今日からはじめる 目指せデュエリスト日記 作:すずなりゆうか
【百三十日目】
今日の夢では盗まれたメルフィーデッキがそのまんま帰ってきた。どうやら私のデッキを盗んだ少年は精霊界という場所にふっ飛ばされてたらしいけど、デッキを持って返しに来てくれた。精霊界にいる間はずっとラビィが帰るのに協力してくれたらしい。デッキが返ってきたから少し調整して少年の願い通りにメルフィー同士でデュエルしたけど…同じメルフィーデッキでも人によって違うんだなって思ったよ。オレンジのライオン、君誰?
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今日は水曜日にしては早めに起きたけど、時間的に寝坊した。朝ごはんを食べそこねたけど夕方四時くらいまでテストのレポートと格闘していたけどまだ終わってない。明日もまた頑張ろう。
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ゴールドランクに上がったから今までのままじゃだめだと思って〈メルフィーデッキ〉に入れる魔法カード、罠カードを調整してる。モンスターカードは別にいいんだけど、「抵抗できなくなることがないように…」って考えながら調整してるんだけどうまくいかない。
ちなみに〈無限泡影〉とか〈神の宣告〉とか強いのは知ってるけど使いこなすのに大変だろうなぁ…って思って入れてなかったりする。
【百三十一日目】
今日は私のデッキを盗んだ少年(真都)とともにユニさんが営む塾生とデュエルをした。ただ、その塾生が変なしぐさをしたり大げさに行動したりするから「なんだかなー」と思ってよく観察したら一度に毎回2枚ドローしてるし、隠してたみたいだけど手札の枚数が6枚を超えていた。そのことを指摘したら怒り出したのでここは正々堂々とデュエルに勝ってやろうと思って〈わくわくメルフィーズ〉たちでこうげきしてライフを0にしてあげた。
「いけ!わくわく大行進!!」って宣言したけどネーミングセンスないなぁ…私。ちなみにリアルでも「わくわく大行進!」って宣言してたりする。
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朝早くに目が覚めたのは良いんだけど起き上がろうとしたら鼻血が垂れてきてティッシュを取ろうと腕を伸ばしたら間に合わずカーペットに雫が落ちてしまった。止血しながら血を拭ったけど間に合わなくてシミになっちゃった。新しいものではないけどちょっと悲しい。
しばらく止まりそうにないから安静にしてるわけなんだけど鼻血を止めようと鼻を抑えてるからめちゃくちゃ呼吸しづらかったりする。苦しい。
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学校から帰ってきたあとマスターデュエルでランク戦を何度か挑んでいたらようやくデュエルパスが100まで溜まって念願のメイトな〈もけもけ〉をゲットした!嬉しい!!
だけどその喜びで、はしゃいだせいか再び鼻血。なかなか止まらなかったよ…。
【百三十二日目】
今日は早起きすることには失敗してるけど、午前中に起きて朝ごはんを食べることには成功したからセーフ。ちゃんと朝の薬を飲むことができた。
朝ごはんを食べたあとはずっとテストのレポートを進めてたけどなかなか終わらない。提出期限はまだ余裕があるけど…こう苦戦してるからあとに残しといたらやばいなって大慌てでやってるんだ。難しい。
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せめて、ここら辺までは終わらせたいなっていう範囲までお昼ごはんの時間になっても終わらなかったから引き続きレポートを書く。これが終わらなきゃマスターデュエルをやらないって決めたから頑張ってるけど…終わらない気が。いや、諦めたら一気にペースが落ちちゃうね!絶対終わるよ!
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夕飯後もまだレポートは終わってなくて…寝る直前になってようやく今日終わらせたかった範囲が終わる。時間的にマスターデュエルをやる時間はない。明日は…終わるといいなぁ。
明日は私の作ったグループでデュエルをする約束をしてるんだ!!絶対終わらせるぞ!
【百三十三日目】
夢の中の私が「私自身がいうことじゃねぇけど、私を信じるな。しばらくお前に主導権を渡す」と言って心の奥底に消えてしまった。謎な言葉だった。正直、意味がわからない。『私を信じるな』って夢の中の私を信じるなってことなのかな?よくわからない。
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夢の中の私が言い残したことを考えていたらどうやら二度寝してしまったみたいで大寝坊した。テストなレポートがあるのにやらかした。今からでも間に合うといいな。
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夕飯前までレポートをやっていたけど全然終わらない。でも、今日は少し遅くなったけどゴールドランクに上がれた記念のデュエルをするという約束をしていたからそれに参加した。純粋なメルフィーデッキだけどだいぶ戦えるようになってきたみたいで嬉しいけど、まだ改善の余地があるみたい。次のデュエルをする時までにはそこを改良しておきたいな。
【百三十四日目】
美雨と私が住んでいるアパートで遅れた勉強をしつつ、寛いでいるとチャイムが鳴って、誰か来たのかと思ったら誰もいなくて「おかしいなぁ」て思いながら玄関を閉めようとしたらダンボール箱が置いてあった。伝票みたいのも貼り付けてあったから『美雨が何かオンラインで買ったのかな?』と思ったんだけど美雨も心当たりなし。怪しみながら箱を開けてみるとご丁寧に包装されたオカルトアイテムである千年リングが入っていた。
顔を見合わせて「えっ、どうしよう」って言ってしまうレベルに困惑した。千年リングは古代エジプト展で展示されていた展示品の一つで盗まれた物だったはずなのになぜ私の所に来たんだろう。美雨が不用意に触れようとしたから止めたわけなんだけど…本物かどうかはわからないけど凄く濃い闇…もしくは呪いの力が宿ってるってことはわかったので…そっと、ダンボールの中に再封印した。
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朝早く起こしてね!って母にお願いしたんだけどバッチリ忘れられてて課題が終わるかどうかピンチな状況。レポート苦手なんだよなぁ…って2/3が現在終わっている昼食前。本当は昨日の時点でレポート完成してる予定だったんだけどなぁ。早めに初めて良かった。
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ようやくテストなレポートが終わってのびのびしたいところだけどまだ火曜日に提出の1/2を終わらせてあるレポートが残ってるからゲームよりもそっちを優先させた。
一時間くらいで終わったんだけど、やっぱり手書きのレポートってめんどくさいなって思う。だけど、終わらせたから次の課題が出るまで私は自由だ!
【百三十五日目】
美雨とともに千年リングを私に届けた犯人を探しに古代エジプト展に行ったんだけど、途中で美雨と逸れて探し回ることになった。美雨を見つけるのに一時間くらい時間かかったんだけど、見つけた美雨はデュエルで相手にとどめを刺すところだった。
相手のライフを0にした美雨は「ゆうかさん!無事で良かったです!」と駆け寄ってくるんだけど闇のデュエルの対価で闇に引きずり込まれつつある敵は「お前も道連れだ!」と言って美雨に呪いを掛けようとしてきたんだ。咄嗟に美雨を庇ったんだけどその呪いが強力だった。精神ダメージ系ではなく、魂にダメージを与えるタイプの呪いで倒れそうになる私を支えようと美雨は手を伸ばしてくれたんだけど「触れるな!」って叫んじゃった。
「今、触れば美雨も呪われる。大丈夫…これくらいならまだ歩けるし」って虚勢を張ってなんとかアパートに帰って、鍵を閉めることすらできず自室のベッドに倒れ込んだ…ってところまでは覚えてる。私は呪いに耐性あるのに相当強い呪いだなって思った。
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目が覚めたのは朝の6時。まだ目覚まし時計もなってない時間にじんわりとした腹痛と妙な気持ち悪さを感じて起きた。しばらくベッドの上でジッとしてたわけなんだけど、だんだんと気持ち悪さが悪化して何度もトイレに駆け込む羽目になった。しんどい。
多少の水を飲んでも気持ち悪くなるから今日は寝込んでたほうがいいかもしれない。変なものは食べてないんだけどな。
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現実でも夢でも理由は違えどダウンしてるから時間があっという間に過ぎていく。現実で目を覚ませば気持ち悪くなるのを覚悟の上で水分摂取してまたベッドに戻って意識しなくても眠ってしまうし、夢で目を覚ましても呪いが消化しきれなくて意識が朦朧としてベッドから起き上がることもできない。なんだかなぁ。
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夕方になって現実の方はだいぶ回復してきた。少量とはいえうどんも食べられたし。でも、食後は耐えられるけど気持ち悪くなった。
ツイッターで、なんか〈ハリファイバー〉や〈モチガエル〉の葬式をしてる画像が出回っていて『禁止カードにでもなりました?』って呟いたらホントにOCGの方で禁止カード指定されてしまったらしい。両方使ってないからわからないけど〈ハリファイバー〉って潤滑油みたいな役目じゃなかったっけ?禁止されると痛い人多いだろうなぁ。
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マスターデュエルで新しいイベント告知が出た。同じカードは使えない、一枚ずつしか入らない特殊なデュエルらしい。早速デッキを組みたいけど…、さすがにその元気はないな。まだ気を抜けば一瞬で眠りに落ちてしまうんだもん。明日は体力回復してるといいな。
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またうっかり寝てしまったらしい。夕飯前に妹に起こされた。スマホの明かりがついているのに返事がないから心配したとか。スマホをいじってる最中に寝落ちしたのかもしれない。
と、いうことは先程まで見ていたことはすべて夢ということになる。呪い…、心理世界にまで侵食してるのか。なかなかやばいな。「しゃあねぇなぁ、宿主様は。うっかり呪いなんて喰らいやがって」とか言いながら白髪の男の人が助けてくれたけど…正直、誰だかわからない。あきらかに呪いとは違う深い闇の力を感じたけど助けてくれたってことは敵じゃないってこと?
ちなみに呪いはまだ解けてない。
【百三十六日目】
白髪の男性に助けられてから一緒にいるけどこの人マジで誰なんだろう。私が現実に戻ったときも守ってくれてるらしい。しかも、なんだかんだ呪いの侵食を止めてくれてるのもこの男性だ。「宿主様に死なれちゃ俺が困るからなぁ」って言ってるけど助けてくれてるから味方なのかなぁ?今は敵じゃないってことはわかった。
白髪の男性に連れられるまま心理世界を歩いていたら明らかに私の精神世界には無いはずの石造りの見知らぬ場所に案内された。そこにはたくさんの石板があって、私がそこに足を踏み入れたら石板の中からモンスターや人が出てきてビビった。「ここならしばらく身の安全は確保できるだろうぜ」って言われたけど私はそれよりあの石板だらけの空間のことを聞きたかったよ。
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現実で目を覚ましたら遅刻ギリギリの時間だった。午前中に授業が有ったら完全にアウトだった。昨日の体調が最悪だったから「しかたないなぁ」って顔されて学校に送ってもらった。なんか情けないぞ。
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授業後に先生から呼び出しを食らって面談を受けたんだけど内容が『実習先について』だった。3つ選択肢があったんだけど昨年度メンタル的な体調不良で倒れた私にはどの選択肢も難しく、バスと電車で早朝から行動しなきゃいけないから「かなり過酷になるよ」と先生からお言葉をもらった。でも、私はできる限り頑張りたいから先生と一時間ほど話し合って実習先が決定された。病み上がりにする話じゃないと思う。