誰もが願うはハッピーエンド   作:すすき(仮)

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堂岡明の異常な特性

「あの~風紀委員さ~ん。おいてかないでもらえます?」

 

魔術学院の風紀委員さんによりいつものごとく椅子に縛り付けられた俺は部屋から出て行った放置プレイで弄ばれて…もとい縛られたまま放置されていた。

いつもであれば、縛りながら説教を数時間したりしているのに今日に限ってそれをしないなんて…

何かが、何かがおかしい。

朝に捕まったのに、もうこの部屋に燦燦と日光が降り注ぐ真昼間。

思えば何か急ぎの用事で呼び出されているようだったが、それでも数時間放置はおかしい。

 

「ふわぁ、疲れた~むにゅ~…?!」

 

ナンカシラナイヒトガキター

小動物のような感じで入ってきたショートヘアの美人さんなんて知りませんとも。はい。

だから、極悪犯罪者を見つけたクールな女警官みたいな感じでその棒向けないでもらえるとありがたいかなぁ~って。

 

「何者だ!答えろ!」

 

顔真っ赤にしながらちょっとクールっぽくしてる美人って、いいy「…」すいませんでした。

この後無茶苦茶説明した。

 

___

 

「で?つまり貴様は坂宮に立ち入り禁止区域入ってたから捕まって、この椅子に縛り付けられている…と?」

 

はい。その通りです。はい。

俺の話を聞いて落ち着いてくれたのか目の前の女性はひとまず見逃してくれるようだった。…こころなしか、顔の赤みは少し残っているが。

 

「まぁ、それならいいが…話すなよ?」

 

だが断r「絶対話すなよ?私って風紀委員長だからな?話したら潰すぞ?」

 

風紀委員長さんは心優しくも俺の縄を解いてくれたんですから!もちろん言いませんよ!いえっさー!

 

「そういえば名前を言っていなかったな、風紀委員長の倉崎茜だ。…本当に、言うなよ函部修一。」

 

そこまで言われるとフリにしか聞こえない…まさかこれは自分のかわいい一面も伝えてもらいたいのでは?!

 

「そういえば、ずっと疑問に思ってたんだが…お前って新入生だよな?」

 

はい!もちろん!

 

「…今日、入学式だぞ?もしかして一席だけあった空席は…」

 

そんな不吉な言葉と共に、かかってきた学院長からの電話。

学院生活始まる前から終わったかもしれん。

 

___

 

「誠にっ!申し訳ありませんでしたっー!」

 

とりあえず学院長室には土下座で入るぜ!

 

「…函部君、最低限仕事はしてくれんとこちらも困るよ。」

 

反応は見えないが、やっぱりちょっと怒ってるみたいだぁ…

 

「まぁいい!私も鬼ではない!今回の件は不問だよ!…まぁそもそも、君を呼んだのはそちらの理由ではない。顔を上げてくれ!」

 

あ、でも許されたっぽい。入学式行かなかったことスルーしてくれて助かる~

 

「…入学式には、出たほうがいいと思うぞ?授業にも最低限出てもらわんと、こちらも追い出さざるを得ん。」

 

「誠にっ!申し訳ありませんでしたっー!」

 

はいもう。それはもう反省しております!

そして、俺の学院生活は入学初日から椅子に縛られて入学式に行けずに学院長に大目玉を食らってしまう、という最悪のスタートを切ってしまったのだった。

 

…入学式の件じゃないなら、()()()()って何のことだ?

ま、そんな重要なことじゃないだろ!気にしない。気にしない。




今回は短いですが、その分裏が長くなる(予定)です。
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