友人曰く何となくヤバいのを考えてたらメガテンのジョーカーっぽいのを書いてたらしいです。
「…………何だ、これは」
「注文通りの品ですが……」
注文した覚えのない枕?クッションが自室に届いた……助手曰く俺が頼んだんだそうだ。言っとくが頼んだ覚えは一切ないぞ?
見た感じ、YES NOって刺繍が入っている様だが……ふむ。
「で、この奇妙な刺繍は何だ?」
「さぁ?私にはわかりません……生憎社員が取り扱い説明書を要らない資料と一緒にシュレッダーに掛けてしまったみたいでして……」
「何してるんだ……何か気になるじゃないか」
とりあえず……まぁ、色もピンクとブルーで俺の趣味じゃないし、ふたつ一組みたいだから嫁さん達のベッドに置くとしよう。
「ところで今日のノルマは終わらせてある……つまり今日はもう暇、というわけだ」
「御二人は……御食事ですか?」
「そうだ……そこでひとつ相談があるのだが……」
「…………あぁ、記念日来週でしたね……そういえばそうでした」
「そう、記念日のプレゼントだ」
「去年は新しいコアとキューブでしたっけ?」
「あぁ、ウィートリーとコンパニオンキューブな……一昨日は宇宙コアと三人の写真入りロケットだったかな?」
お互いにあれこれと案を出すが、いまいちパッとしない。
記念日ってのはこう……盛り上げたいモノだしなぁ。結婚記念日なら尚更だ。
「流石に毎年毎年我々二人で考えるのも限界があるかと……」
「ふむ、ならば知り合い達にも聞いてみるか……?」
知り合いとは勿論青年……あ~……織斑…一夏?とセシリア……オルコットである。
「で、どうだ?」
「どうだと言われましても……私には難しい話ですわ……」
「同感で……いや、同感だな。俺には荷が重いよ……」
「むむむ……もう君達しかいないのだが……」
いや、本当にマジで……部下に聞こうにもあいつらは変態過ぎて使えないしな。
「な、ならさ!記念日料理……とか作ったら?」
「記念日……料理?」
「そう、確か料理できるんだよな?」
「あぁ……まぁ、嫁さん達は料理できないしな……朝昼晩の飯は俺が作っていたさ」
「でも最近毎日食堂の飯だろ?」
「そうだな……あぁ、そうだ」
「その……二人もさ、食べたいんじゃないかな?久しぶりに有朱の料理をさ」
「そうですね、それが良いと思いますわ」
「成程な……一理あるかもしれん」
次の休日に食材を取り寄せれば……あるいは……ふむ。
食材は助手に取り寄せるように頼んでおいた……で、セシリア・オルコットにとある案を提案された。
「一緒に出掛けるのはどうでしょう?」
とね。成程……何だかんだ言って良い案を出してくれるものだな。
俺と助手には思い付かなかった発想だ。
「さて、出掛けるのは良いがどこに行こうか……生憎あまり遠出はできない状況だからな……」
何はともあれ次の休みに何をするかも、結婚記念日のプレゼントを何にするかも決まった訳だし……中々充実した休日だった……のかもしれない。
さて、そろそろ嫁さん達を迎えに行くとしよう。食堂にね。