ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。 作:つちのこ。
「ら、るぅ...。」
「...ミュゥ。」
これは一体どういう状況...?
木の実を集めようと雪原まで来た私の目の前には今にも消えてしまいそうなほど薄い鳴き声を上げる倒れ伏した色違いのラルトス。
──きゅるる...
「お腹空いてるの...?」
「......。」
そんなラルトスだが、もはや鳴き声すら聞こえなくなった。ここ数日間何も飲まず食わずだったのか私の知るラルトスよりもほっそりしているように見える。
「...齧るのも無理そうだよね。」
近寄って意識の有無を確認したけど、やっぱり気を失っている。とりあえず回復効果のある安心と信頼のオレンのみを潰してジュースにしてみようかな。...さすがに飲ませることはできるはず。
「サイコキネシス」
──グヂャッッ!!
「らるぅ...?」
「ほら飲んで。」
「んくっ...んくっ......。......すぅ....すぅ......。」
「えぇ......。」
オレンジュースを飲ませた途端眠ったラルトス。ほっそりとした体だし足もボロボロになってるからきっと数日間歩き続けたのだろう。群れからはぐれたのかな?
「すぅ......すぅ.........。」
「...どうしよ。」
とりあえずこの子どうしよう...。
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とは言ったものの、やっぱりオレンジュース飲ませてあとはそのまま放っておくのも変だから私の家に連れてきた。今は私がいつも使ってるベッドに眠らせてるけど起きたら驚きそうだよね。最悪焦って逃げちゃうかも。ラルトスって確かテレポートとか覚えられるよね。
「...とりあえずご飯作ってみるか。」
何日飲まず食わずで歩き続けたのか分からない以上木の実をそのまま食べさせると胃への負担を考えなければいけない。とりあえず木の実を潰して茹でてみる。なんかそういう料理?ダイパリメイクとかであったよね。あんまりやらなかったからレシピとか全く知らないけどオレンのみとかオボンのみ入れとけば何とかなるでしょ。
...最悪死んでも私は知らない。色違いだろうと今の私は同じく...一応同じくポケモンだ。トレーナーじゃないから捕まえられないし、監禁しても今の私にメリットなんてないし。だって「色違い捕まえた!」って誰に自慢するの?
「...だからあの子が死んでもどうでもいい。」
──カタッ...
小さな物音が聞こえたので振り向いて見るとそこには先程まで寝ていたはずのラルトスがいた。私の独り言が聞こえてたかもしれない。...まぁ事実だから別にいいけど。
「...起きたんだね。」
「ら、
「これ。食べられる?」
「
──くぅぅ...
「
「...冷めないうちに食べちゃって。はいスプーン。」
「
ちょうどできたドロドロになった木の実スープを木製のボウルに入れて渡す。
手渡ししたら若干逃げ腰になられたからよっぽど警戒しているのだろう。近寄るのも怖がらせそうだからサイコキネシスでスプーンをラルトスに渡してあげる。
「...私しばらく部屋にいるから何かあったら言ってね。あと食べ終わったらそれ適当に置いといて。」
「...
──カチャッ...パタン...
「...食べ終わったら帰るのかな。」
私は自室に戻り、窓辺に腰をかける。やっぱりここら辺は季節が入り交じって面白いなぁ...。
「...
「...。」
沈黙の中に木霊する幼き子の嘆きとそれをただ黙って聞く化け物。
...これはしばらく戻れなさそうだね。
皆大好きラルトスちゃんでした!鳴き声はアニメ版となっております。可愛いよね。
さて...この子はどうしてくれようか...()
もう既に路線は決まってますが皆の性癖ゲフンゲフン意見が気になりましたのでアンケートとることにしました。
追記
なんかアンケート取れないんだけど...()
好きな御三家をどうぞ
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ヒノアラシ
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モクロー
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ミジュマル