かります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。