ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。   作:つちのこ。

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今回は凛ちゃんsideです。タイトルの1番最初に記号を付けることにしました。基本的には●が凛ちゃんsideのマークで○がミュウスリーくんちゃんsideです。


●第11話 君に決めた!

翌日。

 

慣れない場所で寝たせいで少しだけ寝不足だけど、ダルい体に鞭打ってなんとか布団から起き上がる。

 

 

──トントントンッ!

 

 

「おーい!起きているか?昨日すごい雷があったよな。早く来ないと知らないぞー。」

 

 

そう言われたので眠い眼を擦って外に出ると、そこには元気ハツラツとしたテルくんが立っていた。

 

 

 

「知らない土地だろうけど...ぐっすり眠れたか?」

「いえ...ちょっと眠たいです...。」

「...今日の試験大丈夫か?まぁいいや。ほら。本部に急げよ?シマボシ隊長を待たせるな。」

「うん。」

 

 

そういうや否やそそくさと歩いていったテルくんを追いかける。

 

 

──ガチャッ...

 

 

「...来たな。ここがギンガ団本部だぜ。こんな広い建物知ってるか?」

「えっと...。」

 

 

 

日本にはありふれてるけど言わない方がいいよね...。それにこの昔の時代ならば大した事なのだろう。

 

 

 

「──しっかりしてください!!」

「野生のポケモン達に.........襲われた.........。相棒のポケモンも繰り出したが、群れ相手では多勢に無勢だな......。」

「遠くまで出かけるからです...!!医療隊が治療しますから...!」

 

 

 

「.........聞いたよな?」

「う、うん。」

「お前試験に受からないとムラの外で死ぬかもな...。それ以前に試験を受けるにしても相棒がいないとやっぱ死ぬかもな...。」

「...。」

 

 

 

焦り声と苦痛に悶える声を聞き、私はこの世界の厳しさを改めて知った。

 

 

「...シマボシ隊長!凛です!」

 

「許可する。入れ。」

 

 

 

大量の書類に囲まれているシマボシさんが立ち上がり、机の前まで移動してくる。私とテルくんは並んでシマボシさんの話を聞く姿勢をとった。

 

 

「説明する。入団試験だが、黒曜の原野にてビッパ、ムックル、コリンクという3種類のポケモンを捕まえてもらう。」

「い、いきなりポケモンを3種類も捕獲!?そんなことできた人なんていないのに!?」

「昨日も3匹捕獲したのだろう?ラベン博士が言っていたことが事実であれば容易いことだ。...私たちギンガ団にはタダ飯を食わせる余裕がない。キミが役に立つ人間だとみなに知らしめる必要がある。」

 

 

 

そこで話を区切ったシマボシさんが私に近づき、小さなカバンをくれた。

 

 

「...貸与する。調査隊専用のポーチだ。付けてみなさい。」

「はい。」

 

 

 

言われるがまま腰に付けてみる。...私の服装とぜんっぜん合わない。

 

 

 

「...ヘンテコな格好にポーチは似合わないな...。」

「むぅ...。」

 

 

 

ヘンテコじゃないもん。日本じゃ普通の服装なんだから!

 

 

「さぁゆけ!テル。何かあれば助けよ。」

「はい!」

「が、頑張ります!」

 

 

 

気持ちは千と千○の神隠しの主人公。今は死なないようになんとか食らいついていかないと...!

 

 

「はい凛くん!ボクの出番ですね!」

「ラベン博士?」

「とりあえずここでは何ですので入口で話しましょうか!それではシマボシ隊長!失礼します!」

「失礼します!」

「し、失礼します。」

 

 

 

部屋を出たラベン博士について行く。

 

 

 

「やあ皆さん!改めてグッモーニンです!」

「博士...どうしたんだよ急に...。」

「ふふ。ポケモン図鑑完成のために...そしてここで生きていくために凛くんには是非とも合格してもらわねばなりません!」

「はぁ...?」

「そのために博士であるボクがサポートできることといえば......ハイ!!」

 

 

 

ラベン博士が急にモンスターボールを3つ取り出したと思うと、それを地面に投げた。3つのモンスターボールが地面に当たるとそこから3匹のポケモン達が飛び出してきた。...昨日私が捕まえたヒノアラシ、ミジュマル、モクローだ。

 

 

 

「くぽー!!」

「プシュッ!!」

「みじゅっ!!」

 

 

「ぐうかわ。」

「なんて?」

「う、ううんなんでもない...。」

「さぁ凛くん!気になるポケモンをキミの相棒に選ぶのです!!相棒ポケモンがいれば野生のポケモンとも戦えますからね!貴重なポケモンたちですが、この子達は皆キミに興味があるようですし!...さぁどの子を相棒にするのですか?」

「......んぶ...」

「凛くん...?」

「...全部はダメなんですか?」

「えぇぇえ!?だ、ダメですよぅ...ポケモンも生き物です...軽はずみに抱え込むとお世話も大変ですから!......それにボクの癒しが...。」

「うぅ...。」

 

 

リアルなのだから1匹に縛られることなんてないと思ったんだけどなぁ...やっぱりダメだった...。

 

 

 

「...どの子にしようかな...。」

「じっくり悩んでもいいんですよ!相棒になるポケモンですから!」

「...それじゃあ遠慮なく...。」

 

 

 

 

 

───30分後───

 

 

 

「......おい。まだ決まらないのか...?」

「ちょっと待ってね...あとちょっと考えさせて...。」

 

 

どのポケモンも可愛い。最終進化形の三体もどれもカッコよくて好き。...どうしよう...。本当にどうしよう...。

 

 

 

「んんんんんん.........君に、決めた...!」

「プシュウッ!!」

 

 

私がヒノアラシを抱き上げるとこの子も両手を挙げて喜んでくれた。ここまで好かれると嬉しいね。

 

 

「初めての相棒はヒノアラシにするのですか?」

「はい!」

「始まりの浜でキミが捕まえたポケモンが仲間になりましたね!ではヒノアラシが入っているモンスターボールをお渡しします!」

「はい。ありがとうございます!」

「いえいえ!ちなみにポケモンが入っているモンスターボールを『ポケモンボール』と呼ぶのです!」

 

 

「くぽぉ〜!」

「みーじゅっ!」

 

 

「残りの2匹...選ばれたヒノアラシを応援しているみたいだな。」

「うん...。」

 

 

やっぱり引き取りたいよ...。

 

 

 

「凛と一緒に調査したかったのか?」

「そうですね...空から落ちてきた時、ムラから取り出したぐらいですからね。」

「ですがキミ達!まずはボクの調査を手伝ってください!」

 

 

「くぽぉ〜」

「みじゅ〜」

 

 

「...ちなみに試験ではどのようなポケモン達を捕まえるのですか?」

「黒曜の原野っていうところにいるビッパとムックルとコリンクを捕まえます。」

「なるほど!黒曜の原野にいるポケモンを3種類捕まえるのですね!では試験で使用するモンスターボールをどうぞ!」

 

 

 

ラベン博士からモンスターボールを20個もらった。早速もらったばかりのポーチにしまい込んだ。

 

 

「ありがとうございます!」

「手作りのモンスターボールですが、捕獲性能は確認済みですよね!キミなら大丈夫です!」

「...いよいよだな。試験の場、黒曜の原野には本部を出て左の門から行くんだぜ!」

 

 

 

そう言ってテルくんは本部を出ていった。

 

 

これから私の試験が始まるのか...楽しみでもあるけど失敗したらと思うと怖くもある。頑張らないと...。

 

 

 

 

 

 




アンケート締め切ったんですけど締め切り後に見に来てくださった方の好きな御三家とか気になるのでまた投票可能にしておきました。

好きな御三家をどうぞ

  • ヒノアラシ
  • モクロー
  • ミジュマル
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