ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。   作:つちのこ。

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●第12話

 

 

テルくんの言う通りに本部を出て左の方へ歩いていくと大きな木製の門があった。私がこのムラに来た時のと同じ門だ。

 

 

 

「...キテレツな身なりですね!アナタ面白いです!」

「えっと...?シロナ...さん...?」

「シロナ?いいえ、自分はウォロ。イチョウ商会の者です!アナタの噂は聞いていますよ!空から落ちてきたとか...!自分としては気になって気になって!...なんと!ポケモンもお持ちとは!実に興味深い...!」

「は、はい...。」

「珍しいヒト・モノ・コトを確かめるのは商人の性!どうです?お互いのポケモンで腕くらべするというのは!」

「えっと...」

「いいんだぜ断っても...。これから試験だしな。」

 

 

 

このシロナさん似のウォロさんに勝負を持ちかけられた。歴代のポケモンで言えば最初のライバル戦だろう。なればやるしかない。

 

 

 

「いえ、やります...!」

「...そうか。頑張れよ。」

「はい!」

「ますます好ましい!アナタとても面白いです!!」

「は、はぁ...?」

「試験のことは小耳に挟みました!ポケモンの体力が無くなったら負けですよ!では景気づけに腕くらべ開始〜!」

 

 

 

そう言うとウォロさんはモンスターボール...ポケモンボールを構えた。それと同時に巻き込まれないようテルくんを含む野次馬達も距離をとる。

 

 

 

「出てこいトゲピー!」

「チョゲプリィィィッ!」

 

 

「な、生の鳴き声...。いや今はそれどころじゃないか。...初陣だよヒノアラシ。えいっ!」

「プシュッ...!!」

 

 

 

背中から火を出し、トゲピーを威嚇するヒノアラシ。思えば覚えている技とか分からないんだけど私どうすればいいのかな...?

 

 

「...ぷしゅ?」

「...ヒノアラシ...覚えてる技で攻撃して!」

「プシュッ!!」

 

 

 

どうすればいいか分からなかったからとりあえず自分で攻撃させることにした。するとヒノアラシがその場から消えた。

 

 

「えっ...は、はや...!」

 

「プシュウッ!!」

 

 

──ドゴッッ!!

 

 

「ピィィッッ!!」

 

 

一瞬でトゲピーとの距離を詰めたヒノアラシの体当たり...というよりでんこうせっか?はトゲピーを大きく仰け反らせた。

 

 

「トゲピー体当たりだ!」

「チョゲッップリィィィッ!!」

 

 

───ドスッッ!!

 

 

「プシュゥゥ...!」

「ヒノアラシ!でんこうせっか!」

「プシュッ!!」

 

 

 

───ヒュッ...ドゴッッ!!

 

 

「トゲピー反撃だ!!」

「ピィィッッ!!」

 

 

「でんこうせっかで避けて攻撃!」

「なっ!?」

「プシュッ!」

 

 

───シュッッ!!ドゴンッッ!!

 

 

 

相手の早いたいあたりを同じく早いでんこうせっかで横に避けて攻撃するヒノアラシ。

 

 

「ピィィィ...ィ...。」

「くっ...戻れトゲピー...。」

 

 

 

「...ポケモンの技!道具!使いこなせば世界は広がるでしょう!」

 

 

 

目を回して倒れたトゲピーをウォロさんがボールに戻し、バトルは終わった。

 

今回の対戦でアニメで見たような戦い方ができると分かったけれど、技が見れないのはキツい。リアルなのだから当たり前なんだろうけど...なんだか縛ってるみたい。

 

 

 

「ポケモンを競わせるのは楽しいです!競わせて育てればさらに技も覚えて強くなります!......ですが、ポケモンを連れている人間はあまりいないですから...。皆さんボールを使えばいいのに...。...それではお互いのポケモンを元気にしましょう!」

「あ、ありがとうございます。」

「空から落ちてきた人!お礼にキズぐすりもどうぞ!」

「ありがとうございます...。」

「ポケモンが弱ったらキズぐすりをお使いください!試験......ジブンは応援しますよ!ギンガ団員が増えるということはお客様が増えることですからね!」

 

 

にこやかにそう言って去っていったウォロさん。それを見届けたテルくんがこちらに近寄ってきた。

 

 

「試験はポケモンの捕獲だけどそれだけ戦えるなら心配無用だな。」

「そうかな...?」

「ああ。さぁ黒曜の原野に出発だ!」

「はい!」

「コトブキムラから出る時は地図で行き先を選んで門番のデンスケさんにも教えておくんだ。何かあった時助けてもらうためにも。.........受かるといいな。」

「...そうですね。」

 

 

とりあえずデンスケさんという方に話してみよう...。

 

 

「あの...。」

「先程の戦い、素晴らしかったですね。あっと凛さんですね。話は聞いています。入団試験を行うのはムラの外...命を大事になさってください。」

「は、はい。とりあえず黒曜の原野に行きます。」

「分かりました。警備隊を同行させます。それではお気をつけて。」

「...はい。」

 

 

────────

─────

 

 

──暫く歩き続けて...。テントが張ってある場所までやって来れた。そしてその先には朝日の照らす広大な大地が広がっている。

 

 

「...うわぁ...!」

「ここがベースキャンプ。調査などの最前線だな。ん?あぁ...いい眺めだよな。俺もここが好きだぜ。...よし。試験の内容を再確認するぞ。」

「うん...!」

「試験の内容は3種類のポケモンを捕まえること。捕まえるポケモンはビッパ、ムックル、コリンクだったな。博士の話が本当か俺もしっかり見届けてやる。」

「わかった。」

「...って博士?どうしたんですか?」

「え?」

「あの後隊長に言われたのです...。『確認する。あの者に何かあれば貴方が責任を取るのですね』と...。」

「厳しいですね......。博士に何ができるのかと...。」

「ボクが何かをする必要はありません。凛くんの実力は本物ですから。」

「ははっ...俺...責任重大だな...。そういうの苦手なんだけど...。まぁ凛なら大丈夫だろ!さぁ試験を始めよう!」

「うん!」

 

 

 

 

そうして私たちはたくさんのポケモン達が自由気ままに生活する平原に降り立った。

 

 

 




トゲピーといえば。

戦闘シーンがこんなんでいいのか...。試行錯誤中ですがガンバリマス。次回ようやく入団試験です。長すぎ。

好きな御三家をどうぞ

  • ヒノアラシ
  • モクロー
  • ミジュマル
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