ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。   作:つちのこ。

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●第13話 3匹の捕獲

 

「...改めて見るとすごい景色...。」

「...大志坂だ。」

 

 

 

「...ビバ〜!」

 

 

「おっ!ビッパだ!いきなり捕まえるポケモンが出てきたな。」

「可愛い...。」

「かわ...?...お前は捕獲の天才らしいが一応シマボシ隊長から教わったことを伝えておくぞ。」

「うん。」

「ビッパは温厚なポケモンだからあまり逃げたりはしない。しっかり狙ってモンスターボールを投げるといい。」

「わかった。」

 

 

 

「ビバ〜?」

 

「か、可愛い...!で、でも捕まえないとね...。それっ!」

 

 

──ヒュッ!...ポーンッ...パンッ!

 

 

 

「やった...!」

「ビッパ捕獲成功!まずは1匹目!よし次だ次!」

「う、うん...。」

 

 

ビッパを捕まえた私よりも興奮してるテルくんは走っていった。向かった先にはムックルが呑気に歩いている。

 

 

 

「...ヒノアラシも鍛えたい所だけどどうしよう...。あ、そうだ。」

 

 

 

恐らくだが、ヒノアラシのレベルは5ぐらいだろう。博士から貰うポケモンというのは全部レベル5だと相場が決まっている。

 

 

 

そして先程捕まえたビッパは言っちゃ悪いけど弱そう。ゲームで言えば序盤も序盤なのだから当然と言えばそうなんだけどね。だからヒノアラシと野生のポケモンの実力には差はないと思う。

 

 

 

「出てきてヒノアラシ。ビッパも。」

「ぷしゅう?」

「ビバ〜!」

「そこら辺のビッパ達と遊んで来てもいいよ。あ、私の近くならね。」

「プシュッ!!」

「ビバー!」

 

 

ヒノアラシはとても活発な感じだ。ビッパも目を輝かせて他のビッパに飛び込んでいっている。

 

 

 

「ビバー!?」

「ビバ〜!」

 

「プシュッ!」

「ビバッ!?」

 

 

 

...ビッパが遊んでいるのに対してヒノアラシはビッパを燃やしている。ひのこ持ってたんだ...。じゃなくて!ちょっとちょっとヒノアラシさん!?

 

 

 

「ぷしゅ?」

「うーん...野生だから倒しちゃっても...でも...いや...この世界は過酷だから...うーん...。」

 

「ビバー!!!!」

「プシュッ!?!」

 

 

私がヒノアラシを呼び止めて考え事をしているとビッパの叫び声とヒノアラシの悲鳴が聞こえてきた。

 

 

「ひ、ヒノアラシ!」

「プ、シュッ!」

 

 

背中の火が弱々しくなっている。先程ビッパは前転しながらヒノアラシにたいあたりをしていたので恐らくころがるだろう。...私のせいだ。ほのおタイプにいわ技は効果抜群。野生は野生。きっちりと弁えないと...ダメだった。

 

 

 

「ごめんヒノアラシ...ひのこ!」

「プシュッ!!!」

 

 

───ボォゥゥッ!!

 

 

「ビバァァッッ!?」

 

 

 

目を回して倒れたビッパ。私が罪悪感に苛まれているとそのビッパが起き上がってキョロキョロと当たりを見回した。そして私たちを見るなりどこかへ走り去っていってしまった。

 

 

「ぷしゅっ!」

「ふふ...ごめんねヒノアラシ。痛かったよね。」

 

 

 

「おーい!何やってるんだー!?」

「ごめんねすぐ行く!」

 

 

 

後で野生のポケモン達と戦おう。それでヒノアラシ達を鍛える。...それと同時に私のメンタルも鍛えないと。ゲームであればバンバン効果抜群技を撃っていたがリアルにもなると技を受けたポケモンの苦痛めいた顔が脳裏から離れなくなる。

 

 

 

「やっと来たな。...次はムックルだな。アイツらはすぐ逃げるポケモンなんだ。」

 

 

「くるる?」

 

 

「でも大丈夫。草むらでしゃがむなりしてれば気づかれないから。そのまま近づけばいい。」

「わかったやってみる...。」

 

 

 

 

──ガサガサ...

 

 

テルくんの指し示した草むらに身を潜め、ムックルがそっぽ向いたタイミングで近づいていく。

 

 

 

──カサ...カサ......

 

 

 

「...えい......!」

 

「むっ!?」

 

 

───ポンポンポーンッ...パンッ!

 

 

 

「よしっ!」

「お、おぉ...!ムックルも捕獲成功だ...なるほど...お前凄いかもな!それじゃ先に行ってるぜ。」

「うん。」

 

 

「おっと!センパイとして教えておくことがあった。ポケモンボールの投げ方だ。まぁモンスターボールと似たような感じで投げればいい。重さが違うから気をつけるんだぞ。」

「うん。」

「まともに投げられるようになったら木や岩に投げてみるといい。木の実とか取ってくれるぞ!...いよいよ相棒の出番だな。」

「う、うん。」

 

 

 

さっきビッパと戦わせたけどね。

 

 

 

「さぁ次は最後の難関。コリンクの捕獲だな。今度こそ先に行ってるぜ。」

「うん。」

 

 

 

テルくんがそう言い残したので私は早速近くにあった木の実がなっている木の近くにヒノアラシのボールを投げた。

 

 

「プシュッ!」

 

 

──ドンッッ!!......ボロボロボロッ...!

 

 

 

任せろ!と言わんばかりにこちらを見て木にたいあたりをするヒノアラシ。可愛い。

たいあたりした木からたくさんの青色の木の実が落ちてきた。...こ、これがかの有名なオレンのみ...。

 

 

「た、食べてみる?」

「ぷしゅっ!かぷっ...。キュゥゥッ...!」

「うわかわよ...。じゃなくてそんなに美味しいの...?」

「ぷしゅぷしゅっ!!」

「そっか...じゃあビッパにもあげないとね。」

 

 

 

その後ビッパにもあげた後、私はテルくんの待つ川沿いまでやって来た。案の定ビッパも美味しそうに食べていた。可愛かった。

 

 

 

「キュオォッ!!」

 

「...来たな。あれがコリンクだ。気性が荒いのが分かるか?」

「う、うん...。」

「流石だな。俺なんか注目しないと分からないのに。」

「...結構分かりやすいと思うんですけどね ...。」

 

 

 

コリンクはずっとこちらを見て威嚇してきている。見るからに気性が荒い。

 

 

 

「でだ、気性が荒く、興奮しているポケモンはボールを弾くんだ。」

「なるほど...。」

 

 

 

でもそれだとボール投げる意味無くない?

 

 

「案ずるな。俺がいいことを教えるから。」

「...相棒...。」

「そう。勝負をしかけるんだ!勝負の最中にボールを投げればポケモンを捕まえられる!さっきポケモンボールの説明をしただろ?それを捕まえたいポケモンに向かって投げるんだ。」

「う、うん。」

「ウォロさんとの勝負が練習になったな!さぁ最後の1匹!捕まえてこい!」

「わかった!」

 

 

つまるところ歴代のポケモンと同じようにダメージを与えて体力を減らしてからモンスターボールを投げろって事だよね。

 

 

 

「キュォォオオ!!」

 

「出てきてヒノアラシ!!でんこうせっか!」

「プシュッ!!」

 

 

───ドゴッッ!!!

 

 

「キュゥゥッ!?キュッ!!」

「避けてひのこ!」

「プシュッ!」

 

 

──ボォォゥッ!!

 

「キュゥゥッ!?」

「これぐらいでしょ...えいっ!」

 

 

 

───ポーンッ...パンッ!

 

 

 

「ふぅ...。疲れた...ヒノアラシもお疲れ様。」

「ぷしゅっ!」

 

 

「おお?おおお!本当に3種類も捕まえるなんて...お前......ポケモン捕獲の天才だな...!!」

「あはは...ありがとうございます...。」

 

 

 

なんだかこういうのって照れちゃうね。御三家3匹を捕まえる時に慣れといて良かった。

 

 

 

「ラベン博士驚いただろうな。空から落ちてきた人間が逃げ出したポケモンを次々と捕まえたなんて...。俺もこの目で見るまで博士の話を信じていなかったよ。」

「そ、そんなにですか...。」

「あぁ!3種類のポケモンを捕まえた!試験は合格だよな!」

「そうですね!」

 

 

 

そういえばまだお昼前だ。帰る前にヒノアラシ達と戯れたいなぁ...。

 

 

 

「帰るぞー。」

「デスヨネ。」

 

 

 

────────────────

 

 

「合格間違いなしです!と言った言葉が事実となりましたね!何はともあれ、凛くんおめでとう!『全てのポケモンにであえ』の第1歩です!記念に1枚撮りましょう!!」

 

 

そう言ってカメラを取り出したラベン博士に私は笑顔を向けた。

 

 

──パシャッ!

 

 

 

「...凛の才能は...本物です。認めるよ。」

「シマボシ隊長に報告ですね!さあコトブキムラに帰りましょう!」

「「はい!」」

 

 

 

 

そうして私達は警備隊と共に黒曜の原野を後にした。

 

 

 

 

 




この後の手持ちどうしよう...。ブイゼルとか入れとこうかな...。あとアゲハントとか。

好きな御三家をどうぞ

  • ヒノアラシ
  • モクロー
  • ミジュマル
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